ありふれアニメ放送まであとわずかですね。特番を見てテンションMAXの毎日の日々を過ごしています。ティオの声も聞けて、最高でした。
さて、今日のお話しはスバルとレオンが一つになります(BL的な意味じゃないよ。)
それでは、どうぞ。
「俺が…戦うのか?」
<そうだ、お前が戦うのだ…スバル。>
レオンの言葉に驚くも、すぐに切り替えてレオンに尋ねてみた。
「でも、どうやって?」
<俺を取り込むんだスバル。この身体は見た目ではわからないが、あらゆる魔物と融合を果たしている…俺と融合する事でスバルにもその魔物の能力が使えるはずだ。>
その言葉に「なるほど…」とうなずくスバル、だが、ここであることに気づいた。
「ん? ちょっと待て。レオンと融合を果たしたらレオンはどうなるんだ? まさか、死ぬんじゃ…?」
<死にはしないが、元の
「………………………。」
レオンの言葉を聞いて難しいそうな表情をしながら黙り込むスバル、死なないとは言え融合をすると一生自分と一緒にいることになり、自由に動けなくなる。それはレオンにとって「本当に良いことなのか?」「実は無理をしてないのか」とふと思ってしまったからだ。そして、それと同時にある疑問も浮かび上がってきた。スバルは思い切ってこの際聞いてみることにした、最も「自分から頼み込んでこんな質問も変な話だよな…。」と思いながら、
<どうした? さっきから難しそうな顔して黙り込んで?>
「なぁ…レオン、もう一つ質問良いかな……………どうしてここまで俺を助けてくれるの?」
<はぁ?>
スバルの質問に首をかしげるレオン。
「レオンは俺を見つけて他の狼を追い払ってくれた、懐かしい思い出を思い出させてくれた、そして、今、親友を助けるために協力も受け入れてくれた……………それだけじゃない、元に戻れないと分かっているのに俺と融合して俺に力を授けてくれようとしている、融合紋は元々レオンの物なのに…俺がレオンに返すべき物なのに…………なぁ、どうしてここまで助けてくれるのだ?」
スバルはこの短時間の間にレオンに助けてもらい、とても良くしてくれた。それだけじゃなく、親友を助けるための力も授けてくれようとしていた。スバルにとっては有難いことだが、多少、話しが出来過ぎているようにも見えた。’’レオンが良からぬこと考えている’’っと疑っているわけではないが、スバルから見れば融合紋を返さず、そのまま融合されても自由に動くことも、戻ることも出来ない、レオンに全くもってメリットがないのだ。
だからこそ、スバルは尋ねるのだった。「どうして、ここまで俺のために助けてくれるのか?」と。
<……………。>
レオンは覗き込むようにスバルを見た。真剣な表情でこちらを見ている顔を数十秒間見た後、ゆっくり話し出した。
<スバル、俺にはもう………この世界に何も残ってないんんだ。家族、親友、俺を慕ってくれる仲間、そして、愛する人も…………皆、いなくなった。こんな姿で外に出られるわけもなく300年ここをさまよった。そんな時……>
そう言って、またもやスバルの頭をなで始めた。まるで親が子を撫でるかのように。
<お前が現れた。こんな生存率が低い場所に、落とされた絶望を抱かずに生きる希望を捨てない……そんなお前がこの先、どんな道を辿るのか、このトータスをどう生き抜くのか気になった…ただそれだけのことだ。>
そう言ってレオンは頭を撫でるのをやめた。
<融合紋は返さなくてもいい、スバルのような心優しい者に使ってもらうなら俺も亡き部族の者も本望だ、存分に使ってくれ! お前が大切だと思う者を守るために……>
レオンの言葉を聞いたスバルは大きく頷いた。
「うん、分かった。レオンの融合紋、有効に使わせてもらうぜ。親友を助けるために、自分の大切なものを守るために……………それと、ありがとう、本音を話してくれて。」
レオンが積極的になる理由を知り、そこに噓偽りがないことを感じ取ったスバルは改めてレオンに感謝した。そして、右手を差し出して、
「これからよろしくな、’’相棒’’。」
<’’相棒’’か……まぁ、悪くないな。>
そう言ってレオンはスバルの手を握り返した。
二人は早速融合をするため準備を行った、と言ってもそんなに大した準備はなくレオンが片膝立ちを行い、スバルのはその正面に立って右手の平をレオンの顔の前に出していた。「これからどうするんだろうか?」と思って待っていると、
<スバル、最終確認を行う…よく聞けよ>
その言葉に意識を戻してレオンの言葉に耳を傾けるようにした。
<いいか? 融合とは混ざり合い一つになることだ。魔物と融合することでその能力を受け継ぎ新たな存在に生まれ変わる。魔物の固有魔法だけでなく超人的な身体能力も手に入る……言ってしまえばバケモノになる。普通の人間では無くなり、普通の人間にも戻らなくなる…………スバル、お前はバケモノになる覚悟はあるか?>
レオンは静かに問いかけ、スバルは目を閉じて考えた……
融合することで力が手に入る。もう、魔物に追いかけられることもなく戦うことができる。しかし、それと同時にバケモノになることになる、もし、バケモノになったら……
周りの人々は?
