鎮守府が、異世界に召喚されました。これより、部隊を展開させます。   作:Red October

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私事ですが、カプリコーン杯決勝、無事に勝てました。キングヘイローが継承564からのスタミナグリードで相手の末脚を止めたところに、固有発動したオグリキャップがまとめてぶっ差して勝ってくれました。皆ありがとう。

それはさておき、リーム王国に話(物理)をつけに行きますよ。



186. 落日悲歌(らくじつひか)ーー鎮魂歌(レクイエム)は誰がために

 中央暦1643年6月28日、第三文明圏 リーム王国。

 6月14日よりロデニウス連合王国と戦争状態に入った同国であるが、現在リーム王国は完全に劣勢に陥っていた。というのも、ロデニウス連合王国軍が強すぎたのである。

 宣戦布告直後の6月14日朝早くから、リーム王国の飛び地がロデニウス連合王国軍による攻撃を受け始めた。攻撃手段は飛行機械と軍艦であり、超大型の飛行機械から投下された大量の爆弾によって、港湾都市セニアを中心とするリーム王国の飛び地は各地で甚大な被害を受けた。そのセニアにはロデニウスの軍艦による艦砲射撃が加えられ、市街地にも港にも壊滅的被害が出ていると聞く。

 続く6月19日、ロデニウス軍は前日から一昼夜にわたって王都ヒルキガに航空攻撃を繰り返した後、海軍艦艇の護衛付きでいきなりヒルキガに強襲上陸作戦を決行。5日間にも及ぶ市街戦の末、ついにヒルキガは陥落してしまった。そして、そこを拠点としてロデニウス陸軍の西進が始まったのである。

 ヒルキガ攻防戦で降伏したリーム軍の兵士たちを尋問した結果、現リーム王バンクスが一部側近や軍司令部と共に西に脱出した、という確かな情報を得た。さらに魔信傍受を重ねて分析した結果、バンクス一行はリーム王国西部の山岳地帯の都市アリーナに向かったらしいと判断された。それを追撃すべく、ロデニウス陸軍は動き出したのである。

 ロデニウス陸軍の戦術は至って単純であった。「前進、前進、また前進」である。戦車と自走砲、及び機械化歩兵による機動力の高さと、リーム王国軍のワイバーン飛行場を接収しての近接航空支援の連携により、とにかく短期決戦で決めるつもりであった。まさしく「電撃戦」である。

 まともな対装甲戦力を持たないリーム王国軍にとって、ロデニウス軍の戦車は恐ろしい相手であった。魔導砲もワイバーンの導力火炎弾も全くと言って良いほど通用しない防御力を持ち、後方にいる自走榴弾砲や野砲と連携して高威力の砲撃を一面に浴びせ、防衛用に築いた野戦陣形や砦を一瞬にして粉砕してしまう。そして、防衛拠点を破壊されたリーム陸軍が態勢を立て直す暇も与えず、砲弾と銃弾をばらまきながら全速力で突進してきて、あっという間に防衛線を食い破ってしまうのである。馬より高い機動力を以て戦場を駆け抜ける戦車部隊の前に、機動力で劣るリーム陸軍の歩兵や砲兵はほとんど有効な対応を取れず、瞬く間に分断・殲滅されてしまうのである。

 ちなみにワイバーンならば、導力火炎弾をエンジンに命中させさえすれば、実は戦車に対抗可能である。というのも、ロデニウス軍が運用する戦車は大半がガソリンエンジン駆動であるため、火災にめっぽう弱いからである。しかし、それを理解しているロデニウス軍は、必ず近接航空支援機と共に戦闘機を飛ばし、機甲師団の上空支援を惜しまなかった。特に低空での格闘戦能力が高く、長い航続距離のおかげで長時間にわたって機甲師団の頭上に張り付ける零戦が、好んで使用された。このため、リーム王国の竜騎士団は容易に手出しできず、どうしようもなかったのである。

 都市と都市の間を結ぶ平野などにおいては、ロデニウス軍の行く手を阻む物は無いという状態であった。

 

 では市街戦ならどうか…と思いきや、ここでもロデニウス軍の機甲戦力が大いにその威力を発揮していた。

 

ドォンッ! ……ドガァァァン!

ダダダダダダッ!!

 

 リーム王国南部のとある都市、ここはデュロの街へ向かう交易路の中継点となる要衝である。そのためこの街はなかなか栄えており、「リーム王国の第二の心臓」とまで言われる繁栄ぶりを見せていた。

 が、現在この街に栄華はどこにも見えない。建物は片っ端から炎を発して崩れ落ち、通りには瓦礫と死体が散乱している。そして通りによっては、激しい銃・砲火が飛び交っていた。

 

パパパーン!

バチンッ! バチンッ!

