【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです   作:北部九州在住

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『アズールレーン』まで入れるとどんどん増える英艦娘。
作者は『アズールレーン』はやっていないので今回は除外。



洋上人狼 あとしまつ

 アポトーシス2の破壊力 75

 パラダイムXのセキュリティ 46

 学園都市セキュリティー 56

 話題性 40

 

 

『パラダイムX 大規模障害発生。復旧時期分からず』

『パラダイムX障害、提携先の学園都市にも波及。 『おりひめ1号』使用不能に』

『西次官、引責辞任へ。パラダイムXの大規模障害の責任を……』

『アルゴン社経営危機。アーカムグループと業務提携へ。門倉社長は辞任……』

 

 

 横須賀帰港後の政治面がタンカージャック事件だとすれば、社会面は天海市で行われていた『パラダイムX』の大規模障害だった。

 まぁ、アポトーシス2を提供したのは俺なのだが。

 帰港後スパイ容疑で拘束された『イェルケル』艦長ディノ・ディラッソ中佐は小悪党らしく、使用した『アポトーシス2』のコピーを隠し持っていたのである。

 ネミッサという電霊が居て、ハッカー集団スプーキーズにこれが渡った時点でこの結果はある意味当然だったと言えよう。

 アーカムが救済に動いたのはある意味当然で、タンカージャック事件の対処に追われる政府は、喜んで西次官と門倉社長の首を切り、後始末を押し付けたのである。

 想定外だったのは学園都市で、パラダイムXは学園都市の『おりひめ1号』を使って世界中から魂を集める予定だった為に、ウイルスが『おりひめ1号』にまで侵入して学園都市側にもダメージが波及した事だろう。

 守護神こと初春飾利が居ればまた別だったのかもしれないが、この時代だと彼女はまだ生まれて間もない時期なのでパソコンにすら触れないのがありがたかった。

 

「で、一国の政策を非合法に変更させた理由を教えていただけるのでしょうな?」

 

 もちろん、アポトーシス2の使用はデグ様・ボンド中佐・御神苗優が見ている所で使用される訳なので、俺は最初から彼らを仲間に引きずり込むことにしたのである。

 パラダイムXの真の目的である『魂の収集』とそれに関与する学園都市の『絶対能力進化計画』、それを後押ししている政府の一部始終を。

 俺以外の面子が最初呆れ、次に真顔に成り、最後には罵倒すらしたこの計画もオークや英霊や艦娘なんてのが跋扈するこの世界だからこそ最終的にはおちついてくれた。

 

「自衛隊内にクーデターの動きがあるとは聞いていたが、これではクーデター側につけといいたくなるぞ」

 

「それを学園都市だけでなく諸勢力が見逃してくれるのでしたらな。

 私は、私の叢雲と浜風はクーデター側にはつきませんよ。

 そんなことよりもやらねばならない事がありますから」

 

 デグ様と俺の会話はあえてボンド中佐と御神苗優に聞かせる為にやっている。

 というか、この二人をこちら側に引き込むために俺たちがあえてこの場を作ったと言った方が良いだろう。

 

「タンカージャックの一件では、米艦船が護衛艦にミサイルを誤射している。

 パラダイムXの障害はそれを覆い隠す意図もあった。

 ワシントンでは今頃、粛清という名前の椅子取りゲームが行われているが、今の私達には関係がない」

 

 デグ様の素晴らしくかつ抜けている所は、当人が安全な後方に行きたがるくせに、現場対応力が図抜けている所にある。

 今回の一連の事件はワシントンではデグ様の責任を問う声が無かったと言えば嘘になる。

 だが、内部スパイであるディノ・ディラッソ中佐の拘束と艦娘イントレピッドの存在、そして俺が立案したパラダイムX障害で事件そのものを隠す形で恩を売ったので、デグ様を切る事ができなくなっていた。

 逆に言えば、イントレピッドある限り提督として前線に立つ事になるのだが、彼女はまだそれに気づいていない。

 

