【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
ジオンの地球侵攻 175+300
連邦の抵抗 42
結果 433
300を史実基準として+133
1 マドラス
2 トリントン
結果 2 トリントン
「トリントン基地が落ちたそうよ」
叢雲の報告に俺は肩をすくめただけで返事をした。
ルウムでドズル・ザビを討った事で、ジオンの指揮系統がキシリア・ザビの元に一本化されたのだ。
その為、ドズルのソロモンと宇宙軍の戦力すらつぎ込んでジオンは地球の過半を制圧することとなった。
だが、それでもジオンにとって地球は広かったのだ。
連邦MS開発計画 100でプロトタイプガンダム
結果 38%
「で、我らのMS開発計画は……と……」
その開発計画をルナ2の工廠に見に来たのだ。
その対MS兵器が現在生産に入っていた。
「ボール……ねぇ
役に立つの?これ?」
「盾にはなるさ」
ステンノのジト目に俺は肩をすくめたのみ。
棺桶と言われようが、これも一年戦争では対MS戦で活躍した兵器の一つである事は間違いがない。
コイツラが居ることで宇宙作業の効率は上がるし、的が増えるので結果的に艦船が助かるのだ。
もっとも、この棺桶に戦争英雄としてある程度の改造はしてやったのだが。
「頭のキャノン砲の他に、ついているアームの一つにシールドを持たせ、もう一つには敵MSザクと同じマシンガンを持たせています」
マシュの声を聞きながら、その新たなるボールを眺める。
やっぱり棺桶である。
言えないが。
「こいつで艦隊を守って……は厳しいだろうなぁ。
じゃあ、何とかするか」
「何とかって何をなさるのですか?」
オボロの質問に俺は人の悪い笑みを浮かべる。
邪道ならば、いくらでも道はあるのだと。
「MSにはMS。
ザクにはザクさ」
裏工作
評価100消費+33=133
ザクⅠ 配備機数 6機
数日後。
中立国サイド6の輸送船が建設中のサイド7に入港。
その荷物をルナ2から受け取ったものがこれである。
ものがものだけにルナ2司令のワッケイン少将にも報告はしていたが、ここまでうまくいったので彼の顔も唖然としている。
「ニューソクデ少将。
何で敵のMSがこんな所にこれだけあるのか、聞かせてもらえるかね?」
「簡単な話ですよ。
こいつはもともと月の中立都市フォン・ブラウンにジオンから友好の品として送られたやつです。
それが使用中に壊れてジャンクとしてサイド6にという流れです」
知っていると色々便利なコネがあるものである。
ビスト財団とか。箱とか。
「しかし、ジオンの諜報部はそれを見逃すほど愚かではないだろう?」
「ええ。
これはジオンの謀略も入っているんです。
もうザクⅠの技術を渡しても問題はないと」
想像以上に進撃したジオンはその占領地から資源を奪い、地球上ではザクⅡJからグフへの換装が始まろうとしていた。
このままではドムとリックドムが出てくるので、その場合ジムが押し負けかねない。
この戦争はジオンの技術優位を連邦が物量で押し返せるかどうかにかかっている。
ここで、連邦が即効性の毒に負けてこいつら--多分ザニーになるのだろう--の量産を決定すると連邦は敗北しかねない。
これはそういう毒である。
∨作戦進捗度 100でガンダム
44%
ガンキャノン・ガンタンクのルナ2配備
1 あり
2 なし
結果2 なし
ガンダムができるまでまだ時間がかかる。
そろそろ嫌がらせを本格化させる事にしよう。
「戦力は揃いました。
そろそろ兵站線が悲鳴をあげているジオンに、いやがらせをしてやりましょう」
兵站線攻撃 100過激
結果12+マゼラン二隻20+サラミス二隻10+ボール6機+ザクⅠ6機=54
トレジャー 54以下で成功
結果 1 クリティカル
兵站線攻撃は良い感じに成功した。
敵にダメージを与えつつ、対処を本格化させない程度の攻撃で俺の評価と生存がちゃんと確保されているのがとても良い。