 

 建物の窓から、乾いた破裂音と共に複数の白煙が噴き出す。マスケット銃の発射煙だ。

 高所から飛来した銃弾は、しかし通りの真ん中に陣取っていたロデニウス軍の「パンターG型改」に当たって弾かれる。逆にパンターの砲塔が回転し、長大な75㎜砲を建物に向けた。

 

「なっ!? 何で効かないんだ!」

「知るか! それより早く装填……」

ドンッ! グワァーン!

「「ぎゃあああ!!」」

 

 建物に立てこもっていたリーム陸軍の兵士たちは、マスケット銃の装填を急いでいたが、間に合わなかった。75㎜砲から発射された榴弾の炸裂と共に、彼らの人生は強制終了となってしまった。

 

「くそ、上だ! 上から爆薬落としてやる!」

 

 そう言って高い建物の屋根に登ったリーム兵を待ち受けていたのは、

 

ドドドドドドドッ!!

「がっ…!」

 

 ヴィルベルヴィント、クーゲルブリッツといった対空戦車が装備する機関砲の弾幕である。元々ワイバーンが飛来した場合に機甲師団を守る最後の盾となる車輌であるが、弾幕による制圧力と高い仰角をかけられる性質を生かして対歩兵戦に投入されていた。

 対空機関砲は基本的に、その口径が20㎜以上ある。そして20㎜弾が人体に撃ち込まれた場合、撃ち込まれた部位は「消滅する」とされている。つまり、20㎜弾が1発当たっただけでとんでもない欠損死体が出来上がる訳である。そんな弾を雨あられと撃ち込んでくるなど、いったいどれほどの脅威になるというのか。

 都市の守備にあたっていたリーム王下直轄陸軍の兵士たちは必死に戦ったが、そもそもの軍事力に天と地ほどの差がある。加えて、ロデニウス軍は攻撃を開始する前に航空機によって街道を徹底的に爆撃しており、そのため馬車の通行に支障が出てリーム側は満足な補給ができなくなっていた。それが仇となり、この都市は戦闘開始からたった1日でロデニウス軍の占領下に入ったのだった。

 

 

 だが実は、戦車以上にリーム王国軍に恐れられている存在がある。というのも、戦車に出会したリーム王国陸軍の兵士たちは、大概戦死するか捕虜になってしまい、味方の元に情報を持って帰れないことが多いからである。

 戦車の代わりに、もっと多くのリーム兵が見かける物があるのだ。

 それは……そう、航空機である。リーム竜騎士団のワイバーンロードを容易に蹴散らす戦闘機、高空から爆弾を投下して地上施設に甚大な被害をもたらす爆撃機は、脅威以外の何者でもなかった。しかもエンジンの轟音と共に空を飛んでいるから嫌でも目につくし、爆撃の跡をまざまざと見せつけられるのだから堪ったものではない。

 

 

そして、そうした航空機の中でリーム王国軍から最も恐れられたのは……

 

 

 リーム王国の工業都市マルダン。デュロには遠く及ばないものの、川を利用した水運や、上流の鉱山から採掘される鉱産資源、あるいは材木によって、リーム王国の工業の中心的存在となっている。

 そんなマルダンには今、サイレンのような甲高い音が鳴り響いていた。空襲警報ではない。むしろサイレンの音は空から聞こえてくる。

 空を見上げた先にあるのは、奇妙に折れ曲がった羽ばたかない翼を広げ、獲物を見つけた鷹のように急角度で突っ込んでくる航空機。その突き出た脚の付け根には小さな風車が付いており、そこからサイレンのような音が聞こえてくる。

 急降下爆撃機……「Ju87C改(シュトゥーカ)」である。空いっぱいに響く「悪魔のサイレン」に、リーム王国の人々は何もできずに逃げ惑うばかりだ。街周辺にいた竜騎士団は零戦によってとっくに駆逐されており、制空権を奪われていたのである。

 都市の上空で「Ju87C改」が次々に機体を引き起こす。サイレンの音が鳴り止んだ時、代わりに地上で閃光が迸り、黒煙と炎が沸き立つ。爆弾の投下により工場が打ち砕かれ、轟音をあげて煙突が倒壊する。その煙突が付近の建物を巻き込んで押し潰し、そこへ火が回る。工場地帯の一角で発生した火災は、みるみるうちにその規模を増していく。

 

 都市部が爆撃を受けている間に、マルダン外縁に築かれた防衛線では激しい戦闘が起こっている。アリーナにほど近いマルダンは絶対防衛線に指定されており、塹壕をはじめとして多数の防御陣地が築かれていた。そこに、ロデニウス連合王国軍が攻め込んできたのである。そして上空には、戦闘機の援護を伴ったロデニウス軍の爆撃機・攻撃機が展開していた。

 その中で最も活躍していたのは、ロデニウス軍爆撃隊の主力を成す「一式陸上攻撃機」……ではなかった。

 

キィィィィィン……!

