ハーメルンで初めて小説を投稿します。
下手な文章構成、ガバガバな小説設定など突っ込みどころ満載ですが、楽しんでいただいたら幸いです。
プロローグ
俺、影山スバルは普通の家庭に生まれてきたと思う。兄弟もなく一人っ子として生まれてきた、普通じゃないといえば父と母が異常までのラブラブだったことだと思う。
朝、昼、夜、周りを気にせずイチャイチャしており、小学生に入って初めて自分の部屋を持ち一人で寝て、翌朝に父と母の寝室に突撃すれば裸で寝ている二人の姿を見るのはしょっちゅうだった。また、月に一度は叔父夫婦に俺を預けてデートは欠かさずやっていた。教育的にはどうかなと思うことはあるかもしれないが、それほど苦にはならなかった。何故なら帰ってきて大人しく待っていたあかつきにプレゼントをくれるのだから、そのプレゼントが何よりも楽しみなので不貞腐れることはなかった。
それに毎日、父と母に愛されている自覚はあった、母が作るご飯は毎日美味しかったし、怒ることもあったが基本優しかった。父も休みの日は疲れているはずなのに嫌な顔せずに相手をしてくれた。そして、父から色んな教えを教わった。「弱い者いじめはするな」「女の子を大事にして、守れるくらい強い男になれ」など数えたらきりがないくらい父から色んな事を教わった。その中で一番印象に残っていることがあった。
「いいか、親友は大事にするんだぞ、困っていたりしたら手を差し出すんだ。大事にすればするほどお前のことも大事にしてくれるはずさ。」
今思うと毎日のように聞かされていたと思う。飽きずに聞けたのはひとえに父のことが大好きで憧れていたからだと思う。愛情を注いでくれる母に、憧れの父、そんな二人に挟まれて日々が続くと思っていたが…………そうではなかった。
あれは小学5年の時だ。いつものように父と母は俺を置いてデートに出かけたが帰ってくることはなかった。帰ってきたのは父と母は亡くなった訃報の知らせだった。
原因は交通事故で相手の飲酒運転によるひき逃げだった。相手は直ぐに逮捕、二人は病院に運ばれたが意識が戻らずそのまま帰らぬ人となった。
俺はそれを聞いた時1日は呆然とし、2日目に理解して赤子のように泣いた。泣いて、泣いて、泣きまくり涙が枯れるくらい泣いたと思う。泣き終わった頃には………そこに俺の笑顔はなかった。
俺は叔父夫婦に引き取られた。色々あって子供がいなかった叔父夫婦は我が子のように可愛がってくれた。最初の時は俺も無表情だったが日が経つにつれて表情が柔らかくなったと思う。
でも、大好きな父と母を亡くした悲しみは消えることなく、叔父夫婦が出かけていない時はないていた。心配をかけまいと外に遊びに行くと言って元気を偽り、近くの公園でいつもひっそりとしていた。近所の連中もそんな様子を見て、声をかけるのをためらっていた。
そんな日々を続けていたある日、いつもの公園のベンチでひそっりしていると、
「ねぇ君、大丈夫?」
1人の子が俺に話しかけてきた。叔父夫婦に引き取られて初めて同年代の子に話しかけてきたその子は家に連れられて、ゲームや漫画を見せてくれた。「父さんはゲームを作っていて、母さんは漫画家なんだ。」と聞いてもいないのに自分の親のことを話し始めた。最初は興味がなかったが家に帰る頃には「また行きたい」「もっと知りたい」と思っていた。だから思い切って聞いてみた。
「また、来てもいいかな?」
「もちろん!」
今、成長したその子に「何で話しかけたの?」って聞いたら、その子は「何となく。」と答えた。その子にとって大して意味もない何となくの行動でも、俺にとってはとても嬉しかった。
だって叔父夫婦に引き取らて初めて出来た親友だから。
だから今は亡き父の教えに従ってその子を大事にしようと思った。困っていたら手を差し出そうと思った。どんなことがあってもその子の味方であろうとと思った。
その子の名前は、南雲ハジメ。
俺に再び、人生という長い道を楽しく歩ませるきっかけを作ってくれた大事な親友だ。
いかがだったでしょうか?
更新は不定期なので、そこのところよろしくお願いいたします。