気の向くままに、短編集。 作:天道詩音
目を覚ますとラピスになっていた。
ルチアと仲良くなったり、ルチアのために人間界にいったり、ルチアのために孤児院を建てたりしちゃう話。
そこまで書くかは未定ですけど!
原作:千年戦争アイギス
タグ:ガールズラブ・憑依・性転換・TS・ラピス・ルチア
※千年戦争アイギスの小説が少なかったので書きました。ラピス様人気投票1位おめでとうございます。
目を覚ますとラピス様!
瘴気渦巻く、仄暗い闇の中。外の暗さを感じさせない、絢爛豪華な屋敷の中で私は一人玉座に座って、頭上に煌めくシャンデリアを眺めている。
私はラピス……今魔界に居るの。
『千年戦争アイギス』
かつて男だった頃にはまっていたゲームで、毎日ログインして遊んでいた。戦う女の子達をマップに配置して、敵が拠点に入らないように弓を撃ったり、魔法を飛ばしたり、盾で受けたりする、タワーディフェンス型のゲームだった。一応男キャラも出てくるけど、使うのは主人公の王子くらいだった。
だって、美少女キャラの方が強いゲームなんだから仕方ないよね?王子は強かったけど、他はあまり使わなくなっちゃったなー。
これもやっぱ廃課金したせいかなー?
かわいい子が出たら課金をするしかないじゃないか!
好感度を上げて見なければいけない物があるんだから!
もちろん、交流を見るだけだよ?
かわいいあの子の以外な一面を見たいと思うよね?
あれなシーンイラストを見る為だと思った王子は一回ガチャを回しましょう。王子、回すのです。
ラピスも課金して手に入れたなー。
ラピスは千年戦争アイギスに登場する、とってもかわいい悪魔っ子。緑がかった青髪をサイドでツインテールに束ねて、髪を留めるように巻き角を生やしている。
服装は赤のシャツに、黒のマントコートを羽織り、ミニスカートから出ている真っ白な太股がまぶしく、膝下まである黒のロングブーツとの対比が素晴らしい。
まあ、鏡を見ての感想だけど!
目を覚ましたら突然ラピスだったんだよねぇ。
今でもこれは夢だと思っているけど、ラピスになってから1年くらい経ったけど、いくら寝て、起きても戻れないんだよね。
目を覚ましたらこの玉座に座っていて、辺りを見回すと王様が居そうな豪華な部屋で驚いて、どこだ此処……って声がかわいい声でさらに驚いた。
自分の脚の方を見ると、ミニスカートを履いていて、そこから出ているおみ足がお美しいけど、視界を遮る大きな膨らみが胸にあった。
これは一体何だろうか……?
分からないけど触れたくなるような魅力があるその膨らみを両手で持ち上げるように触ってみると……なんだこの柔らかさは……?
手に伝わる柔らかさは、永遠に触り続けたくなるような感触で、思わず一分くらい揉み続けてしまった。
はっ!こんなことをしている場合じゃない……でもあと一分……。
よし、まず鏡を見に行こう。玉座から立って、部屋を見回すと玉座の裏に真っ赤なカーテンがあって、そこを開けると寝室のようだった。
鏡とクローゼットとベッドだけのシンプルな部屋で、鏡の前に立ってみると、見知らぬ、いや、見たことはある女の子だけど、見慣れた自分の容姿じゃない……。
鏡の中にラピスがおりゅ……。
驚いている表情のラピス様かわいい……。じゃなくて、なんで?
まあ夢か……寝よう……。天蓋付きのベッドに倒れ込んで眠りにつく。ベッドも優しい甘い匂いがして直ぐに眠りにつけた。
結局、目を覚ましてもラピスのままだったんだけどね!
できるなら王子になって、このラピスを愛でる側になりたかった!
王子がいるのかどうかも気になるけど、それよりこの屋敷からから出ると、沢山いるグレータデーモン達が怖いんだけど……。
屋敷の外に出ると、門番のようにデーモン兵士が控えていて、目が合うと礼をされるんだけど……。デーモン兵士はゲームに登場した禍々しい剣を持っているデーモンで、斬撃を飛ばしてきて、威力も高くて、耐久の無いキャラを瞬殺してくる強キャラだった。このデーモン兵士は元のラピスの部下だったのかな。
ラピス単体で戦ったら勝てないからね?剣で切られてばっさりだと思うから、お願いだから戦わないでね!
ただ、弱気な対応をしたら別な意味で襲われないか心配だから、強気な対応をしている。よし、今日も挨拶をしてあげよう。それで、軽く散歩に行こうかな?
「ミミック……散歩に行こう」
牙の生えた魔道書のような生き物にはミミックと名付けた。この子の名前ってゲームでは登場しなかったよね。ラピス様も交流でこいつのことは気にするなって王子に言っていた記憶がある。
てことで、某有名ゲーのミミックに似ている見た目だからミミックと名前を付けて可愛がっている。
ミミックは鎖に繋いで、前を歩いてもらう。ミミックは散歩できるのかぴょんぴょんと跳ねて喜んでいる。この生き物かわいいかも……。辞書くらいの小さなミミックだけど、戦闘力の低い私よりも強いんじゃないかな?
私の能力はデモニックフィールドって言う、範囲内の敵に防御力、魔法耐性無視でdotダメを与える空間を作り出す能力で、敵が近くに居るだけで継続ダメージは与えられるけど、瞬殺できるほどの威力も無くて、範囲も狭いから近づいて敵の攻撃を避け続けないといけないとか、怖くて無理!
