【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作：北部九州在住
聖杯戦争発生の可能性。
俺の報告が各勢力に衝撃を与えたのは言うまでもない。
また、公共機関である神祇院は、お役所仕事という事でこの件に関する情報は基本公開することにしたからだ。
それは、聖杯戦争に絡む魔術協会と聖堂教会の看過しえない事でもあった。
魔術協会の圧力
５
聖堂教会の圧力
11
学園都市の政治力
78
「『学園都市統括理事会は、諸勢力の介入に対して断固とした対応をとる』ですって」
叢雲の報告に俺は苦笑する。
この決定は俺たちにも当てはまるのだが、俺たちは最初から聖杯戦争に絡むつもりはない。
だが、キャスター・リンボの討伐と同時期に発生したバイオハザードに対する対応で足場を築いているからだ。
最終的には絡むだろうが、すでに学園都市内部に拠点のある利点を享受するとしよう。
「にしては、魔術協会なり聖堂教会なりの対応が鈍いな」
「今、欧州はネオナチ系組織の暗躍でてんやわんやですからね。
何でも、聖杯が奪われたとかで、各組織や機関がその行方を追っているとか」
マシュの報告に俺はさもありなんという顔をする。
本物の聖杯が出てきた上に、第二次大戦の亡霊が復活しつつあるのだからそっちに戦力を回すのはある意味当然だろう。
そんな中で、マスターになりにくる輩は、よほどの馬鹿か聖杯でないと願いが叶えられない詰んでしまった者だろう。
「そろそろお客さまがお待ちだと思うのだけど？」
ステンノの声で俺は立ち上がる。
そんな馬鹿兼詰んだ人間でも米国の人間でかつデグ様の紹介状つきならば会うしかない訳で。
「やぁ。
お待たせしてすまないねオーランド・リーヴさん。
カンパニーでの役職については知らないのでご容赦を」
「構いませんよ。
先の聖杯戦争の勝者。入即出やる夫宮内省統括審議官殿」
握手の際妙に力を入れられたのそれ相応の意図があるのだろう。多分。
そして、マシュがお茶とコーヒーを持ってきた所で楽しい政治の話に入る。
「この聖杯戦争という『テロ行為』において、合衆国は日米安全保障条約の範疇内で協力する用意があります」
「それについては感謝を。
問題はこの都市の支配者である統括理事会がそれを許容するかという所でしょうな」
「おや？
日本の一都市でしない街が国家方針に対して異を唱えると？」
「時間も惜しいので政治的表現はバッサリと切って話しましょう。
その建前で学園都市に武力介入をするのならばどうぞ。
現状では返り討ちにあうのが関の山でしょうからな」
そう言って、モニターにキャスター・リンボ戦と自前のビームで介入した麦野沈利を見せる。
表面上は平静を務めているようだが、俺の一言で彼の顔に動揺が走る。
「そっちに映るビーム中学生。
彼女は聖杯戦争参加者でないのでご注意を。
彼女は学園都市ご自慢の超能力者というやつですな」
こんなのがゴロゴロ居るのが学園都市である。
そんな場所で聖杯戦争をおっぱじめる輩を馬鹿と言わずしてなんというべきか。
「さてと、その上で交渉と行きましょうか。
つまるところ、貴国はどこまでこの聖杯戦争を考えているのか？
貴方はどこまでこの聖杯戦争に賭けているのか？
お聞かせ願いたい」
１ 情報収集
２ 情報収集
３ 情報収集
４ 戦争勝利
５ 戦争勝利
６ 戦争勝利
７ 聖杯奪取
８ 聖杯奪取
９ 聖杯奪取
10 熱烈歓迎
米国方針 ７ 聖杯奪取
オーランドの方針 10 熱烈歓迎
「米国政府の方針としては、この聖杯の奪取まで視野に入れていると。
私、個人としては、その方針に従うのみですよ」
オーランドの後ろに控えていたステンノが薄く笑った。
その言葉に隠された何かに反応したのだ。
米国のオーダーが、聖杯奪取にあるのなら、この男の望みはその先にある。
とてもじゃないが組めない。
「わかりました。
日米安保条約の範疇で協力できるところは協力しましょう。
とりあえずは、情報収集と双方の不戦。
物資補給と外交ルート経由の退路の確保でどうです？」
「失礼だが、貴殿が持つ戦力の投入については？」
「お断りしたい。
今回の滞在は、あくまで吉祥寺のビル襲撃事件の犯人捜査に限られている。
我々は、この地で聖杯戦争がらみのドンパチは起こしたくない。
