【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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このあたり全部オリ解釈。
10 熱烈歓迎 は出た後にグッドイベントかバッドイベントか再度サイコロで判定します


サーヴァントドラフト会議……の予定だった

 現在聖杯戦争に介入している勢力でサーヴァントを持っていない勢力は以下の通り。

 

 ファントムソサエティー

 関東魔法協会

 十字教

 ガイア教

 自衛隊

 桜塚護

 大蔵省

 

 そんな状況でこの病院に聖堂教会の呼びかけに応じて来たのは以下の通り。

 

 ファントムソサエティー 3

 関東魔法協会 3

 十字教 3

 ガイア教 2

 自衛隊 2

 桜塚護 3

 大蔵省 2

 

 

1 参加  2 不参加  3 不参加だけど情報入手

 

 

「誰も来やしねぇ……」

 

 聖堂教会の人気の無さにある意味清々しさを覚える。

 タカミチ・T・高畑と入江省三はこの病院にいるのに不参加を言ってきたあたりその嫌われぶりは感心するしかない。

 まぁ、俺が流した情報を再度徹底させるだけのはずだから来なくていいという選択は間違ってもないわけだが。

 

「これは我らの不徳と致す所。

 お手数をかけて申し訳ない」

 

 まったく読ませない表情で言峰綺礼が謝罪する。

 こうなると話さないのもバカバカしいので、迎えが来るまで最低限の情報開示を行っておこう。

 

「で、聖杯戦争の隠しコードは見つかったかな?」

 

「あいにく。

 本当にそんなのがあるのか我らは疑っているがね」

 

 まだ調べだして数時間も経過していない。

 それで出てきたらこっちがびっくりである。

 心の中で少し安堵しながら、ソース元を偽装して俺は口を開く。

 

「間桐家の資料からの情報だ。

 バーサーカーが暴れたあとの現場検証で入手したという事にしておいてくれ。

 聖杯戦争は、七人の魔術師と七騎のサーヴァントによる殺し合いだ。

 では質問。

 一人の魔術師が七騎のサーヴァントを使役できた場合、そのシステムはどうなるのかな?」

 

「それは不可能だ。

 そもそも、英霊を使役するそれ自体が莫大な魔力を使うからこそ、一人一騎……」

 

 そこで言峰綺礼は口を閉ざす。

 彼の情報だと二騎、実際はそれ以上のサーヴァントを抱えている俺の特異性に気づいたからだ。

 

「そう。

 気づいたみたいだが、一人一騎という訳ではなく抜け道や裏道がある。

 これだと聖杯戦争はサーヴァントの殺し合いで事が済むのにそうならなかった」

 

 こういう風に考えると、聖杯の意味が少し違って見えてくる。

 願望機ではあるが、その願望は本来サーヴァントの為にあったのだろう。

 まさかマスター側の魔術師が独占を図って殺し合いをするなんて事を始めるとは思っていなかったあたり、始まりの御三家は魔術師の割にはお人好しでどこか抜けているというか。

 話がそれた。

 

「で、いつか知らんが予備システムがつけられた。

 同一勢力による七騎独占状況が発生した場合、更に七騎の召喚が行われてサーヴァントの殺し合いを行う。

 ここからが面白いんだ。

 聖杯の発動条件は相変わらず、6騎が聖杯にくべられた時で、一組の願いを叶える。

 つまり、残った8騎でその願いの奪い合いが発生する」

 

「思ったのだが、それだともう1組聖杯に願いが望める事にならないか?」

 

「そのとおりだ。

 もうこうなると外部監督者では管理運営ができなくなるから、聖杯自らが管理サーヴァントを発生させて、聖杯自ら聖杯戦争を管理する。

 そのサーヴァントがエクストラクラス。

 ルーラーだ」

 

 語れる事と語らない事を分けながら、俺は話を慎重に進める。

 相変わらず言峰綺礼の表情は読めない。

 

「厄介なのが、聖堂教会がやっている外部監督と違って、ルーラーは聖杯戦争の終結において人類社会をあまり気にしない。

 化物揃いの英霊達が闊歩してる異常を放置するぐらいならば、その英霊を討伐してさっさと終わらせる方に行動指針が行きやすいのは注意しておくことだ。

 俺から言えるのはそれぐらいかな」

 

 入ってきた叢雲が俺に報告する。

 

「迎えが来たわよ。

 甘粕一尉が玄関で待っているわ」

 

 仲間への攻撃には容赦がない自衛隊である。

 衛宮切嗣による俺へのダイレクトアタックは二度目だから、道中を心配してという事なのだろう。

 

「じゃあ、そろそろ失礼させてもらうよ。

 良き聖杯戦争を」

 

 俺の挨拶に言峰綺礼は何も返事をよこさなかった。

 

 

 

各勢力の行動

 

 

 1 情報収集

 2 情報収集

 3 同盟交渉

 4 同盟交渉

 5 拠点作成

 6 拠点作成

 7 拠点作成

 8 敵勢力攻撃

 9 敵勢力攻撃

 10 熱烈歓迎

 

 

 

聖杯戦争正規組

 

 

 時計塔    (遠坂陣営 聖堂教会と同盟中 アーチャー) 3

 聖堂教会   (言峰陣営 言峰綺礼はこっち アサシン) 10

  グッド 1  バッド 2

  結果 1

 セイバー陣営 7

 ランサー陣営 7

 ライダー陣営 10

  グッド 1  バッド 2

  結果 2

 

 

聖杯戦争非正規組

 

 

 ファントムソサエティー 6

 関東魔法協会 5

 十字教 9

 ガイア教 2

 自衛隊 7

 カルデア 2

 桜塚護 8

 

 ルーラー 8

 

 

 

攻撃対象 (自分が対象の場合1下にずらす)

1  時計塔    (遠坂陣営 聖堂教会と同盟中 アーチャー) 

2  聖堂教会   (言峰陣営 言峰綺礼はこっち アサシン)

3  セイバー陣営 

4  ランサー陣営

5  ライダー陣営

6  ファントムソサエティー

7  関東魔法協会

8  十字教

9  ガイア教

10  自衛隊

11  カルデア

12  桜塚護

13  ルーラー

 

十字教  6

桜塚護  4

ルーラー 1

 

 

 

「思ったよりお元気そうで」

「魔法ってのは便利で、死ななければ大体治してしまう。

 とはいえ、焼けた服は元には戻らないがね。

 また大仰な出迎えだな」

 

 病院玄関前に居たのは82式指揮通信車で、後ろに73式中型トラックが二台。

 対魔忍だけでなく普通科の分隊まで連れてきている。

 

「二度も襲撃を受けて警戒しない方がおかしい」

「それもそうだ」

「港まで送って、その後我々は冬木市内を第7普通科連隊と共に警備する予定です」

「なるほどね。

 とりあえず港までよろしく頼みます」

 

 そう言って俺達が車に乗ろうとした時に、言峰綺礼が玄関に現れる。

 見送りなんて殊勝なことをする輩ではないなと思っていたら、彼からこんな事が告げられた。

 

「お待ちを。

 よければ私も乗せて、遠坂邸に向かって欲しい」

 

「……何かあったので?」

「遠坂氏から緊急の要件だ。

 ルーラーとおぼしきサーヴァントに、アーチャーを強奪されたと」




残りの判定は次話に。
ライターのファンブルは何かして令呪を一つ失った事で処理する予定。

証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1073984588219707392


サーヴァントを持ってない勢力にサーヴァントの有用性を伝えて持たせよう。
>>誰一人来やしねぇ……

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