某所 港
インド洋の珍劇が終わり、再び欧州への航路に戻った遣欧艦隊であるがスエズ運河を抜け、とある港での休息をとっていた。
みかさ 艦長室
「交流会ですか?」
そう答えたのは我らが主人公こと、朝鮮民族の突然変異にして日本の所為で見せ場が悉くなくなっている李家君。
因みにだが李家君たちが別ルートを通らなかったので・・・。
うん。特に問題ないね。
交流会であるが、今まではどっかの銃殺刑になったアホの所為で帝国海軍のみならず、海援隊もそう言う事が出来ていなかった。
正直、交流会を李家君に言い出した艦長殿も思っていることなのだが今更要るか?と言う考えは今は置いておこう。
いくら交流がもう凄まじいレベルで『勝手に』行われているとはいえ、未だにちゃんとした交流会も開かないのは問題なのではないか?と言う声が新たに着任した士官たちから出てきたからである。
正直、その事は彼女も言われて「ああ」と納得してしまったが、今更感が凄かった。
なまじ勝手に部下が交流しまくりでかなり無法地帯化していたのは周知の事実であったし、自分もお菓子を実は貰っていたりもした。
と言うかむしろ海援隊で交流ない人間が居るのか自体怪しいとすらおもっている。
東郷提督ですら向うの女性将校とこっちと同じ感じで普通にしゃべってたぞ?
なお、最近は向うの帝国海軍の若い連中とよく飲んでいる。
しかしながら今を逃したら欧州についてしまうので時間的にも今回がおそらく最後の機会になるであろう。
そう思い、向うの聯合艦隊の司令部に打診してみたが即答で承諾の返答がきた。
なお、こちらの連合艦隊は不参加である。将官級は東郷閣下に遠慮して、士官以下はそんな余裕ない(前話参照)
なお、その肝心の東郷閣下も今は艦隊編成やら書類関連やらでそれどころではなかった。
日本海軍 輸送船 『出雲丸』
輸送船 『出雲丸』
日本海軍が造船した新型輸送艦。
ただし、輸送艦としての性能は3万トンを超える船体でありながら1万トン級の輸送艦に普通に負けるような性能でしかない。
完全に外交用や慰安用の船であり、内装は豪華客船級の仕上がりな為にこの様な行事には最適な船である。
余談であるが命名の際にとある候補と壮絶な戦いが繰り広げられたが激戦の末にこちらが勝利した。敗北側が「ならば2番艦で・・・」と狙っていたが、無常な一撃「こんな船1隻で十分」と言う至極当然な意見の前に轟沈した。
さて、そうしてなんやかんやで交流会当日となり、なんやかんやで選ばれた李家君ご一行は出雲丸の内部に入り、その豪華さに衝撃を受けた。
なに、恥じる事は無い。大抵の人間はこの豪華さに圧倒される。
蒼海組は比叡等でそこそこ慣れているにもかかわらず、入った時と違いソワソワしている。
ガリア組は意外な事になんちゃってトップのオドレイがこういうのに慣れているせいかそこまでの被害はない。
ガリア王国組は基本的に貴族なので寧ろ微動だにもしなかった。
それとは対照的に孫呉は妹が怖いので微動だにしないが、代わりに軍師がこういう場な上に、この豪華さから親友等がやらかすと思うと食より薬が進みそうである。
なお、意外な事に孫家は静かだった。
ただし、配下は孫呉クオリティーを十分に発揮する。
なお、我らがパイパイちゃんは領主だったのに!、将軍だったのに!、見事な小市民っぷりを発揮していた。
そして行われた狂宴(?)がこちらだ。
「三笠はどこ行った!?」
八島文行。
ウイスキーやらテキーラやら普段は津島皇国には無い様な酒を飲んで裸踊りを始めた馬鹿共を鎮圧すべく飲んでいないはずの後輩が見当たらない為に発せられたコメント。
「楠叙風の女の人に拉致されました―――」
吾妻一彦。
数少ない津島皇国組の生き残り。
なお、酒菓子を壱テーブル全て食い尽くした初瀬に対して鉄拳で黙らせる3秒前の言動。
「君も大変そうだね・・・」
ウェルキン・ギュンター。
目の前の馬鹿ども鎮圧戦を行う同期の主席から逃げてきた、なんだか同族の臭いがする津島の士官に対しての言葉。
「はい」
富士大尉。
『霧島』を曲がりなりにも任されたために一気に同期と別格な位、成長した。
同時に士官としても情報収集を怠わらなかった為に結構生々しい情報も耳にしている。
そう、目の前にいるガリアの士官についても・・・。
ココに世界を超えた苦労人の友情が芽生えた。
(正し、目の前の同期との友情は今は棚に上げた)
「に、兄さんが人間の同姓の方と仲良くしている・・・」
イサラ・ギュンター。
ふと、実の兄を探したら見つけてしまった光景。
ファルディオ以来の快挙。
正に号外もの。
なお、次の日にはガリア派遣軍の皆が知る事態に成った。
