ありふれた職業で世界最強  魔王を支える者達   作:グルメ20

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どうもグルメです。
ありふれたのアニメが始まりました。感想は皆が思っている事と一緒です。この先、良くなる事を願うばかりです。

今回のお話しは前回出てきた、クロウとサラについてです。二人は一体何者なのか、そして、レオンとの関係は…まぁタイトル見たら分かると思いますけどね。 

それでは、どうぞ。


二人の元臣下の出会い

クロウ・ニッケルとサラ・アルシーナ

 

二人はある王国に使える身だった。その王国で若くして就任した小さな女王を時には王と臣下、またある時は身分の枠を超えた親友のように関わり支えていた。

ある時二人が王国を留守にしている間にクーデターが起こった。首謀者は女王の叔父で一時期は女王が死んだという報もあったが、こんな報もあった。

「オルクス大迷宮の奥深くに女王は囚われている。」

二人はそれを信じて向かうと待っていたのは女王の叔父であり、二人は抵抗虚しく捕まり、魂と肉体を分離させられた。肉体はどこかに持ち出されて魂は不思議な結界のせいで外に出ることが出来ず一定の範囲しか行動が許されない中、約300年迷宮をさまようこととなった。

 

 

 

 

『私達は生きていましたがその心は死んでいました。一時は、’’いったい何のためにここをさまよっているのだろう?’’と思うこともありました。そんな時……』

 

『狼に追われている二人に出会った。とっさになって身体に入り込み狼を追い払ったあと、事情を話し、親友を助けてここを脱出する手助けをする条件の元、姫を助けるために身体を貸して貰っていたのです。』

 

サラとクロウはそう話した。スバルは「どこかで聞いたことのある話しだな」と思いつつ、

 

「二人のおかげでこうして当麻と士郎、無事に生きて出会うことが出来た。礼を言わせてくれ、ありがとう。」

 

そう言ってクロウとサラの幽体に頭を下げるのだった。

スバルが礼を言い終わった後、、神妙な顔でサラにこんなことを聞かれた。

 

『ところでスバル殿にお聞きしたいのですが、どうして二つの気の流れがするのですか?』

 

「えっ? 気の流れ?」

 

『はい、そうです。人は本来、微力ながら一つの気が流れいるのですが、スバル殿には二つの気が流れています。それも、私がよく知っている方の気の流れ…それがどうしても気になったものですから。』

 

「ちなみに師匠は僕と同じ気術士で、気力に敏感みたいなんだ。実力は…僕と天と地の差があるけど。」

 

そう付け足すように言う当麻、スバルは「いつの間に弟子になったんだ?」と思いながらレオンについて話そうとした時、

 

<それは、俺がスバル(そいつ)の中にいるからだ。>

 

ここにいる全員に伝わるように声が響いた。当麻は「えっ、誰?」と辺りを見渡し、士郎は「スバルも誰かの魂を宿しているのか?」と言ってスバルをじっと見つめた。そんな中この二人は、

 

「この声は、レオン様!?」

 

「まさかと思っていたのですが、あなた様だったのですね!」

 

クロウとサラが驚き困惑している中、スバルはレオンに尋ねた。

 

「レオン知り合いなのか?」

 

<知り合いも何も……部下だからな。とりあえず…お前ら落ち着けって。今までの経緯を話す。>

 

そう言ってレオンはスバルとこれまでの経緯を話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな。それであの時、あんなことが出来たんだな。」

 

「一見、バケモノって感じはしませんけどね…。」

 

士郎は先ほどの豪脚が使えたことに納得を示し、当麻はスバルがバケモノになったと聞いて、見ても分からないことを告げた。

 

『どんな経緯があろうとも、貴方様に再び会えたこと心より嬉しく思います。レオン様。』

 

<よせ、クロウ。様付けなど…上下関係はもう終わりだ。二人とも気軽に話しかけてくれ。>

 

幽体のまま片膝をたてて敬意を見せるクロウにレオンは慌ててそう告げた。

 

