【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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【短期集中リハビリネタ企画】やる夫は叢雲とステンノとマシュを連れてグリプス戦役を乗り切るようです その8

「おや。閣下。どちらへ?」

 

「秘密会談というやつだな。大佐。

 今回は置いてゆくことになるが、まぁ、察してくれ」

 

 ムラクモに乗り込む前にシロッコに見つかる。

 まぁ、万一を考えて十数隻の艦隊で行くからばれない方がおかしい。

 

「わかりました。

 留守はお任せください」

 

「マ・クベ中将とよろしくな」

 

 

 

 という訳で、月から離れて現在は宇宙空間である。

 シロッコが居ないので女たちも気が抜けていた。

 

「なんなのかな?

 明らかに司令官を焚きつけていたし」

 

 叢雲がぼやくとステンノが楽しそうに笑う。

 

「最初は私たちを落とそうとしていたみたいだけど、その前にマスターに落とされたんでしょ。あの人。

 楽しいわ」

 

 マシュが赤くなったので、俺が苦笑して否定する。

 

「恋愛関係というより尊敬とか忠誠とかそっちのやつだな。

 男同士はそんな関係が成り立つ事もある」

 

「これで肉体関係あったら、私たちが黙っていませんよ」

 

 オボロ中佐がつっこみ、シーマ中佐がそれに乗る。

 

「まぁ、体を堕とされた私は何も言えないのですが」

 

 皆で笑った後、叢雲が代表して俺に聞いた。

 

「で、目的地は何処なの?」

 

「コンペイトウ。

 ワイアット大将の所さ」

 

 

 

 現在の連邦宇宙軍は三つに分かれている。

 一つはジオン残党掃討を担当するティターンズ。

 一つは俺が抑える月方面艦隊。

 そして最後は、ワイアット大将が指揮する連邦主力艦隊である。

 主力艦隊と名乗っているだけあって、その規模は圧巻の一言で、星の屑作戦失敗で温存されたバーミンガムをはじめとした艦隊戦力は、俺やティターンズを纏めて叩き潰すだけの戦力を誇示していた。

 まぁ、俺の所と同じく、内部にティターンズとエゥーゴがいて足を引っ張りあっているのだが。

 

「久しぶりだな。ニューソクデ大将。

 相変わらずそうでなによりだ」

 

「そちらこそお元気そうで。

 良い地球産の紅茶葉が手に入ったので」

 

「うれしいな。

 コロニー産の茶葉はどうも味がな」

 

 なお俺にはその違いは分からない。

 向こうの副官と叢雲たちが準備したお茶を味わった後で本題を切り出す。

 

「半年以内にアクシズが地球にやってきます。

 そちらはどれぐらい出せますか?」

 

 

連邦艦隊主力

 バーミンガム 改造進捗 76

 マゼラン改 2隻

 サラミス改 210隻

 コロンブス 184隻

 アレキサンドリア 6隻

 

主力MS

1 ジムⅡ

2 ハイザック

3 マラサイ

4 ネモ

5 ジムⅢ

6 どないしよ?

 

2 ハイザック 371機

 

 

「ドゴス・ギアだったかな?

 あれと同じ改造を今バーミンガムに行っている。

 アクシズ到着までには間に合うだろう。

 マゼラン改が2隻。サラミス改が210隻。コロンブスが184隻だな」

 

「えらくマゼランの数が少ないな」

 

「そりゃそうだ。

 時代はMS戦に移ろうとしている。

 マゼランの火力と搭載量は魅力ではあるが、改造に手間がかかる。

 だったら、新造のアレキサンドリア級に切り替えた方がいいだろう?

 代わりに、ハイザックの配備を進めている。

 今の所、300機以上は出せるはずだ」

 

 ティターンズとエゥーゴの衝突が発生しても連邦軍の中心が両方につかなかった事で、こうして連邦軍にも戦力拡張が進められていた。

 まぁ、アクシズ相手に一戦するには申し分ない戦力だろう。

 

「で、三番艦の建造も現在進められている。

 君の所の旗艦にするといい」

 

「それはありがたい事で。

 とはいえ、今のムラクモの乗り心地が良いので椅子を動かすつもりはないのですが」

 

「相変わらずだな。君は」

 

 そんな会話をしていると叢雲が赤くなっているのがかわいい。

 それはひとまずおいておこう。

 

「今のままならば、連邦軍本部の命令でアクシズに対処という事になるのでしょう。

 その時はどうかお願いします」

 

「最前線が君だから、心配はしていないさ。

 観艦式で助けられた恩もある。

 後ろは任せておけ……と言いたいところだが、気になる話がある」

 

 ワイアット大将は目線で副官を下げさせると、俺も併せて女たちを下げさせる。

 こういう話をするためにわざわざコンペイトウまで来たと言っていい。

 

「ティターンズのやつら、コロニーレーザーを作っている節がある」

 

 ワイアット大将の話に驚くふりをする。知っていたし。

 

「あまり驚かないのだな」

 

「ジオン残党掃討を大義名分にするティターンズが、どうやってアクシズを落とすかと考えた時、破城槌としてうってつけですからね。あれ」

 

 このコンペイトウ……もとい、ソロモンは連邦のソーラーシステムで焼かれて落とされたのだ。

 考えない方がおかしい。

 

「もう一つは、かなりきな臭い話だ。

 小惑星基地ペズンに駐留する地球連邦軍教導団の一部がバスク大佐にくっついたらしい」

 

 ワイアット大将の言葉に俺の目は細くなる。

 バスク大佐、転んでもただでは起きないと思っていたが、ある意味一番組んではいけない所と組んだな。

 

「教導団の反スペースノイド風潮を利用されましたな」

 

「仕方がないさ。

 身内や家族を一年戦争で失って、それでもなお許そうと思えるほど、人は優しくはなれんよ。

 はっきり言ってやる。君が異常なんだ」

 

 ワイアット大将も一年戦争でそういう人たちを亡くしたのだろう。

 そして、それを割り切りはしたが、許した訳でもないと。

 

 

1 ティターンズ攻勢 連邦議会勢力拡大 ティターンズ権限付与

2 ティターンズ攻勢 連邦議会勢力拡大

3 ティターンズ攻勢 カラバ・ジオン残党と共に壊滅 宇宙逃亡

4 ティターンズ攻勢 内部にニューディサイズ結成

5 戦力拮抗

6 エゥーゴ攻勢

7 エゥーゴ攻勢 議会勢力拡大

8 カラバ攻勢 ジオン残党を吸収

9 カラバ攻勢 ネームドキャラ参加

10 熱烈歓迎

 

3 ティターンズ攻勢 カラバ・ジオン残党と共に壊滅 宇宙逃亡

 

 

 バスク大佐が失脚したティターンズは真面目に仕事をし、地球内の反ティターンズ勢力の壊滅に成功した。

 エゥーゴのパイロットが宇宙に帰った事と、地球のジオン残党が蜂起して正当性が確保された事、さらに強化人間とサイコガンダムの投入がティターンズの勝利を決定的にした。

 これによって、グリプス戦役はニュータイプとオールドタイプいう人種問題から、スペースノイドとアースノイドという地域問題に政治的軸が移ることになる。

 

 

 

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