ありふれた職業で世界最強  魔王を支える者達   作:グルメ20

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どうも、グルメです。

第一章に入る前に番外編クラスメイトサイドのお話しをしたいと思います。

それでは、どうぞ。



1.5章 少女達の決意。
帰ってきてからの出来事…


日が昇りきっておらず、まだ冷たい空気が流れている早朝時、日課の鍛錬を終えた月山イツキはハイリヒ王国王宮内の廊下を歩き、自分の一室を目指していた。

 

「(あれからもう、1週間経つのか…)」

 

あの日、迷宮での死闘と4人のクラスメイトが落ちてから既に1週間が過ぎていた。その期間、様々な出来事が起こっており、イツキはどこか複雑な表情を浮かべながら、この1週間の出来事を思い返した。

 

 

 

 

あの日、迷宮を脱出したクラスメイトと騎士団長メルド率いる騎士達は宿場町ホルアドで一泊したのち、メルドの判断で早朝には高速馬車に乗って一行は王国へと戻った。とても、迷宮内で実戦訓練を続行できる雰囲気ではなく、今後の魔人族との戦争で活躍出来るどうか別として勇者の同胞が4人も死んだ以上、国王にも教会にも報告は必要だった。

それに、厳しくはあるが、こんな所で折れてしまっては困るのだ。先の致命的な障害が発生する前に、勇者一行、もといクラスメイトのケアが必要だという考えもあった。

さて、早急に帰ってきたクラスメイトと騎士団は4人の同胞が死んだことを王国に報告、王国側の人間は誰も彼もが愕然としたものの、それが無能のハジメ達と知ると安堵の吐息を漏らした。強力な力を持った勇者一行が迷宮で死ぬこと等あってはならないこと。‘’神の使徒たる勇者一行は無敵でなければならない‘’、国王やイシュタルを含めた王国側はそんな考えを持っていたからだ。

 

ただ、国王やイシュタルはまだ分別のある方だった。中には悪し様にハジメ達を罵る者までいたのだ。

 

もちろん、公の場で発言したのではなく、物陰でこそこそと貴族同士の世間話という感じではあるが。やれ死んだのが無能でよかっただの、神の使徒でありながら役立たずなど死んで当然だの、一方では士郎の有能を知っていた者は3人の無能に足を引っ張られ巻き添えを喰らっただの、それはもう好き放題に貶していた。まさに、死人に鞭打つ行為に、イツキや彼らと仲が良かったレム達は憤激に駆られて何度も手が出そうになった……ある人物を除いて。

 

「おいゴラァ!! お前らのために頑張っているのに、何だその言い草!? それが戦っている者に対して送る言葉かッ!!」

 

たまたまこれを聞いたガヅキは激怒、ハジメ達を罵った人物達をボコボコにする事件が王宮内で発生し、騒ぎを聞きつけた光輝に止められる事となった。事件の経緯を知った光輝は激しく抗議したことで国王や教会も悪い印象を持たれてはマズイと判断したのか、ハジメ達を罵った人物達は処分を受け、事件を起こしたカヅキは問題を起こしたとして地下牢に2日間入れられる事となった。(カヅキ本人はこの処分に納得はしてなかった。)

この事件をきっかけに光輝は無能にも心を砕く優しい勇者であると噂が広まって光輝の株が上がる事となり、逆にカヅキは野蛮人という認識とされ王国側に警戒される事となった。そして、ハジメ達は勇者の手を煩わせただけの無能であるという評価は決して覆る事はなかった。

あの時、自分達を救ったのは紛れもなく、勇者も歯が立たなかった化け物をたった四人で食い止め続けたハジメ達だというのに。そんな彼らを死に追いやったのはクラスメイトの誰かが放った()()()だというのに。クラスメイト達(レム達の一部の生徒を除いて)は図ったように、あの時の誤爆の話をしない。自分の魔法は把握していたはずだが、あの時は無数の魔法が嵐の如く吹き荒れており、〝万一自分の魔法だったら〟と思うと、どうしても話題に出せないのだ。それは、自分が人殺しであることを示してしまうからであり結果、現実逃避をするように、‘’あれはハジメ達が自分達で何かしてドジったせいだ‘’と思うようにしているようだ。まさに死人に口なし。無闇に犯人探しをするより、ハジメ達の自業自得にしておけば誰もが悩まなくて済む。大半のクラスメイト達の意見は、意思の疎通を図ることもなく一致していた。