『……………。』

 

サラはというと胸に拳を当てて、どこか悲痛そうな表情で地面を見つめていた。レオが<どうした?>と声をかけ、スバル達もそれに気づき注目した。サラはゆっくりと口を開いた。

 

『レオン殿、私は未だ信じられません。あんなにもお嬢様に愛情を注いでいた、’’ディンリード’’様があのようなことをするなど……。』

 

サラの悲しげな言葉に皆は黙り込んだ。ディンリードとは女王の叔父の名であり、クーデターを起こした首謀者だ。誰にでもやさしく、気さくな人物であった。だからサラは未だ信じられずにいた、クーデターを起こして自分の娘のように愛情を注いでいた女王を迷宮の奥深くに追いやった事を。

 

『レオンは、何か心当たりはありませんか?』

 

クロウは叔父の親友だったレオンにクーデターを起こすきっかけがなかったか尋ねた。

 

<……………ないな。俺も不意を突かれてここに連れ出され、融合紋を無理やり奪われた後は何もしゃべらず何処かに消えやがったからな。脱出したくても、こんな姿だし…何も出来ずしまいよ。>

 

「(無理やり…?)」

 

スバルはレオンの言葉に違和感を感じた後、ある事を思い出した。それは融合して見た最初の夢だ。

 

「(あれは、無理やりというより…託すって感じだったぞ。)」

 

あの夢の中でレオン(と思われる人物)はフードを被った男と抱擁を交わした後に右手どうしを合わせてレオンは鬼になった。もし、あの右手どうしを合わせる行為が融合紋を渡す行為だったら、どう見ても無理やり奪われたようには見えないのだ。

 

「(それに部下の魂が同じ迷宮にさまよっていたら、1回や2回出会っても良いはずなのに300年間、それがなかった……おかしくないか?)」

 

最も疑問に感じたことは300年間レオンとクロウ、サラが一度も出会ってないことだ。300年という長い期間があれば低い確率かもしれないがばったり出会うことも考えられる、でもそれがなかった。

 

「(どちらがが、いや、レオンが接触するのを避けていたのか?)」

 

眉をひそめるて考え込むスバル、謎は深まるばかりだ。レオンは何かを知っているのか? それとも何かを企んでいるのか? はたまた何か人に言えない事情でもあるのか?

そんなことを頭の中で自問自答していると、

 

<スバル、周りを見てみろ。>

 

レオンの言葉で我に返るスバル、当麻と士郎がスバルの顔を覗き込んでいたのだった。

 

「スバル君、また難しい顔していますよ。」

 

「お前って本当分かりやすいよな、一体何を考えていたんだ?」

 

二人の言葉にスバルは今まで考えていたレオンの事を頭の隅に置いて、別の疑問を口にした。

 

「いや、そのさ……………レオンやクロウ、サラが仕えていた女王様は結局の所、生きているの? それとも、もういないのか、どっちかな…と思って。」

 

<俺は死んだと聞いているが……。>

 

スバルがどこか言いにくそうに言うとレオンは改めて自分が支えてきた女王がいない事を告げた。それを聞いたクロウとサラは顔を聞いた見合わせて頷きあい、サラは口を開いた。

 

『お嬢様……いえ、女王様は生きています、それは間違いありません。』

 

『二人はここに来るまでに大きな部屋を見てませんでしょうか?』

 

二人の言葉にスバルあることを思い出した。

 

「そう言えばあったな、何か凄い戦闘の後のような部屋が……」

 

<まさか………あそこに囚われていたのか?>

 

スバルが思い出しながら告げて、レオンは静ながらも驚いて声のトーンを一つ上げた。

 

『はい、レオン殿のおっしゃる通り、女王様はあそこに囚われていたのです。』

 

サラはゆっくり頷くようにレオンの言葉を肯定した。

 

<そうだったのか……このような事なら、解放するべきだった…か。>

 

