鎮守府が、異世界に召喚されました。これより、部隊を展開させます。   作:Red October

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どうも、Red Octoberです。
「日本国召喚」が面白すぎて、勢いに釣られて、またこんなものを書き出してしまった…
かような面白い作品を書いてくださっている「みのろう」様には、感謝感激雨霰であります。

表現には自信はないですので、分かりにくい表現等あるかと思います。その場合、感想欄にてご指摘頂けますと幸いです。


第一章 ロデニウス大陸の夜明け
001. 召喚されたのは日本国…ではなく、鎮守府(?)だった!?


 どこまでも、白い色が続く空間。

 そこに、ギリシアのパルテノン神殿に似た建物が建っていた。ただし、パルテノン神殿と違って、柱にも(はり)にも、青や黄色といった色が塗られ、絵が描かれている。

 その神殿っぽい建物の一角にある部屋では今、会議が行われていた。

 会議に出席しているのは、いずれもヒト種の生命ある者たち……に見えるがそうではない。古代ギリシアのそれに似た服装をし、ある者は白い髭を豊かに伸ばしていたり、ある者は青色の瞳をしていたりするこの者たちは、全員が「神」なのである。

 この会議は、神様たちが集まって行う、いろいろな世界の管理とバランス調整のための会議なのだ。

 ある世界が滅亡しそうであれば、どうすべきか協議し、必要ならば神の力をもって(かん)(しょう)する。あちこちの国を滅ぼし続けている、とある世界の、とある国について、その運命を決め、滅亡させたりもする。そんなことをやって、神様たちはいろいろな世界のバランスを保たせているのである。

 

「皆、急に集まってもらってすまんのぅ。今日の議題であるが……この世界についてじゃ」

 

 議長を務める、白髪白髭の、70代くらいの男性に見える神が、手元の資料を示しながら言う。

 

「この世界は、我らに対して(ゆみ)()かんとした国家……ラヴァーナル帝国とか言ったかな、それがあった世界じゃな。我らはその国に星を落とそうとし、対してラヴァーナル帝国は国ごとどこかへ逃げ去った。先ほど、この世界を管理している太陽神より、そのラヴァーナル帝国が近いうちに復活する運命にある、という報告が寄せられたのじゃ。そこで、皆を急いで召集したのじゃ。これについて、どうすべきか、皆の意見を聞こうかの」

 

 すると、真っ先に若々しい印象を与える、(きん)(こつ)たくましい男性が立ち上がった。

 

「あんな国を、放っておくわけにはいかん! なんとかして、その世界の国々を連合させ、ラヴァーナル帝国とやらを討たなければ!」

「いや、それは無理だ」

 

 中年くらいの、少し太った神が、若者の神の言葉を遮った。

 

「この世界の国家……神聖ミリシアル帝国だの、ムー国だの、いろいろあるが、それら全てを結集しても、ラヴァーナルに勝てん。技術の差がありすぎる」

「では、どうしろと言うのですか!?」

 

 若者が反発する。

 

「別の世界から、どこかの国を(しょう)(かん)して、ラヴァーナルを討たせるしかない」

「それはできませんよ」

 

 (ほう)(じょう)を司る、麦穂を抱えた女神が反論した。

 

「な、何だと? なぜ、無理なんだ?」

「私の姉が、時空転移やら召喚やらを管理しているのですが、姉によれば、もう転移や召喚に使う神力が、あまり残ってないそうです。最近、魔王の攻撃によって滅びかけた世界を救うべく、大量の『勇者』を、地球とかいう星から送り込んでしまった上に、議題に上がっている世界に国を1つ、誤って転移させてしまったそうなので」

「なんてことだ! それでは、1つの世界が滅び、しかも世界を滅ぼした国家が、我々を滅ぼさんとしてくるのを、指をくわえて見ているしかないというのか!?」

 

 会議は(ふん)(きゅう)する。

 

「静まれぃ!」

 

 不意に、議長の神が一言、大声で怒鳴る。すると、会議室はしーんと静まりかえった。

 

「こうなった以上、(さっ)(きゅう)に手を打たねばならん。転移に使える神力は、あとどれほどあるのかの?」

 

 議長は、豊穣の女神に尋ねる。

 

「はい、もう国1つを転移させるほどの力はないとのことです。ただ、国の一部……たとえば島1つなどでしたら、召喚させられますが」

「ふむ……そうか。ならば、それだけでもやらねばならんのう」

「はい。して、どこを召喚しますか?」

 

 女神の問いに、老神はニヤッと笑った。

 

「ワシはな、ここが良いと思うておる」

 

 机の真上の空間に、地図が映像で出現した。ある島が、そこには映っている。

 

