【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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シエル先輩無双


天海市攻略準備編 その1

 天海市攻略、つまり『ソウルハッカーズ』をクリアするには、かなり面倒な手順で攻略しなければならない。

 天海市そのものをファントムソサエティーが完全に掌握しているからだ。

 そこで原作通りにまずはクズノハを動かす。

 掴んだ事を持って、マダム銀子に会いに行ったのだ。

 平崎市の矢来銀座にあるクラブ・クレティシャス。

 新月の夜にだけ会ってくれるので、レイ・レイホゥにアポをとった上での面会。

 こんな美人なんだが……男なんだよなぁ……

 

「あら?」

「ごほん」

 

 二人の声に不穏なものを感じたので、俺は手早く挨拶を済ませる。

 

「ヤタガラスのサマナーである 入即出やる夫と申します」

「はじめまして。

 私が銀子です。

 話はレイから聞いています」

 

 このイケボがまた困る。

 主に笑いのツボ的に。

 笑わないように俺は資料を手渡して状況を説明する。

 

「この平崎市で暗躍していた組織、ファントムソサエティーの新たなる陰謀を発見しました。

 平崎市より遙かに規模が大きく、政府事業な上に学園都市まで絡んで手が出せません」

 

 メガテン世界に対魔忍世界が絡んでもう何処から手をつけていいか分からない政府の腐敗ぶり。

 郵政省の西事務次官は悪魔であり、与党幹事長の矢崎宗一が黒幕になっている。

 

「そう言えば、こちらに滞在していたシスターさんはどうなりましたか?」

「ああ。

 彼女でしたら……」

 

 

知恵留美子

 ベースレベル                100     原作修正 

 メガテン世界修正 ベースの81% =  81

 対魔忍世界修正  補正後の183%= 148

 

ノマドのダメージ 100ほど痛い

 52

 

 

状況変化の介入度 100ほど積極的

 

 

 時計塔           84

 聖堂教会          26

 関東魔法協会       95

 関西呪術協会       25

 十字教            62        

 メシア教           19

 自衛隊            35

 米軍             75

 

 

「派手に暴れまくっていますよ。

 むしろそれで壊滅させられないノマドの凄さに私は驚いていますがね」

 

 よほど水があったのか、彼女は東京キングダムと地下都市ヨミハラで暴れまわっていた。

 下手な魔族より強い上に頭対魔忍でもないから、もはや無双ゲーの世界である。

 これは嬉しいことなのだが、同時に今彼女を引き抜く事ができない事を意味していた。

 この状況に乗っかる勢力が現れる。

 時計塔と関東魔法協会と米軍だ。

 関東魔法協会からすれば己の膝元にこんな魔都があるなんて許せる訳もなく、新たなる神秘の山であるこれらの都市から魔術的な何かを得ようと時計塔の魔術師が大挙して押し寄せることに。

 もちろん双方ともかなり食われたり孕まされたりしているのだろうが。

 そんな二者の陰に隠れて米軍も部隊を派遣していた。

 対魔族部隊の実験部隊という。

 そんな各勢力の間で十字教が監視のための人員を派遣しており、控え目に言ってカオスである。

 

「そうなると動かせそうなのは一つです。

 関東魔法協会」

 

「なるほど。

 こちらに話を持ってきたという事は、相手も決めているという訳ね」

 

 関東魔法協会に所属している人物に葛葉刀子という女性がいる。

 魔法先生だが、京都鳴神流の剣士であり、名前のとおり葛葉一族の出らしい。

 こうやって世界が重なると勝手に設定が生えるから困るが同時に助かりもする。

 

「けど、こっち方面で派手に介入しているのに動いてくれるのかしら?」

「だからですよ。

 ファントムソサエティーとノマドが繋がっている証拠は握っています。

 あげくに政府の実験都市が魂を集める悪魔召喚のシステムなんて分かったら、黙っていられないでしょう?」

「規模、人員共に関東魔法協会は大手です。

 連携できるだけでも大きく違ってくるでしょう」

 

 マダム銀子が色っぽく書類を叩く。

 けれどもその視線は俺を射抜いている。

 

「政府の方の退魔組織はもっと出張ってきていいんじゃないのかしら?」

 

 クズノハのお目付け役である彼女にならば明かしても大丈夫だろう。

 俺はある意味狂人ともとられかねない一言をゆっくりと静かに告げた。

 

「自衛隊内部でクーデターの動きがあります。

 退魔組織や退魔部隊がそのクーデター勢力に加わっている兆候があります」

 

 マダム銀子は優美に笑みを浮かべたまま俺を視線で射抜いたまま。

 俺はあくまで冷静を装いながら、続きを口にした。

 

「関東のこれらの混乱でそのあたりの退魔組織を呼ばれて常駐させられると、そのまま決起時にクーデター軍の戦力になり、鎮圧が難しくなるでしょう。

 俺としては、これ以上状況が混乱してほしくないんですよ」

 

「貴方はクーデターが発生した時にその軍勢に加わるのかしら?」

 

「加わりません」

 

 はっきりと告げる。

 メシア教とガイア教の殴り合いに付き合うのはまっぴら御免というのもあるが、せっかくイージス機能を得た叢雲を動かせるのだ。

 核ミサイルを迎撃する事でこの世界の崩壊を防ぐことが大事で、今更政府転覆どうこうは気にしていられないというのが本音である。

 

「いいでしょう。

 それならば、私達と手を繋げるわ。

 連絡はここを中心に、レイ・レイホゥを連絡役に」

 

 マダム銀子と握手をする。

 その手を握ってわかった。

 男の手。

 戦うことをためらわない男の手だった。

 

 

 

「おかえりなさいませ。

 いくつか報告が」

 

 情報収集に出していた文車妖妃から聞きたくない報告が。

 自衛隊の隊員情報を調べていて以下の人物の確認が取れたのだ。

 

東部方面隊朝霞駐屯地司令

 石馬雪緒陸将補

 

第1普通科連隊第1普通科中隊所属

 甘粕正彦一尉

 

第1普通科連隊第5普通科中隊所属

 加藤保憲二尉

 

 

 ……この国もう駄目かもしれん。

 そんな事を言いそうになるのをぐっとこらえると文車妖妃は更に来客を告げた。

 

「サマナーに来客が。

 命蓮寺で世話になるとかで、挨拶に来たそうで。

 甲河朧と名乗っています」

 

 そうか。

 シエル先輩のせいかしらんが、彼女まだ悪落ちしていないのか。




矢崎宗一
 『ユキカゼ』より登場。
 もちろん、魔族だけでなく悪魔ともべったりである。


石馬雪緒
 石馬戒厳の方が分かるかも。
 『刃鳴散らす』より。

甘粕正彦
 『相州戦神館學園八命陣』より。

この二者はやる夫系メガテン、及びやる夫系軍人として登場。
もちろんクーデターを企むが、後藤一佐と連携が取れるかどうかはサイコロ次第。

加藤保憲
 『帝都物語』
 ここまで闇鍋だと何を出してもいいや的気分で投下。
 真面目な話として、現状の政府腐敗と対麻帆良、対学園都市を考えるとこの当たりでないと勝てない。
 これで無理なら、シン・ゴジラの出番である。

甲河朧
 『対魔忍アサギ』。
 アサギのライバル。
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