 

 レシプロエンジンらしからぬ轟音、甲高い金属音混じりの飛翔音。

 それを発しているのは、地上すれすれを飛ぶ2機の航空機。機体の胴体後部上面に2発のジェットエンジンを配する独特の形状をしており、垂直尾翼はH字型双尾翼となっている。そしてテーパー翼の下部には、大量の爆弾やロケット弾を装備していた。

 その名は「XA-43」…制式採用なれば「A-10B改 サンダーボルトⅡ」の名を冠せられることになるだろう試作機である。

 翼の下から爆弾が切り離され、リーム軍防衛線の真上に落下する。と思いきや、その爆弾は空中で分裂し、数百個に分かれて地上へ降り注いだ。

 瞬間、百雷のごとき炸裂音が響く。地上に展開していたリーム軍の砲兵隊が面単位で制圧され、百人単位の歩兵が魔導砲ごと消し飛ばされた。クラスター爆弾の炸裂である。

 さらに、防衛線の一角に赤い光が生まれ、それが恐ろしい勢いで這うように広がった。ナパーム弾が投下されたのだ。貪欲なまでに広がる炎の壁は一瞬にしてリーム側の木製トーチカや野戦砦などを飲み込み、幾多の将兵の悲鳴が炎の中に消えていく。

 

「ひゃっはー消し飛べぇ!」

ヴオオオオオン!!

 

 塹壕に立て篭もる歩兵たちに対しても、容赦は全くなかった。

 リーム軍の塹壕はジグザグではなく、真っ直ぐに掘られている。リーム側はムー国の戦術教本(どこからか流入してきたもの。当然ながらバージョンが古い)を参考にしてこれを掘っていたのだが、真っ直ぐな塹壕というのは大きな欠点がある。航空機に被さられた時に弱いのである。

 それを証明するかのように、「XA-43」の機首下部に据えられた30㎜機関砲弾が叩き込まれ、兵士たちの肉体が血煙と共に消滅していく。轟音を撒き散らして「XA-43」が飛び去った後には、塹壕に生きた人間の姿はなく、塹壕の壁や床に夥しい量の血が飛び散っているばかりである。

 上陸後わずか2週間ほどで、リーム王国は絶対防衛線を築いて抵抗しなければならないほど追い詰められていた。ここまでロデニウス軍が素早く進撃できたのには、理由がある。

実は、絶対防衛線を除けばロデニウス軍に抵抗してきたリーム王国の都市は少なかった。というのも、ロデニウス軍は進撃するにあたって爆弾よりもビラを多く散布し、さらに戦闘前には必ず相手の都市に軍使を派遣してこう触れて回ったからだ。

 

『我々が欲するところはただ1つ、バンクス王権政府首脳部の身柄である。我々としては、貴国の将兵や一般国民の方に被害が出ることは極力避けたいと考えている。

どうか途を開けていただきたい。途を開けていただければ、我々はあなた方に危害を一切加えないと約束しよう。また、貴国からの作物等の徴収も行わないし、どうしても必要ならば代価をきちんと支払って買い取る。また、我が軍の進撃によって田畑が荒れることがあれば、被害を受けた農作物について戦後に賠償する用意がある』

 

 敵国の国民にお願い事をするとは何とも奇妙なように見えるが、実はちゃんと考えがあってのことだった。

 リーム王国本土への上陸作戦を開始する前に、ロデニウス陸軍第3軍団指揮官のクワルク・サムダ中将と、ロデニウス軍総司令官チェスター・ヤヴィン元帥は、国家情報局や第13艦隊情報局からこんな意見具申を受けていた。

 

『リーム王国はその外交的性格として、日和見主義なところがある。先の対パーパルディア戦争でリーム王国は我々の側に立って参戦したが、それも我々の攻撃によって弱体化したパーパルディア皇国から利権をせしめる目的が多分にあったと推測される。現にリーム王国は終戦後、フィルアデス大陸南部の旧パーパルディア領を飛び地として編入し、また旧パーパルディアの技術者を多数、拉致同然に自国に連れ込んでいる。

こうした日和見主義的な側面を見るに、リーム王国はその国民性として利己主義が強い可能性が考えられる。故に対リーム王国戦争を遂行する際には、リーム国民に対して危害を加えないこと、戦火による被害の補償を示すこと、「リーム国民にとって利益になる、もしくは損をしない話を持ちかける」姿勢を徹底することが、戦略上有効に働くと考える』

 

 ヤヴィンから命令を受けた陸軍第3軍団はこれを忠実に遂行した結果、多数の都市の無血開城や飛行場の間借りに成功していた。上陸から2週間と経たずにリーム王国西部まで到達できたのも、無血開城による進軍スピードの速さと損害の少なさあってのものである。

 

 

 だが絶対防衛線は流石にそう容易には突破できなかった。時間の問題ではあるが、ロデニウス側の死傷者もじわじわと増加しているのである。

加えてロデニウス側も補給にやや苦慮していた。性能の良い輸送船を軒並みムー大陸に送ってしまったため、フィルアデス大陸戦線への補給を帆船改造の木造輸送船などでどうにかするしかないのである。ピストン輸送によってごまかす格好にはなっているが、これはこれで輸送船の乗員たちの負担が大きい。

