魔法少女まどか☆マギカ Over the evolution 作:ACレイズバックル
大変遅れて申し訳ございませんでした!!!!
学校、バイト、ゲームのイベント等で忙しく中々小説が書けず…一週間に1話どころか3週間に1話になってしまいました…
今回は急展開?&多分シリアスです
それでは第7話どうぞ!
〜家〜
天堂は顔面を真っ青にして、洗面台に這い蹲るように顔を突っ込んでいた
「うっ、うっ…ぁ、ぁあ、かっ、おごっ、おええええええええええ…、ごほっ、げはっ!」
風邪や病気にかかったわけではなく、変なものを食べたわけでもない。
何故こうなっているのか、それは今日の朝にさかのぼる…
夏休みが終わり、9月のテストなどを終え、それからまた色々あって現在は10月の中頃、この日は偶々ラーメンが食べたいなと思い、ふと、そういえば風見野市には美味いラーメン屋があった、という話を思い出したのが始まりだった。
「よし、これでいいかな…」
と荷造りをして風見野市に行く準備を終え時
プルルルルル
と電話が鳴った
「はい、もしもし天堂です」
『あっ、雄介かい?』
電話の相手は恭介だった
「おおっどうした恭介、何か用か?」
『うん、実は今日良いフレーズが思いついたんだけど今家に誰もいなくてね…良かったら聴いてくれないかい?』
「ふーむ…なるほどな、嬉しい誘いだが申し訳ないけどまた今度の機会にしてもらいたいな、今日は予定があるんだ」
今思えばこの誘いを受ければ良かったのだろうか…しかし受けていればあの子は…とりあえずその時の俺は恭介にこう返した
『そっか…それじゃあ仕方ないかな…』
「おっと待て待て、ならさやかに聴かせてみたらどうだ?」
『さやかに?でもなんか申し訳が…』
「俺を誘っておいてよく言うよ、確かに男同士のが話しやすいかもしれないが、お前とさやかは幼馴染なんだろう?たまには構ってやれよ、それにさやかなら多分喜んでお前の家に行くと思うぞ?」
『そうかなぁ…、うん、わかったよ!ありがとう雄介!じゃあ明日学校で!』
「おう、じゃあな」
ガチャ
原作の恭介は確か恋愛とかよりもバイオリン一筋って感じだったからなぁ…今のうちに少しでもバイオリン以外に意識を向けさておきたいところだ…
さて、じゃあ今度こそ、出発だ!
見滝原市からバスに乗り、数十分…というか今更ながらバスのデザインもすごいな…ロンドンバスのような二階建てでしかも二階部分は屋根が無いオープンタイプだ、近代化都市とはいえ幾ら何でも混ざりすぎやしないか?そう思いながらバスに揺られていると、次は風見野というアナウンスが流れ、ボタンを押し、下車した。
さて…ラーメン屋を探さなきゃな、多分チェーン店では無いだろうからどうしたものか、とりあえず風見野市を散策しながら見つけるか…
数時間後…
天堂は公園のベンチでチョコ菓子を食べながらぼやいていた
「あぁ〜見つからねぇ…」
もうかれこれ数時間探してるがそれらしき店が全然見つからないぞ…ないことは無いとは思うんだがな…あん?
そう考えていると視線を感じ、そちらに顔を向けると
髪を頭頂部で結びおっとりした目つきの女の子がこちらをじっと見ていた。
いや、俺を見ているというよりは俺が食べようと思って取り出した二つ目のチョコ菓子…チョコサンダー、まぁ所謂前世でいうブラ○クサンダーだろう…に目が向いていた。
チョコサンダーを持った右手を上、下、左、右と動かすと女の子の目も上、下、左、右と動く
「…これ、食べる?」
「いい…の?」
「どうぞどうぞ」
そういうと女の子は俺の右手からそっとチョコサンダーを取り、食べ始めた
「おいしい!」
「ほ〜、いい食いっぷりだねお昼食べてなかったのかい?」
「ううん、ひさしぶりに食べたの!」
「そ、そうなの?」
「うん!」
おうふ…確かによく見て見ると服が所々汚れているし髪もかなり痛んでるな…聞く前に気付くべきだったな
「なんか…ごめんね、ところで美味しいラーメン屋が風見野にあるって聞いたんだけど知らないかな?お兄ちゃん見滝原から来たからこの辺りの事知らないんだ」
話題を変える為に言ったけど多分知らないよな…
「そーなんだ!らーめん屋さんならむこうの方に行けばあったよ!」
と、ラーメン屋がある方へ指を指す
「本当かい!?そうか、向こうの方だね?助かったよ…じゃあ残りのチョコサンダーは君にあげよう!」
そういってチョコサンダーが入っているビニール袋を渡す
「いいの!?」
「ああ、結構多く買っちゃったし余ったら家族と一緒に食べるといいよ」
そういうと女の子はベンチから飛び降り
「ありがとう、お兄ちゃん!」
と言うと走って公園から出ていった
「よし、俺もラーメン食いに行くか」
そして俺もベンチから立ち上がり、ラーメン屋に向かう。
それにしてもあの女の子…どっかで見たような…まぁ、あとで考えるか
「いらっしゃいませ〜!」
ようやくラーメン屋に辿り着くことができた…さっさと注文頼もう
「お客さん、何にします?」
「あー、塩…いや、醤油一つお願いします」
「はーい!醤油一丁!」
塩でもいいが、とりあえず醤油にしておこう。店内は丁度昼時なのでやはり混んでいるが、チェーン店程では無い…いや、混み具合で味は決まらないまず食べて見なければ…
数十分後
「ど〜ぞ!」
と頼んだ醤油ラーメンが運ばれてきた
「よし!いただきます」
割り箸を割り、麺を啜る
ッ!?この麺…スープに良く絡んで…いや、それだけじゃ無い!この独特のスープの麺の相性がまさにベストマッチ!前世でもこんな美味いラーメン食べたことねぇ…麺が、麺が喉に吸い込まれていくッ!これは…マジヤベーイ!としかいいようがない!美味すぎて頭がオーバーフローしそうだッ!!
