【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
目が覚めた。
長い夢だったなぁと思いつつ宮内省の自分の職場へ。
という訳で、やってきた彼の自己紹介をしてもらおう。
「NATO連絡武官のパプテマス・シロッコ大佐と申します。
夢の中ではお世話になりました。
立場と国が違えども、その忠誠は閣下に捧げましょう」
「ニュータイプだから記憶の持ち込みでもできたのかな?
とはいえ、所属の旗を裏切れというつもりはないよ。
付かず離れず、夢と同じ程度の関係を築こうじゃないか。
よろしく。大佐。
あと、私の今の役職は宮内省技術総括審議官だ。
まぁ、ティターンズでいうと、バスク大佐ぐらいだな」
「おや?
じゃあもっと上に上げなければ」
こんなノリで互いに情報交換をする。
さて、こいつを送った女神様の努力はどんなものかと確認しなければ危なくて使えないのだ。
駄女神のがんばり 100でがんばった
63
「生まれはフランスで両親はアルジェリア出身です。
DGSE(対外治安総局)に所属しており、専門は対宗教関係です。
閣下に近づくために米軍のターニャ・デグレチャフ中将に接触しましたよ」
デグ様の事だから頭を抱えながら貸しとして送ってくれたのだろう。
対宗教関係って事は、十字教やメシア教や聖堂協会が闊歩しているこの闇鍋世界である。
それぐらいあっても不思議ではない。
なお、パプテマスというのは「宣教者」という意味である。
「閣下相当煙たがられているみたいですな。
いくつか排除の依頼が出ています。
私が潰しておきましたが。
まぁ、手土産というやつですな」
控えていた叢雲とマシュの顔が険しくなり、ステンノが楽しそうに微笑む。
女三人を前にいけしゃーしゃーと言ってのけるこのニュータイプ。
そこに痺れる憧れる。
「まぁ、出てくるとは思っていたけどな」
「閣下はこちらでも世界を動かせるお方だ。
当然ですな」
「で、狙っていたのは何処だ?」
シロッコの調査 100でばっちり
1 ファンブル
「それがさっぱり。
逆に潰したのを嗅ぎつけられてこっちに刺客がやってきたので逃げてきた次第で。
潰せるでしょう?閣下なら?」
おい。
それ、俺の所に刺客がやってくると言わないか?
女達の視線が殺気を帯びてきたのにシロッコは相変わらず平然としている。
こいつの場合、本当にしくじったのかわざと手を抜いたのか分からない所があるから困る。
「まぁいい。
とりあえず、セーフハウスを用意させるからおとなしくしていろ」
「ええ。
何かありましたらお呼びください。閣下」
シロッコを下がらせて軍師二人を呼び寄せる。
こういう時に輝くのが軍師という生き物である。
頭は抱えているだろうが、平然としているのはさすがだろう。
「で、このシロッコを狙う暗殺者は俺を狙ってくるわけだが、どうするべきだと思う?」
陳宮の献策 89以下で成功
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孔明の献策 自動成功
「この国が島国である事はありがたいですな。
港と空港に人を送って監視させましょう」
陳宮が即座に暗殺者を補足する為に案を出す。
ありがたい事に、ハイデッカーやクローン対魔忍やオイランロイド等で使い捨てられる人材は増えている。
それに対して孔明の方は、なかなかリスキーな案を出してきた。
「暗殺者には暗殺者をぶつけるべきでしょう」
孔明の言葉を聞いて少し考える。
その手は諸刃の剣だ。
ゴルゴ13あたりを入れられたら、対処のリスクが一気に跳ね上がるからだ。
俺がその事を考えて口を閉じていたら、孔明はその暗殺者の名前を出した。
「どうでしょう?
衛宮切嗣をこちらに寝返らせるというのは?」
「なかなか貴様の参謀もリスキーな案を出してくるな」
話をデグ様に秘密回線越しに振ると、デグ様の呆れ声が帰ってきた。
孔明の策である衛宮切嗣寝返りの為には、彼の背後に居るアインツベルンの事を探らなければならないからだ。
欧州の錬金術の大家で、ラインの黄金持ちという厄満載のホムンクルス一族を相手にする前に、その欧州を地盤とするNATOに大きなコネがあるデグ様に話を振った結果、欧州もとても厄くなっていた訳で。
「ちなみに、俺を狙う奴って誰です?」
暗殺者の強さ 100でゴルゴ13
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「欧州を中心に暗躍している組織があってな。
多分それだと私は思っている。
地理的にフランスに強い影響力があって、我々としても潰したいが本国のアンブレラ排除のせいでそこまで手が回らないというのが実情だ。
正直に言うと、NATO内部にも奴らの信奉者が居るだろうと思って、大急ぎでシロッコ大佐をそっちに送ったのだ」
「厄介ですな。
で、その組織の名前は?」
「ソルダ。知っているか?」
『NOIR』かよ。
対処は可能だと言おうとして、言葉が自然と出てきた。
「アンファンという組織はご存知ですか?」
デグ様が返事をするのに少し時間がかかった。
その間に調べたのだろう。
駄女神様のがんばり 100でばっちし
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「ああ。
南米ベネズエラとコロンビアに根を張る秘密組織らしいが、詳しいことは分かっていない。
貴様が振ったという事はそういう事か?」
「ええ。
下手したらナチ残党と繋がりかねませんよ」
話をしながら選択肢は二つに分かれた事を理解した。
南米に行くか、欧州に行くか。
その前に来る暗殺者を排除する事をメモしながら、俺はデグ様との通話を切った。