「ここの戦力は……なっ!? こ、これは…!」

「この島がある世界の、平均的な戦力を大きく(りょう)()している……!? それに加えて、数は少ないだろうが、この技術は、ラヴァーナル帝国のそれを……!」

「それに加えて、ここの島にある基地の司令官も、若いながらいろいろ苦労して、困難な事態を乗り越えてきておる。ここなら十分だと思うが、どうかの?」

 

 議長たる老神の言葉に、反対する者は1人もいなかった。

 

(まん)(じょう)(いっ)()じゃな。では、ここの召喚を頼むぞぃ」

「了解しました」

 

 かくして、神々の会議は終わった。

 全員が退室した会議室で、老神は1人、呟く。

 

「さて、頼むぞ、お若いの……」

 

 そして彼はもう一度、映像に映る島……とある世界線の地球における、東南アジアのとある1つの島を見つめた。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 現在日時、西暦2199年4月1日、05時59分。

 ここは、地球の太平洋西部にある(とう)(しょ)国家、フィリピン。その一角、スル諸島に日本が設けた、(しん)(かい)(せい)(かん)への反攻拠点の1つ「タウイタウイ(はく)()」には、ある種異様な空気が満ちていた。すっかり日が昇り、晴れ渡った空の下には鳥の声や波の音はすれど、人の声やチャイムなどの人工的な音は何一つ聞こえない。泊地は、緊張感を伴った静けさに包まれていた。

 そのタウイタウイ泊地の講堂には、大勢の女性たちが集まっている。中学生くらいの少女としか見えないような者から、成熟しきった大人の女性まで、様々だ。その隣には、身長が彼女らの半分どころか、四半分にも届いてないにも関わらず、女性と分かる奇妙な生命体が大量に(うごめ)いている。服装も髪型も顔立ちも千差万別だ。そう、こいつらは「妖精」と呼ばれる存在である。

 そしてもちろん、集まっている多数の女性たちも、ただ者ではない。全て「(かん)(むす)」と呼ばれる者たちだ。

 彼女たちの視線は、(だん)の上に立つ1人の男に向けられている。白い軍服を着たその男は、まだかなり若い。30代にも満たぬのではないかと見える顔立ちである。

 彼の名前は、「(さかい) (しゅう)(いち)」。このタウイタウイ泊地の(てい)(とく)だ。

 

 ちなみに、なぜこんな光景ができているのかというと、深海棲艦に対する大規模な反攻作戦が始まろうとしており、その訓示のためだった。遠く北方・オホーツク海における、大規模反攻作戦。彼女たちはそれに、応援部隊として出撃するのだ。

 

「時は満ちた」

 

 ふいに堺が口を開き、落ち着いた口調で声を発した。マイクによって堺の声が講堂中に広まっただけで、艦娘も妖精も、一斉に気を引き締める。

 

「ただいまより、北方第五艦隊救援作戦……『お号作戦』を開始する!」

 

 その瞬間、時計の針が少しだけ動いた。0600時きっかりである。

 

「全艦隊、出撃せよ!」

 

 堺は厳かに命じた……その瞬間だった。

 何の前触れもなく、講堂内に凄まじく眩しい、白い光が満ち(あふ)れたのだ。

 

「うわっ!?」

「きゃあああ!?」

「目がっ……!?」

 

 目を焼かれた大勢の艦娘や妖精が、悲鳴を上げる。

 視界が白一色に染まる中、堺は目を閉じながら、何が起きたかを想像した。真っ先に思い付いたのは、核兵器の爆発。

 だが堺はすぐ、その可能性を否定した。確かに白い光はあるが、それだけだ。爆発音もないし、熱風が吹き付けることもない。建物が崩れるような音もしない。そしてタウイタウイには核兵器は1発たりとも配備していないし、何より自分の五感は、自分がまだ五体満足であることをはっきり伝えている。だから核ではない。

 

 では何だ?

 

 ……その答えは、「分からない」。

 

 しかし、分からないなりにも、堺はどうするべきか、すぐ考え付いた。この素早い判断も、彼が(げん)(えき)軍人であるからこそ、成せる技。

 

(まずは、全員の安全を確認せねば)

 

 5秒もすると光は収まり、さらに30秒も経てば視界も戻ってきた。堺は壇上から艦娘たちや妖精たちを見渡す。

 彼女たちは、今のは何だと会話を交わしていた。見たところ、欠員はいないようだ。あの光がテロの(たぐい)だった、という可能性もなさそうだ。

 と、堺の隣で耳に手を当てていたメガネの艦娘……(けい)(じゅん)(よう)(かん)娘の"(おお)(よど)"が、(けっ)(そう)を変えて堺に叫んだ。

 

「提督! (だい)(ほん)(えい)との無線通信が途絶しました! それどころか、通信からは雑音が聞こえるばかりです! 無線が使い物になりません!」

「なに!?」

 

