ようこそ高度育成高等学校へ~大切なもの~   作:Phospho Miller

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4話目です。


提案と取引

「悪いな、平田」

「みんなに提案があるんだが・・・聞いてくれないか?」

と玲二は切り出す。

 

「なにー」

「なんだよー。玲二ー」

「自己紹介のときになにか言い忘れたのか?」

ははははは!とみんなが笑っている。

 

「みんなは今日貰った10万ポイントを何に使うのか知りたいんだ。」

 

「なんだよー。そんなことかよ!」

「私は、カラオケに行きたいなー」

「カラオケいいよねー。私も行きたーい!」

「拙者はパソコンが欲しいでござる!」

「ゲームだな!」

「なにか食べに行きたいよねー」

と、十人十色の答えが返ってきた。

 

これは交渉の余地があるなWWW

 

「玲二はどうするんだよー」

 

「俺はみんなと同じだ!みんなは来月も同じ風にもらえるポイントを使っていくのか?」

 

「そうだなー!毎月10万ポイントも貰えるんだから我慢しないで欲しいものを買うぜ!ははは!」

「山内の言うとおりだな俺も毎月貰える10万ポイントで好きなもの買おうと思ってる!」

「みんなも毎月貰える10万ポイントで遊ぶよな!」と池たちが言う。

「遊ぶ!遊ぶ!」

「いぇーい!」

「本当にこの学校は入れてよかったよなー」

 

・・・などと言っているクラスメイトを見て玲二は、こいつらは本当にバカだなと思った。しかし、だからこそやれることがある。

 

「毎月10万も貰えるんだから買いたいもの買えるし。俺、すげー嬉しいし!ははは」

「毎月10万貰えるって佐枝ちゃん先生も言ってたしな!」

「そうだな!」

「最高ー!」

「毎月10万!、毎月10万!」ニヤニヤ

「玲二も毎月10万貰えて嬉しいだろ?」

 

「そうだな!俺もポイントが貰えて嬉しい!」

 

「そうだよな!」

「いっぱい欲しいものがあるし、このポイントだけじゃ足りないかもしれないな」WWW

「そうだね。私も足りないかもしれない・・・」

 

・・・いい感じに俺の望む展開に行っているな。

 

そんなことを思っていると、平田が

「そうかな?僕は少し貰いすぎな気がするけど・・・」

 

・・・まずいな。ここで疑念が出ればこの話があやふやになってしまう。

 

「深く考えすぎじゃないか?茶柱先生も言っていただろ?」

・・・先生が言っていたという事実を言うことで平田は信じてくれるかもしれない。それに周りが同意してくれたら最高だな。

 

「そうだね。玲二くんの言うとおりだね」

「そうだ、平田。その通りだ!」

 

ここで山内や池、テンションが上がっている女子たちが

「平田くん。大丈夫だよ~」

「平田~。考えすぎだって~」

「紗枝ちゃん先生も言ってただろ?」

「ポイント使って何か買いにいこうぜ!平田!」

「・・・そうだね」

 

「そうだな。みんなの言う通りだな!」

玲二はここで話しを切り出すことを決める・・・

 

「みんな!さっき言った提案なんだけど、俺は10万prは少し多いから33人に卒業までに貰う予定の360万のうち8万ずつみんなにあげるていうのはどうかな?」

 

「マジかよ!」

「いいのかよ!玲二!」

「そんなことしたら、毎月2万ちょっとしか入らねーじゃん!分かってんのかよ?」

 

「ああ、構わない。だが、もし来月から10万ポイント貰えなかったとしたら、ここにいるみんなから毎月3万ポイントを一人ひとりから貰いたい」

 

「別にいいんじゃね?3万くらい。むしろ8万貰えるんだからめちゃ得じゃん!」

「そうだね!毎月10万貰えてしかも玲二くんから合計8万ポイントも貰えるなんて・・・」

 

「みんなどうだろうか?俺の提案に乗ってくれないか?」

 

「いいんじゃないか?来月も10万貰えるし」

 

「ありがとうみんな!」

・・・感謝するよWWW

「明日、契約書持ってくるから明日の放課後サインしてくれ!」

 

「わかった!」

「約束守れよな!玲二!」

「よろしくね!玲二くん!」

「よろしく~!」

 

「分かってるよ!」

 

 

