削除作品   作:konndou

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旧六十一号

海援隊所属 某駆逐艦

 

時刻は深夜。

当直の夜勤配備の兵たち以外は夢の中、狭いながら艦長室には艦の主要幹部が皆集合していた。

集まった理由は『みかさ』の艦長殿から頼まれた事、『日本海軍の情報』であった。

 

「で?どうよ。私はうちらの海軍様の反応確かめるって方の依頼に集中してたからそっちの方は副長以下に任せたけどさ?」

なお、既にうちらの海軍の反応については皆に話している。

簡単に言えば比叡の艦長噂通りアレだわー、である。

まぁこっちは噂通りだったね。

 

「それなんですがまず事前情報とかあった艦隊旗艦や戦隊旗艦級の艦の反応なんですけど」

 

帝国海軍の発光信号

『嫁入り前の淑女がはしたないカッコ明日以降もお願いします』

『帝国の臣民としてどうなのかカッコ明日はもっと近くでお願いします』

『痴女か貴様らカッコ明日は双眼鏡持ってきます』

とかですね。

 

「「「「・・・・・」」」」

反応に困る。

よもやココまで欲望に忠実とは思わなかった。

(逆に欲望に忠実と言う事が分かったと考えよう)

まぁうちらの海軍の金剛型3隻も似たようなものだが。

 

因みにその他の艦だと

『次は濡れた格好でお願いします』

『次はポニーテールでお願いします』

『猫耳おkですか?』

『男装アリですか』

と、次回以降の要望まで出す艦多々であった。

因みに海援隊所属の『みかさ』の方にもとばっちりが来ていた。

そちらはしないんですか?

と言うのが。

(なお、日本海海戦の英雄大爆笑)

 

「まぁ海軍の無駄にプライド高いクソどもよりは確実に上層部含め柔軟でしょうね、頭」

いえ、残念ながら腐ってます。それは大本営の皆が知っている。ただ海援隊の子たちは知りようがなかった。

 

「あと、どの艦もどうやら確実に比叡・・コッチのですがその艦長みたいな性格みたいなのは居なさそうです」

ココにきて興味深い情報が入って来た。航行中の艦隊でよくそんなことが分かった物だと思ったが

 

「比叡が向うの海軍に文句の・・・上記みたいな信号うちらに送った事を抗議したら全艦で反論の発行信号送ってましたから」

この時艦長は夕方の飯の時間に水兵たちが眩しかったとか言っているのを思い出した。

なお、追加の情報で艦隊旗艦の戦艦扶桑は3時間ぶっ続けでひたすら比叡に抗議の信号を送っていたらしい。

艦隊旗艦が一番アレだった。と言う事が分かったが3時間もと純粋に称賛したい。しかも後半はあの艦長の文句ばっかりであったそうだし。

 

なお、どうでも良い情報であるが3時間ぶっ続けで艦隊旗艦の参謀たちは艦長の文句を言って送っていた。

そして途中からは信号入電の速度を落とさないように参謀まで含めてのローテーションまで行った。

 

 

そして少なくともうちらの海軍部隊のトップとは違い友好そうなのは確認できたので話題話移したのだが・・・

 

「てか、旗艦が金剛型とかなんですか?!」

「それにあの駆逐艦!」

「優遇され過ぎでしょ向うの私たち!」

ああ、可愛い部下たちよそれは私も良く分かる。

 

イイよね金剛型。

うちらの方のみかさでも言ってたよ。

しかも何?くれた理由が海援隊旗艦になる船が無いからとか可笑しいでしょ!

向うでは最新鋭ではないかも知れないけど超弩級戦艦だよ?超弩級戦艦!

 

コッチのクソ艦長が宝の持ち腐れとかほざきやがったらしいがそれはテメーの比叡の方だよ。船がかわいそうで仕方ないわ、あんなクソ艦長とか。それに私たちの方が有効活用できるわ、東郷提督居るし!

