【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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聖杯戦線 その1

「訓練?藤丸くんと?」

 

 鯖整理も終わって帰るかという所でのグランドろくでなしの提案。

 あのろくでなしの事だ。訓練名目で最悪こちらと敵対する可能性も含めての提案なのだろう。言うつもりもないし、マーリンも言わないだろうが。

 

「サーヴァントも増えたがマスターは相変わらず貴重だ。

 彼女にはもっと経験が必要だ」

 

「まぁ、私も居て扱いているけど、後輩の手もみたいってのは本当」

 

 芥ヒナコがやる気のない声でろくでなしの提案を補足する。

 こっちとしても彼女を鍛えるのにやぶさかでない。

 

「いいだろう。で、具体的なルールは?」

 

 俺の質問にマーリンはあっさりと一言。

 

「全力で。

 そうでないと彼女を鍛えられない」

 

 

 

 という訳で、後日プリズマコーズ内全域を使った大規模訓練が行われた。

 訓練という事もあって、藤丸立香側は七騎の鯖を選出して水晶宮に陣を敷き、俺は凪の海に艦隊を浮かべる。

 

 戦力はこんな感じ。

 

 

藤丸立夏

 

シールダー

 マシュ

 

セイバー

 斎藤一

 

バーサーカー

 茨木童子

 

アサシン

 酒呑童子

 

アーチャー

 エミヤ

 

バーサーカー

 土方歳三

 

キャスター

 マーリン

 

 

 

 

 

入即出やる夫

 

艦娘

 叢雲

 参謀 パプテマス・シロッコ

 

艦娘兼鯖

 マシュ風

 船長 フランシス・ドレイク

 

艦娘兼鯖

 ジャンヌダルク

 シーマ陸戦隊

 戦闘妖精少女達

 

セイバー

 モードレッド

 

アサシン

 ステンノ

 

ルーラー

 卑弥呼

 

キャスター

 孔明

 

 

 

「相変わらずの閣下で何より」

 

 今回の参謀役はシロッコである。

 孔明をキャスターとして前に出したのもあるが、軍人として正規士官教育を受けているのがポイント。

 数で押すタイプの指揮はどうしても専門性が必要になる。

 あと、艦娘にはちゃんと人員を乗せているのもポイントで、こういう時の為にハイデッカーやオイランロイドやクローン対魔忍をかき集めたのである。

 もちろん、付き合いのある新島三佐以下海自隊員たちは叢雲に乗せていたり。

 

「俺は何もできないからな。

 できる人間をかき集めてやっとこの盤面だ。

 部隊の指揮は任せた。

 鯖はこっちでなんとかするよ」

 

 当たり前のようにいる卑弥呼様とか。

 もうあきらめているが。

 開始の合図の光が中立地帯に上がる。

 シロッコはためらうことなく俺にこう進言した。

 

「まずはご挨拶のミサイルを撃ち込みたいのですが?」

 

「許可する。派手にやりたまえ」

 

 という訳で、戦闘妖精少女たちによるミサイル攻撃。

 マーリンが居たので幻術を使ったのだろう。

 目立った被害はなかった。

 かくして、主戦場となる中立地帯への戦闘に移行する。

 

 

中立地帯の戦闘

 やる夫側の進出

  22

 

 藤丸側の進出

  45

 

 

「こちらシーマ陸戦隊。

 モードレッドと共に上陸しましたが、中央に『誠』の旗が立っています。

 指示を」

 

 こちらが上陸しなければならないのに対して向こうは歩いて中立地帯に行けるのは織り込み済みである。

 それでもこちらは艦隊を浮かべたかったのだから、許容すべきデメリットである。

 

「交戦は控えろ。

 交戦が始まったら砲撃で支援する」

 

 シーマ陸戦隊はおそらくモブ敵扱いだろうが、それでも対処するためには鯖を動かさないといけない訳で。

 モードレッドとシーマ陸戦隊を潰す場合、艦隊の砲撃と戦闘妖精少女の航空攻撃を同時に受ける事になる。

 藤丸鯖は近代日本鯖が多いから、砲火力の怖さを知って足を止めるだろう。

 

「で、ここからどう出る?」

 

「閣下も人が悪い。

 この場所が戦場なのに、この場所にいらっしゃる人を排除しなかった。

 取り込み合戦になるでしょうな」

 

「まぁ、ハンデだよ。ハンデ。

 艦内に君みたいなイカサマを入れる為のね」

 

 本当に本気ならばこれも番外から外すが、そこまで俺も鬼ではない。

 このプリズマコーズ内に居る第三勢力は以下の通りだ。

 

 

大図書館

 パチュリー・ノーレッジと紅魔館勢

 

お菓子の城

 アリス・マーガトロイドと赤おじさんと黒おじさん

 

深雪の城

 メイヴ軍団

 

 

 この三勢力を取り込めるかどうかで勝敗は変わるだろう。

 シロッコがマップを確認しながら淡々と語る。

 

「現状のポイントは制空権で、これは戦闘妖精少女たちのおかげでこちらが確保しています。

 ですが、この戦闘妖精少女は敵アーチャーによって撃ち落される可能性が高い。

 開幕のミサイル攻撃は、敵アーチャーを本陣に固定させるのが狙いの一つでした」

 

 マーリンが居るから初撃は防げるが、幻術回復の間はアーチャーで撃ち落としに来るだろう。

 それは、アーチャーを本陣に張り付ける結果となり、アーチャーが中立地帯に進出して彼の弓で艦隊を直撃する可能性が減る効果になっていた。

 

「この戦場において、戦闘妖精少女を撃墜できる能力を持っているのは紅魔館のお嬢様がただ。

 こちらとしては早めに接触して、制空権を盤石なものにしたいですね」

 

 シロッコの言葉に俺は頷く。

 ありがたい事に艦隊の居る『大海原と竜の国』と『死せる書架の国』はお隣である。

 早めに接触して、味方もしくは好意的中立になってもらおう。

 

 

藤丸立香の行動

 

1 中立地帯の掌握

2 同上

3 『死せる書架の国』への接触

4 『雪華とハチミツの国』への接触

5 アーチャーによる戦闘妖精少女の撃墜

6 どないしよ?

 

2 中立地帯の掌握

 

 

(おい。マスター。

 向こうの連中、突っ込んできやがったぞ。

 戦っていいんだろ?)

 

(嬉しそうに言うな。嬉しそうに。任せる)

 

(そうこなくっちゃ!)

 

 中立地帯での戦闘に俺はステンノの方を見て頭を下げる。

 彼女はいつもと同じように笑顔だった。

 

「女神様。どうか御出陣をお願いしたく」

 

「あらあら大変。

 遊んでみるぐらいしかできないのだけど?」

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