【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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なお、これらの☆10装備は一つしか作れていない。
ネジが……


鴨が葱を背負ってやってくる

 叢雲が船であるという事は、どこかに所属しないといけない訳で、当然横須賀地方隊に所属となった。

 で、問題は装備である。

 

「叢雲。

 お前の装備どんなのがついてる?」

 

「一応元の装備は全部ついているみたい。

 後は、艦娘の装備もついているわね。

 無理のない範囲で」

 

 これは、対空カットインと先制爆雷の装備の事で、今の叢雲の装備はこんな感じである。

 

 5inch単装砲 Mk.30 2基2門 ☆10

 13号対空電探改       ☆10

 25mm三連装機銃 集中配備   ☆10

 四式水中聴音機       ☆10

 3式爆雷投射機集中配備

 

「全部コントロールできるのか?」

「無理ね。

 多分4つまでしかコントロールできないみたい。

 単独でコントロールするにはこれが限界なんでしょうね」

 

 イベントの対空対潜装備の名残なのだろう。

 色々がんばった装備が残っているのは素直にありがたい。

 魚雷を載せない事でスペースの確保に努力する艦娘とメンタルモデルのすり合わせに感動すら覚えるが、単独で艦を運用できるということは単独で全てを管理しなければならない事を意味する。

 それは叢雲がどれだけ凄かろうとどうしても出来てしまう隙だ。

 とはいえ、メンタルモデル化して人が入れるスベースができた事の意味を考えると、こう考えてもいい。

 叢雲の手が足りない所を人がやっちゃってもいいんだと。

 そんな事を考えていたら、ある事に気づく。

 

「叢雲。

 お前の補給ってどうするんだ?」

 

「この身体なら普通の食事で大丈夫だけど……」

 

 そこで言葉を詰まらせる叢雲。

 船の運営、ましてや軍艦の運営にはそれ相応のお金がかかる。

 金庫の豊富な資産の理由をやっと理解した。

 

「あらあらたいへんね。

 私なんて、マスターからの魔力供給だけで十分なのに」

 

 fate世界の魔力供給には、性行為もある。

 気づいた叢雲が顔を真っ赤にして、いつもの決め台詞を言う。

 

「酸素魚雷をって、積んでないじゃない!!」

 

「失礼します。

 入即出二佐相当官。

 警備隊司令が挨拶に伺いたいとの事」

 

 無線から聞こえる声に俺はうかつを悟って舌打ちをする。

 丁寧なお願いは実質的な命令に等しいからだ。

 しかも、向こうの方が上である。

 

(早く挨拶に来やがれ!)

 

と、暗に言っている訳だ。

 俺は叢雲を通じて返事をした。

 

「今すぐにこちらから挨拶に向かうと伝えてくれ」

 

 

 

「警備隊司令の咲川海将補です。

 君たちの事は市ヶ谷から聞いています。

 邪魔はするつもりはないから、邪魔をしないでくれ。

 以上だ」

 

 案の定、サイコロの目が悪かった所がこう言う風に作用している。

 まあ、追い出されなかっただけよしとしよう。

 

「すいませんね。

 市ヶ谷がらみで、うちの司令ピリピリしちゃって」

 

 差し出した手を令呪を隠して手袋をした手で握って俺は挨拶をする。

 司令が悪い警官役なら、こっちは良い警官役なのだろう。

 

「幕僚の美野原一佐です。

 何かあったら私に言ってください」

 

「入即出二佐相当官です。

 こちらも上からできるだけ協力するように仰せつかっております」

 

「具体的にはどのような事が出来るので?」

 

「ゴジラのやられ役ですかな」

 

 俺の冗談に美野原一佐が笑う。

 受けてくれたみたいだが、その後の言葉は穏便ではなかった。

 

「何かが協力できるかについては、後日また話合いましょう。

 あなた方を見にお客さんも大勢来ているみたいですし」

 

「使い魔の存在があるわ。

 注目されているわね♪」

 

 ステンノが耳元で囁くと、叢雲も小声で呟く。

 

「私をガン見している米軍艦艇がいるんですけどー」

 

 叢雲の言葉に俺は頷きながら、ステンノに尋ねる。

 

「何処が来ている?」

 

「時計塔に関東魔法協会と関西呪術協会。

 米軍と一緒に居るのはメシア教かしら?

 十字教と聖堂教会も人を出しているみたいね」

 

 そんなやりとりを見ながら、美野原一佐が尋ねる。

 

「ちなみに、そちらの上とは何処を指せばいいのでしょうな?」

「ヤタガラスは宮内庁の秘密機関という位置づけですが、公的には宗教法人の一組織ですから。

 霊的なあれやこれやで、色々と闇が深いのは自覚していますよ」

 

 太平洋戦争の敗戦によって、日本の霊的守護は決定的なまでに弱められた。

 学園都市なり麻帆良学園なんかができているのはその影響と言ってもいい。

 そんな状況で、霊的組織的には弱小部類に入るヤタガラスに期待の大型新人発見である。

 他所がスカウトという名前の引き抜きを狙わない訳がない。

 地位の高さはこう言うデメリットがある訳だ。

 俺はため息をついて美野原一佐にお願いすることにした。

 

「美野原一佐。

 これのお披露目を何処かでしたいので、適当に出港できる理由を作ってくださいませんか?」

 




叢雲の元が2000トンちょっとしか無いので、できるだけ無理なくつけたつもり。
後部の主砲位置が機銃の集中配備場所にもなっていると妄想。

メンタルモデル
 元ネタは『蒼き鋼のアルペジオ』。

市ヶ谷
 防衛庁の隠語。
 まだこの頃は『庁』なんだよなぁ。

時計塔・聖堂教会 Fate
関東魔法協会・関西呪術協会 ネギま
十字教        とある
メシア教       メガテン
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