レオンが後悔しながら、どこか申し訳なさそうに呟いていると、ここで士郎と当麻が口を開いた。

 

「クロウとサラに助けられた後、二人に誘われて俺たちはすぐにその部屋に向かった。だけど、その時にはもう誰かに助け出された後だった。」

 

「そして、師匠が気力の流れを探ってその女王さんが知らない気力と一緒に下層に向かっているってことが分かったんだ。僕たちはそれを追っていたんだよ。」

 

二人がそう言うと恐る恐るスバルが尋ねた。

 

「その知らない人って、もしかして………。」

 

「たぶん、ハジメだろうな。その女王様を助け出したのも…。」

 

「師匠が言うにはその女王様、詠唱なしで魔法を放つことができるみたいですよ。あの部屋にできていた大きなクレーターも’’蒼天’’という炎系の最上級の魔法によるみたいですし、そのような方と一緒ならきっとハジメ君も無事です!」

 

そう言って二人は希望に輝く表情をして答えた。

ハジメは生きている。再びそう思えることができ、スバルは歓喜した。しかも、その隣には心強い助っ人もいる。「必ずハジメを助けてくれる。」何故か自然にそう思えた。そして、「ハジメが頑張って進んでいる以上、自分達も止まる訳にはいかない。」と改めて決意したスバルは、

 

「俺たちも負けてられないな! 行こう、ハジメと合流してここを脱出するんだ!!」

 

「ああ!」

 

「うん!」

 

スバルの言葉に士郎と当麻が力強く答えた。

これを少し離れた所で見ていたサラとクロウは、

 

『奈落に落ちたというのに凄まじい活気力、関心しますね。』

 

『それだけじゃない、姫を助けるために身体もこころよく貸してくれた。この二人に出会えて本当に良かった、そう思うよ。』

 

二人だけが聞こえる声でそう言ったあと、二人は気を引き締めた。

 

『姫、もうしばらくの辛抱だ。待っていてくれ!』

 

『お嬢様、どうかご無事で。サラがすぐに向かいます…』

 

決意の言葉を口にするクロウとサラ。この想いが二人の大切な女王に届くように祈った。そして、

 

<俺たち三人でスバル達(あいつら)を支えるぞ、二人ともできるな?>

 

『『御意。』』

 

二人だけに聞こえるレオンの言葉に二人は揃って答えた。その言葉に強い意志が宿っていた。

 

<(さて、この先何が待ち受けているのやら……少なくとも()()()は「手強い相手だ」と言っていたのは確かだな………引き締めていくか)>

 

そして、レオンは一人静に気合いを入れ直した。ここから先は自分も知らない未知の領域、何が待ち構えているかは分からないが未来を望む者、スバル達やクロウやサラのためにもこの先、全力で臨む事を誓うレオンだった。




※本編と何の関係のないお話です。

「OTZ」←(へこんでいる優花)

「どうしたんだ、優花?」

「士郎くん……私、アニメの1話で助け出されるシーンがカットされたよぅ…」

「あ。そう言えばそうだな……ハジメが優花を助けるシーンなかったな…」

「どうしてカットするのかな………今後ハジメ君との関わりで重要になってくるのに。」

「まぁ…その元気だせよ優花。前期の春アニメの時にヒロインで出たからいいじゃないか。」

「………私、前期の春アニメなんかに出た覚えはないわよ。」

「えっ、そうなのか? ’’洗い〇さん’’って作品に出演したんじゃないのか?」

「……士郎、それ誰が言っていたの?」

「えっ、スバルが。」

「影山ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ//////!!!」←(全力疾走でスバルの所に向かう)

「???」

後日、士郎が改めてその作品を調べて顔を真っ赤にし、それを偶然にも優花が見かけてしまい、お互い気まずい雰囲気になったとかならなかったとか………



アニメ版の優花を見て、真っ先に思ったのがこれでした。優花に限らず他のキャラの声優が気になりますね。

次回、いよいよハジメと合流します。

それではこの辺で、ではまた。
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