クラスメイト達は?
家族は?
親友達は?
そして、レムは?
俺のことを受け入れてくれるだろうか?
もしかしたら、敬遠されるかもしれない、自分の存在を否定されて拒まれるかもしれない、一人ぼっちになるかもしれない、そんな悪いことが頭の中を過ったが……………
「なるよ。バケモノだろうが、なんだろうが、親友を…自分の大切なものを守れるなら何だってなってやる!!」
目を開き、バケモノになって力を手に入れる事を決意するスバル、例えどんな結末が待っていようとも、「自分の大切なものを守れるなら何でもいい」そう思えたからだ。
<…………分かった。では早速融合に入る。俺の言葉に続いて詠唱を読んでくれ。>
スバルの決意を聞き、迷いがないことを確認したレオンは詠唱を唱え始めた。
<古より存在する魔を持つ者よ…>
「古より存在する魔を持つ者よ。」
<どうか非力な我に力を分け与えたまえ…>
「どうか非力な我に力を分け与えたまえ」
<糧となり血潮と混ざりて一つになり…>
「糧となり血潮と混ざりて一つになり」
<我の元にその力の存在を示せ…>
「我の元にその力の存在を示せ。」
<「融合」>
レオンとスバルが最後声を合わせて唱えるとスバルの右手の紋章が光り輝き出した。そして、次の瞬間、凄まじい吸収力が右手から生まれた。バランスを保つためスバルは両足に力を入れて左手で右手を掴むようにして支え、レオンの身体はスバルの右手に引き寄せながら近づき小さい融合紋に無理矢理押し込むような形で入っていった。
ズキッ……………ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキッ!!!!!
「ッ!? があっ! あああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっーーーーーー!!!!!????????」
右手からとてつもない激痛が走った。今まで感じたことがない痛みが、右手からはち切れるような痛みが全身にゆっくりと伝わってきた。レオンの吸収も止まることなく続いており、確かに右手から何かが入ってくるような感覚があったが激痛のあまり、それすら感じる余裕はなく、約30分かけてレオンを融合紋から取り入れが終わるも痛みは収まらなかった。さらに、
ドクッ! ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクッ!!!!!!!!!!
「ッ!!? うっ、ガァ!? ハァハァハァハァハァハ………しん………ぞう………くるし………ガッ!!!」
いきなり心臓の鼓動が早くなり、身体全体が焼けるように熱くなった。それだけでなく全身の血管が濃く浮かび上がり、細かく脈打つようになった。そして………
バンッ、シュウウウウウウウウウウウウウウーーーーーーー!!!!!!
血管があちこちから破裂を行い、身体のあちこちから勢いよく血が噴出した。
「………………………はっはっはっ………はっ………………は…」
スバルはもう何が何だか分からなくなった。激痛と焼けるような熱さで頭の思考が停止、あらゆる所から噴き出す出血で徐々に身体に力が入らなくなった。
いつしかスバルはその場に倒れた。自分の噴出した血の水溜まりに沈み込むように………
真っ暗な暗闇の中、二人の人が立っていた。
一人はフードを被り顔が見えなかった、そしてもう一人も後ろ姿しか見えず顔を分からなかったが小麦色の髪色に長いのか後ろをポニーテールのように結んでいた。多分男だと思う…
二人は抱擁を交わした後、お互いの右手を合わせた。
すると、小麦色の髪の男が苦しみ出した。そして男はどんどん姿を変えていった、そう、さっき会った
「……………ん?」
スバルはゆっくり目を開けて倒れていた身体を起こした。辺りを見渡しても二人の人はいなかった。ここで自分が夢を見ていたことに気づくのだった。「あの夢はいったい……」とぼんやり考えていると。
<気づいたか……スバル。>
頭に声が響いてきた。レオンの声だ。
「レオンか? 融合は上手くいったのか?」
<ああ、上手くいった。これでお前は俺の能力が使えるようになるはずだ。>
「そうか………というかレオン! 俺、聞いてねぇぞ。融合するのに滅茶苦茶痛いだなんて、死ぬかと思ったぞ!」
<そりゃあ聞かれてないからな、仮に話して融合をためらわれても困るしな。>
スバルの抗議を「聞かれてない」と言う理由でサラッと流すレオン。どこか納得してないのかスバルは顔をしかめていたが、すぐに諦めるのだった。
