【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
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なお、順調に作者も制御できなりつつあるが、やばくなったら聖杯災害起こせばいいやと割り切っている。
聖杯戦争には裏ルールというか予選みたいなものがある。
まずマスターに選ばれるのに、魔術師たちが争うからだ。
聖杯が選ぶことがあるが、全てを選ぶこという事はなく、あまり枠みたいな所をその場にいる魔術師で片づけてしまうのだ。
俺が学園都市から撤退した理由の一つである。
とはいえ、霞が関地下の俺のオフィスにこられたこの御仁はそれを知っていて俺に協力を要請してくるのだからたちが悪い。
「関与はしましょう。
ですが、参加はするつもりはありません」
「何故です?
その強大な戦力と我々の支援があるならばこの戦争の勝利は間違いないでしょうに?」
駐日米国大使ハリー・トールマンの協力要請を俺はいなす。
メシアの総攻撃に近いこの状況になったのも、ガイア勢力の著しい退潮があげられるというかそれを推進したのが結果的に俺だったという訳だ。
ある意味ガイア勢力だったファントムソサエティーの勢力失墜に、同じくガイア側だった対魔忍世界のノマドや汚職政治家が政権交代で失墜。
後藤一佐や石馬雪緒陸将補等の自衛隊クーデター勢力を左遷させて神祇院という退魔組織の一元化にかこつけて、組織内で怪しい連中をパージしたつけがここに出ている。
「ならばお聞きしましょう。
行方不明になった、衛宮切嗣は何を呼び出したのかそちらは掴んでいるのですか?」
米国調査能力
80
衛宮切嗣召喚鯖
1 セイバー
2 ランサー
3 キャスター
4 アサシン
5 エクストラ
6 バーサーカー
3 キャスター
星 1
「あいにく、我が国の調査能力はそこまで劣ってはいない。
アインツベルンに運ばれた物品は基本、宛名をチェックしている。
そんな中、最近運ばれたものの中にモーツァルトの楽譜というのがあった」
キャスターアマデウスか。
ある意味、セイバーアルトリアを引かれるより厄介かもしれん。
キャスターは基本引きこもり戦術で戦う。
聖杯戦争が暴露されてアインツベルンの拠点が使えなくなった衛宮切嗣にとって、拠点確保のサーヴァントと割り切っているのだとすれば、別に本命がいる。
「なるほど。
それで彼は今、何処に?」
「前の聖杯戦争で彼に撃たれたのはお察ししますが、ここは私情をはさむべきではないと思いますが?」
俺は押し黙る。
彼の意味するところは一つだ。
衛宮切嗣はおそらく、米国と手を組んだ。
すでに入れているオーランド・リーヴと、勝者予定のメアリー・スーを入れて三騎。
悪くはない。
かといって良くもないのだが。
「ならばなおの事、私はいりませんな」
「そうは言っていません。
学園都市外で伝のある貴方の協力は必要だ。
それぐらいは日米安保の協力の範疇では?」
俺はため息をつく。
このあたりが落としどころだろう。
「くれぐれも我が国の主権を脅かす事だけは慎んでもらいたい」
「もちろんですとも。
では、よい聖杯戦争を」
トールマン大使の退室後俺は椅子に体を預けてため息をつく。
会議室の戦争というのはこういう事である。
「お疲れの所悪いのだけど、次のお客様がお待ちになっているわよ」
ステンノの声に俺は叢雲が入れてくれたコーヒーを口にする。
香りで少しリラックスした後、その客人の名前を確認する。
マシュは、その客人の名前をこう言ったのだった。
「えっと……ネコソギ・ファンドの片倉富士雄様ですね。
ヨロシサン製薬の古奈牙柳魅様からの紹介です」
あー。
奴らの本拠、所沢だったなー……
「どうも。
入即出技術統括審議官殿。
ネコソギ・ファンド、ファンドマネージャーの片倉富士雄と申します」
「どうも。
入即出やる夫と申します」
挨拶は大事。
古事記に書かれて……ないよな。ふつうは。
「単刀直入に申しましょう。
我々と組みませんか?」
テーブルにつつましくおかれる白紙の小切手。
ここまで堂々と賄賂を出してくるとこちらもささっさと追い返すのも忍びない。