 

あーあのブタ向うの挑発に乗ってこっちに一隻でもくれないかなー「え?女たちに旧式しかあげてないの?それとも新型あげる余裕もないの?(笑)」とか爆笑だわー

 

あのブタがそっちはどうなのかとか言ったらまさかの向うの海援隊この遠征の為にほぼ全艦工廠から直行とか良いわー。ブタが信用性も確かめ終わって無い艦の集まりとか言ってたが完全に何とかの遠吠えだわー、しかも海軍配備用の改装して回してくれるとか太っ腹すぎるわーどっかのブタも見習わないかなー

 

無理ですよーだって顔紅くしてプルプルしてたらしいじゃないですかー。

艦長室が爆笑に包まれた。なお、当然ながら外にも漏れており艦橋の当直が何事かと聞きに来たが笑ってごまかした。

 

 

が、ココからは笑ってもられない情報となる。

それとは日本海軍の艦艇の居住性の良さと後ろの日本海軍輸送船団の贅沢過ぎるその実情である。

本来ならばこのような所に力を入れれている所等を評価すべきだが女所帯の海援隊、事情が違った。

 

自分達が乗っているのと同じ駆逐艦にしても実は日本海軍の駆逐艦は名前こそ雑木林の名を採用している艦だがボディに関しては量産性の関係上秋月型の物を使用している。

つまりはデカいのだ。

つまりはデカい分拡張性があるのだ。

その上機械化の影響で本来の秋月型駆逐艦よりも兵員が少なくなっている上に武装も通商護衛や時代相応の物に変えている為に重量も落ちている。

その空き分が居住性に周っている。

蒼海の世紀の、少なくとも海援隊は居住性は重視している。しかしながら段違いなのだ日本海軍しいては向うの海援隊の駆逐艦の居住性の差が。

 

海援隊駆逐艦員の声

「向うは全員ベットとか有りえない」

「小さいながらも士官級に個室だと・・・!」

「シャワー室?」

と、海援隊の勇者たちを絶望に叩きつけた。

 

なお、補足であるが日本海軍の駆逐艦以上の艦艇も同じく居住性は問題なく改善されている。ただ、改善の都合上、実は「どうせ艦隊決戦とかには使わねーし、ねーだろーし」と言う事で水中防御や対艦爆攻撃防御用等の装甲以外は実は金剛型戦艦並に減らされていた伊勢型戦艦が居たとか居ないとか・・・。

 

そして一番絶望と言う名の嫉妬を産んだのが日本海軍の輸送船団の豪華さであった。

 

なにせこの時代に間宮に伊良湖、更にはその同型艦類やその発展型類なので艦列を組んでいるのだから。

 

そしてその艦たちから毎日甘味等々が供給されているあちらの帝国海軍と海援隊。

こちらの帝国海軍はさて置き女だらけの我が海援隊ではこの余りの違いに嫉妬が大変である。

 

そして一番驚愕だったのが丁度航海中にスコールに遭遇した時。

いつものように天の恵みを満喫していたのだがその時にふと気が付いた、向うの海軍に海援隊は甲板に出ていないことに。それこそ居たのは当直と見張り位で艦によっては訓練中だったのだろうがまさかの艦内に入って行ったきり、出てこなかった。てっきり石鹸や水溜のドラム缶でも取りに戻ったたと思ったのに。

これでは雨が降ったから濡れない為に艦内に戻っただけではないかと思ったら

 

そうですよねー!

自動海水ろ過機とか積んでる船が居るから真水使いたい放題ならそうなりますよねー

なお、この件を知って日本海軍と海援隊が艦隊規模で真水航海中使いたい放題な為に毎日普通にシャワーとか浴びて水浴びしている為に「特に臭くない」と知って撃沈する海援隊女性陣が多々居たとか。

 

そうして艦長室ではこの理不尽な差で奇声を発しながらみかさ艦長どへの報告書を纏めて行った。

報告書自体は夜が明け、日が登りだすまでには完成したのだが

この理不尽に途中からヤケ酒を始め、朝海が若干荒れ気味だったために士官陣が壊滅状態となり、絶賛出張中だった某男性海援隊員とそのお付きの女性士官が朝起きた後一日えらい苦労する破目になる。

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