1-A
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった」
「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難何でもござれ、人命救助訓練だ!」
今日は人命救助訓練らしい…大丈夫か?掲示板の向こう側の奴らこういう時に限って殺傷力が高い能力が選ばれそう。
「レスキュー…今回も大変そうだな。」
「ねー!」
「バカおめー、これこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」
「水難なら私の独壇場、ケロケロ。」
「おい、まだ途中。」
おっ、相澤先生の一声で全員が黙った。何かこのままでも可愛く見えてくる。けどTSしてくれた方が嬉しいけど。その相澤先生は手元のコントローラーで壁のコスチュームケースが入っている棚を動かした。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には、活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるから、バスに乗っていく。以上、準備開始。」
今日こそは相澤先生TSさせてやる!!!
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1 個性:掲示板
このスレは>>1の個性により運営されています
以下の項目を守って下さい
・連続投稿の自重
・荒らしはダメ絶対
・安価は絶対(荒らしを除く)
・皆で楽しく安価しましょう
今日は人命救助訓練です 俺達の目的は訓練で良い結果を出す事と相澤先生にISを使わせる事です
そして、今バスの中にいます
2 相澤楯無ファン
乙 1つ目はどうでもいいけど2つ目は必ず成功させるぞー!!!
3 名無しのヒーロー
オーッ!!
4 名無しのヒーロー
おおぉっ!!
5 名無しのヒーロー
何で相澤先生に対してそんなに本気出す?!
6 アソパソマソ
そりゃあ相澤先生が俺達のヒロインだからさ!!!
7 聖書マン
今になって気付いたけど他のクラスメイトについて教えてもらって無いけど
8 個性:掲示板
分かった 紹介する
1 飯田天哉:眼鏡エリート、the委員長な奴 凄い生真面目
個性:エンジン-ふくらはぎのエンジンの付いた所で加速する
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・
28 個性:掲示板
21 八百万百:気の強いお嬢様 凄い頭が良い きょぬー
個性:創造-生物以外何でも創れるみたい 使うと乳萎むらしい
これで全部
29 相澤楯無ファン
女子可愛い娘多かったけどやっぱり相澤先生が最高!そこは譲れない
30 個性:掲示板
もうすぐで着くから人命救助訓練で使う個性安価
↓4
31 名無しのヒーロー
ksk
32 名無しのヒーロー
分身
33 聖書マン
神の炎
34 幻想郷ヒーロー
死を操る程度の能力(西行寺幽々子の姿で)
35 個性:掲示板
これって殺しにいってない?
36 とあるヒーロー
襲撃されても大丈夫だな!
37 名無しのヒーロー
ふりじゃ無いよな
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「…しかし緑谷もそうだけど、増強型のシンプルな“個性”はいいな!派手で出来ることが多い!俺の“硬化”は対人じゃ強ぇけど、いかんせん地味なんだよなー」
「僕は凄くかっこいいと思うよ、プロにも十分通用する“個性”だよ」
「プロなー!しかしやっぱヒーローも人気商売みてえなとこあるぜ!?」
「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み」
「でもお腹壊しちゃうのはヨクナイね!」
俺は強さがちょくちょく変わるからな、今回は対人なら最強じゃない?
「刷板君は今回どんな個性使うの?」
だけど今回は人命救助訓練だからな~
「死を操る程度の能力だけど。多分使わないよね。」
うわっ、全員驚かれても困るんだけど。
「は、派手で強ぇっつったら、やっぱ轟と爆豪だな。」
うわ~話逸らされたな。俺泣いて良い?
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「もう着くぞ、いい加減にしとけよ…」
俺が悲しみに暮れているともうすぐ着く時間になったみたいだ。外を見るとUSJが見えた。あれ?今回ワープ系の能力じゃ無いけどな。
「すっげー!USJかよ!?」
「水難事故、土砂災害、火事…etc。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も…Uウソの、S災害や、J事故ルーム!」
USJだけどUSJじゃ無かったけどここで訓練するみたいだな。するともう一人宇宙服の先生が立っているのが見えた。
「スペースヒーロー『13号』だ!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
「わー!私好きなの、13号!」
名前はスペースヒーロー『13号』らしい。麗日さん大好きみたいだな。
「えー始める前に、お小言を1つ2つ…3つ……4つ…」
増えてる…その分相澤先生は良いよね。簡潔に話するし。
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の“個性”はブラックホール。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その"個性"で、どんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ…しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう」
今の俺の事じゃん。殺す事しか出来ない訳なんだが。
「超人社会は“個性”の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる“行き過ぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんの体力テストで、自身の力が秘めている可能性を知り。オールマイトの対人戦闘で、それを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では…心機一転!人命の為に"個性"をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は、人を傷付けるためにあるのではない。救けるためにあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご清聴ありがとうございました!」
人命救助のためか、苦しまずに死ぬ位しか無いじゃん。しかもそれじゃ救えてないし。
「そんじゃあ、まずは…」
そんな俺の気持ちを無視して相澤先生が言葉を口にした瞬間セントラル広場の噴水前に、奇妙な黒い穴が音をたてて開く。あっ………
「ひとかたまりになって動くな!!」
「え?」
「13号!生徒を守れ!」
「何だアリャ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」
「違う!あれはヴィランだ!!!!」
俺とか掲示板の奴らがふりとかしてたけど本当に来るなよ。
「13号にイレイザーヘッドですか…。"先日頂いた"教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここに居るはずなのですが…」
「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」
上鳴君の通信も出来ず生徒はほとんど焦っていた。多分相澤先生一人で倒せると思うけど。
「どこだよ…せっかくこんなに、大衆引き連れてきたのにさ…。オールマイト…平和の象徴…居ないなんて…」
オールマイトいなくても倒せると思うし良いんじゃない?
「…子どもを殺せば来るのかな?」
悪意が、牙をむいた。
そして、虎の尾を踏んだ、あーあ。
次回、相澤楯無先生の無双劇開幕!!!!