【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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入即出やる夫のバカンス その4

 制空権が取れた事を確認した上で、β島に対して上陸作戦を決行する。

 AH-16シーアパッチ5機と、SH-60Jシーホークが8機、SH-60B シーホーク2機がβ島に向かう。

 さらに、LCVP上陸用舟艇2隻に甲賀朧中佐指揮の部隊が乗り込んでいる。

 

「邪魔よっ!」

 

 叢雲の68式50口径3in連装速射砲が火を噴き、β島のレーダーや高射砲台を破壊する。

 工場周辺に展開していたM-1戦車はシーアパッチが潰し、β島の工場に10機のシーホークから日米の兵士が制圧に動く。

 その中にダヴィンチちゃんが居るのは、工場の破壊でなく掌握が目的だからだ。

 

 

工場占拠状況 100で完璧+『天賦の叡智EX』30

 84+30=114

 

「こちらダヴィンチちゃん。

 工場のシステムは掌握した。

 完全無人化の工場みたいで、システムを掌握したら後は楽だったよ。

 生産中のF-14は自動操縦ではなく、元の機体の完全コピー品だ。

 ターニャ・デグレチャフ大佐が飛行場の制圧に動いている。

 順調に行けば、ここの飛行場からF-14が2機ずつ飛んで制空任務につけるはずだ」

 

 

捕虜収容所制圧状況 100で完璧

 81

 

解放人数

 22×81%=17人

 

 

「こちら甲賀二佐。

 捕虜収容所を制圧し、捕虜を解放した。

 襲ってきた骸骨兵士だが、あれの材料は米軍兵士だったという裏がとれた。

 捕虜収容所の解放は素早くする必要がある。

 捕虜はシーホークで空母『ロナルド・レーガン』の方に送ります。

 我々は、工場周辺の守備要員を残して、『ジャンヌ・ダルク』に撤収します。以上」

 

 工場の完全破壊に動けなかったのは、この捕虜の存在がある。

 工場の完全破壊でこの閉鎖空間が維持できなくなるという予想はついており、島のあちこちにある捕虜収容所を解放するためにも、工場の完全破壊という選択肢は取りたくなかったのだ。

 

「わかっていたが、時間との勝負になるな……」

 

 俺の呟きに誰も反応しない。

 状況が進行していてそっちに対処せざるをえなかったからだ。

 

「α島飛行場より敵機上がります。

 『バレイフォージ』が迎撃するそうです」

 

「β島飛行場より奪取したF-14の離陸は点検のため時間がかかるそうです。

 空母『ロナルド・レーガン』から追加の整備要員とパイロットをヘリで送るそうです」

 

「こちら『浜風』。

 敵哨戒艇が接近。

 攻撃し排除します」

 

 

α島より離陸した敵機

 F-14  1機

 F/A-18 1機

 

『バレイフォージ』の迎撃

 撃墜に使用した対空ミサイル 1発

 F/A-18撃墜 F-14生存

 

 

バンゲリング帝国Q型戦艦建造進捗 100で完成 出港

 5

 

バンゲリング帝国α島工場の選択

 1 兵器生産

 2 工場復旧

 3 工場奪還 100以上の数値を出しているので自動失敗

 

 2 工場復旧

 

残存捕虜収容所

 2

 

 

敵哨戒艇の数

 4

 

浜風の排除数

 5 (オーバーキル)

 

 

染井芳乃チェック 100で黄金発見の代わりに撤収作業が遅延

 73

 

 

「『バレイフォージ』の対空ミサイルで敵F/A-18撃墜。

 敵F-14は未だ飛んでいます。

 『バレイフォージ』のミサイル発射システムにトラブルが発生した為に追加が撃てないみたいで復旧作業中!」

 

「こちらは、ターニャ・デグレチャフ大佐。

 今から、奪ったF-14で上がる。

 敵機の排除はこっちで行う」

 

「α島敵破壊済工場に復旧の動き……」

 

 その報告が途切れるほどの大爆発が立て続けに発生する。

 振動を手近なものを掴むことで耐える。

 

「こちら浜風。

 接近していた哨戒艇を排除した結果、大爆発を起こしました!

 本艦及び空母に被害なし。

 自爆攻撃の可能性が高いです。

 注意してください」

 

 楽には勝たせてはくれないらしい。

 そんな事を呟こうとしたら通信に場違いな歓声が飛び込む。

 

「やったぁ!

 凄い!金!金!!金塊の山だわ♥

 これであたし大金持ちぃ♪」

 

「馬鹿!さっさと撤収するぞ!

 こちら御神苗優。

 この馬鹿は俺が責任をもって連れ帰るから、作戦を続けてくれ」

 

 そんな事を言われてもである。

 艦橋の空気が何とも言えない事に。

 ステンノが苦笑する。

 

「彼女わかってやっているのかしら?」

 

「さあな。

 民間人の協力ならばこんなものだろう?