故に、できるだけ早期に決着を着ける必要があった。

 

 

「作戦は順調です。我が軍はついに敵の防衛線を突破し、アリーナへの進軍ルートを確保しました」

 

 中央暦1643年7月1日、リーム王国西部 工業都市マルダン郊外。

 5日かけてマルダンを完全制圧したロデニウス軍は、そこで一旦進軍を停止していた。理由は、「補給を兼ねた小休止のため」である。ここまでさんざん動きっぱなしだったため、さすがに疲労が濃くなったのだ。

 ロデニウス陸軍第3軍団の本陣にて、参謀長から報告を受けた軍団指揮官クワルク・サムダ中将は1つ頷いた。そして重々しい口調で話し始める。

 

「敵の防衛線を突破できたのは喜ばしいことだが、ここからはこれまでの順調な戦況も望めないだろう。アリーナは高い山の上にある都市だ。それに周囲には森林も多く、足場が悪い。そんなところでは機甲師団は戦力を発揮できない」

 

 そう、機甲師団は確かに強力だが、平地だからこそ通用するのである。山地のような入り組んだ地形では、その俊足を発揮できないし、逆に防衛側の肉薄攻撃で思わぬ損害を被る可能性がある。

 

「しかし歩兵で攻撃を行えば、魔導砲によって大きな被害を受けることを覚悟しなければならない。高所からの砲撃は非常に大きな脅威になる。

かといって時間をかければ、バンクス王に逃げられてしまう」

 

 何とも悩ましい戦況になってしまったものである。

 

「しかし、歩兵のみで短時間にあの天然の要塞を落とす方法なんてあるでしょうか?」

 

 参謀長がそう発言した。そう、良い方法がないばかりに議論が堂々巡りしているのである。…と思った、その時。

 

「ありますよ」

 

 予想外の方向から予想外の声が飛び込んだ。

 

「「「え?」」」

 

 全員が驚いた表情で声のした方を振り返った。そこにはちょうど天幕を潜って司令部本陣に入ってきたばかりの女性がいる。灰色がかった桃色の髪が特徴的な、首からカメラを下げた女性…艦娘の”(あお)()”だった。

 

「青葉殿、今なんと?」

 

 軍団司令部幕僚の質問に、”青葉”は人をくったような笑みを浮かべて答えた。

 

「極端な話ですが、皆さんにとって必要なのは、リーム王バンクスの身柄なんですよね?」

「あ? ああ、そうだが」

「それでしたら、2日ください。それで何とかしましょう」

「たった2日だと!?」

 

 今でさえ攻めあぐねているというのに、あんな都市をたった2日でどうやって落とすというのか。

 

「青葉情報局の『情報収集部隊』を使います。皆さんはひとまず、野砲や榴弾砲をとにかく派手に撃って相手の陣地を攻撃し、さらに歩兵も派手に動かして攻める”ふり”をしてください。

実は私、こういうこともあろうかと思ってこんな案を考えておりまして」

 

 言いながら、”青葉”は本陣の机の上に1枚の紙を広げて置いた。「独立第一飛行隊」のUFOに手伝ってもらって作成した、アリーナの地図だ。地図には何箇所か、記号や矢印が描かれている。

 軍団司令部の面々が不思議そうに地図を覗き込む中、”青葉”は説明を開始した。

 

「第3軍団本陣の位置はここ、軍団はこの範囲に展開しています。で、我が部隊の動きとしましては……」

 

 ここで、「情報収集なんて裏方作業をやってる連中がこんな荒事できる訳ないだろ」と思った方、先生怒らないから挙手してください。

 確かに、普通に考えれば通信傍受&解析とかしかやっていない人々はこんな荒事を遂行できない。だが、この情報局の「情報収集部隊」はやや事情が違う。この部隊における情報収集とは、潜入や通信傍受だけではなく、「戦場に出撃して敵部隊と直接交戦し、敵の兵器類のデータを持ち帰る」とか「敵方の重要人物の召喚(らち)喚問(ごうもん)」も入ってくるのである。

 そう…「情報収集部隊」とは言葉のあやでしかない。実のところは「特殊部隊」なのである…。

 

 

 中央暦1643年7月3日 午前0時、リーム王国西部高山都市アリーナ リーム王族別荘。

 別荘と言ってももはや城であり、ヒルキガのセルコ城にこそ及ばないものの尖塔を持つ優美な建築が目立つ。そんな別荘のとある地下室にて、リーム軍の近衛兵が1人で見回りをしていた。そんな彼の耳が、奇妙な物音を捉えた。ボンッ! という、何かが破裂したような音だ。比較的小さかったため、おそらく彼以外にこの物音を聴いた者はいないだろう。

 

(いったい何だ?)

