【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
やる夫「ちょっと待て。MSなんて乗れないし乗る気もないぞ」
女神「だからハーレムOKで連れて行くのじゃない。さぁ!MS全盛期の一年戦争で好きな戦艦を選びなさい!!」
1 マゼラン
2 サラミス
3 サラミス
4 サラミス
5 コロンブス
6 コロンブス
結果 1 マゼラン
女神「あ、一応夢設定にするんで、終わったら元のメガテン世界に戻ってね♪」
やる夫「駄女神ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
ルナ2。
ジオン公国との開戦間近というのにその船の評判はとても良くない。
マゼラン級戦艦『ムラクモ』。
ごく普通の戦艦なのだが、その評判の原因は艦長以下のクルーにある。
評判
9-30(叢雲・ステンノ・マシュ愛人設定のマイナス)=-21
「おい。ニューソクデ准将だ」
「あの愛人三人連れて艦長になったってあれかよ……」
「詳しくは知らんが、政府高官のコネとか。
見ろよ愛人もまた美人揃いで」
「わざわざ三人相手にするために、艦長室改造したらしいぞ」
「うわぁ……」
実に散々な言われ方であるが、そういう時は堂々としている方がマシである。
「ひどい言われようね」
実に楽しそうに囁くステンノを無視する。
彼女は参謀で階級は少佐。
「何を言われようとも、先輩の事は私達が一番理解しています!」
胸を弾ませて笑顔になるマシュは副長で階級は中佐。
で、実際にこの船を操る叢雲が艦長で大佐という訳だ。
そんな三人を連れて、ルナ2の戦艦ドックに入る。
「マゼラン級の最初期タイプか。
機関の故障や通信関連にトラブルが続いて、近く解体する予定だったといういわくつきの船。
船籍はムラクモにしておいたから、名実ともにこれは俺の船なんだが……」
何しろ強引なコネでこういう事をしたので実に評判が良くない。
船の運用はこの四人でもなんとかできるが、この手の船は人間の手があればあるほど継戦能力があがる方向にある。
「とりあえず、乗員を確保しておくか」
「あてはあるの?」
叢雲の質問に俺は笑う。
開戦間際だからこそ、そういう裏技が使える。
「軍の犯罪者たちに、ジオン公国から逃げてきた志願兵でなんとかするさ」
「乗っ取られませんか?」
マシュの確認に俺は嗤う。
評判が最低なのを良いことに、女神に後付で呼んだ連中を使うことにした。
「ニューソクデ准将に敬礼!」
びしっと敬礼する強化人間という名前の牝モルモットたち。
そういう触れ込みで違法売春で捕まえた連中を掻っ攫ったのだが本物もいるかも知れない。
まぁ、連邦の制服を着崩して無駄に色気のある連中である。
それを統括するのは、向こうでは対魔忍という娼婦であるオボロ大尉である。
「つまり、以前言っていた『監獄戦艦』を一年戦争でするの?」
ステンノの楽しそうな囁きに、俺は肩をすくめて答えた。
乗員 354人
軍犯罪者 26人
ジオン公国からの志願兵 304人
強化人間もどき(娼婦) 24人
士気 MAX100 17
練度 MAX100 38
うん。
これは前に出たら死ぬな。
という訳で、対策を取る。
「とりあえずオボロ大尉とその配下は股をひらいて、乗員全員と寝ろ」
艦内反乱対策である。
ジオン公国からの志願兵が戦場に出ることが大事であり、彼らが戦場で死んでくれるなら万々歳というのが連邦軍上層部の意思だろう。
それに巻き込まれて死にたくはないので、とりあえず下半身を抑えて反乱を回避する。
どうせ、艦の運営は叢雲とマシュがコンピューターを駆使してするので、邪魔するなというスタンスである。
「主砲はどうせ撃っても当たらん。
それよりも機銃を増やす。
弾幕を展開することで、敵を近づけないようにする事が生存の道だ」
増設された連装機銃19-40(評判)=0
「うちにまわす機銃はないって」
「……まぁそうなるか」
そんな事をしながら、宇宙世紀0079。
ついに一年戦争の幕が上がる。
一週間戦争で多くのサイドが壊滅し、ブリティッシュ作戦の幕が上がる。
その阻止に俺の船であるムラクモもついに出陣する事になったのだ。
ルナ2から多くの艦船が出撃する。
地球に落下するコロニーを阻止するための全力出撃だ。
だが、俺はその連邦軍決死の努力が実らない事を最初から知っていた。
艦の位置
1 最前線
2 前線右翼
3 前線左翼
4 前線中央
5 本陣
6 後方
結果 6 後方
「畜生!あのジオンの新兵器を止めろ!
