【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
現在穏やかな海に停泊しているのは、叢雲とジャンヌ・ダルクとマシュ風と時空管理局巡航艦『エスティア』の四隻のみ。
ジャンヌ・ダルクに受け入れた管理局員の負傷者達の治療にマシュ風の人員の大部分を移したのだ。
「で、負傷者の治療についてはどうだい?」
モニター向こうのジャンヌ・ダルクが淡々と報告する。
こういう時、レベルが上った聖女様は強くて頼もしい。
「はい。
とりあえず、負傷者の治療は終わっていますが、魔力の消耗が激しくそっちの回復には目処がついていません」
「向こうの魔力炉から魔力を彼らに注入というのも考えているが、その回復装置もフル稼働中だ。
こっちはこっちで敵に備える必要があるから、魔力炉からの魔力注入はお勧めしないな」
隣のモニターからロリンチちゃんが口を挟む。
ロリンチちゃんは、叢雲内部の工房で理解した時空管理局の魔法技術をまとめていたのだ。
つくづく来てもらって助かる人材である。
「管理局の人達は、リンカーコア、我々で言う霊基があるからこそ、世界にある魔力を直接吸収できる。
こちらの魔術刻印がその本人の魔力を前提に機能するのに対して、このリンカーコアは、外からの魔力吸収に優れている。
これだけでも、時計塔の貴族たちがぶっ倒れるだろうね」
型月世界の魔力炉はつまる所、コンバーターと呼ばれる変換器なのだ。
それが、霊力なのか電力なのか、また別の何かなのかはともかく、魔力に変えるから魔力炉という訳だ。
霊地と呼ばれる魔力の濃い所に行けば、魔術師はある程度の吸収はできるが、その効率はあまり高くはない。
その為、カルデアでは原発を稼動させて電力を魔力に変えるという荒業でサーヴァントの大量召喚と運用に成功する訳で、今は亡きケイネス先生の遺産からパチってきた魔力炉もこのコンバーターであるから、叢雲やマシュ風の動力炉に繋げることでその性能を発揮させているという訳だ。
裏返せば、魔法が熱文明の熱量というリミッターがつけられる事を意味する訳で、万全の状態の英雄王様を顕現させる為に、現在東京湾上に100万kwクラスの火力発電所の建設に勤しんでいる訳で。
発電所の電力は足りるが、この電力を十全に利用できるコンバーターがなくというかそんな発想がこの時代の魔法側にある訳もなく、この『エスティア』の魔力炉にロリンチちゃんが狂喜したのは言うまでもない。
「まったく羨ましいよ。
彼らは、世界そのものを魔力に変えているんだから。
その効率は我々よりはるかにいいからあんなものを作り上げられる」
それを理解するロリンチちゃんまじロリンチちゃん。
ロリンチちゃんの言っている事はこういう事だ。
魔力という火を世界によって燃やしている。
正確には、世界という『情報』を『魔力』に変改して事象を好き勝手に改ざんする。
だからこそ、『虚数空間』なんてものができる訳で。
あれ?
次元震の原因ってこれじゃね?
「マスターくん。
我々が危険性を知りながら核を手放さないのと同じだよ」
考えていた事がばれたらしいロリンチちゃんが俺をたしなめる。
文明が違えども、進化の果てに滅ぶというのは、生命の宿命なのかもしれない。
俺は咳をわざとたてて話をもとに戻す。
「で、管理局の増援についてはどうなっている?」
管理局の増援
1隻が7日後
「クライド・ハラオウン艦長曰く、上司のギル・グレアム提督自ら駆けつけるそうですが、彼の乗る船一隻が限界らしく、それも一週間後」
知ってた。
管理局はあまりにもあちこちの世界に手を広げすぎた。
その為、管理外世界でのトラブルに対処できる戦力が枯渇していたのである。
だからこそ、ジュエルシードにせよ闇の書にせよ、アースラ一隻で対処することになった訳で。
この世界を守りたかったら、我々が踏ん張るしか無いのだろう。
ヴォルケンリッターの襲撃日
5日後
襲撃先
1 水晶宮
2 中立地帯
3 大図書館
4 穏やかな海
5 溟海の城
6 お菓子の城
7 深雪の城
8 冬木市ゲート出口
9 穏やかな海
10 熱烈歓迎
結果 10
1 クリティカル
2 ファンブル
結果 1
1 アマテラス様
2 カルデア
3 オルレアン
4 チェイテピラミッド姫路城
5 月
6 熱烈歓迎
結果 5
「来ないな」
「来ないわね」
「来ないじゃない」
万全の準備で防衛体制を敷いて待ってはや5日。
そろそろ緩んできた所にその連絡が入る。
急にモニターがついて、見慣れたというかあまり見たくない文字が。
『……now Hacking
……OK!