 

「おい、お前ら!! 今ここに生きて居られるのは彼らのおかげだろ!? 何故、感謝しない? 何故、だれもかれもが真実を追い求めようとしない!?」

 

地下牢を出たカヅキはこの話しを佐助に聞いてまたもや激怒、クラスメイト達に嚙みつき、ハジメ達と仲が良かったレム達も真実を明らかにするように呼びかけるが誰も耳を傾ける者はいなかった。

メルド団長もこの件に関して責任を強く感じており、‘’有耶無耶にしたら問題になる‘’‘’事実はどうあれ白黒はっきりさせた方がクラスメイトのためになる‘’と生徒達に事情聴取を考えていたが、何故だかイシュタル、国王がクラスメイトへの詮索を禁止ししたため、メルド団長は仕方なく目をつぶるしか方法はなかった。

 

そして、窮地を招いた檜山はというと案の定、クラスメイトから批難が待っていた。檜山はひたすら土下座で謝罪を続け、最終的にクラスメイトが見守る中、光輝に土下座を行い「これ以上、檜山を責めても仕方がない」「彼も充分に反省している」という光輝の言葉で批難は収まり、あっさりと許されたのだ。もちろん、お咎めなしだ。

この謝罪劇に光輝の言葉もあって大半のクラスメイト(中にはうけつけないもの疑問視する者もいた。)は受け入れたが、光輝の幼馴染の雫は、薄々檜山の‘’光輝に謝れば取り持ってくれる‘’という魂胆に気づいており幼馴染を利用されたことに嫌悪感を抱き、察しが良いイツキや佐助は計画性のある檜山の謝罪に呆れるしか他はなかった。そして、カヅキもまた………。

 

「とんだ茶番だな、ぐだらなすぎる」

 

吐き捨てるかのように言うと、一人だけ部屋から出ようとした。カヅキの言葉は全員が聞いており当然、光輝の耳にも入っていた。「茶番とはどういうことだ!?」と光輝が叫ぶ中、カヅキは扉の前で大きなため息をついた後に大きく宣言するかのように口を開いた。

 

「茶番は茶番だろ、何度も言わせるな! それと俺は今日を持ってクラスメイト(お前ら)と共に生活するのをやめる!! 命の恩人には感謝せず、罪人をあっさり許すような連中と飯なんか一緒に食えるか!!!」

 

そう言ってイツキの制止も聞かずに部屋から出て、必要最低限の物をまとめたら王国側に何も告げずに王宮から出て行った。そして、王国を守る城壁のすぐ近くの森林で一人野宿を始めたのだ。それが今日から3日前ののことである。

 

 

 

「(気持ちは分からなくもないけど……あまり心配をかけないで欲しいな…兄さん。)」

 

そう思い大きなため息を吐くイツキ。

兄は基本、曲がったことが嫌いな性格で、自分を助けてくれた人に対して敬意を払う人間だ。今回の件、ハジメ達に助けられて心の底から感謝しており、周囲からもっと称賛されるべきだと考えていた。しかし、現実は非常であり王国側は誰一人称賛するどころか嘆き悲しむ者さえおらず、また、クラスメイトの大半は誤爆の真実を恐れ、感謝の言葉どころか逃げるかのようにその話しをしようとしないのだ。兄が激怒するのも無理のないことだと思えてきた。

そしてカヅキの野宿だが、これを聞いた時イツキは大反対した。剣の修行で山籠もりは二人共経験はあるが、それでもサバイバル知識は皆無、王国の外は兄の強さと比べたら大した魔物は出ないがそれでも何が起こるか分からない。必死になって兄を説得するも聞き入れことはなく、仕方なくイツキは城の近くでする事を条件に野宿を許して、1日1回はイツキ達が様子を見に行くことにしたのだ

 

「(今のところ問題はない………けど兄さん、いつの間に()()()とあんな親密な関係になっていたんだ?)」

 

当初は、食べる物とか食料を兄一人で調達出来るかどうか心配していたが、意外にもその心配は杞憂に終わり、何とこの国の王女がこっそりとその日の食料を持ってきてくれるのだった。カヅキは最初の頃は王国に世話になるつもりはなく、きっぱりと断っていたのだが兄にも劣らず王女はどこか頑固な一面で一歩も引くことはなかった。

