とあるハンターのゴブリン討伐紀行   作:毒素

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ソロプレイ

宿屋に戻り、手入れを行い、ゆっくり休んだ次の日。

寝坊したハンターは、昼前にギルドに向かった。

いつもよりも落ち着いており、みんな仕事に出ているのか人数も少なかった。

 

 

「これくらいのほうが落ち着いて依頼見れるし、いいかなー。

読めないけど」

 

寝起きでボケっとした眼で掲示板を見るハンターから覇気があまり見られない。

めぼしい依頼はほとんどとられてしまったようだったが、

ハンターがこちらの文字を読めない上に細かいことはあまり気にしていないハンターは目についた仕事を適当に選び、紙を千切った。

 

 

「これ受けまーす」

 

「ハンターさん、こんにちは。

今日はゴブリンスレイヤーさんと一緒じゃないんですね」

 

 

受付に行くと、馴染みの受付嬢が席に座っていた。

ハンターも片手を上げて挨拶すると、依頼文を彼女に渡す。

 

 

「まあねー。

一人で狩りに出るのも好きだから、たまにはね」

 

「そうですか。

・・・また、一人で受けるのは難しそうな依頼を受けますね」

 

「いやぁ・・・こっち来てから仲良くなったの旦那と神官さんくらいだから」

 

ハンターとしては軽い自虐だったのだが、

ハンターが他の冒険者から遠巻きにされていることを知っている受付嬢は一瞬ハンターに憐れみの目を向けたが、慌てて元の表情に戻す。

 

 

「もう…本当は、ベテランの冒険者の人たちと受ける方がいいんですからね!

ハンターさんはその格好をですね!」

 

「大丈夫大丈夫。

このくらいだったら一人でも行けるって。

もうちょい難しくなったら考えるけど」

 

 

仮面で見ることはできないが、へらりと笑いながら兜越しに後頭部に手をやるハンターに受付嬢の言葉が響いているようには見えない。

そのことに受付嬢はほおを膨らませながらも依頼受注の手続きを済ませた。

 

 

「まったく・・・怪我をしてからじゃおそいんですからね!

気を付けて行ってきてくださいよ!」

 

「おうよ」

 

 

受付嬢からの小言交じりの応援をもらい、ハンターはギルドを出た。

今回ハンターが受けた依頼は「村の周辺を闊歩する狼の群れ退治」のようだった。

最近、村の近くに狼の群れが生息してしまったらしく、

いつ村を襲ってくるか気が気じゃないとのことだった。

改めてその依頼を頭の中で反芻させながら、

受付嬢に教えてもらった村の近くまで向かう荷馬車にのせてもらい、目的地まで向かった。

 

 

 

「…着いたー」

 

 

荷馬車に乗って、数時間。

刀の手入れをしながら待っていたハンターはようやく目的地である村につくことが出来た。

粗末な木材で出来た家がいくつか建てられ森が隣接する村は、素朴で穏やかな村だということが分かった。

 

 

「とりあえず、依頼主である村長に会いに行くか」

 

村をしばらく見渡しながらも、ハンターは村の中に足を踏み入れた。

ハンターが拠点に置いていた村とはまた違う雰囲気の村にハンターは興味津々そうにあたりを見渡しながら歩く。

本人は普通に歩いているつもりだったのだが、

全く見慣れる鎧を身に纏った大柄な男を村人たちは不安げに遠くから見つめることしか出来なかった。

 

 

「こんにちはー、依頼を受けてきました。ハンターです。

よろしくお願いしますー」

 

「お、おぉ!