 

 訝しみながらも、彼は手近な部屋の戸を開け、ロウソクの灯りを頼りに部屋のチェックを始める。最初に見た部屋は異常がなく、兵士は隣の部屋の扉を開ける。その瞬間、

 

タンッ!

 

 小さな物音。

 とたんに近衛兵の身体がガクンと前のめりに倒れた。その身体は素早く部屋に引っ張り込まれる。

 直後、部屋の中から黒いアーマーに身を包んだ人間がぞろぞろと出てきた。いずれもこの世界では全く見られない形状の銃を手にしており、その顔はガスマスクに隠れて全く見えない。

 

「おい、侵入して手近な奴から情報を得るんじゃなかったのか?」

「すまん。鎧を着ていたもんで反射的に撃っちまった」

「武装してたんならしょうがない。ま、次探そう」

 

 彼らこそ青葉情報局の「情報収集部隊」に所属する妖精さんたちである。下水道と地下道…おそらく誰かを逃すためのもの…を伝って侵入してきたのだ。さっきのボンッ! という音の正体は、地下室の扉の鍵の固さに焦れた面々が、「HC-4爆薬」を使って扉を吹っ飛ばした音である。

 

「前から侵入してた局員の見取り図によれば、ここは地下の物資貯蔵庫だ。まだまだ上に行かなきゃならんぞ、国王の寝室と執務室は5階だからな」

「だがいつも5階にいるとは限らん。だから手近な奴から情報を得たいんだが」

 

 ひそひそ声で話しながら、黒ずくめの面々は音もなく地上階へ出る階段を目指す。外からは微かに爆発音が断続的に聴こえてくる。

ちなみに実は、セルコ城に潜入していた妖精さんたちのうち何人かが、脱出するバンクスの馬車に潜入してアリーナに移動しており、数日がかりでアリーナの別荘の見取り図を製作していた。それを頼りに、「情報収集部隊」は潜入を果たしている。

 

「外の連中、派手にやってるみたいだな。急ぐぞ」

 

 地上フロアに上がったとたん、妖精さんたちのうち2人が迷うことなく手近のドアを開けた。そこは女中たちの寝室であり、部屋の中に1人でいた女中が、いきなり入ってきた黒づくめの不審者に気付いて悲鳴を上げようとする。しかしその前に、急接近した1人の妖精によって口を押さえられた。

 

「ちょっと教えてもらいたいんだが、バンクス国王はどの辺にいる?」

 

 1人が銃を突きつけ、1人が尋問を開始する。女中は涙目で唇を震わせることしかできない。

 

「答えてくれなきゃ蜂の巣だ」

 

 目に見えて女中がすくみ上がった。

 

「ごー、よん、さん」

 

 無機質な声でカウントダウンする妖精。

 

「にー、いち」

「……ます」

「あ? はっきり言え」

「寝室か、執務室か…寝ていらっしゃるのでなければ、中庭で夜風に当たっていると思います」

 

 震える声で女中はそれだけ答えた。妖精2人は素早く視線を交わしあい、そして1人が優しい口調で声をかける。

 

「よし、ありがとう。驚かせて悪かったな。おやすみ」

タンッ!

 

 額から赤く濁った液体を撒き散らしながら、女中は繰り糸の切れた操り人形のように床に崩れ落ちた。「死人に口無し」という奴である…。

 女中の死体を全く気にせず、妖精の1人が骨伝導イヤホンで報告する。

 

「情報をゲットした。ターゲットは5階、もしくは中庭にいる可能性大。繰り返す、ターゲットは5階か中庭の可能性大。送れ」

『了解、よくやった。戻ってこい、ここからはスピード勝負だ。送れ』

「了解。アウト」

 

 すぐに部屋を出て行く妖精2人。

 彼女たちが持っているのは、ロデニウス陸軍に配備されている「M40GRG ガラント銃」や「九九式小銃」、「MP40」でもなければ、海兵隊や空挺隊が装備する「StG-44R」でもない。「89式7.7㎜自動小銃」…西暦2189年に日本で制式採用された自動小銃である。ナノマシン素材をフル活用したことによって、口径7.7㎜と自動小銃としては大口径ながら5.56㎜銃より小さいリコイルを達成したことが最大の特徴だ。地味だが重要な副産物として軽量化もされており、また発射音もだいぶ抑えられているので、サプレッサー無しでもある程度の隠密効果を発揮できる。

 

「聞いた通りだ、2手に分かれる。ここからは相手を逃がさないスピードが命だ、多少荒っぽくて良いから突っ込め。1班から4班は5階、5班から7班は中庭だ。中庭組は、外の味方に合図を送るのを忘れるなよ」

「了解。スピード命って、刺身とかじゃねぇんだがなぁ」

「刺身で思い出したが、ターゲットはなるべく殺すなよ。足くらいは構わんがな。それ以外、武器を向けてくる奴は全て敵だ! 行くぞ!」

 

 ここに、闇の戦士たちがその姿を現した。

 スピード勝負となれば、もはや隠密もクソもあったものではない。バタバタとうるさい足音も気にせず、階段を見つけて上階へと駆け上がる。

 

「やかましいぞ、なにごt」

「コンタクト!」

スタタタタタッ!

