では、どうぞ~
「…あんた、誰?」
「私は八雲紫。あなたを幻想郷に案内するために迎えにきたの。」
「……は?」
いきなりの言葉に驚きを隠せない。幻想郷ってなんなんだよ?なんで俺がそんなとこに行かないとならないんだ?…ダメだ。思考が追いついてない。とりあえず疑問をぶつけろ。
「…なあ、なんで俺が幻想郷ってとこに行かないとなんだ?」
「……あなたは普通の人間ではありえないくらい大きい能力を持っているわ。でもその力はまだ眠っているままなのよね。このままにしておくと人とのバランスが崩れいろいろ苦労することになるでしょう。だからあなたが潜在能力を持っていると分かった以上は放っておくわけにはいかないの。これがその理由よ。」
俺が潜在能力持ち…か。…ははっ、普通ならありえない話だな。…でもこれを受け入れて幻想郷に行ったとしたら……
このつまらない毎日から抜け出せるってのか?
「…分かった。行ってやるよ。俺のせいで周りに迷惑かけるのも嫌だしな。でも俺がいなくなったら俺を知っている人たちは…」
「その心配はいらないですわ。私が記憶をいじってあなたが元からいないということに出来るから。あとはあなたの覚悟次第よ。行くのか行かないのか。その点を踏まえてもう一度聞かせてもらいますわ。」
そうか…。もう会えなくなるのか…。今まで散々世話になった、迷惑もたくさんかけた。いつか直接恩返しをしなければと思っていたが受け入れればそれも出来なくなるのか…。でも俺はっ…!。
心残りはあったが、しかし俺の心に迷いはなかった。
「さあ、これが最後ですわ。あなたは幻想郷に行ってくれますわね?」
俺は人生を変えたいんだ!
「…ああ。行かせてくれ。幻想郷だろうが何だろうがどこでも行ってやるよ!」
これが、俺の決めた答えだった。
「分かりましたわ。では準備が出来たらまたここにいらっしゃい。連れて行ってあげますわ。」
「分かった。」
そうして俺はこの神社を一旦後にし、家に戻り、銀行でありったけの自分の口座の金を引き出した。だいたい10万ぐらいあるのだろうか。…お年玉使わないで全部親に預かってもらってたからなあ。まさかこんなところで役に立つとは。
銀行での用を済まし、あとはまたあの神社に行くだけだ。…っと、最後にまた家を見に行くか。
家の前にまた戻ってきた。本当に生まれ育ったところを離れるのか…。抵抗あるなあ…。でも自分で決めたことだ。きっちり別れは告げておこう。でも完全な別れではない。またいつか戻ってくるさ。…ならこういうべきだな。
「…行ってきます。」
そういい残して家をさり、またあの神社へ向かった。
「紫ーきたぞー。」
「あら、意外と早かったじゃない。じゃ行きましょうか。」
「…俺は向こうに行ったら何をすればいいんだ?」
「んー多分森の所に落ちると思うからそうなったら道を真っ直ぐ進んで。そうしたら神社があると思うからそこの巫女に幻想郷のことについて話を聞いて見るといいわ。…じゃ、行くわよ~?(ニヤッ)」
「巫女なんかいるのか……って、ん?落ちる?おいちょっと待て、それってどういう」
ここまで言った瞬間、足元にスキマが開き、…俺は真っ逆さまに落ちていく。
「なんじゃこりゃああああああーーー!!!??」
「行ってらっしゃ~い♪私はまたあとで行くからね~」
「ふざけんなーーー!!!ってうわ真っ暗で変な目がいっぱいあるし止まんねえーーー!!!」
…波乱の幕開けだった。
龍真くんの潜在能力はじわじわと出てくると思います。
今回は早く書けましたが次回からはテスト勉強あるので不定期になるかも知れないです。のんびり待っていただけたらと思いますm(_ _)m
では、次回もお楽しみに♪