ARMOREDCORE compensation   作:天武@テム

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最近学校が忙しくなりましたので、中々続きが書けず、更新出来ず申し訳ないです……。
まだ忙しいので、スキマ時間に地道に書いていく所存です


chapter3-4「Practice」

 

 

アスピナ機関の領地の半分占める国家解体戦争以前の旧ピースシティを模した性能試験場に紅桜と先ほど見せられたフラジールと呼ばれているX-SOBUREROが地面足を付けて向かい合って待機していた。

 

『もう一度ルールを確認するわよ。お互いの武器はこちらで用意したペイント弾を使用。ブレードの使用、プライマルアーマーの展開は禁止。制限時間は5分間、時間内に相手より多く当てた方を勝ちにするわ。お互い、異論はなくて?』

 

「はい!大丈夫です」

 

「問題ありません」

 

「了解、カウントダウンを開始。」

 

ハンナの呼びかけにジンは緊張混じりなハッキリとした返事で応えるが、フラジールのパイロットのCUBEは淡々と応える。カウントダウンは開始され、数字が0になった瞬間ブザーが鳴り響く。

 

先手必勝と言わんばかりに、紅桜はブーストで接近しながら手持ちのマシンガンをフラジールに向けて発射するが、フラジールは紅桜に視線を向けたまま横にクイックブーストで急加速して避けながら、両目に持っていたハンドガンサイズ程の武器からペイント弾を高速で連射し始める。

 

「紅桜よりも速い…!でも…!」

 

紅桜は、負けじとクイックブーストで同じように横に急加速して連射してくるペイント弾を避けつつ、前方に急加速してフラジールとの距離を詰めようとする。しかし、バックブースターで距離を離しながらビルを盾にするように曲がり角に入っていく。

 

「逃がすか…!」

 

紅桜はフラジールを追いかけるように曲がり角へ入っていったが、フラジールの姿は見当たらなかった。

 

「隠れた?でも、何処に?」

 

ジンはコクピットに表示されてあるレーダーを確認すると、フラジールはビルを外周りして此方に接近しようとしていた。

 

「だったら迎え撃てば…!」

 

紅桜は後ろを振り向き、フラジールを迎え撃つようにマシンガンを構えるも、フラジールが姿を出した瞬間、両手のマシンガンからペイント弾を一斉発射される。思わず、バックブースターでクイックブーストを吹かしながら引き撃ちしながらビルの影に隠れる。フラジールは容易くペイント弾を避けながら、紅桜を追い詰めていく。

 

 

─────────────────────

 

 

「貴方の弟君、筋は良いわね。うちのフラジールといい勝負してるわ。いい結果が出そうね」

 

「…何故俺達が呼ばれたんです?」

 

ハンナと武は2機の戦闘をモニタールームで観戦をしていた。ハンナは戦闘の様子を見て、ご満悦だが、武は戦闘を見つつも、自分達がなぜ呼ばれたのか未だに疑問に感じていた。

 

「あら、意外と疑い深い子ね?そんなに悪い人に見える?」

 

「そういうことじゃないんですけど、俺達は世間からして見れば、ぽっと出の傭兵ですよ?」

 

「あら、そんなことはないわよ?こっちじゃ「イレギュラーネクストを倒した期待の新人」だって思っている人は沢山いるわ」

 

「そうですか。それが性能テスト相手として呼ばれた理由ですか?」

 

「もちろんそうよ?うちはX-SOBRERしかないし、オーメル専属のリンクスはカラードランク1と12の2機しかいないわ。依頼はしてみたけど、当然受理してくれなかった」

 

「だから俺達に依頼してみたと?」

 

「ええ、報酬もちゃんと出すし悪い話じゃないと思うわよ?それに、あの子もいい経験になるんじゃない?ほら、画面を見て?」

 

モニターにはフラジールと紅桜が試験場上空で、ドッグファイトを行っていた。お互い、ペイント弾で機体があちこち汚れているが、紅桜の方が汚れている箇所は多く、フラジールの方が若干優勢と言える。残り時間は30秒、誰もがこのままフラジールが優勢のまま終わると思っていた矢先、モニタールームから警報が鳴り響く。

 

「複数の所属不明機、領域内に侵入。リリアナです!」

 

「リリアナですって……!?」

 

アスピナに侵入してきたのは、ジンの仇でもある、過激派組織リリアナだった。兄弟は再び戦火に巻き込まれることをまだ知らない。

 

 

 

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