「玲二くん、本当にいいのかい?」

「なにがだ?」

「僕たちにポイントをあげてしまって・・・」

「あー、構わない。それに茶柱先生も言っていただろう?ポイントをどう使おうが個人の自由だって。」

「そうかもしれないけど・・・」

「いいんだよ、平田!それにみんなが笑顔のほうがクラスも良い雰囲気になってもっと仲良くできるかも知れないだろ?」

「・・・そうだね!玲二くんがクラスのことを考えてくれて僕は嬉しいよ!」

「そうか。ありがとう、平田」

「こちらこそ、ありがとう。これから頑張って行こうね?」

「ああ」

 

 

・・・悪いな、平田。俺は自分さえ良ければいいんだ!おまえらは卒業まで俺にしっかりと金を振り込んでくれよWWW

 

 

 

そのあと、すぐに連絡先をみんなが交換しているときに綾小路はやってきた。

「玲二。オレは玲二の話には乗れない。悪いな」

「・・・・・そうか。残念だ、綾小路。わかった」と言うと綾小路は教室から出て行った。

 

 

 

「みんな!この話はここにいる32人以外には話さないでくれ!」

「どうしてだよ!」

「別にいいじゃん」

「考えてもみろ。この話がさっき自己紹介しなかった人に知られたら・・・絶対に俺にもくれっていってくるぞ?」と絶対にそんなことにはならないと分かった上でみんなに伝える。

「確かに!俺の取り分が無くなるかもしれない」

「それはまずいな」

「内緒にしておこうぜ!」

「そうだな。話さないようにしよう」

 

 

 

その後すぐに学校案内十分前のチャイムが鳴った。自己紹介をしなかった人が帰ってくるのと同時に茶柱先生も来た。

「このあと、すぐに学校案内を始める。廊下に並んでおくように」

・・・・・そして、俺たちは一通り敷地内の案内があり、先ほど茶柱先生から貰った今週の予定表を貰って解散となった。

 

 

俺はそのまま、パソコン室に向かった。明日サインしてもらう誓約書を作成するためだ。

それにしても・・・・ははははは。あいつら本当にバカだな!毎月10万も貰えるわけ無いじゃないか!・・・しかし、綾小路はあの様子だと俺の考えに気づいていたな。要注意人物だな。と思いながら玲二は誓約書を書いていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誓約書(20××年4月1日記載)

1、来月一日にDクラスの生徒全員に10万pr(プライベートポイント)が振り込まれた場合、黒金玲二は今後、毎月貰う10万pr(プライベートポイント)のうちの8万pr(プライベートポイント)を下記にサインした生徒に均等になるように月末までに振り込まなければならない。

 

2、来月一日にDクラスの生徒全員に10万pr(プライベートポイント)よりも少ない額が振り込まれていた場合下記にサインした生徒全員が毎月3万pr(プライベートポイント)を月末までに黒金玲二に振り込まなければならない。

 

3、この誓約を下記にサインした生徒が下記にサインした生徒以外に教えることを卒業時まで禁ずる。もし、それが見られた場合その生徒は100万pr(プライベートポイント)を違反した月の末までに黒金玲二に振り込まなければならない。また、黒金玲二が下記にサインした者以外に話した場合下記にサインした生徒一人ひとりに3万pr(プライベートポイント)を違反した月の末までに振り込まなければならない。

 

4、下記にサインした生徒または黒金玲二が退学になった場合、下記にサインした生徒は退学が決まり退学書を出す前に持っているpr(プライベートポイント)をすべて黒金玲二に振り込まなければならない。

 

5、下記にサインした生徒が3万pr(プライベートポイント)を持っておらず振り込むことが出来なかった場合借金とし来月にまとめて払うものとする。また、次の月にも払えなかった場合その次の月に借金という形を卒業まで繰り返す。意図的でも忘れていても持っているのに振り込むことをしなかった場合プラス5万pr(プライベートポイント)の罰金とし、黒金玲二に振り込まなければならない。また、進級するまでに振り込めるpr(プライベートポイント)を持っているにもかかわらず振り込まなかった場合現在所有しているpr(プライベートポイント)すべてを黒金玲二に振り込まなければならない。振り込むときに黒金玲二は下記にサインしている生徒の所有しているpr(プライベートポイント)を見ることが出来る。

 

6、100万pr(プライベートポイント)を月末まで振り込めなかった場合来月又は卒業する前日までに黒金玲二に振り込まなければならない。

 

7、一括で振り込むことも可能であり一括の場合下記にサインした生徒以外に本誓約を話すこと及び教えることを禁ずる。

 

8、本契約は卒業まで継続するものとする。

 

下記の者は上記の誓約に誓い絶対遵守することを誓います。

氏名_______________(親指を朱肉に付け氏名の横に押す)

 

          以上

 

 




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