コロニーへの攻撃を邪魔しやがる!!」
「セイバーフィッシュは何をしている!
あれを防がせろ!!」
「トリアーエズ共々軒並み叩き落されたに決まっているだろう!」
「コロニーが阻止線を超える……火力をもっと集中させろ!!」
「駄目だ……落ちる……」
さすがに、コイツラ使えんという認識を連邦艦隊はちゃんと持っていたようで、後方での参陣となった。
要するに、後方に配置したコロンブス級輸送船たちの護衛である。
ガンダムは何度も見て二次創作も楽しんだが、ヤラレ役の最たるものである艦船からブリティッシュ作戦を眺めるのは恐怖でしかない。
通信は聞こえる範囲で連邦軍の悲鳴しか聞こえず、コロニーが阻止線を越えた事で連邦軍の心が完全に折れた。
前線では、MSザクによって連邦自慢の艦艇や航宙機が溶けていったが、コロニーが割れた事によって軌道がそれた事も見えていた。
戦闘は終盤にかかろうとしていた。
連邦残存戦力
31%
ジオン残存戦力
81%
ジオンの行動
1 追撃
2 同上
3 同上
4 同上
5 同上
6 同上
7 同上
8 撤退
9 同上
10 熱烈歓迎
結果
8 撤退
「艦隊司令部から撤退命令よ。
既に組織的な撤退は不能で、各艦各自の判断により撤退するようにとの事です」
ステンノが艦隊司令部からの通信を読み上げる。
この艦橋に居るのは俺、叢雲、ステンノ、マシュの四人しか居ない。
艦のコントロール叢雲が、火器管制はマシュ風こと浜風が対応し、ステンノは通信周りを受け持つことに。
俺?
座って責任をとるという仕事をしている最中である。
という訳で、その責任をとる事にしよう。
「艦はまだ転進させるなよ。
信号弾を撃ち続けろ。
味方はできる限り拾うんだ」
「了解。司令官」
「先輩。敵についてはどうしますか?」
叢雲の隣で火器コンソールを操作しているマシュ風に俺は肩をすくめて答えた。
もちろん怖いしやせ我慢だが、それが司令官の責任である。
「敵を落とすのではなく威嚇を目的としてくれ。
もうジオンの方もここで戦う理由もないさ。
無理して俺たちの船を落とさないと思いたいね」
俺はそのままマイクを持ってスイッチをオンにした。
艦内だけでなく艦外の全通信回線に聞こえるように。
さぁ。司令官の仕事だ。
「私は戦艦『ムラクモ』に座乗しているニューソクデ准将だ。
現在連邦軍はコロニー落下阻止失敗という敗北に伴い、戦力を各自の判断でルナ2に撤退させている最中である。
現状、この最前線に上位司令部が存在しないので、階級に伴い私が臨時の指揮をとる」
いったんマイクを切って一息つく。
作品は違うが、気分は『銀英伝』アスターテ会戦のヤン准将のごとし。
「我々はこの戦いでは負けたが、まだ戦争に負けた訳ではない!
国力はこっちの方が上である!
ここで貴重な人材が残れば、次戦・次次戦で必ず勝てる!!
だから諸君!
なんとしても生き残れ!!
