【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
アナハイムとの関係 100で親密
76
取引 76以下で成功
50
月方面艦隊の司令長官なんてやると、アナハイムエレクトロニクスとはうまくやっていく必要がある訳で。
既に発火したティターンズとエゥーゴの抗争に戦力強化を考えて、取引を持ち掛けた。
フォン・ブラウン宇宙港でオサリバン常務が俺の手を握る。
「この度は、お手数をおかけしまして」
「CEOには苦言を言っておきたまえ。
それとも、アナハイムは戦争をお望みかな?」
「まさか。
これは、我々が戦争を望まない誠意でございます」
ハイザック 92機
ガーベラ・テトラ改 5機
次々と入港するアナハイム社所有のコロンブスから、大量のMSがおろされる。
ティターンズに優先納入されているハイザックが92機というのは生産を一手に引き受けているアナハイムエレクトロニクスの権勢をうかがい知ることができる。
そして、誠意というのがたぶんこれなのだろう。
ガーベラ・テトラ改。
『0083』で出た元はガンダム開発計画の一つであり、あの時から性能はとびぬけていたので今も現役で通じるMSである。
これがもう少し早かったらと思うと色々と思う所があるのだが、無事に終わったのでよしとしよう。うん。
「で、こいつの訓練にはどれぐらいかかる?」
MSの搬入作業を眺めながら、ついてきていたシーマ中佐に尋ねる。
とても抱き心地の良いムチムチ熟女になった彼女だが、MSに乗るには『肉がつき過ぎた』と今は艦からの指揮に専念している。
ヤザンとかライラが居るからこその選択だろう。
「普通は三か月。突貫で一月。できる連中を選別して猛訓練で十日」
「十日で仕上げろ。
多分、それでも状況は待ってくれんだろうな……」
俺のつぶやきはいやいやながらも的中する事になる。
1 ティターンズの逆襲
2 同上
3 同上
4 同上
5 エゥーゴの攻勢
6 どないしよ?
5 エゥーゴの攻勢
11日後
ギリギリこちらの精鋭連中の訓練が間に合ったその翌日、月航路の一つにて戦闘が発生する。
カミーユの父親であるフランクリン・ビダンとエマ・シーン中尉がティターンズを抜けて、ガンダムMk-IIでエゥーゴに亡命したのである。
当然ティターンズは追撃部隊を差し向け、エゥーゴはアーガマを送って戦闘にという状況である。
「で、使えるMSは何機だ?」
ガーベラ・テトラ改 3機 ヤザン・ライラ・シーマ
ハイザック26機
「ハイザックが26機。ヤザン中佐、ライラ中佐は訓練済みです」
「よし全部乗せ……なぁ。シーマ中佐。
なんで訓練終了者の所に君の名前があるのかな?」
「急ぎで使える人間との事なので」
「本音は?」
「閣下の上にばかり乗っていたら、飽きられると思いまして」
なにこのかわいい熟女。
あとでたっぷり乗せてやろうと思いつつ、顔は真面目に出撃を命じたのである。
月方面艦隊
マゼラン改『ムラクモ』 ガーベラ・テトラ改×3 ハイザック×9 計 12機
サラミス改 四隻 ハイザック×4 4機×4 計 16機
ティターンズ
アレキサンドリア ハイザック×12 計 12機
サラミス改 四隻 ハイザック×4 4機×4 計 16機
エゥーゴ
アーガマ リックディアス×9 ガンダムMk-II×2 計 11機
1 エゥーゴ有利 ティターンズMS隊壊滅 ティターンズ艦船撃沈
2 エゥーゴ有利 ティターンズMS隊壊滅
3 エゥーゴ有利 現在MS戦闘を行いつつ逃走中
4 戦力拮抗
5 ティターンズ有利
6 ティターンズ有利 エゥーゴMS数機撃墜
7 同上
8 ティターンズ有利 エゥーゴMS隊壊滅
9 ティターンズ有利 エゥーゴMS隊壊滅 アーガマ大破
10 熱烈歓迎
4 戦力拮抗
エゥーゴ MS 1機撃墜
ティターンズMS4機撃墜
戦いは拮抗していた。
倍のMSで襲い掛かっているのに戦力が拮抗しているのはエゥーゴ側のパイロットとMSの性能のせいだろう。
我々が到着するまでに、エゥーゴはリックディアス1機の損失と引き換えに、ティターンズのハイザック4機を撃墜していた。
エゥーゴの反応 100で好戦的
22
ティターンズの反応 100で好戦的
54
誤射判定
エゥーゴ 22以下で誤射
62
ティターンズ 54以下で誤射
2 ファンブル判定
「よし。停戦信号を出しながら、前と同じく通信を……」
俺の声をマシュが遮る。
モニターには接近するティターンズMSが映っていた。
「ティターンズMS!
発砲しながらこっちに向かってきます!」
「応戦準備!
MS隊発艦始め!
撃ってきたら応戦して構わん!!」
こっちのMSがジムⅡしかないので、まとめて潰そうと考えたのだろうなぁ。
バスク大佐かジャマイカン少佐のどちらかは分からないが。
火の粉は払わせてもらおう。
ティターンズMS
2機
月方面艦隊MS
2機
こっちにやってきたMSは2機で、明らかに俺達をエゥーゴと誤認していた。
とはいえ、こちらの練度で緊急発進に間に合ったのは2機のみで、その2機ヤザンとライラのガーベラ・テトラ改だったのが幸いした。
迎撃に成功し、モニターに二つ命が散った丸い灯りがついた。
「主砲発射用意!
当てるなよ。
あくまで威嚇だ」
「ふふっ。いよいよ戦場ね」
ムラクモの主砲がアレキサンドリアの近くをかすめる。
停戦信号と通信は既に発信しているので、これ以上すればという訳だ。
エゥーゴの反応
1 逃走
2 逃走
3 逃走
4 停戦
5 停戦
6 どないしよ
3 逃走
ティターンズの反応
1 逃走
2 逃走
3 停戦
4 停戦
5 交戦
6 どないしよ?
1 逃走
「ティターンズ艦隊反転して撤退してきます!
エゥーゴも同じく撤退してゆきます!」
「あらあら。両方とも逃げちゃった」
マシュの報告にステンノが楽しそうに笑う。
今回の遭遇戦はこちら側が両者に対抗できる戦力を独力で用意した事、売られた喧嘩は買う事を見せつける形になった。
ティターンズにはいい薬になっただろうが、エゥーゴをこのまま甘やかすのもよくない。
「オボロ中佐。月に戻ったら……」
帰還後。
オボロ中佐の工作でフランクリン・ビダンがアナハイム社員として愛人共々引き抜かれる事になる。
エゥーゴの技術独占という形でなくアナハイム経由で技術を共有という形の手打ちに、ティターンズ強硬派は反発。
エゥーゴ共々俺を排除しようと動くようになる。
一方のエゥーゴだが、敵の敵はという事で本格的に俺を取り込みにかかろうとしていた。