「アーカムとすれば、冬木の大聖杯を保護下におきたい所だ。

 アレのヤバさは、聖杯そのものじゃない。

 聖杯から出る英霊の方にある」

 

 御神苗優の言葉に渋い顔をするボンド中佐。

 だから、そろそろ彼に突きつけてみよう。

 

「どうしました?ボンド中佐。

 大聖杯の回収と私の封印指定の任務が無理と顔に書いているようですよ」

 

 さすがスパイ。

 これぐらいで顔色を変えるような輩ではないか。

 やっぱりアマテラス様召喚が決定打だろう。

 ボンド中佐派遣の黒幕は時計塔だろうとうっすらと当たりは最初からつけていた。

 封印指定執行者を送りたい所だが、海上自衛隊海将補相当官という地位がこれを邪魔しているのだ。

 あげくに、デグ様によって米海軍との共同作戦において海軍少将として扱われている。

 強引に事を進めたら日米両軍から敵認定されるに等しい。

 そのあたりから、表のボンド中佐を送って、情報収集とできれば俺の階級剥奪ぐらいまでは狙っていたのだろう。

 

「まぁ、しばらくは私ごときをどうこうする暇なんて、そちらには無いでしょうからな。

 先にそれの掃除をしておくことをお勧めしますよ」

 

「それとは?」

 

 ボンド中佐はわざと尋ね、俺もそれを答える。

 俺の視線の先にはタンカーに残ったV-1ロケットの写真が置かれていた。

 

「ナチスの残党は南米を中心に跳梁跋扈している。

 今回の事件は結局の所、彼らが『GUSOH』を持ち出し行方不明となった。

 そして、それを使うのは貴国を始めとした欧州の可能性が高い」

 

 弾頭に搭載されていた『GUSOH』を米軍研究機関が調べた所、ダミーだった事が発覚した。

 つまり、奴らは沖縄からタンカーに持ち出したように見せかけて、この事件を陽動作戦として『GUSOH』をどこかに持ち出してしまったという訳だ。

 もちろん、この一件でもワシントンでは担当だったCIAを中心に粛清の嵐が吹き荒れるだろう。

 事がオカルトという裏の方に話が行くと、オカルト大国である大英帝国は嫌でも叩かないといけない目標になる。

 戦力的にも、第三帝国復活を狙う政治的な意味合いでも。

 

「こちらは取引材料として、艦娘を提供する用意があります。

 今回の所は、これでお引取りを」

 

 表の階級剥奪が日米の政治力によって無理であった事を理解しているボンド中佐は、俺の提案に手を差し出して了承した。

 握手をして俺はとりあえず危機を逃れた事に安堵したのだった。

 

出てきた英艦艇娘 2

 

1 アークロイヤル

2 ウォースパイト

3 ネルソン

4 ジャーヴィス

5 ジャーヴィス

6 ジャーヴィス

 

 

「我が名は、Queen Elizabeth class Battleship Warspite!

 Admiral……よろしく、頼むわね」

 

 出てきた英艦娘に呆然とするペンウッド卿。

 いや、ある意味ふさわしいなとなんとなく思った。

 

「何で俺には出てこなかったのだろう?」

 

 そんな事をつぶやくボンド中佐に俺は心の中で突っ込んだ。

 多分これだろうなという理由を。

 

(そりゃあんた、その女癖で出てくる方がおかしくないかい?)

 

 帰国後、『ペンウッド卿に愛人ができた』と円卓内で騒がれたが、その噂もウォー様の高貴さと相まって自然鎮火したのもさもありなん。

 なんでも、実体化ウォー様に女王陛下御自ら足を運んだとかなんとか。




ウォー様
 ヴァリアント級原子力潜水艦でもいいかなと思ったが、ペンウッド卿なので戦艦でいいかという流れに。
 あれ?
 これ、ペンウッド卿海軍基地常駐確定だから、英国無双フラグ消えてね?


英国女王
 ここの女王様は『とある』世界の女王様。
 つまり、王女様がやらかす訳で……


証拠写真
 https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1115130711483142144
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