東方信々章   作:モフりん

11 / 24
遅くなりましたーーすいませんモフりんです。

宴会パート2です。とある会話で何を出そうか詰まってしまった…!w

何はともあれ、始めましょうか。どぞー


11話 孤独の妖怪と趣味人

幻想郷の宴会はそれは賑やかなものだった。中には弾幕ごっことかして危なっかしい奴もいるが、俺はやっぱり賑やかな方が好きだな。

 

「私はもう少し静かな方が好きですよ。その方がゆっくり話せると思いませんか?」

 

「まあ確かにそうかもしれないな…いつもはどうなんだ?」

 

「私、地底にある地霊殿という所に住んでいて妹とペットがいるんですけど、妹はいつも出掛けると言ったらいつ帰ってくるかわからないしなぜかペット達には避けられるし…」

 

「あーーストップ!もう言わないでいいよ…」

 

静かな方が好きって話からかわいそうなことになってるのはなぜ!?

 

「いいんですよ、いつものことですから…。この力のせいで昔から人に避けられていてほとんど話せる人なんていなかったんです。そういう雰囲気に慣れているからこそこの環境が苦手で…でもどこかうらやましいんです。今あなたと話せるだけでも楽しいですよ私は」

 

恵まれていたんだな、俺は。友達もいたし、家族は共働きだがちゃんと帰ってくるし。今までそれが当たり前の感じがしていたのだがそれは大間違いなことに改めて気づいた。

それにしても…一緒に居たい人や話せる人が欲しいのにそれが出来ないなんてあんまりじゃないか?心を読まれてそんなに怖いのか?こんなに可愛くて優しい子を嫌う要素なんてどこにもないだろ?

 

「…ありがとうございます、そんな風に心の底から思ってくれる人はあなたが初めてですよ」

 

俺が初めてって…

 

 

「本当にあんまりだよ…許せないなそいつら。見つけ出して殴ってやろうか?」

 

「ふふっそこまでしなくていいですよ。でも…嬉しいな。本当にありがとうございます」

 

そう言いながら可愛い笑顔を見せるさとりちゃん。やっぱりこの子は笑っている方がいいと思う。静かで何もないよりは皆と一緒にいて笑いあっているのが一番いいよ。

 

「あ、あの…それでなんですが…」

 

何やら急にもじもじして恥ずかしそうにするさとりちゃん。

 

「うん?どうしたの?」

 

「よかったら…お友達になれればと…」

 

「何言ってんの。これだけ話せればもう友達だよ」

 

「…そうですね!これからよろしくです。えーとお名前は…そうですか、風乃龍真さんですね」

 

「そこは言わせてくれよ~。ま、改めて、風乃龍真だ。よろしくねさとりちゃん」

 

 

「こちらも改めて、古明寺さとりです。よろしくお願いします龍真さん。よかったら今度地霊殿にも遊びに来て下さいね。お待ちしていますよ」

 

「ああ、楽しみにしておくよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてまた知り合いが出来た。いや、ホントよかったよ。あっちの世界じゃ知り合うだけでも一苦労だったからな。それが当たり前だっただけに今の状況が素晴らしく感じるよ。

 

 

 

 

この後、さとりちゃんと一旦お別れをして霊夢のところに行くことにした。

 

 

「お、主役の登場だぜ」

 

魔理沙の言葉で皆振り向く。ここにいるのは…霊夢、魔理沙、に…男の人?誰だろう?落ち着いている感じだけど…どこか優しそうだ。

 

「結構盛り上がってるじゃないか、何してたんだ?」

 

「香霖が最近入荷した品について何か知っているか聞いてきたんだ。あ、そーだ、龍真なら何か分かるんじゃないか?」

 

「そうだね。初めまして龍真くん。僕は森近霖之助。魔法の森の近くで古道具屋を経営してるんだ。道具といっても品のほとんどが拾いものでね…外の世界からきた物もあるんだよ。それで、一つどうやって使うのかわからないものがあったから皆に聞こうと思って宴会に来たんだけどいいタイミングだよ。外から来た君なら知っていることがあるんじゃないかな。…これなんだけど…」

 

これは…なんだ。ゲーム機か。…ってこれ俺のじゃないか!なぜここにたどり着いたんだ!?

 

「これ…俺のです。外の世界で遊びに使ってたんですけど…なんでこんな所まで?」

 

「おそらく君自体が幻想になってしまったから君の持っている物も幻想入りしてしまったのかもね。店にくればまた君の物があるかも」

 

「なるほど…」

 

そんなことがあるのか。

 

「それで、結局これはなんなんだい?名前は知ってるんだけどどうにも出来なくてね」

 

「えっと、これは簡単に言うとゲーム機かな。外の世界では結構流行っててよく遊んだよ。本来だったら今電源入れてやりたいんだけど充電がないみたいなんだ。実践は無理かな」

 

そういうと霖之助さんは少し残念そうな顔になって

 

「そっか~残念だな。一度やってみたかったんだけど…」

 

こんな残念そうにされると申し訳なくなるな。でも俺もやりたかったよ幻想郷でも!

 

「あ、ゲームなら早苗が似たようなことをやっていた気がするわ」

 

 

 

「「なんだって!?」」

 

突然の霊夢の言葉に俺と霖之助さんの声がハモる。

 

「早苗も確か外から来たから何か知ってるんじゃない?霖之助さん聞いてきてみたら?早苗ならあっちにいるわよ」

 

「そうするよ」

 

そう言って霖之助さんは席を外した。俺と同じく外から来た人がいるのか。一回会って話してみたいが今は霖之助さんの邪魔をしない方がいいだろう。俺の勘だが、あの人は興味を持ったらとことん聞いてきそうだからな。

あはは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから時が過ぎ、宴会が終わりみんなはそれぞれ帰っていった。片付けをしながら俺は充実感に浸っていた。何人かと知り合いが出来て、本当に楽しい空間だった。集まってくれたみんなと宴会を開いてくれた霊夢に感謝だな。あとで何かお返ししないと。

 

 

さとりちゃんとこの地霊殿、霖之助さんとこの香霖堂、他にも色々な所があるだろう。行ってみたいな。

 

 

「…ん?」

 

ふと後ろから視線を感じた。しかし振り返っても博麗神社の鳥居と周りの木々が見えるばかりだ。

 

「…気のせい…か」

 

まだ終わったばかりなので誰かが帰っていったのであろうと解釈し、また俺は片付けに戻った。

 

 

 

 

 

…次はお前を倒してやるよ…それまでせいぜい楽しんでおくんだな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さとりちゃんと霖之助さん。どちらも落ち着いている二人ですね。でも龍真くんの勘鋭すぎますねw一発であそこまで見抜くとはもはや能力ではないんでしょうか?(実際は違います)

次回なんですが期末テストを控えるため大分遅くなると思います。毎回毎回こんな感じですいません。なんとか定期更新目指して頑張っていきます。

ではまた次回で会いましょうバイバーイ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。