【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
「なんとかインチキできんのか」
この言葉に揺らぐ今日このごろ……
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1138692171987423233
「道化。
暇だ」
アリス合体の為にホテル業魔殿にとんぼ返りすると、英雄王様が待ちかねていた。
暇だと言われても、この快楽てんこ盛りの世紀末で飽きるというこのお方も……待てよ。
「王よ。
でしたら、この時代の人々が王を讃えた電子遊戯がありますがいかがでしょうか?」
「ほう。
我を讃えた遊戯か」
TVとファミコンと『ドルアーガの塔』をセットして王に渡す。
まっさらなノートと鉛筆も慈悲で置いておいてあげよう。
とてもいい笑顔で。
「聡明な王ならばおわかりと思いますが、先が見えたら楽しみが減るというもの。
これはそういう遊びでございます」
「その笑み、何か企んでいると見たが、今はその企みに乗ってやろう」
かくして部屋から聞こえるファンファーレを後に、俺は住み込みガチャメイドと化したリヨぐだ子に一言。
「TVを部屋ごとぶっ壊したら遠慮なくぶん殴れ」
「おけ」
数日後、この部屋が最初にぶっ壊れたのは、FLOOR25だったという。
あとリヨぐだ子やいつの間にか交流していたらしい命蓮寺の連中も一緒にやり始めたとかで、どんどんノートが埋まっていったらしい。
突破したのは、案の定ナズーリンの
「もしかしてここ、宝箱無いんじゃね?」
の一言だった。
もちろん、攻略中に他のソフトである『イシターの復活』にも手を出したのは言うまでもない。
あと、『バベルの塔』はシリーズから外れていますから。
アリス合体
1-9 アリス・マーガトロイド
10 熱烈歓迎
結果 5
レベル 23
「アリス・マーガトロイドよ。
まったくもう。
こういう事は人間がやるものでしょう?」
ナーサリー・ライムの魔術書を手に持ち、おしゃれな都会派魔法使いとなった彼女に俺は一言。
「死んでくれる?」
赤面して踞る都会派魔法使い。
見事に黒歴史認定されたらしい。
あ。
人形の中にザク発見。
「で、そこで泣いている怪しい二人は誰?」
歓喜の涙を流している紳士(おっさん)二人。
赤いスーツに黒いスーツだからだいたい想像がつくのだが、言わないでおこう。
完全にジャンヌを見つけたジル元帥状態である。
「アリスが…あの娘がこんなに大人になって……」
「ああ。
我らの願いは果たされた」
そんな悪魔二人を放置して残った種火をアリス・マーガトロイドに全部あげる。
「あ。
種火足りないな」
ナーサリー・ライムが☆4だから最大レベルが80。
今の種火だと70までしか届かない。
「何だと!?
これで完璧にできないだと!?」
「何をしている人間!
すぐにそれを用意するのだ!!」
寄るな。
それと、人化の術が解けかけているから落ち着け。
魔王ベリアルと堕天使ネビロスよ。
「それだが、種火というものを集めないといけないのだが、人手が足りなくて」
「馬鹿者!
そんな事ならば、我が配下を貸してやる!!
だから、彼女を完全なる乙女に……」
「配下に任せておけるか!
こうなれば私自らが……」
「お じ さ ん ?」
あ。
背景に『ゴゴゴ……』って異音をつけてアリス・マーガトロイドが笑っている。
このあたりの記憶の引き継ぎはバッチリみたいだ。
「正座」
「「はい」」
都会派魔法使いの保護者二人への過保護への説教の後、こそっと保護者二人を呼び出す。
そして彼らに一言。
「この世界、メシアの連中が千年王国狙って大洪水起こそうとしているのですが」
「わかった。
奴らは潰す」
「奴らは我らの宿命の敵!
サマナーの言葉に乗ってやる」
そして大悪魔二体は俺に頭を下げた。
その姿は大悪魔ではなく、アリスの保護者として。
「だから、どうかアリスを幸せにしてやってくれないか?」
「無垢な少女が無垢な乙女に成れたのだ。
その幸せを守ってやりたいのだ」
その姿にただ俺は頷くことしかできなかった。
という訳で、アリス・マーガトロイドを連れて再度プリズマ・コーズへとんぼ返り。
時間がある内に、懸念事項を片付けておく。
場所は『大海原と竜の国』の城。
メディア・リリィが居たのだが、ワイバーンごときが近代軍艦である叢雲とマシュ風の対空砲火に勝てる訳もなく、マリアナの七面鳥撃ちならぬプリズマコーズのワイバーン撃ち状態に。
それでも突っ込んてくる輩は、ワイバーンスレイヤー経験者であるうちのステンノの出番である。
で、当の本人はついてきたアリス・マーガトロイドの人形劇に魅了されてあっさりと味方についた事を記しておこう。
なお、決め手はザクだった。
この二人、趣味については親和性が高すぎると思ったが口にしなかった。
話がそれた。
「お望みの本がここにあるが、出てきたらどうかな?
暁美ほむらくん」
「……いつから気づいていたの?」
城のバルコニーで俺は大図書館から持ってきた二冊の本をテーブルに置く。
そのタイトルは、『暁美ほむら』と『鹿目まどか』。
魔法少女だったからこそ、残っていた彼女たちの記録である。
まどかを魔法少女にさせない事を存在意義にしてしまったほむらにとっては、絶対に存在を許してはおけない魔法書だった。
「それ狙いだったというのは否定しないよ。
それで協力をという下心も無いと言ったら嘘になる」
そこで俺は暁美ほむらの方を向く。
悪魔ほむらと化した彼女の姿を確認してわざとらしく肩をすくめる。
「ただ、ちょっと前に、大人が被保護者のために頭を下げた良いシーンを見たのでね。
それを真似しようと思った訳だ。
持っていきなさい」
「そう。
礼は言わないわよ……」
悪魔ほむらが二冊の本を手に取る。
その時の俺の内心は、当の悪魔を目の前に悪魔よろしく『かかったな!あほが!』とほくそえんでいたのだが。
「ほむらちゃん……」
「……ま…ど…か?」
ここは魔法少女の世界。
そして俺はこの世界の観測者。
悪魔ほむらが存在する世界から悪魔ほむらを呼んで、女神まどかが存在する世界から女神まどかを呼ぶぐらいはどうとでもなる。
というか、本当はそれを狙っていたのだ。
色々あってそれどころではなくなったのだが。
ダヌ様とかダヌ様とかダヌ様とかのせいで。
しがみついた女神まどかを悪魔ほむらは振りほどけない。
「じゃあ、ごゆっくり」
そこからは馬に蹴られるので後ろに手を振ってバルコニーから出てゆく。
それを見ていたメディア・リリィが俺の所に寄って来て尋ねた。
「あれ、誰なんです?」
「魔法少女達の女神と悪魔さ」
ドルアーガの塔25階
ファミコン版では宝箱が存在しないフロア。
子供時代の私はここで詰んだ。
バビロニアン・キャッスル・サーガ
『ドルアーガの塔』
『イシターの復活』
『カイの冒険』
『ブルークリスタルロッド』
の4つ。
『バベルの塔』はナムコ作品だけど、このシリーズには入っていない。
ザクアリ
詳しくはニコニコ大百科をチェックだ。
なおアリスはにがモン式。
赤おじさんと黒おじさん
仲魔にしていない。
あくまでアリス・マーガトロイドの協力者。
女神まどかと悪魔ほむら
本当は彼女たちを出すのがこの物語の目的だった。
サイコロぇ……