BB Channel』
「BB--、チャンネル--!
…をぇぇぇぇぇ……」
何か吐いてるし!
というか、見せていいいのかその顔。
初登場のインパクトは大事だけど、ゲロインはどうかと思うぞ。BBちゃん。
ヴォルケンリッターの攻撃 40
BBちゃんの防御 56
「えっと、あまり尋ねたくないのだが、ヴォルケンリッターって連中、そっちに行ってる?」
「ええ。
来てますとも!
あたり構わず食い散らかして、押さえるの大変だったんですからね!!
センパイ!
責任をとってください♥」
そこに映る小悪魔系後輩のBBちゃん。
なんとか、ヴォルケンリッターの暴走は抑えたらしい。
ヴォルケンリッターの連中、よりにもよって月に行ったらしい。愚かな。
挙げ句に、ムーンセルに突っ込んでBBちゃんとバトったと。
BBちゃんもウイルスみたいなものだが、仮にもムーンセルの上級管理AIが負ける訳もなく。
「で、これ何です?」
なんとか隔離したヴォルケンリッター……あれ?
一人しか居ないぞ。
「こいつだけ?」
「ええ。
ムーンセル内部を全スキャンしましたが異物のウィルスはこれだけですよ♥」
という事は、ヴォルケンリッターは闇の書に吸収されて闇の書本体が発現して……よく抑えきったな。BBちゃん。
けど、ここまでお膳立てするかぁ。
BBちゃんの中にいるかも知れないニャル様に警戒しつつ、そのニャル様の哀れな犠牲者というか、対ニャル様最強兵器の一人である彼女、メアリ・クラリッサ・クリスティは、闇の書を抱えて静かにBBちゃんの電脳空間で眠りについていた。
「で、センパイ♥
どう責任を取ってくれるんですかぁ♥」
ぶりっ子BBちゃんのおねだりというか脅迫に俺はモニターをポチポチ。
「どうしました?
マスター?」
「ゲッ!」
モニターのルーラーでもあるジャンヌ・ダルクにBBちゃんが実に嫌な声を出す。
ついでとぱかりに、COMPをポチポチ。
「どうした?
サマナー?」
「何でこいつが居るのに、私は呼んでくれないんですかぁぁぁぁぁ!!!」
痴女セイバーじゃなかった大淫婦バビロンの姿を見て叫ぶBBちゃん。
たしかにこいつと相性悪そうだからなぁ。
さすがにモニター越しでは、これの中身までは見れないか。
とどめとばかりにダヌ様を召喚。
あ。完全に固まりやがった。
そりゃ、わかるよなぁ。知っているよなぁ。
欧州というかユーラシア地母神の祖という事は、チャタル・ヒュユクの女神の同一体でもあるのだから。
「さてと。
メインのご登場をば」
「あれですか?
あいつですか?
私、また鉄拳聖裁されるんですかぁ?」
泣き叫んで混乱するBBちゃんというレア画像を見ながら感想を心の中でぽつり。
やっぱり、あの聖女様にしっかり天敵意識ができていたか。
後で探しに行くとしよう。
ゲロインBBちゃん
やる夫側にそんなAAがある。
大体、AIで出てくるBBちゃんが悪いデータを食べた後にこのAAが出る。
メアリ・クラリッサ・クリスティ
元ネタは『漆黒のシャルノス』
やる夫スレで知ったので、最初彼女がオッドアイというのを知らなかったりする。
このキャラ好きなので、ロンドンに行くことがあったら出そうと思っていたのだが、女神様とニャル様のコンボで見事ご登場と相成った。
多分こんなノリ
The M 「凄い娘を見つけたんだ。もうすっかりファンだよ」
BBニャル「そんな凄い娘だったら紹介してくださいよ」
駄女神「あっ」
ニャル様「「ちゃーーーんす♥」」
そして頭を抱える作者orz