「がっ…!?」

「ぐぁ!」

「ゴフッ!?」

 

 足音を聞きつけて文句を言おうと出てきた近衛兵たちを、妖精の1人が手加減無しにフルオートで撃ち倒す。瞬く間に3人が昏倒したが、たまたま曲がり角の陰にいた最後の1人が、崩れ落ちる味方と聞き慣れぬ音で事態を悟った。

 

「て、敵襲ーっ! 敵しゅ」

スタタタッ!

「があっ!」

 

 最後の近衛兵も背中を3発撃たれて倒されたが、緊急事態の発生が王城側に知られてしまった。

 

「お客さんが来るぞ!」

「止まるな、走れっ!」

殿(しんがり)は任せろ」

 

 決死のリーム王城5階制圧RTAが始まった。

 

 一方、中庭も(さつ)(りく)(ちまた)と化している。

 

「大勢いなさる!」

「鎧着てたら撃て!」

「コンタクト!」

 

 建物を飛び出した「情報収集部隊」の妖精たちが、流れるような動作で銃を構えて撃つ。巡回警備に当たっていたリーム側の近衛兵たちが、たちまち血祭りに上げられた。高速で撃ち出された7.7㎜ホローポイント弾は、あっさり鎧を貫通して肉体を抉り、臓器に致命的な損傷をもたらす。

 

「上からの狙撃に気をつけろ!」

「手榴弾を投げるぞ!」

「リロード!」

「了解、カバーする!」

 

 ハンドサインも併用しての巧みな連携により、リーム側の死者が鰻登りに増えていく。騒ぎを聞きつけて飛び出してくる近衛兵が、出てくるそばから射殺されていく。死体が浮かべる苦痛の表情が、闇夜に打ち上げられた信号弾によって赤く照らし出された。

 妖精たちの中には、運悪く中庭に居合わせたリーム側の文官たちを男女関係なく取り押さえて顔を確認していく者もいる。

 戦闘開始から5分も経つと、中庭はすっかり制圧されていた。

 

「クリアだ。ターゲットはいないらしいぞ」

「了解。なら仕方ない、退路を確保しつつ派手に暴れますかね」

「コンタクト! 団体さんのお着きだぁ!」

 

 中庭の戦闘はまだ終わらないらしい。

 そして、先ほど打ち上げられた信号弾に呼応して、アリーナ郊外から響いてくる爆発音と砲声がいっそう激しくなった。

 

 中庭で流れた血の量と様子を「池」と表現するならば、王城内の方はまさしく「滝」である。

 

スタタタタッ! スタタタタッ!

「がっ!」

「ふっ…!?」

 

 目に映る人間は全て敵だとばかりに、「情報収集部隊」の面々は自動小銃を撃ちまくる。といっても、ある程度の区別は付けているのだが、(はた)()にはそうは見えない。

 恐ろしいほど正確な射撃の前に、リーム側の近衛兵たちは近接格闘戦に持ち込むチャンスすらも与えられずに次々と射殺されていった。王城の階段には至る所に射殺体が散らばり、カーペットも大理石の階段も()(のり)で汚れきっている。その上に新たな血糊が重ねられる始末である。

 

「ええい、次から次へと!」

「次が5階だ、急げ!」

 

 5階にも大勢の近衛兵が待ち構えていた。というより、ここに国王の寝室と執務室があるだけに、ことさら厳重に警備しているのは当然だろう。

 が、しかし。

 

「フラッシュパンを使う!」

ボンッ!

「「「「ぎゃああああ!!!」」」」

 

 スタングレネードに目と耳をやられ、あっという間に戦闘能力を失う。そこにフルオートの嵐が吹き荒れ、まともに立てない近衛兵の命を容赦無く刈り取る。

 

「数が多い、手榴弾を使う!」

「リロード!」

「下からも来るぞ!」

「面倒だ、そこらの家具でも投げ落とせ!」

 

 先駆けも大変だが殿も大変である。何せリーム側の近衛兵が後から後から押し寄せてくるのだ。それらを退け、先駆けの連中が部屋を全て制圧するまで持ち堪えなければならないのである。

 手近にあったお茶会用の丸テーブルと椅子…もちろん高級品である…に妖精が2人がかりで手をかけ、持ち上げると階下に向かって投げ落とす。落下したテーブルが見事にリーム近衛兵に命中し、1人が潰された。それだけではなく、落下したテーブルはそのまま障害物と化して、リーム兵たちの行手を塞ぐ。

 

「その辺のキャビネットも落としていけ! 運ぶ時間はこっちで稼ぐ!」

 