そして、ザクⅠを使ったことで味方と勘違いしたジオンのパプワ級輸送船の拿捕に成功。
地球投下前の物資を捕虜ごと得るという大戦果を上げたのも大きい。
パプワ搭載物資
1 物資
2 物資
3 ザクⅡ
4 ザクⅡ
5 ザクⅡ
6 ザクⅡJ
7 ザクⅡJ
8 ザクⅡJ
9 グフ
10 熱烈歓迎
結果 3 ザクⅡ
この大戦果に、ジャブローのお偉方もにっこりである。
何しろ無傷のザクを輸送船ごと入手できたのだから。
そのままパプワに積まれていたHLVでこのザクⅡをジャブローに下ろし、停滞していたMS開発が進捗する事になる。
MS開発進捗 5✕3=15
MS開発計画
38%+15=53%
∨作戦
44%+15=59%
評価
190-裏工作100-愛人風評被害40+54+15+3=122
今の所の俺の評価は、評価はするが色々と叱られる所もあるのでという所。
まぁ、休日は基本艦長室にこもって女達と爛れた日々を送っていたらそうなるか。
最近は、食事を持ってくる従兵相手に受け取るオボロが服を着ていないのが常態化しているし。
監獄戦艦は今日も健在である。
連邦の反撃
942
ジオンの防戦
18✕3=54
そんな日々を送っていたら、ついに連邦の反撃が始まる。
MS開発計画は半ばだが、兵站線へのハラスメント攻撃で気を良くした連邦首脳部が失地回復を考えて、溜め込んでいた通常戦力での反撃に着手したのだ。
想像以上の占領地を抱えた上に俺たちの兵站線へのハラスメント攻撃に気を取られ、もう勝ったと思っていたジオン軍はこの反撃に奇襲に近いダメージを受けて、大敗北を喫してしまう。
トリントン基地・ハワイ基地・北京基地を失った上に、大西洋と太平洋およびインド洋の制海権を喪失。
そして、ヨーロッパではその日を迎える。
「敵機が7に空が3だ!」
「奴ら、ドーバーを越えてこっちに渡って来るぞ!!」
「援軍は…味方のザクは何処に居るんだ!?」
第二次ノルマンディー上陸作戦。
オデッサキャンペーンの最初の攻撃はこうして航空戦力によってザクが粉砕される事になった。
ザクは飛べない上に、重力で爆弾は下に落ちる。
それを理解した連邦軍首脳部の地の利の勝利である。
こうして、連邦の大軍勢がオデッサに向かう頃……
「うちの戦隊を使ってお出迎えねぇ……何なの?あの船?」
叢雲のぼやきに俺は艦橋モニターに映るその船の名前を少し嬉しそうに告げた。
原作が始まる。
「ペガサス級強襲揚陸艦。ホワイトベース。
なんか機密を抱えてサイド7に行くそうだ。
こいつの護衛のために、うちも船が増えたしな」
増援艦隊
サラミス級2隻
コロンブス級2隻
奪ったパプワ級輸送船の代わりと、ホワイトベースへの護衛である。
うちの戦隊が、ボールとザクⅠとはいえMSの運用を始めたので、V作戦にリンクさせる方向になったのだろう。
こうして、原作が始まる。
ニューソクデ艦隊
第一戦隊
マゼラン級 『ムラクモ』
サラミス級 『シフォン』
サラミス級 『マドレーヌ』
サラミス級 『マフィン』
第二戦隊
マゼラン級 『ヤクモ』
サラミス級 『スフレ』
コロンブス級『アルストロメリア』 ザクⅠ✕3 ボール✕12 セイバーフィッシュ✕12
コロンブス級『アザレア』 ザクⅠ✕3 ボール✕12 セイバーフィッシュ✕12
独立戦隊 (ジャブロー直轄)
ペガサス級『ホワイトベース』
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1197483466608107520?s=20
サラミスはケーキの名前、コロンブスは花の名前からとった。
Zで沈んだサラミス、モンブランって言ってな……
モンブランは山の名前と指摘を受けたけど、考えるの面倒なのでこのままいきます。
ZZ辺りまでの連邦軍艦艇は日米英辺りの巡洋艦や戦艦の命名基準を利用して名付けられてるそうです。
モンブラン山
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3