【アンコもどき小説】やる夫と叢雲とステンノは世界を渡りながら世界の危機を回避するようです 作:北部九州在住
1 元世界ベースのレベル設定
2 現在世界に対するバフ・デバフ修正
3 サイコロでブースト
一応これでやってみる
人間キャラのベースレベルは、女神転生TRPGの概念を修正して使う予定
0-10 愚者
10-20 異能者
20-30 覚醒者・達人
30-40 転生者・導師・達人
40-50 超人
この手のレベルが設定されているキャラについては極力それを尊重する。
証拠写真
https://twitter.com/hokubukyuushuu/status/1065447430752063488
平崎市の吸血鬼騒動は、その捜査を妨害していた行政・警察・ヤクザが壊滅したのはいいが、事件そのものの主犯であるシド・デイビスを取り逃がす結果となっていた。
このままでは意味がないので、さらなるカオスを覚悟で、別勢力を呼び込むことを決断する。
何でか伝が生えていた関西呪術協会である。
「いらっしゃいませ。やる夫様。
お客様がお待ちになっておりますが?」
ホテル業魔殿に着くと、いつの間にか居たメイドが俺達に挨拶をする。
ヴィクトル……造魔のメアリを作れたんだなぁ……
「少し落ち着いたら、部屋に呼んでくれ。
それで客人の名前は何て言うんだ?」
「たしか、天ヶ崎様とおっしゃっていましたが」
予想通りだ。
この時期、関西呪術協会の名前持ちで動ける人間は少ない。
接触を試みたら、絶対出てくると思っていた。
陰陽師の姿で入ってきた天ヶ崎千草はスーツ姿の俺を見て、軽く失望する。
「陰陽師の名のある家に生まれておきながら、あんたも西洋にかぶれはりましたか」
彼女の第一声がこれである。
軽い失望を隠そうともしない。
「西洋というより機械にかぶれたと言った方が正しいな。
儀式、呪文、生贄。
それらを間違えること無く常に安定して召喚できる。
そういう所まで、この世界の科学は来てしまった。
これからは、東洋も西洋も無く、科学と魔法が対決するだろうよ」
「なんや。
あんた学園都市の方にかぶれはったんか。
まぁ、関東にかぶれるよりはましやわ」
互いの立ち位置を確認しながら、話を進めてゆく。
まだ少女の天ヶ崎千草は将来有望ではあるが、ここではメッセンジャーでしかない。
それでも立ち位置の違いを我慢して、交渉に臨もうとする心意気は気に入った。
「関西呪術協会では、あんさんに関西に戻ってきて欲しいと思うとります」
「知っているかどうかしらんが、俺が使役する付喪神の本体は横須賀港にいる駆逐艦だ。
俺はそいつと別れるつもりは無いぞ」
「日本海の舞鶴ならどうどっしゃろ?
あそこなら自衛隊の基地もありますえ」
「ヤタガラスの籍を持ったままでいいと?」
「もちろんどす。
政府とのつながりは多いほうがよろしおすから」
舞鶴港は冬木市の隣りにある。
Fate/Zeroに介入するなら、関西呪術協会に筋を通しておく必要があるだろう。
「近く、訓練航海の名目で舞鶴港に寄港する。
その時に更に条件を詰めてゆきたいがどうだろうか?」
「ええでっしゃろ」
一応これで彼女の話はおしまいである。
それで帰ってくれればいいが、彼女には両親を殺された復讐がある。
力を持つ俺を取り込みたいなら、次の言葉は簡単に予想がつく。
「あんさんはこの街の事件に関わってはりますの?」
「現地勢力と外部勢力の調整をしている。
事件を妨害していた組織を壊滅に追い込んだが、その主犯が未だ見つかっていないんだ」
「でしたら、うちがお手伝いしましょか?」
天ヶ崎千草
ベースレベル 34
メガテン世界修正 ベースの94% = 31
サイコロブースト +27% = 39 問題なく魔法が使えるので+修正
あ。
この娘かなり強い。達人レベルだ。
こそっとアナライズしたが、きっと復讐のために全てを捧げたのだろうなぁ。
口には出さないが、じっと値踏みするような目で見て、白々しくため息をつく。
「借りを作るのは嫌なんですが、ここまで来た貴女に敬意を払いましょう」
なお、俺が連れてきた叢雲とステンノを見てえらく驚いたのは言うまでもない。
知恵留美子
ベースレベル 100 原作修正
メガテン世界修正 ベースの81% = 81
サイコロブースト +78% = 144 問題なく魔法が使えるので+修正
「どうも。
聖堂教会によって派遣された知恵留美子と申します」
「関西呪術協会の天ヶ崎千草や。
よろしゅうに」
