気の向くままに、短編集。 作:天道詩音
いつか続きを書きたいです。
妄想を形にするだけなので時間だけあれば簡単に掛けますね!
まだ生きてます!
連載中のISのTSものは完結させたら投稿しようとしてますが、3話くらいしかかけていません><
TSしたら -TranceSimulation-
目を覚ますと性別が変わっていた。
なぜ、と言われても検討もつかない。
昨日もなにかがあった訳でもなくて、会社に行って、コンビニに寄って帰って、夜ご飯を食べて、お風呂に入って寝る。
毎日のサイクルをこなした一日のはずだった。
思えば、違和感は起きた瞬間からあった。
目を覚ました時に寝ぼけながら目をこすり、伸びをした時に「んーー」っと出した声が、自分の声とは思えない高い声だった。
なんなら突然かわいい声が耳に入ったので誰か居るのかとばっと起きて、辺りを見回しても誰もいない。
いつも通りの自室だった。
「誰もいないじゃ……うふぇ!?」
女の子の驚きの声があたりに響き渡った。
私を中心に……
「えっ!?」
私の声かわいい!?
ではなく、なにが起きているのかと自分の身体を見ようと下を向くと、視界を遮る二つの山があった。
黒いTシャツを盛り上げている、15センチほどの山があった。
この手を伸ばしたいと思える山はなんだろうかと手を伸ばす。
両手で山を包みこみ、力を籠めると指が沈み込んでいき、胸を揉まれている感触があった。
幸せな柔らかさを揉むために、時間を忘れて揉み続けていたが、つい力が籠ってしまうと『痛い』と感じた。
痛い……?
胸の辺りから握りしめられたような痛みがあった。
痛みで正気に戻ったところで、いくつもの疑問が湧いてくる。
このかわいい声はなんなのか?
下を向くと、視界に映る二つの山は?
この柔らかさ、そして痛みは……?
夢なのに痛かったのはなんでだろう。
夢かどうか抓ってみて試してみよう。
胸の膨らみを抓ってみると、思った以上に痛かった。
やっぱり痛い……
つまりこれは夢ではなくて、胸も私のものだった。
自分の身体をもう一度見ようと、手を眺めると健康的な白い肌に、白魚のようなと言った言葉が似あうような細く小さな指。
脚はすらりと伸びていて、足の指を動かそうとすると、可愛らしい指先が思った通りに動く。
その脚がトランクスを履いていると言うミスマッチ。
だがそれがいい。
美少女が男物の大き目なTシャツを着て、下はトランクスのみな姿を妄想したら、最高だった。
中身の確認もする必要があるのでは。
これは知的好奇心を満たすため。
あるべきものがそこにあるのか。
中身は〇〇〇なのか〇〇〇なのか。
シュレーディンガーの〇○○を見ようとトランクスのウエスト部分を掴んで、広げた。
…………あって欲しかった物は無かった。
自分の半身。息子のような存在が消えてしまった。
あまりのショックだったのか、私はそこで意識を失った。