東方信々章   作:モフりん

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おまたせいたしました!ふぁー難しかった!


18話 星と鏡の一騎打ち

「魔理沙、いったいどうしたの?」

 

「どうしたって…そんな新参に初っぱなから負けてなおかつ私より上級階級の能力を持ってるなんて知ったら劣等感を感じずにはいられないんだぜ!せめて弾幕ごっこでは勝って先輩としての威厳を保たないと!」

 

「は、はあ…」

 

なんというか…必死だな。まあやるからには悪いけど負けないよ?というか負けたくないし。それと、試しておきたいこともある。

 

「……いいよ、やってやろうじゃないか。よし、外に出よう」

 

「その意気だ。分かったぜ」

 

洗い物がちょうど終わったので二人は外へ行き、家の近くの少し開けた場所に移動した。

 

「さ…てと、この間みたいに簡単にはやられないぜ?」

 

「それは俺もだな。前は少しぎこちなかったが今度は能力もあるしパパっと終わらせてもらうよ」

 

右肩をグルグルまわす魔理沙に対し俺は指をポキポキ鳴らす。

 

「さて、そろそろ始めよう……か!彗星・ブレイジングスター!」

 

「なっ……!ぐあっ!」

 

いきなりの突進攻撃を受け、回避する間もなく初の被弾をし、10mくらいぶっ飛ばされ、背中を強く打った。

 

「痛ってえ……くっ、ははははっ!……そうでなくっちゃね」

 

(!?なんだ…?龍真の性格が変わったぜ?いつもの龍真よりなんか少し怖い…)

 

「───いや、ここで怯んだら負けだぜ!」

 

「おっ?」

 

俺が立ち上がろうとすると、それをやらせまいと魔理沙は箒で全力突進してきた。これは…

 

「絶対決める!サングレイザー!!」

 

魔理沙が乗っている箒を振り回し、俺は仰向けに宙に浮く。

 

「当たったか!?よし、これでもう一度だ!彗星・ブレイジングスター!!!」

 

「────かかった」

 

突っ込んでくる魔理沙を俺は素早くかわす。

 

「ちくしょう避けられたか!もう一度修正だ!」

 

スピードを抑え反転し、空中から俺を見下ろした状態になる。

 

「さすがに身のこなしがうまいな………ってあれ!?」

 

ブィイイン!

 

「反鏡・ミラーシューティング・囲…」

 

何もなかった魔理沙の周りをボール状に囲むように突如として何十枚もの鏡が出現する。俺が弾幕を放てるよう一カ所だけ隙間が開いている。そこへ俺がマシンガンのような連弾弾幕を打ち込む。

 

「これは新しい技…この間よりもキツイな……!」

 

数十発の弾幕が鏡の中に入り込むとその入り口も締まり、完全に密閉化され、あとは耐久戦といったところか。鏡に弾幕が触れると、倍に増え、尚かつスピードも上がる。避けるのは難しいものがあるだろう。

 

「くうっ!このままじゃあの時の二の舞だぜ!」

 

箒の性能をフル活用して避ける。しかしこのままでは当たってしまうだろう。

 

「この密閉空間はさすがにつらいぜ…?隙間があれば…。?そうか、そういうことか!」

 

すぐさまポケットに入れておいた八掛路を取り出し、弾幕が最初に入ってきただろう所を予測し、そこへ構える。

 

「もうこれしかないな。やるぜ!恋符・マスタースパーク!!!」

 

八掛路から極太レーザーを発射し、それは龍真の鏡を呆気なく打ち破った。

 

「うおっ!」

 

横っ飛び間一髪でマスタースパークから逃れる。完全に油断していたな。

 

バリイィイン!といい音が聞こえる。そこに向かって最大のスピードで箒を飛ばし、鏡の弾幕空間から脱出。

 

「危なかったぜ…」

 

「まあこれくらいはやっていただかないと先輩としてはダメだよね」

 

にこっとわざとらしく爽やかな笑顔で言う。

 

「うぬぬ…絶対倒す!」

 