 これは流石(さすが)に、堺にも想定外だった。通信が使えない……電波妨害か何かだろうか。

 そこへ、さらに驚愕を誘う報告が、絶叫となって飛び込んできた。

 

「司令官! 外が……外が、霧に包まれて見えなくなってます!」

 

 報告を上げたのは、最後尾で訓示を聞いていた、タウイタウイ泊地(さい)()(さん)の艦娘、()(ちく)(かん)娘の"(ふぶ)()"。黒髪をポニーテールにまとめた、中学生っぽく見える艦娘の筆頭格だ。

 

「何!? 霧だと!? こんな所で!?」

 

 堺が講堂の外へ向かおうとする前に、他の艦娘や妖精が一斉に動いた。我先にと講堂の出口へ殺到し、外の様子を見ようとする。

 (らち)が明かないので、堺はとっさに講堂の窓の外を見た。窓の先は……一面真っ白。すぐ近くにあるはずの泊地司令部も、何も見えない。非常に濃い霧のようだ。

 

「何だこりゃ……!?」

 

 普段、やたらと落ち着いていると評される堺が、小さく呟く。さすがにこんなことになるとは考えていなかった。

 堺は素早く、頭を回す。

 

(そもそも、霧は北方のようなところで発生するものであって、こんな南方の熱帯の海で起きるはずがない…。ということは、あれはただの霧ではないかもしれない。仮に普通の霧だとすれば、このタウイタウイが北極にでも転移したってことになるし…ん? 転移?)

 

 ここで堺の頭に、引っかかるものがあった。

 

(転移か……。そういや、ネットであれ書籍であれ、この頃の小説には、そういう転移モノとか転生モノがやたら増えてるが……まさか、俺らが転移しちまったのか!? バカな……! ……だが、まだ可能性として否定はできんな。

まあとにかく、こうなったからには、まずは周囲の様子を探らなければ。話はそれからだ!)

 

 思案を定め、堺はなおもざわつく眼下の一同に向けて叫んだ。

 

「騒ぐな! 全員落ち着け!」

 

 マイクで堺の声が流れたとたん、全員がしーんと静かになる。流石といえるだろう。

 

「何が起きたかは不明だが、何かとてつもないことが起きた。これだけは、確からしい。何故なら、こんな南方で霧など、出るはずがないからだ」

 

 堺の視界の中で、何人かが頷く。

 

「よって、ただいまを以て『お号作戦』は一時中止。周囲の状況の把握に努める。

空母の諸君は、直ちに受け持ちの区域を決めて、索敵機を飛ばし、周囲の状況を把握せよ! 索敵機が足りないなら、(かん)(こう)を索敵に回しても構わん。ただし、不測の事態に備え、(かん)(ばく)(ばく)(そう)して待機させること。(かん)(せん)隊も武装したまま待機だ。とにかく周囲の状況の把握に努めること。何か見つけたら、大和(やまと)に通信を送れ。(ほう)(しょう)さん、区域の割り振りは頼みます」

「了解しました」

 

 堺の指示に"鳳翔"と呼ばれた、和服の小柄な艦娘が応じた。背中には黄色い羽の矢を入れた矢筒を背負い、和弓を持って、飛行甲板を左肩に装着している。

 

「大淀と大和は、俺とともに司令部へ!」

「「了解!」」

 

 先ほどのメガネの艦娘"大淀"と、"大和"と呼ばれた長身の艦娘が返事をした。"大淀"は、箱のような形の艤装を背負ったセーラー服姿で、"大和"は「ものすごくゴツい()(そう)の中心に立つ大和(なでし)()」といった格好である。

 

「それ以外の者は、緊急出撃態勢のまま自室に戻れ! 別命あるまで待機せよ!」

「「「はい!」」」

 

 全員の声が唱和した。

 

「以上、解散!」

 

 再び全員が一斉に動き出す。だが、先ほどと違い、順番を譲り合ったりして、整然と退出していった。

 3分もすると、講堂には堺と"大淀"と"大和"、そして打ち合わせ中の空母艦娘たちを除いて、誰もいなくなってしまう。

 それを満足そうに確認し、堺はこの場を"鳳翔"に任せて、司令部へと向かった。向かう間も、霧は晴れる兆しを見せない。

 

 

 5分後。

 通信機材の準備を整えた堺の元に、"鳳翔"がやってきた。

 

「提督、割り振りが決まりました。こちらの紙に書いておきましたので、ご覧ください」

「すまない、ありがとう」

 

 "鳳翔"は、堺に書類を渡すと、お茶を淹れてきます、と言っていったん退出した。それを見送り、堺は命令を出す。

 

「索敵航空隊、全機発進せよ!」

 

 堺の命令。ちょうどその時、それを待っていたかのように、少しずつ霧が晴れていった。

 

「なんとタイミングがいいんだろう。航空隊の発進命令と同時に霧が晴れるとは……大淀、大本営には通信はつながったか?」

「いえ、駄目です。ですが、無線の雑音は解消されつつあります」

「そうか、わかった。引き続き、連絡を取る努力を続けてくれ。あと、できたらでいいから、大本営だけじゃなくて、ブルネイとかパラオとかの近隣の拠点にも連絡を頼む」

「はい」

 

 "大淀"は再び、無線機との格闘に入る。

 

(頼むから、何か見つけてくれよ……!)

