東方信々章   作:モフりん

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どうも、モフりんです。第2次宴会編です。萃夢想のあの人が出てきますよ~。

龍真くんはどうなるのか…どうぞっ


14話 萃めた酒は効かぬのか?

「…で、またこうなるのか」

 

部屋の周りを見渡して俺は苦笑いで言った。そう、今日が何の日かというと龍真のマイホーム完成お祝いの宴会なのだ。俺の家には前の宴会の時にいたメンバーが集まっている。…よくこの人数が入れるだけの部屋作れたな紫、と改めて思う。

 

「まあまあ龍真!飲みなって!」

 

「ちょ、やめてくださいよ萃香さん!外の世界では一般的に未成年なんですから!万が一でもあったらどうするんですって!」

 

「何、気にすることないだろ~?幻想郷はそんな縛りはないんだ、郷に入れば郷に従えって言葉もあるんだからさ!堅っ苦しいことなんて考えないで飲んじゃいなって!」

 

俺はこの宴会で知り合った伊吹萃香さんに酒を飲まされそうになっていた。萃香さんの横ではさとりちゃんが止められそうにないというような苦笑いで俺の方を見ている。

 

「いやでもっ…」

 

「萃香の言うとおりだぜ、龍真。幻想郷で酒の1杯くらい飲めなきゃ話にならないぜ。ここは1つ男を魅せてくれよ~」

 

横から魔理沙が割って入ってきて言った。そんなことを言われたらな…。

 

「わかったわかった。飲めばいいんだろ…?」

 

「お、結構飲み込みが早いじゃないか。おーい!龍真が一気飲みするってさー!」

 

な、なにい!?

 

おおーっ!と歓声が湧き上がる。

 

「お、おい!ちょっと待ってくださいよ!確かに飲むとは言ったけど何も一気飲みしなくても…!?」

 

「景気づけだよ!ほら、みんな待ってるんだからやっちゃいなって♪」

 

「ぐ…仕方ないですね…」

 

 

昔から何かと頼みを断りづらい性格だったので自分にあまり害がないと思ったことは結構受けてたっけ…。

そして萃香さんが何やら大ジョッキ持ってきてそれに並々とお酒入れてるじゃありませんか!絶対ヤバいから!

はい、どうぞと言われ流れでジョッキを受け取ってしまう。そう、受け取ってしまったのだ。

 

「こ、これですか…?」

 

思わず声が震える。飲み干したら絶対に気絶はするだろうな死ななきゃいいけどね…あはは……。

 

「さあいこうか♪さあ皆さん掛け声いきましょー!いーっき!いーっき!」

 

 

「「「「いーっき!いーっき!」」」」

 

 

 

 

 

もうどうにでもなれ!!!と勢いよくお酒を飲み干しにかかる。グイグイと。

 

 

「……ぷはっ!」

 

 

「「「「おおおーーーっ!!!」

 

酒を飲み干した瞬間歓声と拍手が沸き起こった。でもあれ……おかしいな、身体は何ともないぞ?さっきと状態は変わらない。…遺伝が関係するなら俺の親は酒は強くないはずなのだが…俺ってもしかしてめちゃくちゃ酒強い?

 

「いいねえ~!いい飲みっぷりだったよ龍真!これを初めて酒飲む奴にやらせて倒れなかった人間は霊夢とお前くらいだよ!まあ魔理沙と早苗に関しては今でもぶっ倒れるけどね、あはははは!」

 

「なんてことやらしてるんですかあんたは!…でも自分でも不思議なくらいです。こんな酒強かったなんて…」

 

「自覚してなくても持っている潜在的なものはやってみなきゃわからないもんだからね~。人生そんなもんさ」

 

と言って萃香さんはグイッと酒を飲み干す。相変わらず飲むペースは変わらないようだ。鬼という種族は化けもんか?

 

「そんなもんなんですかねえ…」

 

「まだ龍真は自分の能力が何か分かってないんだろ?これからそんなことはたくさん起こるんだ。それらの経験から見つかるものもあるってことさ。ではあたしはちょいと失礼するよ」

 

そう言って萃香さんは外に出て行った。

 

「経験ねえ…」

 

まだ俺は幻想郷にきて間もないからわからないことも多い。これからたくさん経験して少しずつ分かることがあればいいかな。

 

「時にはしたくない経験ってのもあるかもしれませんね」

 

「さとりちゃんか」

 

「飲みっぷり見させていただきましたよ。萃香さんのお酒を一気に飲んでピンピンしてるんですもん。すごいですね、尊敬しちゃいます」

 

