年が明けて冷え込みがいっそう強くなったような感じがします。これから雪が降ってきますねー。ああヤダね。
みなさんも風邪など引かぬようにお気をつけ下さい。
それでは新年一発目、始めていきましょう!
「お嬢様、お客様をお連れしました。」
俺たちは今、咲夜さんに連れられこの紅魔館の主の部屋の前にいる。咲夜さんが入室の許可を願い出て少したつと
「入っていいわよ」
「失礼いたします」
許可が下り、咲夜さんがドアを開けて深々とお辞儀をし、俺たちを中に入れてくれた。
中に入ったのだがこの部屋もなかなか広いな。メイドさんは何人いるんだろう?紅魔館全体を掃除するにはすごく大変だと思うのだがと心配してみる。
右手に大きなベッドがあり、中央の玉座に見た目は子供のような。薄い水色で少し癖のある髪、キリッとした鋭い目をしている。そして最大の特徴はやはり吸血鬼を象徴するような黒の大きい羽。それだけは圧倒的な存在感があった。でも見た目が見た目だから全然吸血鬼っぽくないな…。どこかカリスマ性を感じるのは気のせいだよな。いったいどれくらい生きてるんだろう…?そんな事は聞けないや。
そんな感じで考え事をしていると、吸血鬼のお嬢様は腕組みをして話し始めた。
「ようこそ紅魔館へ。私がこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。咲夜から用件は既に聞いているわ。あなた、名前は?」
「あ、えーと風乃龍真です」
あ、またやってしまった。たまにあ、とかえーと、とかそういう言葉がクセなのか最初に出てしまうのだ。最近は抑えるようにしてたんだけどな。いけないいけない。
「龍真ね。これからよろしく頼むわ」
「いえ、こちらこそよろしく」
「珍しいわね、霊夢が人のために働くなんて。いつもなら絶対断ってたのに」
「どっかで聞いたような話ね…。たまたまよ。飛んで行くのが面倒くさいと思ってたら紫がスキマで送るって言ったから仕方なくよ」
「またまたあ、実は嬉しかったりするんじゃないの?」
「だから違うってのー」
「あら、霊夢顔が赤くなってるわよ?」
あの、お二人方、俺をそっちのけでそういう話はやめていただきたい。ああかわいそう、ホントに顔真っ赤だよ霊夢…。
「あははっ…まあ何にせよ、改めてよろしく。ヒマな時はいつでもいらっしゃい。咲夜共々歓迎するわ」
「ありがとうございます、今度是非」
やっと話が切り替わって、そのあとは色々な話をした。外の世界のこと、俺のことなどね。ここに書くようなたいそうなしてないよ?
「久しぶりのような気がしますわ。お嬢様があんなに楽しそうにしているの」
話を終え、部屋を出て玄関まで来た時、咲夜さんは嬉しそうな顔で言った。
「そう?いつも通りじゃない」
「いつも一緒にいれば分かるものなのよ。霊夢もいずれそういう人が出来れば分かりますわ」
いつも一緒にいるからこそ相手の気持ちがわかるか…。素晴らしい話じゃないですか。
「余計なお世話。…そういう咲夜だって、どうなのよ?」
「え?私?私は……ふふふ、秘密♪」
なにやら人差し指を口にあててジェスチャーをする咲夜さん。あ、かわいい…。
「なによ、そっちだってらしくないわねーいつもならお嬢様に一生ついていくとか言うくせにー?何か嬉しいことでもあったのかしら?」
「そんなことありません」
「…ふむ」
霊夢の言葉に対して咲夜さんが微かに動揺したように見えたのは俺だけだろうか。
「…さて、日が暮れてきたし、帰るわね。咲夜、また今度ね」
「本当、今日はありがとうございました咲夜さん。また来ますよ」
「こちらこそありがとう龍真くん。そういってもらえると嬉しいですわ。霊夢もまたね」
別れを告げ、スキマに入っていく俺たち。今日の挨拶まわりはこれで終わりのようだ。
…今日1日で分かったことは、幻想郷の人たちは人懐っこいというか誰でも隔てなく話せるような気がした。まあまだ少しの人しか会ってないんだけどね。でも外の世界じゃこうはいかない。初対面はどうしても遠慮しがしの人たちばかりだ。
そういう意味では幻想郷の人たちは外の世界でなくなってしまったような人と人との繋がりがあるような、
自分にとっては新鮮で温かい空間だった。
何だろう、咲夜さんがかわいい…。いやでも堪えろ、俺はさとりちゃん推しなんだろ!
はいごめんなさい。
新年一発目、こんな感じでしたけどいかがだったでしょうか。
今年はもっとうまくなろうと努力だけはするのでよろしくお願いします。モフりんでした。
次回もお楽しみに☆