さあ今年最後の信々章始めましょー!
出てみると、魔法の森とは違い、目の前には大きな池があり、その奥を見渡してみるとこれまたあまり見たことがない洋館…だろうか。教科書にもでてこないこない大きさにただただ驚いていた。
「この規模はすごいな…。どこのディ○ニーホテルだよ、全く」
「何よそれ。それにあそこは旅館じゃないわ。紅魔館って名前の建物で吸血鬼やらそいつに仕えてるメイドやら魔法使いが住んでいるわ」
吸血鬼…?
おいおい冗談じゃないぞ。それこそ血吸われて殺されるんじゃないのか。なぜ霊夢はそこまで落ち着いていられるのだろうか…?あ、そっか。前に会ったことがあるからそんな事言えるんだろうな。でも吸血鬼と知り合えるなんてそうそうあるものなんだろうか?
「霊夢はその吸血鬼たちと何がきっかけで知り合ったんだ?」
「あいつらが幻想郷にきたばかりの時に異変を起こしたのよ。まあすぐにぶっ潰して解決してやったけど。それからかしらね。お詫びとして宴会の料理とか酒の代金は全部払わせたわよ」
とため息まじりに言った。そうなのかそうなのか、じゃ霊夢がいれば安心という訳だ。変な心配して損したじゃないか。…って吸血鬼をも跳ね返してみせる霊夢さん、さすがっす。
…とこんな感じで霊夢と話しながらあの館に向けて飛んでいるわけなんだが。あ、飛ぶことに関しては魔理沙戦で大分コントロール出来るようになったよ。コツをつかめばこっちのもんさ。
しばらくして、紅魔館の入口なのか、門が見えてきた。お、人がいるぞ?
俺達が地上に降りてその人を確認した。どうやら門番さんらしい。赤のチャイナ服に身を包み、何の柄か知らないが立派な帽子を被っており、キレイな赤髪はこめかみあたりから肩にかけて三つ編みされているおさげを左右しており、その先端部には赤いリボンで結ばれている。結構顔立ちも大人っぽいし背も女の子にしては高い。
そんな門番さんは立ったまま壁寄りかかってにいびきをかきながらぐっすり寝ているようだった。
「…居眠りか」
「まーた寝てるのね。いいわ。中に入りましょ」
霊夢と一緒に門番を素通りして門をくぐり、いよいよ紅魔館の中に入る。
「咲夜はどこかしら…?」
「おいおい勝手にドア開けて入っていっていいのかよ」
「いいのよ別に。門番を抜けた時点でもう客と呼ぶものでしょ」
「侵入者とも呼べますわね」
「!!!」
俺が飛び跳ねて驚くのも無理はない。突如瞬間移動してきたかのように目の前に人がいたのだから。あー心臓止まるかと思ったよ。
その人は青と白のメイド服を着ていて、ここのメイドさんということが見て理解出来る。ショートカットのキレイな銀色の髪は門番さんと同じく、三つ編みされたふたつのおさげが赤いリボンで留められていた。…おや、おそろいじゃないか。
「全く…美鈴はまた居眠りしてるのね。訪問者は美鈴が報告することになってるからすぐ分かりますわ。また後で厳しく言わないと…」
なにやら呆れたような顔でぶつぶつ言い始めたメイドさん。それにしても相変わらずかよ…。本当に侵入者きたらどうすんだ。まあそれは置いておき、このメイドさんって教育係なのか?だとしたら絶対苦労してるよなあ…。
「あーはいストップ。困ってるのは分かったからそういうのは後でやってちょうだい」
霊夢が言うとメイドさんははっと我に返って
「あ、悪いわね。こっちの話よ。今日はどうしたの?霊夢が男を連れてくるなんて。ついにあの貧乏巫女に彼氏が出来たなんて明日は大雪かしら」
「彼氏でもなんでもないわよ…。新しく幻想入りしてきたから挨拶してまわるのを手伝ってるだけ。はい、自己紹介して」
「あ、ああ。ついさっきなんですが幻想入りしてきた風乃龍真です。これからひとつよろしくお願いします」
「私は十六夜咲夜(いざよいさくや)。この紅魔館のメイド長をやってますわ。ついでに言うと門番は紅美鈴(ほん めいりん)。よろしくですわ龍真」
やっぱりメイド長か。ご苦労様です。
「ここで立ち話もなんですから我らが紅魔館の主、レミリア・スカーレットをご紹介しますわ。そこでゆっくり話しましょう。案内しますからついて来て下さいね」
…例の吸血鬼とやらか。よし、その姿を拝みにいこうじゃないか!…すまん、虚勢を張ってみた。やっぱり怖いわ。
3割の期待と7割の不安を抱えて、俺たちは咲夜さんの後に続いてついていった。
咲夜さんと美鈴が出てきました!意外とあっさりでしたね今回。あったことといえば美鈴が寝てたことしか印象に残らない人もいるのではないかと…。
まあ次頑張ろう。
そんなこんなで2013年終わりですね。続きは来年になると思います。こんなダメ作品を毎回読んでくれる皆さん、評価をつけてくれた人、およびお気に入りにしてくださった全ての人に感謝です!来年は受験生ですがより頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします!
では皆さん、よいお年を~♪
次回もお楽しみに☆