 しかも、彼女はアーカムの所属ですらない」

 

 金というのは重たい。

 もちろん、彼女は邪魔にならない程度にするのだろうが、持ち運びに手間取るのは容易に想像できた。

 残る捕虜収容所の数は2。

 まだまだ、この作戦の先は長い。

 

 

次ターン 制空権判定

 

バンゲリング帝国空軍

F-14 1+1機

 レベル2×2=4

 

F/A-18 1機

 レベル 11

 

合計15

 

 

米軍

F-14 2機

 レベル10×2=20

 

シルフィールドちゃん

 レベル56 

 

ファーンちゃん

 レベル23

 

ファーンⅡちゃん

 レベル32

 

合計131

 

 

戦力比 1:10

 

結果

 

1 戦力拮抗

2 米軍機及び戦闘妖精少女勝利 バンゲリング帝国機撃墜判定

3 同上 

4 同上

5 米軍機及び戦闘妖精少女勝利 バンゲリング帝国機全機撃墜

6 同上

7 同上 

8 同上

9 同上

10 熱烈歓迎

 

4 米軍機及び戦闘妖精少女勝利 バンゲリング帝国機撃墜判定

撃墜数 1機

 

 

バレイフォージミサイル先制攻撃

 使用ミサイル攻撃目標2つの工場

 使用ミサイル数 5発×2=10発

 工場の耐久力 ミサイル4+3発まで耐久

  工場生存 機能一時停止

 

 

 制空権は未だこっち側が握っている。

 とはいえ、ガン逃げに徹したバンゲリング帝国機を落とすのは難しく、一機の撃墜に留まるという結果に俺は顔を曇らせる。

 さらに、『バレイフォージ』のミサイル攻撃が中途半端な成功に終わった事で俺は顔をしかめざるを得ない。

 理由は分かっている。

 敵工場の防御力の強化と、『バレイフォージ』のミサイルの残弾が尽きつつあったのだ。

 航空作戦を指揮するデグ様と通信で話す。

 

「どうする?

 α島の敵工場二つを叩くか?」

 

「一つは潰しておくべきだ。

 疲労を考えると、艦砲で潰してくれるとありがたいんだが」

 

 当り前だが、人間というのは疲れるのだ。

 それは戦闘妖精少女でもかわらないので、一番最初に全力出撃した彼女たちは一度休んでその間は『バレイフォージ』の対空ミサイルで対処、今は二人を休ませてという所まで状況は持ち直している。

 奪取した敵工場から次もF-14二機が出る予定で、休ませた戦闘妖精少女2人とその二機と『バレイフォージ』の対空ミサイルで制空権を維持するという綱渡りを強いられていた。

 俺は決断する。

 

「それはこっちでしよう。

 哨戒艇の自爆攻撃を考えると、今、空母から『浜風』を外したくはない。

 β島の工場の破壊工作は?」

 

「既に終わらせている。

 万一、取り返しに来ても、自爆するように工作してある。

 後は、こっちの撤収作業だな。

 想定より遅れている」

 

 β島の工場を制圧し、F-14をこちら側で飛ばすというのは悪い手ではないが、デメリットとしてβ島の防衛をしないといけない。

 綱渡りの制空権の維持にここの工場から出るF-14は大事だからだ。

 いずれは奪還されるだろうし、工場を破壊しないとここから出られないので破壊のタイミングが重要になる。

 

「甲賀二佐。

 γ島攻略部隊の編制状況は?」

 

「撤収作業が遅れているのでもう少し時間をください」

 

 ネックになっているのが、移動に使っているヘリだった。

 この世界が壊れる際に、俺たちは元の世界に帰るので、ここで得た捕虜などは空母『ロナルド・レーガン』に送らないといけない。

 そして、奪ったβ島にパイロットと整備要員を送るので、シーホークは四機がそれに使われていた。

 ジャンヌ・ダルクのLCVP上陸用舟艇2隻が無かったらと思うとゾッとする。

 

「ただいま。

 戻ってきたよ」

 

 そんな中、ダヴィンチちゃんがヘリで帰還する。

 次の島であるγ島には捕虜収容所とQ型戦艦の建造ドックがある。

 

「おつかれ。

 バンゲリング帝国の技術はどうだった?」

 

「人類が理解できない技術ではなかったね。

 特異点みたいなものを作れるのに、そういう超技術の痕跡は少なかった。

 工場に設置されている発電施設が不自然なまでに大きい発電量なのは、この異界の維持に使われているからだろうね」

 

 そこで、ダヴィンチちゃんが顔を曇らせる。

 唯一の懸念状況に彼女も気づいていたからだ。

 

「問題は捕虜収容所に居るだろう生存者だね。

 救うのはいいが、人数が数百人とかになると手が負えなくなる。

 次のγ島で建造中の戦艦はできれば無傷で入手して、捕虜収容の一助になってくれればいいんだけど」

 

 そういえば、アーカムの連中は結局金塊どれだけ入手したのだろう?

 試しに聞いてみたらダヴィンチちゃんは苦笑して答えてくれた。

 

「ああ。

 あの娘、アーカムのスプリガンに叱られて、金の延べ棒二本で我慢したみたいだよ」

 

 我慢して、二本に抑えたのか、叱られても二本は持って帰ったのか。

 後者だろうなぁ。 染井芳乃だし。

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