さすがに受け取れないが。
「組むメリットが見えないのですが?」
互いにニンジャならばここで戦闘となるだろうが、俺はニンジャではなくかといってニンジャリアリティーショックが発生しない程度にはニンジャは跋扈しているこの世界である。
対魔忍とか。対魔忍とか。
「我がネコソギ・ファンドは、学園都市の技術を本土に売り込むことで利益を出しています。
今回学園都市水面下で発生している聖杯戦争というものに我々と組むことで、その技術を世界に還元出来たらと、CEOの老元寛は考えております。
その際の還元に入即出統括審議官のお力を借りれたらと」
「およしなさい。
あれを還元して何を成すというのですか?」
俺の否定に片倉は容赦ないブーメランを放つ。
その一言に俺は絶句するしかない。
「アマテラス様の召喚。
あれでどれだけの利益があなたに転がり込んできましたか?」
「……数千億。
欲をかけば兆まで届きますな。
なるほど。
そういう話ですか」
危ない橋だが、アマテラス様召喚というハイリターンを考えれば、手を出したい及び組みたいと考える輩が出るのは当然のことだ。
俺は無駄と思いながら、職業義務感から忠告だけはしておいた。
「とはいえ、古奈牙さんからの紹介だから手ぶらで返すのも悪いでしょう。
今回の聖杯戦争は米国がかなり関与している。
お気を付けを」
「それを聞かせていただいただけでも来たかいがあるというもの。
その小切手はどうかお受け取りください。
何かありましたら、私の名刺に電話をかけていただければ最大限に協力しましょう」
帰る間際に、片倉は大事な一言を告げる。
多分、これを言いに来たという所だろうか。
「我々に協力している研究機関がバーサーカーの召喚に成功しました。
また、京都のとある勢力も接触してくるかもしれません。
ご注意のほどを」
片倉は情報の入ったマスターの紙をさも落としたように見せかけて部屋から出てゆく。
バーサーカー、フランケンシュタインのマスターはある意味うってつけの配役だった。
イモータル・ニンジャ・ワークショップ実験体
ニンジャネーム ジェノサイド
桃条千影からの聖杯戦争報告
1 何もなし
2 同上
3 交戦後双方消耗
4 交戦後片方脱落
5 不明勢力判明
6 同上
7 大規模交戦周囲消耗
8 大規模交戦被害者多数
9 聖杯災害発生
10 熱烈歓迎
3 交戦後双方消耗
交戦勢力
1 セイバー
2 アーチャー
3 ランサー
4 ライダー
5 キャスター
6 アサシン
7 バーサーカー
8 エクストラ
5 キャスター
8 エクストラ
「……報告よ。
昨日深夜、キャスターの陣地にエクストラのキャスター・リンボが襲撃をかけて、双方消耗して撤退したそうよ。
キャスター・リンボはこれでエクストラと確定した訳ね」
叢雲の報告に俺は少し疑問を感じる。
キャスター・リンボがエクストラクラスとしたら、たぶんアルターエゴのはず。
アルターエゴならばキャスターに対して攻撃の優位がとれるし、衛宮切嗣のキャスターは星1のアマデウスだ。
よく生き残ったものだと思ったら、ステンノが楽しそうに報告の続きを口にした。
「まぁ、米国も捨て駒のつもりでの協力みたいだから、たいした支援はしなかったみたいだけど、彼は手袋をつけて何かした結果、どこからともなく魔物が表れたそうよ♪」
なるほど。
これが彼の切り札か。
聖杯戦争関係者
???
アルターエゴ キャスター・リンボ
オーランド・リーヴ
ライダー アキレウス
黒妻綿流 (女)
アーチャー アルジュナ
ジェノサイド
バーサーカー フランケンシュタイン
衛宮切嗣
アマデウス
セイバー
???
ランサー
???
アサシン
???
メアリー・スー
???
グルマンキン・フォン・シュティーベル
???
聖杯戦争介入者
アレイスター=クロウリー
トールマン大使
ランディル・シア・エムネス枢機卿 (お・り・が・み)
ハンザ・セルバンテス (Fate/strange Fake)
エンリコ・マクスウェル (ヘルシング)
後方のアックア ローマ正教
オリアナ=トムソン イギリス清教
スクーグズヌフラ ロシア成教
ボー・ブランジェ
染井吉野
ラオモト=カン