この『ムラクモ』殿を務める」
脱出してゆく連邦艦艇を尻目に、最後まで主砲をジオン艦隊に向けるムラクモ。
逃げる船に殿を務める事を告げて、退路上に仁王立ちするマゼランに対して、ジオンのMSは近づくことはせずに撤退に入る。
艦内反乱判定
17+24=41以上で反乱発生
結果38
「准将。
オボロ大尉です。
艦内士気は乱れに乱れていますが、反乱を起こす輩は今の所見当たりません」
「ごくろう。
そのまま連中を骨抜きにしてしまえ」
万一に備えて、指揮をとっている艦橋には俺たち四人しか入っていない上にドアを封鎖していた。
それも、向こうの撤退に救われて化けの皮が剥がれずに済んだという所だろう。
「あらあら残念。
襲ってこなかったわね」
本当に残念そうにステンノが言う。
彼女は艦橋から目視で敵を見ていた。
その気になれば、魅了から宝具による即死でMSを止めようとしたのだろう。
「何で奴ら襲ってこなかったのかしら?」
撤退しつつあるジオン軍を確認しつつ回頭を始めた叢雲の安堵のため息と共に出た質問に、俺は地球にできた巨大クレーターを眺めながら答える。
たしかに、こんな惨状だと神様連中は大量の転生者を送り込むわなと心のなかでぼやきながら。
「宇宙空間は物理と計算が全てを決める世界だ。
あのまま襲っていれば、ジオンに帰るだけの燃料と酸素が多分足りなくなったんだろうよ」
連邦の巨艦巨砲主義も理由がないわけがないのだ。
何しろ宇宙空間というのは、あまりにも人間に厳しすぎる。
「先輩。
救難信号の信号弾が上がっています!」
マシュが信号弾を確認して報告する。
思った以上に見捨てられた連中が多かった。
「逃げ遅れた残存艦艇に集まれと信号を送り続けろ。
救助活動を行いながらジオンの撤退を確認した後、我々も撤退する」
残存救助艦艇
マゼラン級3隻
サラミス級15隻
セイバーフィッシュ戦闘機22機
トリアーエズ戦闘機29機
「ランチはできる限り出せ!
こっちには収納余力はまだ十二分にある!」
「セイバーフィッシュとトリアーエズは放棄して乗員だけ救助しろ!
パイロットの方が大事だ!!」
「損傷艦で機関が無事な奴はルナ2近辺に着くように軌道計算して送り出せ。
危ない船は放棄して構わんが、使えそうなものは全部拾って帰るぞ」
先程までと違って、艦橋には二十数人近い人員がてきぱきと働いていた。
彼らは大破した艦から避難した将兵であり、臨時指揮という形で指揮下に入れて仕事を手伝ってもらったのである。
それぐらい、敗走というのは混乱していた。
「臨時指令。
助けられる連中は大体助けられました。
そろそろ我々も撤退を」
ガディ・キンゼー中佐。
Zの登場人物だが、ここで出会えるとは思わなかった。
マゼラン級戦艦とサラミス級巡洋艦は無傷なのはなく、どれも中破以上の損害判定を受けていた。
そのため、無傷な俺の船に乗って指揮をという段階でこの船の惨状を目にしたわけだ。
もちろん、全権を与えて任せる事にした。
「わかった。
すまないが我々も休ませてもらおう。
何かあったら連絡を」
俺と叢雲とマシュとステンノが艦橋を出る。
ろくでもない噂が蔓延しているはずなのだが、ガディ中佐を含めた艦橋の全員が俺たちに対して敬礼して見送ったのである。
「貴様ら!
さっさと服を着ないか!!
ここは戦場だぞ!
軍法会議も覚悟しておくんだな!!」
艦長室に戻る途中に怒声が聞こえる。
見ると、乗り込んできた憲兵がバカ騒ぎをお開きにしようとしていた。
「何をしているのかね?」
「これは准将閣下!
貴様らも敬礼せんか!!」
ナカッハ・ナカト大尉。
彼も0083の登場人物だかこういう所で出会うとはと人の縁に少し思いを抱く。
「ああ。構わない。
負け戦で生き残ったんだ。
馬鹿騒ぎも大目に見たまえ」
慌てて服を着ようとする将兵と違って元職の娼婦たちは堂々と肌を隠すだけ。
それがおかしくて俺は苦笑する。
「しかし……」
「とはいえだ。大尉。
私もこれから彼女たちとお楽しみな訳でね。
私も軍法会議にかけるかね?
では。失礼。
あまり大尉を困らせないように」
絶句するナカッハ・ナカト大尉と歓声を上げる将兵たちを尻目に俺たちは艦長室に入る。
そこからルナ2到着まで出る事はなかった。
こうして、俺の船は最初の戦いを乗り切った。
そして、最大の死亡フラグであるルウム戦役が幕が上がる。
連邦首脳部の俺たちへの評価
-21-10(オボロ大尉の分)+70+18(艦艇救助分)=57
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1196425029577166849?s=20
ちょっと某所の小説が書籍化するので、こっちは更に不定期になります。
また、ペンネームを変更しますが、こちらは北部九州在住で行く予定です。
マゼランとコロンブスを間違えるガバをするが、生き残ったので書き換える。
更に修正。
マゼランであってて、こっちが書き写しミスっていた事が発覚。
何やってるんだが……