「ありがとうございやした〜!」
ふぅ…美味かった、しかしもうちょいラーメンの値段上げても良いと思うんだがな…う〜ん。このまますぐ変えるのもなんかな〜夕方ぐらいまで適当に散策して帰るとするか。
そして時は過ぎ…
〜風見野市〜夕方〜
よし…そろそろ帰るか、しかし少し町外れの方に来たな…それに風見野だってのに佐倉杏子を一度も見かけなかったな…まぁいい、さて、バス停に向かうか…
「ーーーー!」
「ー、ーーーーーー!」
「ーーーーーーーーーーーーーーーー!」
……なんだ?怒鳴り声?向こうの方からかな?
と、少し小走りで怒鳴り声がする方へ向かっていく、すると
「あれは…教会…か?」
左右に木が並ぶ一本道の向こう側に少し大きめの教会があった。
急ぎ足で並木道を駆け抜ける
近づくにつれ教会の全容が見えてきた、見た目はかなりボロボロで掃除されてはいないのだろう…いや、この教会を俺は知っている。
間違いない、佐倉杏子の家族が住み、営んでいる教会だ
教会の中の様子を割れている窓から覗く
そして俺の目に飛び込んできたのは
赤
赤、赤、赤、赤、赤
入り口の付近の床に、壁に、倒れている女性から噴き出たのか、その女性を中心に血だまりが出来ていた、そしてそれを見下ろす神父の服を身に纏い、右手に包丁を持った男性、その顔は人を殺したというのに狂った笑みを浮かべていた
「うっ…おえぇ」
急な吐き気に襲われる
当たり前だ、前世は昼間から酔っ払ってぶっ倒れて頭から血を流し救急車に運ばれる奴を見たことがあった、しかしその時は恐怖よりもバカだな、とかアホなのか?という感情があって特に何も思わなかった
しかし今はどうだ、今、目の前で殺人が行われている。アニメやニュースでは何も感じなかったというのにいざ目の前で起こると恐怖で足が動かない。
どうする…?いや待て…確かこの後佐倉杏子の父は首を吊って自殺してしまう筈だ…止めなければ…いやでも止めてどうすれば…?
「ひっ…ひっぐ、たすけて…」
この声…公園のいた…あああ…そうか、そうだ佐倉杏子に妹がいた、ようやく思いだした!
もう一度窓から中を覗き見る
そこには泣きながら扉にふらふら向かう杏子妹と狂笑しながら包丁をふりかぶる杏子父がいた
まずいまずいまずいまずい!どうする!?あの子を救う方法は…ッ!
……………
いや待て、いけるいけるぞこの身体とこの方法なら!
よし…行くぞ、行くぞォッ!