くずのは探偵事務所にて顔合わせと対策会議。
改めてシエル先輩を見るとこの人洒落でなく強いな。
ガチでは勝てないから、何か手を考えないといけない。
そして、そんな彼女をもってしても勝てなかったアルクェイド・ブリュンスタッドの化物ぶりを思い知らされる。
なお、葛葉キョウジのレベルは60。
レイ・レイホゥのレベルは39である。
そりゃ、シエル先輩天童組に単機特攻できるわな。
叢雲とガチでステンノの男性特攻宝具が効かない相性最悪の敵になりかねん。
「ここの事務所の主の葛葉キョウジだ」
「レイ・レイホゥよ」
「ヤタガラスの入即出やる夫と申します。
さて、挨拶も終わった所で、現状を確認したいと思います」
俺は皆の前で現状を報告する。
要するに、市政と警察が混乱して治安が悪化。
自治組織が出来て、それがガイア教と結びついた。
それを取りまとめたのが聖白蓮という人物であるという事を告げると、葛葉キョウジが「あいつか」と小さく呟く。
「ご存知で?」
「疑似アストラル界でそれに出会って、山城議員討伐に協力してもらったかわりに封印を解いた。
悪いやつじゃなさそうだったからな」
だろうなぁ。
ある意味正しいが、先を考えると頭が痛くなる。
そんな俺の心なんて知らずに、レイ・レイホゥが情報を出す。
「『日本古代文明論』にかかれていた結界の大部分が破壊されていたけど、聖白蓮さんが命蓮寺で結界を張り直してくれたおかげて、ギリギリ持っている感じ。
主犯のシド・デイビスを倒すには、この命蓮寺を落とさないと無理ね」
それだけでもわかったのは収穫である。
「ならば、手は一つだ。
命蓮寺で待ち伏せる」
という訳で、命蓮寺での待ち伏せを許可してもらうために、交渉役として出向いたのだが……
「何者です!?」
という少女その1。
「何ですか!
名を名乗りなさい!
何で黙って見ているんです!!」
と言っている少女その2。
二人ともその胸は豊満であった。
「やる夫」
「マスター」
いかん。
叢雲とステンノの視線が豚を見るような目になっているので、そろそろ要件を口に出す。
「ヤタガラスの入即出やる夫と申します。
ここの住職に取り次いでもらいたいのだが……失礼だがお名前を聞いてよろしいか?」
どうみてもレオタードですな衣装にクナイを構えていた少女二人は、誇らしげに自己紹介をする。
「私は対魔忍の水城不知火!」
「私は対魔忍の井河アサギです!!
後藤一等陸佐の紹介にて、ここにて修行をつけてもらっている身!!」
「……」
そっかー。
悪魔が出てるし、エロもありな女神転生だから『対魔忍アサギ』と繋がっていても何も問題はないな。
こいつら、ガイア教っぽいし。
「こら。
たとえ妖怪を連れていても、良い人と悪い人を見分けるように言ったじゃないですか。
ようこそいらっしゃました。
歓迎いたします」
水城不知火
ベースレベル 9
メガテン世界修正 ベースの71% = 6
サイコロブースト +99% = 11 問題なく魔法が使えるので+修正
井河アサギ
ベースレベル 10
メガテン世界修正 ベースの50% = 5
サイコロブースト +28% = 6 問題なく魔法が使えるので+修正
聖白蓮
ベースレベル 100 原作修正
メガテン世界修正 ベースの68% = 68
サイコロブースト +86% = 126 問題なく魔法が使えるので+修正
この尼さん一人で大丈夫じゃないかなと思ったが、それをすると対魔忍コンビが死ぬのかと思い直し、シド・デイビス討伐の為の待ち伏せの許可をお願いし、快く了承された。
冬木市が日本海側の都市である事。
『氷室の天地』で彼女たちが修学旅行で500系新幹線(JR西日本)に乗っていた事から、京都の舞鶴の近くに作られた街とこの話では設定。
また近くに由良川河口という冬木の地形によく似ている場所があってここにしようと。
元が神戸ってのは知っているけど、日本海側って書かれているのがネックなんだよなぁ。
造魔のメアリ
出て来るのは『ソウルハッカーズ』
天ヶ崎千草
『魔法先生ネギま!』での敵の一人。
年表で確認したけど、魔法世界の大分烈戦争が停戦したのが83年。
この時、子供だったとしたら、93年時点で10+α歳。
という事は、2003年で20+α歳という訳で。
水城不知火
『退魔忍ユキカゼ』
アサギより少し年上らしい。
井河アサギ
『対魔忍アサギ』
アサギ3で33歳なのだが、これの販売が2012年。
2012-33=1979年生まれで93年だからこの時14歳。
補足
もちろん二人は頭対魔忍設定