【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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伊勢湾海戦 その3

おりひめ1号回収作戦 100でばっちし

 34

 

猫たちの妨害

 99 クリティカル

 

他勢力の介入

 19

 

 

「見事なまでに失敗しましたな……」

「頭が痛くなる……」

 

 スペースシャトルで回収する予定だったのだが、NASA全システムシャットダウンという警告をかまされてそもそも出発できないという惨状に。

 電子ネットワークに住んでいるというのはこういう事だというものをこれでもかと見せつけてくれたのである。

 CIAの粛清は日常茶飯事になりつつあり、更にNASAまで粛清のまな板に乗った現状スペースシャトルによる回収作戦はほぼ不可能に追い込まれたのである。

 

「で、次の手だが」

「ここで止めましょうよと言わないのが貴方ですな」

「それは貴様もだろう。

 どんな手を考えている?」

「『樹形図の設計者』の基礎設計図は学園都市より入手しています。

 こっちで作れるか試しますよ」

 

 何しろこちらにはダヴィンチちゃん、超鈴音、長谷川千雨という天才たちを抱えているのだ。

 基礎理論があるのなら、その先もなんとかなるのではと密かに調べさせていたのである。

 

基礎理論 100ではっちし

 54

 

ダヴィンチちゃん

 43

 

超鈴音

 56

 

長谷川千雨

 89

 

結果

 80

 

費用 十億円

 66

 

 情報環境モデル都市・天海市。

 そこの地下神殿跡地に据え付けられた『樹形図の設計者』はオリジナルよりもはるかに大きくなっていた。

 

「高性能と小型化はどうしても難易度が難しくなってしまうからね。

 これだけの空間があるのなら、大きくしても問題はないと割り切ったのさ」

 

とは説明してくれるダヴィンチちゃんのお言葉。

 続けて超鈴音が説明を引き継ぐ。

 

「コンピューターの大型化と並列化で『樹形図の設計者』の80%の性能まで持ってゆく事に成功したネ。

 正直、あれを衛星として小型化するのはどうしても分からなかったのネ」

 

「ソフトの方は私が担当したが、電子精霊をもってしても八割の性能までしか持っていけなかった。

 あれ、何か別の技術が入っているな」

 

 工事からメンテナンスから運営まで全てスタンドアローンに改修したマシュ・茶々丸で行う事でセキュリティー問題をクリアしている。

 で、問題のソフトだがありがとうちうたん。

 君が上位電子精霊の使役をしてくれたおかげでなんとか八割まで持っていけ……聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。

 

「別の技術?」

 

 俺の言葉に三人がそれぞれの意見を述べる。

 

「それは思ったね。

 科学に魔術も極めたけど、知らない理論があってその先の展開が読めない所があった」

 

「私も同意見ネ。

 火星技術を用いてもおそらく別物語の技術によって構築されている部分があったネ」

 

「『型月世界』『ネギま』『ナデシコ』『なのは』……この四世界の技術を用いても分からない所がある。

 もっとも、ソフトについてはこの四技術を活用してここまで迫れたが……『樹形図の設計者』かなりの厄物だよ。あれ」

 

 とあるではあっさり壊されたのだが、それでもわからない何かというのは実に怖いと思うと同時にあのアレイスター=クロウリーだからで納得してしまうのが困る。

 とはいえ、話がそれるし今は化け猫退治が先である。

 

「構わないさ。

 化け猫をこれで潰せるなら見た目などはどうでもいいし」

 

 とはいえ、かかった費用は660億円である。

 プレジデントモードの英雄王とドレイク船長の黄金律のおかげで困りはしないが、なかったらと思うと頭を抱える事請け合いだろう。

 

「とりあえずこの街は西次官の失脚でとん挫したのを俺が拾った形にしている。

 成り行きだが、俺の拠点として整備するのが楽なんだろうが……お客さんは?」

 

 こういう事をしていると当然のごとく邪魔する者や成果を搔っ攫おうとする者が出る訳で。

 

こちらの防御 100でばっちし

 93

 

妨害や掻っ攫いの行動

 84

 

(マスター。息の根は止めてないが、やってきた馬鹿どもは気絶させたぜ)

(主殿。拙者の指揮をお忘れなきように!)

 

 ありがとう。サーヴァント。

 ありがとう。モーさん。

 ありがとう。牛若丸。

 

 牛若丸に全体指揮を任せて、敵にモーさん突っ込ませると面白いように壊乱しやがった。

 とはいえ、敵装備もかなりのものだったので、何処の誰だと疑ってみたら……

 

襲撃者の厄さ 100で厄い

 38

 

 

「……これ、米軍の装備じゃないですか?

 多分CIA」

「この部隊、COSMOSですね。麻帆良学園都市でテロをかました奴らと同じ装備です」

「メシア教のテンプルナイトたちも居ますよ」

 

 気絶した捕虜たちを調査尋問したシロッコによってバックが分ると、厄さはないがため息がつきたくなる裏事情が。が。

 

「大粛清中のCIAの一派が起死回生を狙って、軍が主導する極東方面の政治的主導権奪回を企み、麻帆良テロで切り捨てられたCOSMOSと、勢力拡大を図ったメシアのテンプルナイトと組んでやってきた……と」

 

 国家に真の友人はいないとは誰の言葉だったか。

 デグ様は信用できるが、米国は覇権国家として中の派閥が複雑怪奇すぎる。

 

「大佐。報告書は任せた。

 デグレチャフ中将への貸しにしておこう」

 

 さて、分かりやすい反米シナリオだが、本当に国内勢力が絡んでいないのか探るのは止める事にした。

 これ以上藪をつついて蛇を出すのはまっぴらだから。

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