ここで改めて自分の姿を見てみた、一見自分の身体に変化はなく融合を果たしたからといって化け物の姿ではなかった。変化があるとしたら体内だ。さっきから少しあったかいような感覚があり、服がなくても過ごせそうな感じはあった。というのもさっきの多量出血で服がベトベトで脱ぎたい気持ちがあったりするのだが…今は置いといて。
「おっ! こいう時にステータスプレートを見ておくか。え~っと……………あれ?」
<どうしたスバル?>
「いや、ステータスプレートが無くてさ……。」
<ステータスプレート? 何なんだそれは?>
「簡単に言うと自分の強さが分かるカードだよ。この世界に来た時に貰ったけど…あれ? 落としたのかな?」
自分がどれだけ強くなったかステータスプレートを見て確かめようとするも、ポケットに入っておらずレオンの疑問に答えながら上着を脱いではたきながら、どっかに引っかかってないか確かめていると、あることに気づいて手を止めた。辺りを見渡して壁に埋め込まれている鉱石を見つけて、それを鏡代わりにして上半身裸になって自分の身体を見てみた。
「なんだよ…これ。」
スバルは自分の身体を見て驚いた。ボディビルに負けない筋肉モリモリマッチョマンになっていたからだ。この世界に来て人一倍体力づくりのため筋トレをしてきたがここまでならなかった、「一体どうして?」と考えているとレオンが答えた。
<身体を作り変えたんだよ……融合によって俺の中に入っていた魔物の特性と耐性を受け継ぐために。>
そう答えるレオン。さらに言葉を続けた、
<人間と魔物の身体は違う…貧弱な人間の身体では魔物の特性に耐え切れない、それに耐えれる身体につくり変える必要があった。そのために一度身体のありとあらゆる所を破壊し、それに耐えきれる強靭な身体に再生する必要があった。本来なら幼少の頃から魔物を取り入れ、身体を馴らしておく必要があったがな………>
「そうか、あの全身の痛みと多量出血は身体を破壊してたんだな…」
そう言いながら融合中の事を思い出す。必要だったとはいえ、「もう経験したくないな…」とふと思うのだった。そしてレオンは誇らしげに言った。
<スバル、お前の身体はありとあらゆる特性と耐性が備わったバケモノの身体だ。そんじゃそこらの魔物に襲われてもびくともしないし、傷を負っても魔物の再生能力ですぐに治癒されるだろう。>
そう言うレオン、これを聞いたスバルは。
「そうなのか? 何か実感わかないけど……俺の身体が凄いってことだけは分かった。」
とりあえずステータスプレートを見なくても自分に強くなったと言うことだけは理解した。「これなら戦える、これなら自分の大切な者を守ることができる」そう思ったスバルは
「よっしゃ! 行くか! グズグズしてられねぇ、皆と合流してここを脱出するか!」
<おい、スバル。動くのはいいがまず……>
レオンが何か言いかけるも、それを聞かずに一歩踏み出した瞬間、身体がふらつき再び地面に倒れ込んだ。そして、
グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
大きな腹の音が響いた。
「はら減った~。つーか身体がうまく動かせない…どうしてだ?」
顔つきが変わり、げっそりした表情をするスバル。するとレオンはが、
<血を流しすぎたからな……先ずは何か喰って血を作らないと身体が動かないぞ。>
「そう言うことは早く言ってよ、相棒。」
<お前が聞かないのが悪い。>
そうきっぱりと言うレオン「厳しい相棒だぜ~」と思いながら立ち上がりお腹をおさえながら歩き出した。
「というか、何喰うんだ? この辺食べれるものなんかないぞ。」
<魔物を喰らえばいい。>
「ええっ! 魔物なんか喰ったら死ぬんじゃないのか? 本にそう書いてあったし…」
<お前はもうバケモノの身体だから、喰らっても死にはしねぇよ。>
「あっそうか………えっ、そうなのか!?」
<……………本当に大丈夫か、この先。>
「先が思いやられるな」とレオンは感じながら二人と一つの身体がは迷宮区の先へと進み出すのだった。
いかがだったでしょうか?
融合の詠唱とか考えましたけど難しですね、自分的にはもっと長くしたかった想いがありましたけど、これが限界です。
それとスバルのステータスを見る事を楽しみにしていた方々へ、ごめんなさい。今は話しを進めたいのでスバルのステータスはまた今度です。
次回、親友を辿る手がかりと謎の部屋、そして……
それではこの辺で、ではまた。