結局、王女の思いを無下に出来ないという考えもあってか兄は食料持ってくる事を許可し、僅かな時間だが兄と王女は一緒に過ごすようにもなった。イツキはそれを遠くで見守り、不敬が無いかハラハラしていたが意外にもその様なことはなく、むしろイイ感じの雰囲気にも見えるのだ。

今日ぐらいにも王女と親密になったきっかけでも尋ねてみようかなと、廊下の角に差し掛かった時に二人の男子生徒が慌てた様子で現れてイツキを横切り走っていった。

 

「(天之河と坂上…?)」

 

横切る前にチラッと顔を確認して、走り去って行ったのが同じクラスの天之河光輝と坂上龍太郎と認識した。すると廊下の先から怒号が響いてきた。

 

「この大馬鹿者ども! ついでにクラス全員呼んで戻って来なさい!」

 

どこか聞き覚えのある声にイツキは顔だけ出して、廊下の角の先を覗き込むと険しい目つきで胸を突き出し、両手を腰に当てて立っている雫の姿があった。

 

「あら、月山君。おはよう。もしかして、さっきの声、聞いちゃった?」

 

イツキが覗いていることに気付くとどこかバツが悪そうなに苦笑いを浮かべる雫。イツキはクスッと笑いながら廊下から残りの身体を出して姿を現した。

 

「おはよう八重樫さん、よく声が響いていましたよ。ところであの二人、慌てて行ってしまいましたけど何かあったのかな?」

 

「…………大したことはないわ、向こうが勝手に勘違いしているだけ。」

 

呆れ顔で答える雫だが、すぐに嬉しそうな表情に早変わりしてある事を告げた。

 

「それよりも朗報よ! 香織が目を覚ましたのよ!」

 

「!! それは良かった! 顔を見ても?」

 

「ええ、いいわよ。」

 

そう言って雫はすぐ近くのドアが開けっ放しの部屋までイツキを案内した。部屋に入るとベットに起き上がっている香織の姿があった。

 

「やあ、白崎さん。お加減はいかがかな?」

 

「あっ、いらっしゃい月山君。身体は……うん、少し怠いけど大丈夫だよ。」

 

「そう…それは良かった。」

 

少しやつれているも笑顔を向けて元気アピールする香織、何となくだがイツキにはその姿が空元気に見えたのだ。それもそのはず、今まで彼女はハジメが落ちたショックで寝込んでいたのだ。こうして目を覚ましても心のどこかでまだ彼らのの事で整理が出来ておらず、人前では心配されないように笑顔と元気を見せているのだった。

 

「(当分の間、彼らの生死に関わる話は控えた方がいいかな? でもそれよりも今は…)」

 

イツキは香織の心情を察してハジメ達の話を控えることにしつつ、前から決めていた‘’ある事‘’を実行に移すことにした。いきなりその場で正座をして目を開いて香織に軽く頭を下げたのだ。この行動に香織、雫は「えっ、なに?」と困惑していると頭を上げて口を開いた。

 

「ごめんね…君を気絶させたのは僕だ。‘’助けに行きたい‘’思いはあったかもしれない…でも、あの場を落ち着かせるためには、ああするしか方法はなかった……………本当にごめん。」

 

あの時、4人が落ちて誰もかれもパニックを起こしていた時、クラスメイトが落ち着いて脱出するにはどうしてもパニックの一因になっていた香織を止める必要があった。彼女の‘’助ける‘’という想いも少しばかり理解できていたため少々強引に止めたことに少しばかり心残りがあった。故に香織が目を覚ましたら謝ろうと心に決めていたのだ。

イツキの行動に香織はあたふたしながら口を開いた。

 

「そ、そんなに謝らなくても、私は気にしてないから。むしろこっちがお礼を言わないと…もしあのまま月山君が止めてくれなかったら多分、4人を追って奈落に落ちていたと思う。そしたら、雫ちゃんや皆にもっと心配をかけてたと思うの…………だからね、これだけは言わせて…………ありがとう、私を止めてくれて。」

 

「あらためて私も、親友の一人として言わせてもらうは……ありがとう、香織を止めてくれて。」

 

