ARMOREDCORE compensation   作:天武@テム

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前回からかなり長くなってしまいました…
秋になってから仕事が忙しく、遅筆状態でした。


chapter2-10 「Girmeet girl?」

chapter2-10 「Boy or Girl?」

 

 

「うーん、私よりも小さいんですよねぇ。サイズ合うかなぁ…」

 

コスモスは屋敷の部屋1つ分程の大きなクローゼットを開けると、服を探し始めた。中にはスカートにワンピースと、女物しか入っていない。服を手に取ってはバスローブ姿の僕の目の前にかざしてはまたクローゼットに戻すの繰り返している。

遡ること数十分前、泥だらけで屋敷に戻るとメイドさんにシャワールームへ連れて行かれ、身体は綺麗になった。それに、泥だらけの服も洗濯してもらっている。

 

「あのー……コスモス…さん?」

 

「なんですか?いきなり堅苦しい呼び方なんて」

 

「いや、一応さっきまで依頼主だからさん付けした方がいいかなって……」

 

今まで、家族以外の人とほとんど会話をしたこと無かった僕だけど、兄さんから、依頼主には敬語を使えって言われたのを思い出した。

数時間前まで依頼主だったコスモスは「そんなの気にしなくてもいいですよ」と、微笑みながら服を持ってきた。リボンの着いた白いシャツにカーディガン、そしてミニスカートと明らかに女物だ。

 

「……これは?」

 

「はい!セーラー服です!」

 

「いやそうじゃなくて……僕が着るの?」

 

「それ以外なくないですか?」

 

コスモスは不思議そうに首を傾げる。彼女は僕の事を女の子だと勘違いしてる気がする。お姉ちゃんが言うには、顔つきが幼く、身長が低いせいで僕は女の子に見えるらしい。

 

「折角持ってきてくれたのはありがたいんだけど、それ女物だよ?僕男なんだけど…」

 

 間違われるのはよくあることだから、さほどショックはないけど、きちんと訂正した。

 

「はい!知ってますよ!」

 

「じゃあなんで僕に着せるの!?男だって分かってのになんで!?」

 

「まぁまぁ、サイズの合う服がないから仕方ないですよ。さぁ、大人しく着替えてくださいな!!」

 

そう言うと、服を持って近づいて来た。咄嗟に避けて部屋から出ようとしたら、鍵がかかってドアが開かない。

 

「ふふ〜、中からでもロックがかけられるんですよ〜」

 

コスモスはニコニコしながらこちらに迫り、壁際の僕の顔の横に手をついた。「もう観念してください」と笑顔でいいながら、彼女はバスローブの紐を解いて着替えさせようとした。僕の抵抗も虚しく、女の子に着替えさせられた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

ジンとコスモスが戯れている間。姉のエリカとノイン家姉妹の護衛を務めていた武とグレイは、今回の報酬の話をしていた。

 

「報酬額は依頼通り。それから弾薬費や諸々差し引いて、この額よ」

 

エリカからタブレットを差し出され、報酬明細を見せられた。報酬額としては申し分ないが、差し引き項目にある「特別修繕費」で大きく引かれていた。

 

「なぁ、この特別修繕費っていうのはなんだ?」

 

「お宅のネクストの修繕費よ。アリーヤフレームなんだから、高くついたわよ」

 

「ちょっと待て、修理してくれなんて一言も言ってないぞ」

 

「いいじゃない、新品同様よ。それに…」

 

 エリカはリモコンのスイッチを押すと、部屋が薄暗くなると同時に部屋の壁に見たこともない装備を付けたGA製のネクストが映し出された。

 

「今から依頼を請け負うのに、ネクストが動けないんじゃ意味ないでしょ?」

 

 言わなくてもわかるよね?と言わんばかりに、武を見つめるエリカ。武は苦笑いしながら察した。これは、面倒事を押し付けられたと。

 





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