ただ、味方にはダメージを与えなくて済むし、範囲内の味方の攻撃力を上げられるから、ミミックが強化されて、下級デーモンくらいなら瞬殺してくれる。
ミミックが倒せない相手には、威嚇代わりにデモニックフィールドを使うと、威圧効果があるのか今のところ皆引いてくれるから、便利な能力かも?
ゲームでも能力が本体って言われてたけど、このラピスボディは力が全然無くて、デーモン兵士に剣を借りてみて持とうとしたけど、全然持ち上げられなかった。
今考えたら、下手したらあの時って結構危なくない?完全に部下だと思って安心していたけど……『重たくて持てん。これを使いこなすお前は流石だな』ってフォローしたら、心なしか嬉しそうだったから、大丈夫そうだよね!
てか、あのデーモン兵士って結構いい奴だよねー。この扉を開けると、いつも通りにデーモン兵士が剣を地面に突き刺して、柄に両手を置いて待機していた。いつもこの格好で、疲れないのかな?
「いつも助かっているぞ、ありがとう。私は少し散歩に行ってくる」
騎士の礼をしているデーモン兵士に軽く手を振って、散歩に向かう。私には会いたい人がいる。
ゲームでは、ラピスに忠誠を誓ってくれたあの子。元いた国に、その子を帰すためにあえて突き放したラピス様まじ尊いよね。最終的に大討伐イベントで二人が揃い、また仲良くなれたような描写もあったから、本当に良かったと喜んだのを今でも覚えている。
その子の名前はルチア。白の帝国に使えていた神官戦士で、銀髪の美しい女性で……そう、この目の前で倒れている、女性のような容姿をしている……ルチア!?
倒れているルチアに近づいて、手に触れてみると……柔らかかった。じゃなくて温かかったから、生きてはくれている。気絶しているみたいだけど、こんな魔界の底で気を失っていたら、どんな目に合うか分からないから、急いで私の屋敷に連れて帰ろう。
ルチアの腰と背中に手を回して持ち上げようとしたら、全然持ち上げられなかった……きっとルチアの持っている、モーニングスターみたいな武器が重たいんだろう。私に力が無いわけじゃないと思う!
仕方ない。ここは召喚魔法を使おう。魔力を集めて、目の前に魔法陣を描いて、魔力を込める。出でよ、下級デーモン達よ!
魔法陣が明滅して現れたのは……門番のデーモン兵士だった……またかー。
ゲームでは下級デーモンを呼び出せるんだけど、部下がデーモン兵士一体だけだから、別なのが召喚されるのかな?
何回か試したけど、毎回デーモン兵士が呼び出されるんだよね。
「この人間を連れて帰る。持ってくれるか」
デーモン兵士は礼をして、剣を背負ってからルチアをお姫様抱っこして私の後ろをついてくる。お姫様抱っこだと……!?私がしたかったよ!
空洞に帰って、玉座の裏にあるベッドにルチアを寝かしてもらう。大丈夫かな?魔界の瘴気は人間には悪影響を与えるし……私が何とかしないとダメか。ミミックに書かれている魔法を使うときがついに来たか!
「ありがとう。後は任せてくれ」
本当にデーモン兵士は有能だな。私だけだったら、どうなっていたことか……。それより今はルチアだ。
瘴気軽減の魔法陣を魔力で描いていく。範囲はこの屋敷全体へ、魔力は余裕で足りているから、大量に込めて発動させる。
私は特に変化を感じられないけど、ルチアは苦しそうな表情が薄れてくれた気がする。成功したかも!
ルチアの顔を眺めながら起きるのを待つ。ルチアはかわいいな。早く目を覚まして声を聞かせてくれ。きっと美しい声なんだろう。
「…………んぅ」
ルチアが身じろぎをしてから目を覚まして、辺りを見渡すと、ベッドサイドに腰を掛けていた私と目が合った。初めの挨拶が肝心だからね。仲良くなれそうな挨拶をしようか。
「目を覚ましたか。私はラピス。君の名前を教えてくれ」
ラピスおりゅ?
嘘ですすみません!
読んでくれてありがとうございました!
ラピス様にTS憑依した主人公が、ルチアと出会う話でした。
アイギスの小説が少なかったので、短編ですが投稿させていただきました。もっと増えてくれたらいいですね!
続きは書く時間があれば書きたいですねー。読んでくれる方が居たらですけど。
デーモン兵士で容姿は伝わりますかね?剣を持っているあのデーモンです。キャラクター&ストーリーワークスにデーモン兵士(呪いの武器)って書いてました。呪いの武器なんですね。ぽいですけど。
あとはあのミミックみたいな魔道書かわいいですよね!
TSしたらやりたいことができましたね!まずはそこに触るでしょう!
お風呂イベントも合ったんですけどR指定になりそうなので、カットしました。
作者は最初のエイミーイベントから始めたランク296の初心者王子ですよ!
ラピス様が大好きなので、今回は小説を書かせていただきました。
ラピス様のかわいいところは、無知で王子に色々教えてもらってるのが良いですね!ちょっと高慢なところもかわいいです!
ルチア大好きなところも最高です。交流でのルチアを好きな気持ちを隠せていないラピス様がかわいいです!
容姿も美しさと可愛さを兼ね備えていて、素晴らしいです!
それでは、読んでいただきありがとうございました!