【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
なんでサイド7でガンダム開発かというと、ルナチタニウム合金の確保が答えだったらしい。
名前から察する通り、こいつは月で作られるので、フォン・ブラウンからサイド6経由でしか確保できない。
それならば、ルナ2でも良いんじゃねと思ったが、あそこは今連邦艦隊再建の真っ只中にあり、秘密兵器開発のスペースもリソースもない状況である。
ORIGINだと、サイド7開発そのものがV作戦の為にあったとかなんとか。
という訳で、サイド7にて開発という事になったのだが、もちろんここだけで進めている訳もなく、プロトタイプガンダムあたりはジャブローでも開発が進んでいるのだろう。
そのあたり、物量の連邦らしくちゃんとサブラインがあるのが素敵ではある。
物語的には盛り上がらないだろうが。
「で、俺達はそんなサイド7駐留艦隊として行く訳だ」
艦橋で俺は一人ぼやくが誰も聞いては居ない。
ORIGIN設定になった事で一つ厄介なのがルウム戦役で、ルウムコロニーで発生した避難民である。
一週間戦争みたいにガスで皆殺しという訳でなく、中に突入しての制圧なんてしているからそれ相応に反ジオンの住民が生き残ってしまっていた。
それを飼う余裕はジオンにはなく、かといって虐殺するには中立のサイド6やフォン・ブラウンが良い顔をする訳がない。
結局、南極条約の付帯条項としてルウムの避難民をサイド7に送ることが決定された。
ルナチタニウム合金あたりは、そのバーター取引という側面もある。
ルウム避難民 5百万人
中の治安 0で最悪100で安定
92-難民補正20=72
サイド7『グリーン・ノア』建設状況65%
建設途上のコロニーに五百万人もの人間が逃げ込んだのだ。
じゃあ、中はひどいことにと思ったが、そこはゴップ提督抜かりはない。
政治的プロパガンダとして支援をして、内部にある程度の秩序を構築することに成功する。
それ以上にでかかったのが、彼らはジオンを憎んでおり、ここを追われると宇宙にどこも居場所がなくなるという事が分かっていたという事だろう。
悪名高い空気税が無い上に、連邦勢力圏という事もあってフォン・ブラウンやサイド6企業の支社が進出し建設は一気に進む。
その分V作戦の進捗が遅れたという本末転倒の状況も発生しているのだが、ゴップ提督に言わせるならば、どっちでもいいのだろう。
ジオン側としても叩きたいのだろうが、今や重力戦線の兵站に悲鳴を上げている状況で、部隊を抽出する余裕もなく。
ドズル・ザビの戦死で前線基地にまで部隊戦力が削減されたソロモンにもその戦力は残っておらず、今回の俺達の艦隊の侵出に対してもついに邪魔をしてこなかった。
それぐらい、地球での敗北からの回復に追われているのだろう。
「ニューソクデ提督。よろしいですか?
グリーン・ノアに着くまでに訓練をしておきたいのですが?」
モニターに映るのは、パイロットスーツを着たライラ・ミラ・ライラ中尉。
一年戦争参加経歴は知っていたので、名前を見つけてスカウトしたのである。
ザクⅠで苦労をかけるが、その分死なないように……
「提督!
訓練させるなら、俺たちも出させろ!!」
ヤザン・ゲーブル大尉。
最強のオールドタイプと呼び声高い彼だが、何処で俺たちのことを知ったかしらないが彼自ら売り込みに来たので買うことにしたのだ。
ヤザン大尉がMS隊の隊長。ライラ中尉が副隊長という体制である。
「好きにしろ。
だが、即応体制は整えておけよ。
あと、ザクが壊れても、部品が無いのだから、大切に使えよ」
「了解!」
「了解しました」
モニターが消えると同時に、コロンブスからMSが出てゆく。
ふたりとも乗り込んで許可をもらいに来たのだから、出たくてしかたがないのだろう。
「わからないではないですな。
我々はあのザクに押され続けてきたのですから。
乗ることでMSがどんなものなのか理解し、それに対抗する事もできるでしょう」
テム・レイ技術大尉。
今回のガンダム開発の責任者である。
うちにザクⅠがあるという訳で、ホワイトベースではなく俺の居るムラクモに乗り込んで、彼らをアグレッサー部隊として使いたいという交渉に来たのだ。
こっちとしても異存はない。
「条件がある。
アグレッサーに使うのはいいが、こっちにもMSを回してほしい。
あれでは、敵の使っているザク相手では苦しいからな」
「わかりました。
上と相談してみましょう」
ヤザンが乗るガンダムならば、シャアザク相手でも勝てるだろう。
多分。
ガンダム完成までの戦果
兵站線攻撃 100ほど過激
結果79+マゼラン一隻10+サラミス二隻10+ボール12機+ザクⅠ3機+セイバーフィッシュ12機=126
グリーン・ノアに防御部隊をおいてローテーションで兵站線を襲う。
今回はMSの訓練も兼ねているので、派手に襲い続けて大戦果をあげることになった。
やりすぎたとも思わなくはないが、どうせもうすぐしたらシャアがザクに乗ってやってくるのである。
だったら、それまでに戦果を上げて増援というかV作戦で作られているガンダムを入手した方がマシである。
結果としては大成功である。
この戦果を惜しげもなく使うことで、更に増援を確保する事にする。
渡されたMS
1 ガンダム
2 同上
3 ガンキャノン
4 同上
5 同上
6 ガンタンク
7 同上
8 同上
9 同上
10 熱烈歓迎
結果 2 ガンダム
「すげぇ……これが最新MSか」
「RX-78ガンダム。
ジオンのザクに勝つために作られた機体だよ。これは」
ヤザンが感激し、それを気にしないテム・レイが延々と説明を続ける。
さてと。
手は尽くした。
来るなら、来てみろ。シャア。
ジオン襲撃部隊
1 シャア
2 同上
3 ランバ・ラル
4 同上
5 サイクロプス隊
6 同上
結果 6 サイクロプス隊
コロニー内騒乱状況 72以上で成功
結果 32
「コロニー内駐留部隊より、ジオンの特殊工作部隊を発見し、交戦しているとの報告が入りました」
あれ?