 

 堺は、そう願わずにはいられなかった。

 ふと窓の外を見ると、霧はすっかり晴れ、何ら変わらぬ青く美しい海が、どこまでも広がっている。しかし、水平線の辺りには、まだ霧が残っているようだ。

 

 索敵機が発進してから僅か2分後、報告が次々と入ってくる。

 その文面をメモ程度だが書き留めていた"大和"が、堺に告げる。

 

「提督、索敵機からの報告が入っているのですが……全機、異口同音に同じ内容を言っています」

「ふむ、具体的には?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何か、水平線が遠くなったように思われる……だそうです」

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 しかし、飛び込んできた報告に、堺は面食らった。

 まさかの「水平線が遠くなったように思われる」である。これはいったい、どういうことだろうか。

 

(1機だけならともかく、全部の機が同じ報告をするとは、これは幻覚やその他の事象ではなさそうだ。だが、もしその報告が本当なら…ここは、地球ではない?)

 

 その瞬間、堺の脳裏を電光が駆け抜けた。

 

(地球ではない!? まさか! だって、ちゃんと呼吸もできてるし、それに……)

 

 堺は提督机に歩み寄ると、そこに置いてあった万年筆を手に取り、試しに床に落としてみた。重力に従った万年筆は、当然のように床に落ちて軽い音を立てる。落下のスピードは、以前とほぼ変わらない。

 堺は万年筆を拾って元に戻した後、今度は自分自身で軽くジャンプしてみた。体が軽くなったような感覚はないし、滞空時間も以前とほとんど変わらない。

 

(重力が軽くなった、なんていうこともなさそうだしな)

 

 そこへ、"大和"が報告を伝える。

 

「提督、(ずい)(かく)の索敵4号機から入電しました。『ワレ、広大ナ陸地見ユ。タウイタウイ泊地ヨリ8時ノ方向、距離約34㎞』です」

西(せい)(なん)西(せい)34㎞だと?」

 

 堺は、司令部の壁にかかったタウイタウイ近海の地図を見た。その方角だと、おおよそボルネオ島がある方向だが……ボルネオ島とタウイタウイ島の距離は約100㎞。そんな近海に大きな島があったという記憶はない。

 

(冗談はよしてくれ……と言いたいが、これマジで異世界転移しちまったのか?)

 

 そこへ、"大和"がさらなる報告を入れる。

 

「同島には、多数の畑とおぼしきものが広がっており、風車も発見。広く農耕が行われている模様……ッ!? て、提督!?」

「どうした、大和?」

「瑞鶴4号機より続報! 『ワレ、ドラゴン見ユ! 人ト思ワレル存在ガドラゴンニ乗ッテイル!』!」

 

「はいぃぃぃ!?」

 

 堺は、()(とん)(きょう)な声を上げた。

 風車があるという以上、人間もしくはそれに匹敵する知的生命体が生活を営んでいるのは間違いなさそうだが、まさかのドラゴン発見の報告である。それも、人が乗ったものときた。

 

「どうなってんだ! まさか、ほんとに異世界に来ちまったんじゃないだろうな!?」

 

 堺の疑問に答えられる者はいなかった。

 

 

 

 

 

 ……これは、「とある提督の(つい)(おく)」の、本筋とは別のルートをたどった物語。

 そして、同作において登場した、タウイタウイ泊地の司令官、堺 修一提督とその配下の艦娘たちの、そして妖精たちの、異世界における奮闘の物語である。




しょうがないとはいえ、「とある提督の追憶」のネタバレが入ってる…まあ、だいぶ先の話だし、ちょっとくらい、いいか…。

走り出してしまった以上、立ち止まることはできない…この作品も、また元になってる「とある提督の追憶」も、書き上げないと…!
皆様、どうかよろしくお願い申し上げます!


次回予告。

突然、転移してしまったタウイタウイ泊地。堺が状況確認のため飛ばした索敵機のうち、瑞鶴の4号機が見たものとは…
次回「ファーストコンタクト ー堺と瑞鶴索敵隊4号機の立場からー」

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