【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
それ以外のキャラクターは84%までしか力が出せない。
【悲報】FGOクリスマスイベ。
ルーラーなので、剣豪とセイレムを飛ばして二部をする事を決意。
……☆4ルーラー宝具5は駄目だろうに……
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1071616962881449984
各勢力の行動
1 情報収集
2 情報収集
3 同盟交渉
4 同盟交渉
5 拠点作成
6 拠点作成
7 拠点作成
8 敵勢力攻撃
9 敵勢力攻撃
10 熱烈歓迎
聖杯戦争正規組
時計塔 (遠坂陣営 聖堂教会と同盟中 アーチャー) 8
聖堂教会 (言峰陣営 言峰綺礼はこっち アサシン) 1
セイバー陣営 6
ランサー陣営 3
ライダー陣営 6
聖杯戦争非正規組
ファントムソサエティー 9
関東魔法協会 1
十字教 3
ガイア教 2
自衛隊 7
カルデア 2
桜塚護 9
何かが割れる音がして俺は目を覚ます。
部屋に貼ってあった身代わり符が容赦なく灰になっていた。
その灰の中に落ちていた桜の花びら。
さすが桜塚護。
挨拶がてらの呪殺攻撃に感心するしかない。
これからは、身代わり符は倍以上貼らないと。
「柳洞寺周辺で小規模な地震が発生したらしい」
舞鶴基地での連絡会議。
居るのは、クルト・ゲーデルに、カルデアの面々に、甘粕正彦。
改めて見ると濃いな。この面子。
地震発生報告をくれたのは甘粕正彦である。
「一応地震という事にしておくが、最近の科学は便利なもので、地震の波形と爆発の波形は違う。
これは爆発の波形だよ。
で、警戒中の空自に頼んで柳洞寺周辺を写してもらったが、それらしい爆発の後は無い。
つまり、柳洞寺の地下で何か、いや、はっきり言うか。
戦闘があったという事だ」
「たしか、その柳洞寺には大聖杯というものが眠っているはずでは?」
こちらの情報を大体出しているので、ここの面子は柳洞寺に大聖杯がある事を知っている。
そのため、クルト・ゲーデルは関東魔法協会だけでなく、メガロメセンブリアの手駒まで使って聖杯を回収しようと提案していた。
まぁ、中がニトログリセリンが一杯詰まった樽みたいなものだから、今動かすと大爆発するのが目に見えているので敵対勢力を掃討したらお好きにとは言っておいたが、はやくも誰かが動いた事に彼の声に焦りが見える。
「ええ。
というわけで、状況を聞いてみましょうか?」
叢雲に電話を持ってこさせて、俺は電話をかける。
冬木教会の言峰神父に。
「はい。冬木教会です」
出たのは言峰綺礼の方だった。
こっちはアサシン見たから敗退設定なんて知ったことではないが、その芝居は尊重しよう。
「どうもヤタガラスの入即出やる夫と申します。
地震計で柳洞寺周辺で爆発があったみたいですが、そちらは大丈夫ですか?」
「……問題ない」
見え見えの嘘をつく。
ならばもう少しつついて見るかと思ったら、電話が替わり傲慢かつ高貴な声が聞こえてくる。
「答えよ道化!
あれは何だ?
あれがこの星の意思というのか!?」
聖杯を守る英雄王と交戦したのは桜塚星史郎だったか。
最高の霊地だから術を使うのも最適ではあるが、そんな呪いを使って気づかない遠坂陣営ではない訳で、きっとまた令呪を消費して迎撃にあてたのだろうなぁ。
千里眼持ちならば見えるだろう。
彼の未来とその先が。
「英雄王自ら剪定とはご苦労さまでございます。
とはいえ、王も考えていた事ではないですか?」
「世辞は良い。
王には王の責務というものがある。
民を選び、庇護した民を良い方に導くのは王の責務の一つよ。
だが、気に食わんのは、奴は我を雑種と同じに扱いおった!!
その罪万死に値する……!!」
英雄王VS桜塚星史郎
桜塚星史郎
ベースレベル 77
メガテン世界デバフ ベースの76%しか出せない 58
型月世界デバフ 84%しか出せない 48
サイコロ補正 12%バフ 53
英雄王ギルガメッシュ
レベル 90
カリスマA+ 21%バフ 108
1 桜塚勝利
2 桜塚勝利
3 桜塚勝利
4 英雄王勝利
5 英雄王勝利
6 英雄王勝利
7 英雄王勝利
8 英雄王勝利
9 英雄王勝利
10 熱烈歓迎
結果……7
「あれは我の宝具の雨を受けて花となって散ったが、あの手の者はあれでくたばるようなものでもあるまい!