「白崎さん……八重樫さん。」

 

二人の感謝の言葉と笑顔にどこか心の奥底が温かくなり心地よい感じがした。その余韻に浸っていると、雫が苦笑交じり口を開いた。

 

「もう、そんなに堅苦しく上の名前で言わずに、気軽に雫って言いなさいよ。」

 

「そうだよ、雫ちゃんの言う通り。私達は同じクラスで仲間なんだから、私も香織って呼んで。」

 

二人に下の名前で呼ぶ事を許されて嬉しくなり思わずクスッと笑みを浮かべた後、

 

「なら僕も、イツキって下の名前で呼んでもらおうかな。」

 

そう言って立ち上がりイツキも対等条件として、下の名前で呼ぶように二人に頼んだのだ。三人がお互い強い絆で結ばれた時、部屋の外から複数の足音が聞こえてきて突然とドアが開かれた。

 

「カオリン!」

 

「香織ちゃん!」

 

「鈴ちゃん! 恵里ちゃん!」

 

部屋に入って来たのは同じクラスメイトでどこか心配そうな表情をしている谷口鈴と中村恵里だった。

 

「よかった~本当によかったよ。鈴、すごく心配したんだからね!」

 

「もう、目を覚まさなと思っていたよ…。」

 

「ごめんね二人とも、心配かけて。」

 

二人の言葉に香織は笑顔を見せて応えていると、

 

「香織っち! 大丈夫!?」

 

「香織ちゃん…。」

 

「あらら、案外元気そうじゃない~」

 

「大丈夫ですか、白崎さん。」

 

部屋に奈々、妙子、佐助、厚志が入ってきた。そしてそれに続くように他のクラスメイトも次々と入ってきて、それぞれ香織に声かけていった。ある者は顔を見て「大丈夫?」とまだ心配する者もいれば、「よかった」と安堵の声を漏らす者もいて香織の周りはクラスメイトの群れでわんさかしていた。

 

「雫、みんなを呼んできた。」

 

「おう、言われた通りしたぜ。」

 

「ご苦労様………もう、変な勘違いしてないでしょうね?」

 

「「((ブルブル))」」

 

そんな時、こっそりと雫の前に光輝と龍太郎がやって来た。雫はジト目で二人を見るが、光輝と龍太郎は首を揃えて否定した。その後、雫の「病み上がりの人にそんなに押し寄せないの!」と鶴の一声がかかりクラスメイト達は一旦は落ち着いたのだった。

 

 

 

 

 

 

「あらためて、ご心配おかけしました。みんな、ごめんね。私はもう大丈夫ですから。」

 

そう言って香織はクラスメイトに心配かけたことを謝罪、クラスメイトはそのことでとやかく言う者はいなかった。改めて香織は今いるクラスメイトを眺めて、ある変化に気付いた。

 

「ねぇ、みんな。愛ちゃん先生は? それに何人か生徒がいないような気がするのだけど…?」

 

そのの言葉に、クラスメイトの何人かは顔をこわばらせた。香織はそれに気づいて首をかしげているとクラスメイトの吉野真央と辻綾子が口を開いた。

 

「愛ちゃん先生は1週間前から近隣の村に行って農地の開拓をしているわ。」

 

「何もなければ、今日までには帰ってくると思うの…。」

 

二人の言葉を機に佐助と奈々もここにはいない生徒について説明をし始めた。

 

「大将は今、色々あってさ~王宮にいなくて。俺様が後でひとっ走りして呼んで来るよ。」

 

「優花っちはあの日……4人が落ちてのショックから、まだ目を覚まさないの。」

 

「……そう…なのね。それじゃあ、レムは?」

 

香織はカヅキが何故いないのか? 優花の容態どうなのか? もちろん気になったのだが、それよりもレムがいないことに何故か嫌な胸騒ぎを感じたのだ。そして、それが見事に的中したのかレムの名前を出した途端に急にクラスメイト表情は暗くなり、どこか後ろめたさがあるのか香織から目線を逸らす者もいた。急に不安になった香織は親友の雫に尋ねた。

 

「雫ちゃん……レムに何かあったの?」

 

「……………レムは………レムはね…………。」

 

そう言って下唇を嚙みしめて言葉を詰まらせる雫、彼女の表情もどこか暗い表情だった。

 

