ARMOREDCORE compensation   作:天武@テム

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こんにちは、更新するのに暫く間開きましたね……
最近は忙しいのでまた開くかもしれませんね。今回は日常パート?になります


chapter1-5 「首輪付き」

chapter1-5

  1

ジンの乗ったエレベーターは二階の管制室に到着し、ドアを開ける。

 

「……おかえりなさい、怪我はない?」

 

義姉であるノアはジンの方を向き近寄る。

 

「ただいま、うん大丈夫だよ」

 

「初ミッション成功ね、うん、スタートは順調よ」

 

ノアはジンの頭をポンポンと優しく叩き撫で

 

「よぅ、お疲れ。まだ依頼は来てないからゆっくり休んどけよ」

 

武はパイプ椅子に座ったままジンの方を向き。

 

「うん、そうするよ…ふぁぁ……じゃあ、ちょっと寝とくよ…」

 

ジンは欠伸をし管制室を出て自分の部屋に行こうとする。

 

「ああ、そうしとけ。俺は紅桜の整備をしておく」

 

「じゃあ、私は次の依頼を取りに行ってくるわ。ジンはゆっくり休んでて」

 

「うん…ありがとう…」

 

「武、アレの整備は終わってる?」

 

「ああ、バッチリだ」

 

「そう、ありがとう」

 

武はかけられた作業服を取りガレージへ行く準備をする。同じくノアもコートを着てガレージへ向かい、紅桜の隣にある戦闘機に乗り込む。一方ジンは管制室を出ていき更衣室に向かう。更衣室は管制室を出て通路の左側にある。ジンは更衣室に入る。更衣室は真っ白な壁と床の部屋で覆われていて元が工場だった名残か縦長のロッカーが部屋の中に複数並べてある。

 

 ジンはそのロッカーの中で一番ロッカーに手を掛け開くロッカーの中には長袖Tシャツにジャージのズボンと比較的ラフな格好がハンガーにかかっていて、その下には緑色のスニーカーが置いてある。その後手で持っていたヘルメットを床に置き、パイロットスーツを脱ぐ。

 

 パイロットスーツはネクストACのQB(クイックブースト)やOB(オーバードブースト)起動時にかかる高負荷なG(加速度)を軽減する耐Gスーツとなっている。ジンはパイロットスーツの首元にあるボタンを押す。すると、プシューっと空気が抜ける音が部屋の中に響き渡り下半身に取り付けてある浮き輪状の空圧調整器はしぼんでいき脱ぎやすくなった。パイロットスーツを脱ぐとそれを何もかけていないハンガーにかける。その後もうひとつかけていた服を取り着替える。ジンは更衣室を出て向かい側にある自分の部屋に行く。

 

 ジンの部屋はドアの前に玄関靴を脱ぐ場所があり、畳が敷かれていて和室となっている。 部屋にはクーラーと冷蔵庫以外は特にこれと言った家具はなく、部屋に押入れとがある為タンスもなく殺風景である。あるとしたら、部屋の端に充電中のタブレット端末とスマートフォン、それと国家解体戦争以前に製造された二画面あって折りたたみ可能な携帯ゲーム機でそれ以外は特にない。なんとも殺風景な部屋である。ジンは靴を脱ぐとだらしなく畳に寝そべり、ボソッと呟く。

 

「……疲れた………眠い……」

 

初めての実戦なのだから、かなり疲労感があるのは仕方ない。それに、G対策はしてるがQBやOBはかなり負荷がかかるもの代物なのだから余計に疲労感を得ることは仕方ない事である。ジンはそのまま、深い眠りにつく━━

 

 2

 

───カラード中枢施設───

 

カラードはネクストACに乗るパイロット「リンクス」を管理する幹旋施設であり、大企業への傭兵仲介業務を手がけている。多大な犠牲を招いたリンクス戦争の教訓からか、企業が直接リンクスを所有し運用する方式を改め、カラードを介した共同管理とした。

 

 しかし、年月の経過と共にその機能・存在意義は薄れている。本組織内でのリンクスの能力を示す順位としてカラードランクが存在するが、それすらも企業の意志が介入するところとなっている。当然ながらリンクスになりたてのジンはカラードランクは最下位の32である。

 カラードはオフィスビルのように真っ白な壁と床に包まれていて殺風景な 部屋である。そこには、書類を持ったビジネスマン、依頼を受けようとする傭兵、フランクに会話する2人組と様々な人々が忙しなく動いている。ノアは、ベンチに腰掛けている大男に歩み寄る。

 

「ハロー、ミスタージョージ。前回の依頼は達成したわ。レポートは既に企業に送っておいたわ」

 

そう言うとノアはジョージと呼んだ大男と同じベンチに間を開けるように腰掛けた。彼はジョージ=オニール、GA社グループの仲介人である。

 「よう、新人リンクスの坊主のオペレータさんよ。坊主の調子はどうだ?」

 

「大丈夫よ、今は疲れて眠ってるだけ」

 

「そうか、死んでないならよかった」

 

「あの子が死んでたらここにいないわよ。そんな事より本題に移らせて頂戴」

 

「はいはい、分かった。」

 

ジョージは隣のスーツバックから書類を取りノアに渡す。

 

「今回の雇い主はBFF

目標は、オーメルのスフィア侵攻部隊だ 。今回は、偉いさんから具体的な計画が提示されている 。要はBFFらしさってやつだが、まあ聞いてくれ

敵部隊は、スフィアに向けてホワイトエンドを行軍中らしい 。この背後をVOBで強襲、なるべく多くの損害を与え、 突破後に反転、残敵を掃討しろ、とのことだ。

まあ、有効な作戦ではある。悪い話でないと思うぜ 」

 

BFF、正式名称はBernard(バーナード) and(アンド) Felix(フィリックス) Foundation(ファウンデーション)。

AC以外にも航空戦力や艦船、大規模コジマ施設の建造など多様な技術を有している。

特に狙撃銃やセンサーなど精密さが求められる部門では強く紅桜のライフルもBFF製である。

 

「ええ、そうね。ネクストの機動力を生かした作戦内容ね。このミッション受けるわ」

 

そう言うとノアは書類を鞄に入れ立ち上がり踵(きびす)に返す。

 

「おう、そいつはよかった。じゃあ坊主に明後日の朝VOB発射場まで来いと言ってくれ。」

 

「ええ、わかった」

 

ノアは振り返らずに、そのまま自機のもとへ向かった。

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