その後来た連中も追い払ってやったが、今我は気分が悪い。
吐かねば我の宝具の雨を受けると思え!!」
「怒りを鎮め給え。英雄王。
こちらの知る事は全てお教えしましょう」
電話口なので他の面子が聞いているのに、俺は桜塚星史郎の事を今朝の呪殺攻撃まで含めて全部話す。
もちろん他の面子の顔色は約一人を除いて真っ青だ。
某一尉よ。
『その手があったか!?』なんて顔をしないでくれ。頼むから。
「……なるほど。
よくわかった」
恐ろしく冷徹な声に、俺は英雄王が激怒していることを察して背筋が寒くなった。
世界の命運を自分以外の所で決められるなんて、かの英雄王にとって許せるものでもないだろうからな。
「もしもし?」
電話の声が言峰綺礼に替わる。
ため息を一つ漏らして俺は口を開いた。
「聞いたとおり、これからはマスターの直接攻撃に呪殺というものが来るかも知れません。
お気をつけを」
「わかった。伝えておこう」
あ。
これ遠坂時臣に伝える気は無いな。
電話を置いて、皆に改めて告げる。
「という訳で、各自呪殺対策をお忘れにならないように」
そんな対呪殺のプロである天ヶ崎千草は、対魔忍たちをパートに雇って身代わり符の大量生産に追われることになる。
「衛宮切嗣はアインツベルンの屋敷から逃げ出したらしい」
ついに警察が衛宮切嗣にたどり着いて、アインツベルンの屋敷に訪ねていったらしい。
アイリスフィールとセイバーは居たが、その前に衛宮切嗣と久宇舞弥は姿を消していた。
今も捜査員が森の側で張り付いているらしいが、まず出てこないだろうな。
こっちが、ミサイル発射で時間をとられた三日間が無ければ、拘束まで持っていけたのだが。
「手を組もうとしている連中がいるみたいね」
俺の言葉にステンノがなげやり気味に言う。
状況が混沌とし過ぎていて、籠もる事しかできなくなっていたのだ。
何しろ、ルーラーとバーサーカーがまだこの場に出ていない。
「ケイネスと十字教がねぇ……」
冬木ハイアットホテルに十字教の陣営が泊まったことは宿泊データからも確認が取れた。
同盟なのか、盾がわりなのかは分からないが、ここを攻めたら両者迎撃をするのは間違いがない。
「その結果じゃないでしょうけど、どうしてあなた達ここにいるのよ?」
「戦場が混沌としておるなら、分かる場所に出向くのが一番だからな!
此度の戦の核になっておるのはお主よ。
だから張り付かせてもらおうと思ってな」
さすが征服王。
戦場の勘所を見極める力は優れていやがる。
「……ここなら、ゲームの兵器が生で見れるって言って僕を引っ張ったのは誰だったっけ?」
「お主とて、あの夫妻を戦火から遠ざけようと新たな場所を探しておっただろうが!」
夫婦喧嘩は他所でやってくれませんかね。お二方。
言うつもりはないが。
せっかくだから部屋を用意するついでに試しに聞いてみた。
「なぁ。征服王。
裏でこそこそやっている奴が居て、そいつの場所が分からない。
考えられるとしたら何処に居ると思う?」
「簡単な話だろう。
これだけ場が混沌としてれば、中で状況の把握はできまい。
我らと同じ選択をしているのだろうよ」
あっさりと言ってくれたからこそ、その意味に気づくのに時間がかかった。
「ああ。
ありがとう。征服王」
「気にするな。
あと、飯については期待して良いのだろうな?」
「馬鹿!
何処まで図々しいんだ!
お前は……」
二人が部屋から出た後、叢雲とステンノを呼び寄せて告げる。
地図を広げて俺は冬木市から外に丸をつくって。
「冬木市以外の霊地について調査するぞ。
多分ルーラーとアーチャーとバーサーカーはそこに居る」
大聖杯には誰も居なかった。
多分、出てきたのはヘラクレスだろう。
ルーラーが率いる、アーチャーとバーサーカーをどう潰すのか?
まだ俺はその手を思いついていなかった。
大乱戦でサイコロの処理が結構大変。
前の作品でも面倒になった所なので、気をつける。