因みに妊婦に良く無い衝撃を与えかねないという理由により、全会一致で本国のアリシアには伝えないことが即座に決定した。
「嘘だろ・・・」
旧義勇軍第三中隊第七小隊の皆さん。
イサラからこの話を聞き、あるものは歌手らしくもない声を挙げ、あるものは真剣な表情で周りが呆れるなかボウル単位食べていたサラダを落とし、あるものは・・・
と言うか皆こんな扱いであった。
「流石にひどくないかい皆!?」
ウェルキン・ギュンター。
冷静組が津島皇国水軍士官の屍の山を量産成功してひと段落した為に一旦戻ってきた際の
アリシアへの件と、皆の扱いを知っての一言。
なお、流石にバーロット大尉も普通にこの中に入っていたのには凹んだ。
余談であるがこの時この場に居なかっただけのクルトも(なお、船内には居たがとある料理の臭いに誘われて・・・)実は同じ扱いであった事に後日本人より包み隠さずストレートに言われさらに凹む事と成る。
「・・・(なんだあの集団?)」
ワルド子爵。
とある集団を見て思った。
なお、ワルド子爵、ガリアに籍を移した後はかなりこき使われている。
一体何が原因なんだろうか?(ジョゼフの大粛清のとばっちり)
特に地位も有り、見た目も良く、礼儀作法に知識も問題ない為に使い魔のグリフォン君と共に外交面で凄まじくこき使われており、今回の参加となった。
因みに使い魔君は外で海援隊の女の子の囲まれてくっそ良い思いをしていたりする(人間目線)
なお、見つけた集団はとある津島の士官とガリアの士官、その後加わった平凡そうな中華風の普通の少女に確か孫家とか言う家に仕えていた家来、そしてはちみつ大臣殿に天空の使者の異名で呼ばれている日本陸軍の士官であった。
何故かワルド子爵はこの時自らの国の若き女王が頭に浮かんだ。
「ココは良い所だな!」
公孫賛。
似たものがたくさん居た上に白馬義従が馬で再建されノリノリのパイパイちゃん。
なお、後日冷たい北の国でコサック相手に地獄の騎馬戦を展開する。
まぁ、まずは直近のヴェルダンだけどね!
「(一体我が親友に何が?!)」
周瑜。
どっかの親友の飲兵衛がお淑やか?!で礼儀正しく!?このパーティーの華?!に成っているのを見つけ・・・。
まぁ実際は周瑜が蜃気楼や幻影を見たり、頭が療養中に可笑しくなったのではなく、純粋にどっかのイモウトサマーに言われてこうなっているだけだ。
因みにだが上記の状態なだけで普通に食ったり飲んだりしているが本人は味がこんな状態な上にこんな場所な為に全く分かっていないが
『普通に』飲んでいる為に数多くの人間が酒に飲まれていたりする。
なお、同時に同じ孫呉の宿将も同じ光景を別の場所で作っており、同じく主従ともに後に後日この味の分からなかった酒を飲む機会があり、「なぜ、味が分からない状態に―」となった。
因みに問題児が大人しいと思ったらお猫様―の忍者がどっかの士官を拉致ってくる前のお話。
「人生何が有るか分からんな・・・」
ホーキンスはちみつ大臣。
なお、実はこの称号には兼将軍のほかにも色々付いたりする。
まぁ確かにこのふざけた大臣職であるが、ふざけたのは名前だけであり、実ははちみつ生産=袁術領の税収の重要分野。はちみつ輸送=空輸、海運、陸運の確保で3軍統括。販売経路確保(国外)=外交全権。と、正直権力ありすぎ―なもんであるが、あの2人が気にするはずも無い。
後、地味に祖国が滅んだらその祖国がどっか行った上に、使えた主はアホだが権力はヤバいの手にした上に異世界の戦争に参加と言う中々にハードな人生を送っているが本人はそれなりに楽しんでいたりする。
なお、ホーキンスが居ない為に現在どっかの2人は地獄を見ており、この大戦後に(自分らが楽するべく)大規模官僚団を組織するべく奮闘するのだが、(自分らが楽するべく)頑張った為にその質と完成度は目を見張る物があったと言うのは余談である。
「あっ」
李家君。
ふと、拉致られている、なんか同類を見つけて・・・。
なお、彼とは面識は全くないし、名前も知らないが
『苦労は良く分かる』
因みにお付きの嫁は緊張どこ行った?状態で旦那ほたって他の海援隊員とバイキングでオシャンティーなお料理をもっきゅもっきゅしてた。
次回予告
楠叙「今こそ楠叙の力と英知を集結させ卑しき侵略者に天b——」
ヴェラヤノーチ「ギルティ」
コリマ鉱山「やぁ」
シベリア「やぁ」
キリル三世「はぁ?皆殺しに決まってんだろ」
コリマ鉱山・シベリア「なんてひどい事するんだ!」
次々回予告?
「英国よ私は帰って来たー」
(遣欧艦隊ほぼ国産。異世界なのはスルー)
扶桑「やぁ」
イギリス海軍造船廠「ガタッ」
その時歴史が壊れた。海軍迷走時代の始まり。あ艦これ。