シャアにしては潜入が杜撰だな。
とりあえず対策しておこう。
「MS隊に出動準備を。
敵にガンダム関連の資料を渡すなよ。
俺たちは出撃して、敵の母艦を叩く」
母艦を叩いてしまえば、MSと言えども燃料と酸素が枯渇する。
このあたりの関係は、飛行機と空母の関係は変わりがない。
ジオンの隠蔽 16
連邦の索敵 55
ジオンの士気 2
降伏判定 2以上で成功
結果 42
「敵艦発見しました!
チベ級一隻!」
「待って!
発光通信!!
ワレコウフクスル……降伏!?」
あ。
シャアじゃなくて、サイクロプス隊だったのか。
連邦攻勢 81
ジオン防御 46
シャアの現在地
1 北米
2 同上
3 オデッサ
4 同上
5 NT隊
6 同上
結果 6 NT隊
降伏したフォン・ヘルシング大佐から情報を集めた結果、連邦のオデッサ作戦の準備攻勢段階でジオンは総崩れになっているらしい。
航空戦力を甘く見たつけである。
で、今回の作戦『ルビコン作戦』だが、破壊工作でコロニー内を騒乱状況にした上で核攻撃でコロニーもろとも破壊という剛毅な作戦で、完全な南極条約違反である。
ヘルシング大佐はそれに乗り気で無かった事から、我々が出てきた事を良いことに降伏したと。
それに伴って、コロニー内で暴れていたサイクロプス隊も降伏している。
こっちからすれば、チベ級が無傷で入手できた上に積み込まれていたザクⅡFが八機も手に入ったので大喜びなのは言うまでもない。
迷うことなく全機うちの部隊に入れることにした。
一方で、気にしていたシャアだがキシリア・ザビ直属のNT部隊に転属している。
かくして、こちらには彼らサイクロプス隊がやってきたと。
こりゃ、この戦争ガンダムが大地に立つ前に終わるかもしれんな……
評価
122-裏工作(ヤザンとライラ引き抜きとガンダムとザクⅡF編入費用)300-愛人風評被害40+兵站線破壊作戦126+ルビコン作戦撃退200+V作戦防衛200+9=317
「また船がふえるみたいよ。ニューソクデ『中将』」
ベッドの上で裸の叢雲がいたずらっぽく囁く。
これだけ功績を上げるとそうなるわな。
やってきたのは、マゼラン2隻、サラミス9隻、コロンブス6隻である。
合計でマゼラン4隻、サラミス13隻、コロンブス8隻である。
オデッサへの進撃と、俺のジオン兵站線破壊が効いて、ジャブローからそれだけ打ち上げられたのだ。
このままで行くと、第三艦隊としてソロモン攻めの後、ア・バオア・クー戦となる。
つまり、三割確率のコロニーレーザー判定が入るわけで……
「あらあら?
まるで死ぬのが怖いみたいね」
裸のステンノが楽しそうに囁く。
そりゃ怖いに決まっている。
「大丈夫です。
先輩は私が守りますから」
でかい胸をたゆんたゆんさせてマシュ風が言い切る。
宝具とスキルでムラクモは生き残れるかもしれんが、その後のア・バオア・クー戦がなぁ。
そんな事を考えていたら、シャワーを浴びてきたオボロが俺にメッセージカードを手渡す。
「お誘いが来ていますよ。
連邦の各派閥から」
えらくはなりたくないものである。
その後のZとかを考えると特に。