東方信々章   作:モフりん

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お待ちどうさまでした~夜中編です~。魔理沙が大暴れ…しちゃったのかな?


15話 夜の薬は甘くない

「んっ……ここは…どこだ…?なんか身体が変な感じするし…」

 

目を覚ました私は辺りを見回してみる。どうやら私の家ではないようだ。

 

「えっと…たしか宴会やってて紫、永林、鈴仙と飲んでて…すごく高級そうな酒飲んでから記憶がないんだよなあ…」

 

と、身体だけ起こし、腕を組んで考えてみる。……うーん思い出せそうにないな。

 

「少し調べてみるか…」

 

ベッドから降り、隣の机から帽子をとって被り、部屋を出る。

 

ギィィ…。

 

ドアを開けて左右をみると、一本の長い廊下。左手には玄関が見える。…なるほど、うん、もうだいたいわかったぜ。

そのまま右へ歩いていき、突き当たりにさしかかった所にドアがあったので開けてみると……。

 

「………やっぱりか。ここは龍真の家だぜ」

 

入った部屋は昨日やってた宴会場だったのですぐわかった。しかしあの寝てた部屋に連れていかれた記憶も全くないぜ………。

 

「…ん?てことは待てよ、龍真の家ってことは龍真がいるはずだよな………ふふふふ、寝起きドッキリでも仕掛けてやろうか」

 

怪しく笑いそして龍真の部屋を探し始めた。…あれ、どうしてこんなに暑いんだろ?夏だからか~?でも宴会の時はそれほどでもなかったし……。ま、いっか。

気を取り直し、部屋捜索にあたる。

 

ガチャッ…

 

「ここは…いない!」

 

切り替えて次の場所へ次の場所へ…というように1階を隅から隅まで調べたが、どうやらいないようだ。

 

「よし…2階だぜ」

 

廊下の途中にある階段を登っていき、また手前の部屋から捜索にあたる。

 

「───ここもいないか…。まるで集合住宅だぜ」

 

ドアを閉め、次の部屋へ。

 

「ここまでくるとここもいなそうだな…」

 

ガチャリ…

 

 

 

 

……いた!隊長!ついにスースーと寝息たてて寝てる龍真を発見したぜ!そうとなれば全軍突撃だ!

起こさないよう忍び足で静かにベッドに近づく。近くなるにつれだんだんと寝息もはっきり聞こえてくる。

 

「さあて…どんな顔をしてるんだ~?」

 

ささやき声でつぶやき、龍真の顔を覗き込む─────っ!!!ぐわああっ!!!なんだこれは!

思わず大声を出してしまいそうだったぜ……!なんだよ……破壊力ありすぎだろ……!まだドキドキしてるぜっ……。

 

念のためもう一度見ることに。今度はかなり近くで。

 

……じーーっ

 

「う、う~ん…わかったわかった…かわいいから…もうやめてくれよ魔理沙…スースー」

 

カチッ!

 

魔理沙の心の中の変なスイッチがONになった模様です!

 

「龍真……これは…お前が悪いんだからな…私は悪くないぜ…」

 

顔を赤らめ、完全にトロ顔になってしまった魔理沙はベッドに上がり、龍真の上にまたがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じつはその頃、部屋には魔理沙も気づかないほどの小さなカメラがベッドを丁度見えるように配備されており、この光景は何者かによって監視されていたのだ。その人物とは……。

 

 

「いやはや~またがっちゃったわよあの子。どうなるのかしら~?」

 

「幽々子、静かに。ここからが面白くなりそうですわ。やっぱり永林の媚薬は効きますわね~♪」

 

「当然当然。こうなることを見越しての作戦でしょ。お酒に薬をあらかじめ入れておいて魔理沙と早苗にとりあえず飲んでもらったけど…早苗の方は奇跡を起こしたようね。全く効いてなかったわ」

 

幻想郷のバb…もとい実力者の西行寺幽々子、紫、八意永林の3人がこの状況を監視していた。

 

「いやでも河童のカメラはすごいわね~思ってたより高画質でびっくりだわ~」

 

「オーダーで作らせた甲斐がありましたわね」

 

「ホントホント。あとは媚薬効果がどれくらいのものかだけど…案外テキトーにやったからね…」

 

「あ、進展ありそうよ~?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……誰もいないし、……キスしちゃっていいのかな…?」

 

きょろきょろと首を振って一応誰もいないことを確認する。……ってえ、何言ってるんだ私!?キス!?あーでも…悪くないかもな…

 

「龍真…」

 

徐々に顔を近づけていく。もう身体が止まらない。もーどーにでもなっちゃえ。それくらいに魔理沙の身体は媚薬で支配されていた。

 

 

「いいわよ、やっちゃいなさい!」

 

「フラグ回収を早くするんですわ!」

 

「え~なんかもったいない気もするし私はフラグ折れてもいいかな~」

 

「「あんたはだまらっしゃい!」」

 

「うう…2人共いじわるう…」

 

 

 

 

 

 

 

唇まで、あと少し。未だに龍真はぐっすり寝ている。魔理沙は目をつぶり、これ以上ないほど心臓の高鳴りを感じながら口を近づけていく。

 

「「よし行けっ!やっちゃいなさい!」」

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パタンッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…………え?」」

 

 

魔理沙は龍真に被さるように倒れこみ、寝息をたて寝てしまったのだ。

 

 

「ちょっと!どういうことですの永林!」

 

「ごめんなさいね。魔理沙にはあの薬少し強かったみたい。なにせお酒に混ぜたしね…それの相乗効果でああなった可能性もあるわ」

 

「え~~?私たちの計画が…」

 

「私はどっちでもいいからよかったけどね~。さあて、眠いし帰るわね。おやすみ~」

 

「あら、じゃあ私も帰ろうかしらね。紫、次こそはいい薬もってくるからさ。それまで我慢よ。じゃあね」

 

そう言って幽々子と永林は帰っていった。

 

「うぬ~~絶対次こそ成功させて見せるわっ!……寝ましょ」

 

 

 

夜の珍事は終わりを告げ、これをもって正式に宴会は終了したわけであったのである。




密かに裏の工作者が動いていたとは…。次ということは…おわかりですね。またいつかやりますよもちろん!今度は誰になるやら…ニヤリ

まあそれ以前に覆い被さった魔理沙を龍真はどうするのかな?それはまた後日の朝編でお楽しみ下さい!

ではまた次回でお会いしましょう!感想お待ちしております!
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