萃香さんの酒ってアルコール度数何度なんだよ…恐るべし。

 

「とりあえずすごく高いとは聞きましたよ。私も1度口にしたことはあるんですけどすぐ寝ちゃいましたよ」

 

「は~。やっぱりそうなのか」

 

「もしかしたら何か能力と関係あるのかもしれませんね。お酒に強い程度の能力とか?あははっ」

 

「結構無駄な能力だねそれ…」

 

思わず苦笑いになるが能力というのはあるかもしれないな。これもやはり経験していかないとはっきりしていかないものなのだろう。

 

……ってんんん???話してて分からなかったがよく周りみたら弾幕ごっこしてる奴がいるではないか!?やめろ俺の家だぞ!誰だやってるの…?なんか見覚えのある黒白が見覚えのない背中に氷みたいなものがある女の子に一方的に攻撃仕掛けてるんだが…。ってこのままじゃ俺の家もあの子も危ない!

 

「ごめん、ちょっとあれ止めてくるよ」

 

「あらら、大変ですね…ご自宅ですもんね」

 

さとりちゃんの下を離れ、弾幕を放ってる奴らの方へ。

 

 

 

 

 

 

「魔理沙ー!もうあたいの負けにしてあげるから止めにしよーよー!」

 

「なぁ~に言ってるんだぜチルノ~?まだ勝負は終わってないぜ~?」

 

…魔理沙でした。なんか完全に出来上がってるんだけど!?この数分に何があった!?あとあっちの子はチルノって言うのか…。って八卦炉構えてるしあいつ!早くしないと!慌てて少し走り魔理沙の後ろから声を掛ける。

 

「魔・理・沙?」

 

「ん~?後ろにいるのは龍真だな~?」

 

「今すぐ弾幕ごっこを止めようか。チルノもほら、止めたがってるしあと俺が笑ってるうちに止めといた方がいいと思うんだけどな~?」

 

止めなければ例のあれかな…。

 

「ここの壁すごいんだよ!弾幕当てても傷1つ付かないからビックリしたぜ~。まあ心配すんな!マスタースパークを当てたらどうなるか試すだけだぜ!いくぞ~マスタ~」

 

よし確定!

 

「死ぬがよい!」

 

「ぐむう!?」

 

萃香さんに教えてもらった通りに並々入った酒を魔理沙に無理やり飲ませる。

 

「う、ぐ……すう…」

 

ひとしきり飲ませた後、魔理沙はすっかり眠りに落ち、スヤスヤと寝息を立て始めた。

 

「なんとか間に合ったな…」

 

「助かったよ龍真!名前は聞いたから知ってるよ!あたいはチルノ!よろしくね!」

 

「ああ、よろしく。にしても…」

 

「どうしたの?」

 

あ、騒ぎに霊夢が釣られて来たから聞いてみようか。

 

「そろそろ宴会終わるけどさ、この魔理沙どうしようか?」

 

「そうねえ…」

 

少し考える霊夢。そして…

 

「私が連れて帰ってもいいんだけど何せ夜の魔法の森迷うからさ…悪いけどこれ泊めていってもらえる?」

 

「まじですか……ああ、うん。いいですとも」

 

「助かるわ。よろしくね」

 

まあ俺が飲ませたってのもあるし…いいか。部屋はどうせたくさんあるし。

 

 

 

 

そうして宴会はお開きとなる。

 

「じゃあな龍真!変なことするなよ~?」

 

「しませんよ断じて!萃香さんは2次会ですか?」

 

「あ、うん。勇儀とちょっとね」

 

「よく飲みますねえ…まあお気をつけて。ではおやすみなさい」

 

「おう、お休み~」

 

「じゃあねー龍真またくるね~」

 

そうして俺は家の中に入った。

 

「さて…あとひと仕事頑張って寝よう」

 

テーブルの物を片付けて洗う物は洗う。魔理沙を別の部屋に連れて行き、ベッドに寝かせる。

 

「お休み、魔理沙。……さて、俺も寝るかな…ああ、眠い」

 

俺も部屋に戻り、寝る準備を終え、電気を消し眠りについた…。




このままで終わるとお思いでございますか?いえいえそんなことはございません(ゲス顔)

酒が効かない…だと?これは意外でしたねって現実でこんなに強い人とかいるんでしょうかね?気になります。

さて次回はお分かりでしょうが…龍真よ、今宵は眠れぬかもしれんぞ?それは気分次第でw

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