 殿のメンバーが即席のバリケードを築いている間に、先駆けのメンバーは片っ端から5階の部屋を押さえつつ国王執務室に向けて突進する。しぶとく抵抗する近衛兵たちを排除し、ついに執務室の扉が蹴破られた。

 

「パッと見いない!」

「隣だ!」

 

 即座に隣室の扉が蹴飛ばされる。国王が使っていると思しき豪華な寝台があったが、部屋の中に踏み込んでも人は見当たらない。

 

「クリア、こっちにもいない」

「クソ、逃げたか!?」

「待て、国王寝室のベッドがまだ温かいぞ! ターゲットは近くにいる可能性大!」

「残りの部屋も探せ! それと非常階段か隠し階段を探してみろ!」

 

 どうやら事態は容易には行かないらしい。

 

 その頃、リーム国王バンクスは王下直轄大将軍リバルやたった3人の護衛と共に、執務室の机の下に築かれた隠し階段を駆け降りていた。よっぽど急いで飛び出したらしく、王冠こそ被っているが寝間着姿のままだ。

 

「はあ、はあ、はあ」

 

 決して鍛えている方ではないバンクスは、早くも息が上がり始めている。しかし死の恐怖に突き動かされ、乱れる息も構わず足を動かす。

 

(まさか、こんなことになるとは…!)

 

 バンクスはそれだけを考えている。

 寝室で就寝中のところをリバルに叩き起こされたバンクスは、近衛兵たちからの緊急報告によって敵襲を知った。そして、もう敵が4階に達しようとしていると知るや、取るものもとりあえず逃げ出したのである。

 階段を駆け降りた所は偽装された車庫になっており、馬車がスタンバイされている。それに乗ってここから脱出するのだ。行先はまだ決まっていないが、今はとりあえず逃げ出すことだけ考えよう。

 

「陛下、暗いですからお足元にお気を付けて」

 

 後ろからリバルが声をかけてくる。

 

「あ、ああ」

 

 もはや切れかけた息の片手間に、バンクスはそれだけを言った。そうこうするうちに階段の一番下、偽装車庫へと到着する。

 

「馬を用意して参ります、少々お待ちを…」

 

 と言いながら、近衛兵の1人が車庫に繋がるドアを開いた。

 その瞬間だった。

 

ボォンッ!

 

 何が起きたか、バンクスとリバルには全く理解できなかった。

 ドアが開いた瞬間、そのドアが爆発したのだ。撒き散らされたドアの破片に3人の近衛兵は一瞬で肉体を抉られ、ズタズタに切り裂かれて吹っ飛んだ。

 その直後にタン、タタンと軽い音が響く。その途端、

 

「あがっ!」

 

 右足に激烈な痛みが走り、悲鳴と共にバンクスはバランスを失って階段を転げ落ちた。一番下まで転げ落ち、そこへ同じようにリバルが転がり落ちてきて、押し潰されたバンクスはヒキガエルのようなうめき声を上げた。

 

「確保!」

 

 そんな声が聴こえた、と思った時、暗闇から突き出た針のようなものがブスリとバンクスの腕に突き刺さる。

 

(な、何…が……)

 

 急激に薄れゆく意識の中、バンクスはそれだけ考えるのが精一杯だった。

 

 

 麻酔薬を注射され、眠りに落ちたバンクスとリバルを止血するついでに縛り上げる謎の人間たち。そのうち1人が耳元に手を当てて喋り始めた。

 

「8班より全員。ターゲット他1名を確保、偽装車庫から脱出を図っていた模様。これより獲物を持ってアリーナの外へ脱出、味方と合流する!」

 

 そう、「情報収集部隊」がここにも潜んでいたのである。扉が開くと爆発するようにクレイモアをセットしておき、それで護衛を始末してターゲットを捕らえたのだった。

 

『こちら1班了解。ならばここに用はないな、派手に暴れつつ撤収する』

『こちら5班。中庭での戦闘を終了し、そちらと合流、護衛に当たる』

 

 仕事が済めば、後はさっさとトンズラするだけである。長居は無用だ。

 

「よし、帰ろう!」

「Fire in the hole!」

 

 号令と共に、偽装車庫の扉が「HC-4」で派手に吹き飛ばされる。その爆煙を掻い潜るようにして、第8班の妖精たちがバンクスとリバルを背負って飛び出す。

 今はまだ、バンクス国王を拉致したと知られる訳にはいかない。そのため最短ルートで城門を目指す第8班は、出会した者は文官だろうと近衛兵だろうとお構い無しに射殺していく。

 城門が見えたところで、中庭から移動してきた5〜7班と合流した。

 

「ゴトー」

「アリトモ」

 

 合言葉で瞬時に敵味方を識別し、城門の突破に取りかかる。幸いにも観音開きの2枚扉なので、突破はそう難しくはない。

 

「面倒だが挟まれると厄介だ、通用門は使うな! 正門から出る!」

「発破急げ!」

 

 彼女たちの後方からは断続的に爆発音が聴こえてくる。きっと1〜4班の面々が派手に手榴弾やら何やら使いまくっているのだろう。

 

「よしできた! 離れろ!」

「Fire in the hole!」

ドォォォンッ!