貴方が依頼を受けてくださった冒険者ですね!」

 

 

他の家よりもほんの少し立派な家を訪ねると、ハンターの予想通り村長が済んでいる家だった。

村長もいきなり訪ねてきた全身黒い鎧のハンターにぎょっとしたが、

胸元に掛けられている白磁のタグを見るとほっと安心したような顔になった。

応接間らしき部屋に連れられ、村長はハンターに座るように促した。

ハンターもそれに答えて、太刀を隣に立てかけてから座ると、村長が向い側に腰を掛けた。

 

 

「依頼はすでにギルドで聞いてますが、

出来れば当事者からどこから出るのかを教えてほしいんですよね」

 

「えぇ。

狼どもは隣の森にすんでいるらしく・・・夜な夜な羊や馬、牛などを襲いに来るのです。

いままで奴らがこんなに人里に近づいてくることなどなかったはずなのですが」

 

「なるほど、人的被害は今の所ないけどそれも時間の問題ってことですね。

原因とかわかります?」

 

「さっぱりです。

出来れば、それも調べていただけるとありがたいのですが。

い、いえ、狼どもを退治してくれるだけでありがたいです」

 

「努力はしますけど、俺って、ハンターであって学者じゃないから。

難しい事は調べられないですからね。」

 

畑違いですから、と困ったようにハンターはいうと、

村長は嬉しそうにハンターを見上げた。

 

 

「ありがとうございます!

ちなみに、何日程度かかりますかね…。

奴ら、段々行動が派手になってきているので、

出来れば早めに退治してくれるとありがたいのですが…」

 

「数と相手の力量が分からないから何とも言えないけど…

今日中に半分は行けるといいなぁ」

 

「え、今日に…ですか?」

 

「あんまり長引かせると、旦那を待たせることになるからね。

それじゃあ、村長さん。今日の夜は村の人たちに外に出ないように言ってくださいね」

 

 

よっこいせ、と立ち上がったハンターは村長に一礼をすると、傍に立てかけていた太刀を背中にかける。

改めてみる武器の大きさと、それを軽々に持ち上げる身体能力。

白磁等級には見えないその立ち姿と自信に、村長は息を飲む。

 

 

「あ、あの、まさか、貴方一人でやられるのですか?」

 

「え、うん。今日はソロ。

ソロでのタイムアタックは得意な方だったから大丈夫ですよー」

 

「は、はい?」

 

 

困惑する村長に「それじゃ、ちょっと探索して来ます」といってハンターは応接室を出た。

あまりの緊張感のなさに村長は「もしかしたら、外れの冒険者が来てしまったのではないだろうか」と不安になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フィールドワークはこれくらいでいいかな」

 

 

村長の家から出て、しばらく村からも森までのフィールドワークを済ませたハンター。

地形や位置関係を頭に叩き込み、頭の中でシミュレーションを行う。

 

「村から森までは平地。距離はそう離れてない。

村と牧場には柵があって、狼避けもされてる。

村長曰く牧場が中心的に襲われているってことは、今日の襲撃もこっちの方が可能性が高いってことか…。

ってことは…」

 

 

ヤンキー座りでしゃがみこみ、ブツブツと何かを唱えるハンターを見かけたものは、

何か悪い呪文でも仕掛けているのではないかと怯えた瞳で彼を見つめる。

そんなことに気が付かないハンターは、ただひたすらにブツブツとつぶやいていたが、

急に立ちあがると、ハンターを遠目でうかがっていた村人たちへ体を向けた。

突然、立ちあがってこちらを見てきたハンターに村人たちは恐慌状態一歩手前になったが、

そんなことは知らないハンターが呑気に問いかけた。

 

 

 

「すみません、ちょっと欲しいものがあるんですけど…」

 

 

 

 

 




どこでも不審者ハンターさん。
モンハン世界なら不審者でも何でもないのにね。
不思議だね!

男性装備だと顔が全部隠れるタイプが多いから仕方ないけど。

個人的に、モンハンの鎧は西洋風でかっこいいですけど、
ユクモ装備とかミツネ装備みたいな和風タイプもカッコいいです。

あと疑問なのが、モンハンのあの装備って隠れてない部分ってどうやってガードしてるんだろうね?
女性装備とか全く隠れてないの多すぎじゃない?大丈夫?


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