「………勝手に行動起こして…バカなことを…。」

 

光輝はレムの行動に何か非があったのか静かに彼女を批難した。だが、これに真っ向から否定する者がいた。

 

「ちょっと、バカなことってなに!? レムはバカじゃない!! ちゃんと考えた上で行動しているんだから!!」

 

レムの親友の一人宮崎奈々は光輝の言葉に怒りを覚え、目を見開いて睨み付けるように言い放った。光輝はそれに臆することなく反論した

 

「だからといって一人で行動するのは、あまりにも身勝手過ぎる! 1度クラスメイトに相談するべきだ!」

 

「まともにレムの呼びかけに応じなかったクラスメイトに相談する意味なんてあるの!? 元を辿れば、みんながちゃんとレムに向き合っていたら、こんな事には……」

 

両者一歩も引かず、このまま言い争いを続けたら更に激しさが増そうとしていた。見かねたイツキが二人の間に入って仲裁を行い、事なきを得るのだった。

 

「ねぇ、みんな教えて……………レムに何があったの?」

 

クラスメイトの反応、光輝と奈々の言い争いを見てレムの身にただらなぬことが起こっている事を理解した香織は悲痛な表情で尋ねた。クラスメイトはただ黙り込むだけだったが一人の生徒、菅原妙子は何かに耐えるかのようにスカートの裾を強く握りしめながら意を決して口を開いた。

 

「レムは………クラスメイトに見切りをつけてここを去った。そして一人で……………ハジメ君達を探しに行ったわ。」

 

「……………………えっ」

 

その言葉で香織の頭の中が一瞬にして真っ白になった。

 

 




ありふれ噂話


当麻「どうも、当麻です。」

クロウ「やぁ、こんにちは。クロウだよ。早速だけど前回の続き、当麻は覚えているかな?」

当麻「えっと……………たしか、サラさんがユエさんの性知識の先生で、色々教えるためにクロウさんと師匠はつき合う中になった。そこまでは聞いていて最後に師匠が何かやらかした事を聞く前に終わったような…………」

クロウ「うん、そこまで覚えていたら上出来かな。」

当麻「…………クロウさん、師匠…何やらかしたのですか?」

クロウ「うん、それはね……………」














クロウ「彼女、姫の純潔を奪おうとしたんだ…。」



当麻「ええっーー!? それってマズくないですか!?」

クロウ「もちろん、下手したら国の威信に関わるね。相手国の婚約者に喧嘩売るようなものだよ。いや、本当…授業を覗いておいて正解だったよ。覗いた時には二人は何も身につけてないし………本当、危なかった。」

当麻「それで師匠は?」

クロウ「即刻授業を中止。三ヶ月、面会なしの謹慎処分をくらったよ…まぁ謹慎が解かれても姫に一ヶ月近く口をきいてくれなかったから、相当懲りたと思うよ。」

当麻「そうなんですね…ん? あれは…」

サラ「ちょっとクロウ//// なに、私の恥ずかしい話しをしているのですか////」

クロウ「おや、サラ? どうしてここに?」

サラ「通りすがりの青年に教えて頂いたのです! 『あんたの恥ずかしい話しをされている』って!」

当麻「多分、佐助君だね…。」

クロウ「やれやれ…………まぁ、事実だからいいじゃないですか。私は決してあなたに気を失うまで抱かれた事を根に持って、その仕返しに暴露話しをしているわけではないありませんので(ニコッ」

サラ「うぅ…クロウの…いじわる…」

当麻「(クロウさんって意外とドSなのかな…。)えっーと、師匠とクロウさんのディープな回でした。それでは、次回お会いしましょう。さよなら~」

サラ「ばかばかばかばばかばかばか…←(クロウのお腹を涙目なってポカポカ叩いている)」

クロウ「はいはい…。(本当、かわいいな。)」










いかがだったでしょうか?
何でしょうか、4人の本編よりもサクサク書けた感じがします。知らない所でカヅキと雑な扱いされる王女が親密な関係になったきっかけのお話しは、またどこかで書きたいなと考えております。
レムとクラスメイトの間に何があったのか、そして、ぞんざいな扱いされている4人を見て何を思ったのか、それは次回お話ししたいと思います


感想など随時お待ちしております。

それではこの辺で。では、また……。
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