 

 高性能のプラスチック爆薬「HC-4」の威力を、城門は受け止めきれなかった。中央部を大きく爆砕され、かんぬきを壊された城門は、妖精たちの一蹴りであっさりと開かれた。

 

「撤収だ、逃げるぞ!」

「逃げ切り!」

「「「「逃げ切り!」」」」

「逃げ切れ!」

「「「「逃げ切れ!」」」」

「おい誰だアイドルグループ呼んだ奴!」

「それならアンタの背中でおねんねしてるでしょ!」

「そうだったな!」

「変な茶番やってないで逃げるよ!」

 

 余裕が出てきたのか、走りながら妙なコントをやらかす者までいる。

 

「スタート! 皆揃ってスタートを切りました!」

「位置取りが熾烈になりそうですね!」

「だからこれ競走じゃねえから!」

 

 特殊部隊にあるまじき騒々しさだが、ともかく彼女たちは獲物を抱えて夜の闇へと帰っていったのだった。

 

 この後、1〜4班のメンバーも合流し、「情報収集部隊」は誰一人欠けることなくバンクス(とついでにリバル)を連れ帰った。

 そして中央暦1643年7月3日 午前9時、拉致されたバンクス自身の肉声にて降伏を促したことで、アリーナはついに開城。3週間とかからぬ電撃戦で、リーム王国とロデニウス連合王国との戦争は終わったのだった。

 ちなみに同じ頃、世界の反対側にあたる第二文明圏のムー大陸では、朝早くからのレイフォリア空襲によってグラ・バルカス帝国の外交官ダラス・クレイモンドが安眠を妨害されていた。




《中央暦1643年7月3日夕刻発行 「青葉新報 号外」1面記事より抜粋》
『リーム王国降伏せり 我らが進軍電光石火

本日、フィルアデス大陸戦線に随伴していた弊社特派員は、リーム王国降伏の瞬間に立ち会うことができた。6月19日にヒルキガに上陸を開始して以来、リーム王国と戦争をしていた我が陸軍第3軍団は、電光石火の早業でリーム領内を進撃し、ついにリーム国王バンクスの身柄を確保したのだ。
リーム国王バンクスは、自身の野望を果たさんと我が方に宣戦布告も無しに艦隊を差し向けておきながら、いざ我らがヒルキガに上陸した時には、卑怯にも既にヒルキガから逃げ去っていたのだ。この卑劣漢を捕縛すべく、精鋭なる我が陸軍はリーム国内を縦横無尽に駆け回り、ついにリーム王国西部の高山都市アリーナにてバンクスを捕らえ、降伏に持ち込んだ。これでバンクス王の野望は潰え、先のグラ・バルカス大艦隊の撃退と合わせれば、大東洋共栄圏の平和と安寧は揺るぎないものとなったと言えるであろう。
大きな犠牲を払いはしたが、我が国はついに第三文明圏や大東洋共栄圏の平和と国際秩序を守り抜き、列強国たるの責務を果たした。後は、忠勇にして精鋭無比なる我が陸海軍が第一・第二文明圏諸国と連携してムー大陸からグラ・バルカス帝国を叩き出し、グラ・バルカス帝国との停戦に漕ぎ着けるのみである。

(添付写真: 陸軍第3軍団指揮官クワルク・サムダ中将と司令部幕僚に囲まれ、縄打たれたバンクスとリバル)』


という訳で超特急で終わらせた対リーム王国戦争でした。
我が事ながら、終わってみれば最初は正統派の市街戦と電撃戦、最後はまさかの特殊戦という、これまでにはあまり類を見ない戦争になりましたね。そして「青葉情報局」がどえらい組織であると判明した話でした。

青葉情報局の妖精さん方、あんたら最後の撤収の時にいったい何やってんの? まさか"映像記録"と称する「とある作品」がタウイ図書館に残ってたのか?
邪推はともかくとして一言。

ア・オ・バ・ワ・レ・ェ!!


新年の大型企画の効果もあったのかもしれませんが、UA113万突破、総合評価11,500ポイント突破、そしていつの間にかお気に入りは3,000件目前…!
ここまで来られたのも、ひとえに読者の皆様のおかげでございます。本当にありがとうございます!

評価10をくださいましたベルツ様
ありがとうございます!!
また、新たにお気に入り登録してくださいました皆様、ありがとうございます!


次回予告。

リーム王国を降伏させ、第三文明圏周辺での脅威を取り除いたロデニウス連合王国。その一方、ムー大陸では兼ねてから準備が進められていた大規模反攻作戦が、ついに発動を決定されたところだった。これまでグラ・バルカス帝国に押されてきた第二文明圏内外諸国の反撃が始まる!
次回「逆襲! 第二文明圏連合軍、西へ!」
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