手にはトランススチームガンを持ちもう片方の手にはライトフルボトルを持つ天堂の身体がほのかに赤く光り始める。すると目にも留まらぬ速さで赤い残像を残しながら教会の扉の前まで移動し
『フルボトル』
ライトフルボトルをスチームガンに装填
そして扉を蹴り開け
『スチームアタック!』
床に向かってスチームアタックを放つ、その瞬間教会が閃光に包まれた
「アアッ!?」
「ま、まぶしい…きゃっ!?」
杏子父が目を眩ませている隙に杏子妹を抱え、すぐ様教会から脱出、そして天堂の足元からアメーバ状の赤い何かが出された、それは段々と人の形に変形し杏子妹になった所謂擬態である
「はあっ…はあっ…うわあああああ!!」
俺はスチームガンから煙を撒き家と戻った…
エボルトの能力を利用して、杏子妹を救出、杏子父は俺が作った杏子妹の擬態をおそらく殺すだろう。それを見届けて家へ撤退する計画だったが…今回はかなり焦っていたため思い通りにはいかなかったな…
回想終わり、これが今日起こった出来事だ…結局俺は佐倉杏子の父の自殺を止めることはできなかった。それどころか佐倉杏子の母が殺されるのも止めることができなかった
「なんの為の転生特典だ…なんの為の前世の記憶だ…こんな事ならばもっとまどマギについて知ってから死にたかった…いや、それだけじゃない…親孝行だってしたかった…!あと…」
だめだめだ、前世の未練や後悔が蘇ってくる。切り替えなけば…
口を洗って洗面所を出て、一階にある空き部屋に向かう
ドアを開けると助けてきた杏子妹が寝息をたてて寝ている。助けた後すぐ眠ってしまったからだ
この子はどう過ごしていたのだろうか、佐倉杏子の父は酒に溺れ、家族に暴力を振るっていたと聞く、昼の時に久しぶりに食べた、といっていたのは菓子ではなく食べ物を久しぶりに食べたという意味かもしれないな…
「ぅ…ぅん?ここ…どこ?」
「目が…覚めたかい?」
杏子妹が目を覚ました、しばらくボーッとしていたが、だんだんと目が潤み、涙をポロポロとながし始めた
「ぁ…あぁ…ひっ、ぐ…うわぁぁぁん!!」
杏子妹は大きく泣き出した、暴力を振っていたとはいえ家族は家族、そして目の前で母親を殺されたのだ、この年齢なのに泣かない方がおかしい
俺ができることは泣いているこの子の涙を拭いてやることぐらいだった
「落ち着いたかい…?」
「……うん」
現在は空き部屋…ではなくリビングに移動していた。
「ホットココア…飲めるかい?」
「うん、ありがとう…」
ホットココアをつくり、テーブルにおく
「……」
「……」
沈黙が痛い
だが俺はカウンセラーでもなければ相談センターで働いていたわけでもない、ただの社会人だ…孤独になってしまった子供のケアの仕方など全くわからない…いや正確には佐倉杏子がいるから孤独になってしまったわけではないが…これからどうする…この子をずっとこの状態にさせておくわけにはいかない…元気を出させなければ…
「どうして…」
「ん?」
「どうして…お兄ちゃんは私をたすけてくれたの?」
「どうして…どうして、か…本当に偶然だったんだ、帰ろうと思ったら…怒鳴り声がして、それでその声がするところに行ったら君がいたんだ、俺は怖くて足がすくんでたのに君の、助けて、という声を聞いたら、助けなければって思って…誰かの命が目の前で失わそうになると、自然に身体が動いちゃう感じの人なのかも知れないね…俺は」
「…ありがとう」
「え?」
「お兄ちゃんがいなかったら私しんじゃってんたんだよね、しんじゃうってとてもいたくて…悲しいんだよね…だから、ありがとう」
……この子強すぎないか?俺だったら親が死んだら一週間、一ヶ月ぐらい立ち直れなさそうっていうのに…俺にお礼を言ってくれるなんて…よし、なら俺もこの言葉を送ってみよう
「ええと…君の名前聞いてなかったね、良ければ教えてくれないかい?」
「モモ…佐倉モモ、お兄ちゃんは?」
「俺は天堂雄介、ところでモモちゃん…本当に酷いことを聞いてしまうのだけれど、モモちゃんの家族は教会にいたお母さんやお父さんだけなのかい?」
「ううん、お姉ちゃんがいるよ」
「そっか…まだ、お姉さんが残っていたんだね…良かった…モモちゃん、君にお願いがあるんだ」
「おね…がい…?」
「できればすぐにでも君のお姉さんを探して、合わせてあげたい、でももうこんな時間だ流石に夜に君を連れて行くわけにはいかない危険だからね…だからお姉さんが見つかるまでこの家で暮らしてくれないか?」
「え…いいの?」
「ああ、もちろん…」
ぐぅぅぅぅぅぅ…
と、お腹が鳴る音がした、音の主は…モモちゃんだ
「あ…」
「あはは、お腹すいてるよね?材料もあるしハンバーグでも作ろうか」
「ハンバーグ…?それってお肉!?」
「ああ、もちろんさ、お腹いっぱいにしてあげるからね」
「お肉…!やったー!」
……杏子父も杏子母も救えなかったが、それでも杏子妹…モモちゃんは救うことができた、今はそれで良しとしよう…もう二度と誰も失わせないと、改めて俺は決意を固めた
ということで、杏子妹こと佐倉モモちゃん生存ルートです、良かったね杏子ちゃん!まだ家族がいるよ!
それはそれとして、当小説ではモモちゃんの書き方はこのように書いていきますご了承ください
シリアスを書くのって難しいですね…本当に、まず書けているかが一番不安というところですが…
さて…これからは一週間に一度の投稿が厳しくなっていきそうなので不定期更新にさせていただきます、見てもらっている皆様、お気に入り登録、投票をしてくれている皆様大変申し訳ございませんのですが、どうかご了承を
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