対象的に魔理沙はとても悔しそうだ。

 

「よし、今度は俺から行こうか」

 

空を飛び、魔理沙がいる高さまで飛んでいく。

 

「もう一つ新しく考えてみた技、試させてもらおうか。ミラーシューティング・散!」

 

鏡を一つ俺の前に出現させる。そこに後ろから思いっきり弾幕を放つ。その弾幕は鏡を通り抜けて五倍に増え、魔理沙に飛んでいく。

 

「はっ!ただ単に増えるだけじゃ避けやすいぜ」

 

「どうかな?」

 

「!?」

 

 

飛んでいく弾幕の前にさっきより大きい鏡を出現させる。弾幕がそれを通り抜けまた五倍に増える。そしてまた鏡を出現…というように繰り返し弾幕を増やしていく。

 

 

 

「まだだ…これで相打ちしてやる!星符・サテライトイリュージョン!」

 

魔理沙の周りに球型で色とりどりの6つの衛星プロットを出現させ、それが向かってくる弾幕を迎撃する。しかし弾幕量が多いため、必死に避けているが次第に追い詰められていく。

 

「魔理沙、もう諦めたらどうだい?」

 

「まだ終わってないのに諦める必要がどこにあるんだぜ!?」

 

「…よし、これで終わらせる」

 

目を閉じて体内の霊力を集中させる。魔理沙には気づかれていないようだ。

 

「……はっ!」

 

 

 

カッ!

 

大きく目を開けると周りの時間が………止まった。

 

「よし、成功だな……それ!」

 

魔理沙の背後に周りながら、全体的に鏡を五重にしてその後ろにこれでもかというほど弾幕を打つ。弾幕は時間が止まっているため、打った場所から動くことはない。

念のため、上からも攻撃出来るように同じようにする。

バレないよう元いた所に戻る。

 

「よし、……解除!」

 

止まっていた弾幕が一気に動き出し、魔理沙に襲いかかる。

 

「───っげげ!何が起こったんだぜ!?」

 

四方八方に飛んでくる無慈悲な量の弾幕に魔理沙は……

 

 

 

 

 

「もうこれで先に当てれば私の勝ちだ!いけ!ファイナルスパーク!!!」

 

「…よっと」

 

カッ!

 

2回目の能力を使い、また時間を止める。当たらないような場所に行き、

 

「…解除!」

 

「またかよお!…負けたな」

 

 

ズドドドドーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ~また負けたぜ…」

 

一つ大きな溜め息をつく魔理沙。でも結構危なかったしね。実力は魔理沙の方が上だと思う。しかし戦術では残念ながらこっちの方が頭回るなと感じた。

 

「またいつでも相手するよ?」

 

「バトルになると人が変わるんだなおまえ…ってかさ」

 

「うん?」

 

「私が急に弾幕に囲まれたのは絶対おまえ能力使っただろ?そうでないとありえないぜあの量は」

 

「あ、うん。あれは咲夜さんの能力を真似て使ったんだ。なかなか応用力が必要だったね」

 

「な、やっぱりそうか…咲夜よりヒドいぜあの使い方は」

 

「あはは、楽しくてつい夢中になっちゃったよ。…でもまあ」

 

そこまで言って、右手を魔理沙の頭にポンっと置く。

 

「ふえっ!?な、なに」

 

「あんだけ出来るようになるまで相当な努力をしたんだろ?それに比べて俺なんかただ何もしないで手に入れた力だ。そんなの達成感も何もありゃしない。ここまでなった自分を誉めるべきだよ」

 

「……うん」

 

「じゃ、また今度料理教えてあげるから。俺、行くね」

 

そうして魔理沙に別れを告げて地霊殿に俺は向かうのであった。

 

 

 

「……そうやって女を振り回してるんだな」

 

顔を真っ赤にしていた背後の魔理沙が俺には聞こえない声で何かをいったような気がした。




魔理沙の技は心綺楼中心に使ってみました!

さあていよいよ私の好きな地霊殿編だ!頑張るぜ!
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