そっちの事件が解決するならば、我々はこの街から去るつもりなのだから」
互いに沈黙する。
とはいえ、向こうも戦いに来た訳ではない。
オーランドの顔が笑顔になるのに、十数秒の沈黙があった。
「いいでしょう。
この場ではそれで満足しましょう」
「ご配慮に感謝を」
交渉成立の握手の際、目が物を言っていた。
（日本政府を動かして、こちらに協力させる）
と。
そういう事をされると断れないのが、偉くなった代償でもある。
まぁ、デグ様の面子もあるし、彼が破滅しない限りは協力してあげるとしよう。
オーランドが率いる米国諜報員人数
28人＋33人
彼の召喚した鯖
１ セイバー
２ アーチャー
３ ランサー
４ キャスター
５ アサシン
６ ライダー
７ バーサーカー
８ エクストラ
６ ライダー
星 ５
１ ドレイク
２ オジマン
３ アキレウス
４ エウロペ
３ アキレウス
拠点 ？？？
学区数字24なので、23学区の中でこちらに情報を渡していない判定
「あの人。
アキレウスを引いたそうよ」
その日の夜。
裸のステンノが耳元でささやく。
米国のガチさがわかる。
キャスター・リンボを潰すなら、それぐらいの戦力は必要だろう。
「そのくせ、向こうの拠点は秘密ですって。
ずるくない？」
シャワーから出た叢雲が体をふきながら愚痴る。
日米安保条約を持ち出されると指揮権うんぬんで米国主導にならざるを得ないのが、この国のこの時期の自衛隊であった。
それも若狭湾ミサイル誤射事件や八丈島沖タンカージャック事件でだいぶ怪しくなっているのだが。
「最後までかかわって、貧乏くじは引きたくないからな。
ちなみに、今日の報告だが何かわかったか？」
俺の上に乗っているマシュが喘ぎながら報告する。
キャスター・リンボ関連
14
バイオハザード関連
11
「まったく手掛かりなしか……」
「はい。
バイオハザードに伴う外出禁止令が発令されて、情報収集そのものに制約がかかっています。
聖杯戦争が始まるのなら一つの案ですが、学園都市を出て学園都市外で対応するのも一つの手かと」
俺の隣で裸の甲賀朧が今までの情報をまとめて指針を提示する。
当事者になる気が無いのならば、ここの規模を縮小してその周囲で警戒するというのはあながち間違いではない。
何よりも学園都市外ならば、日本政府高官という役職が色々と使えるのだ。
今日のイベント 100ほど派手
82
１ 聖杯戦争がらみ
２ 同上
３ 同上
４ 同上
５ バイオハザードがらみ
６ 同上
７ 同上
８ 両方
９ それ以外
10 熱烈歓迎
結果 ７ バイオハザードがらみ
「大変です！入即出統括理事官……失礼しました」
今日の警戒要員である桃条千影が、ドアを開けて背を向く。
慣れてもらわないといけないので、服を着ながら報告を聞く。
「気にするな。
基本毎夜やっている。
で、報告は？」
「はい。
学園都市からですが、バイオハザードの鎮圧に向けて第一級警報が発令され、営巣部隊（ユースフルスパイダー）の投入が決定されたのですが……」
バイオハザード
52
営巣部隊（ユースフルスパイダー）の戦力
17
ペイルライダー 52以下で登場 25
「……無線を傍受したのですが、営巣部隊は鎮圧に失敗。
おまけに、髑髏の騎士というワードが出ており……」
着替えながらため息をつく。
これ、出ないとまずい奴だろうな。
多分、バイオハザードを鎮圧するのを、ペイルライダーが邪魔しているのだろう。
放置して他の黙示録の四騎士がそろったらメガテン的に目も当てられない。
そのままトランぺッターとか黙示録の獣に……あー、ここアレイスターのおひざ元だったな。
「うちを攻撃してきたペイルライダー討伐で、統括理事会に出撃報告を出せ。
出撃要員と、ここの防衛人員を選抜する」
多分これで終わらないな。
それだけは確信できた。
オーランド・リーヴ
『Fate/strange Fake』
ファルデウス・ディオランドの方かなとも思ったが、94年だと微妙なラインなので一旦保留という事で。
サイコロ次第で出るかもしれないなぁ。
キャスター・リンボ
今、思い出したが、あいつCMだとアルターエゴなんだよなぁ。
サイコロでキャスターが出たらアルターエゴに変更しよう。
キャスター・リンボ ？？？
ライダー アキレウス オーランド・リーヴ