ありふれた職業で世界最強  魔王を支える者達   作:グルメ20

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どうも、グルメです。

暑い日々が続いている中、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?
私は仕事をしつつ小説の構成ばかり考えている日々を過ごしています。どこか、遊びにいきたいですね。

さて、今回のお話しは意外な人物が登場、そして、レムのステータスが明らかになります。一体どのようなステータスになっているのでしょうか…


それでは、どうぞ。


そして、少女達は決意する① レムのステータス

「まったくもう…怒る気持ちはわからくもないですけど、やりすぎです。あなた自身に何があったらスバル様達も悲しみますよ。」

 

「うぅ…そうですね。反省しています…」

 

 

 

レムはあの騒動の後、王宮内のある人物の部屋に訪れて簡単な回復魔法での傷の治療と小さなお叱りを受けており、先程と打って変わってレムはしょんぼりとしていた。

 

「それで、これからどうするのですか?」

 

「はい、計画を早めて明日の早朝にはここを発ちたいと思います。」

 

「そうですか…それでは今夜中には事を伝えて、明日の朝一に知り合いの荷車に乗せてもらえるよう手筈は整えておきますね。」

 

「何から何までありがとうございます……()()さん。」

 

「いえいえ、従者として出来ることしたまでですよ。」

 

レムは軽く頭を下げるとニアと呼ばれる女性はニコリと笑顔を浮かべた。

彼女の名前はニア。この王宮で働いているメイドであり、異世界からやって来た勇者一行の身の回りの世話を任された同年代の女の子である。人族を救う勇者達ということもあり終始緊張気味な所もあったが、レムの‘’ある行動‘’のお手伝いをきっかけに関わり交流を深めて、今ではお互い本心が言える程の友情が出来ているのだった。

余談だがニアは騎士の家系の出で、幼い頃から父や兄達に囲まれて剣術嗜んでおり、同じく幼少の頃より剣術を習ってきた八重樫雫とはよく似た家庭環境等で相まっていることからすぐに打ちどけ合い、彼女とも友情が育まれているのだが……………………それは、ともかくして、ニアが真剣な表情で尋ねた。

 

「レム様、本当にお一人で探しに行かれるのですか?」

 

「ええ、もちろんです。本当は真相を知って、クラスメイトのわだかまりを無くし、あわよくば一緒に探してくれる人も募集するつもりでしたが……時間の無駄でした。早々に行動を移していた方が賢明だったことがただ悔やまれるばかりです。」

 

何の躊躇いもなくキッパリ言うレムに対して、「…そうですか。」と静かに肯定するニア。本当に他の方との縁を切ったという事を実感しつつも、ニアは前から思っていたある懸念事項を口にした。

 

「レム様、差し出がましいかもしれませんが…やはりオルクス大迷宮を一人で向かわれるはあまりにも無謀かと思われます。最低でも5、6人、それもステータスの高い冒険者を雇わない限り大迷宮を渡り歩くなど…」

 

そう言っているとレムは胸ポケットからスッとニアにあるものを手渡した。

 

「これは…ステータスプレート?」

 

この世界の身分証明書でもあり、自分の今の強さを知ることができる代物だ。ニアはレムの顔を見ると真剣な眼差しでコクッと頷いた。見ても良いと捉えたニアはレムのステータスを開いた。すると……

 

「えっ…」

 

ニアは目を丸くして驚いた。レムのステータスはこのようになっていた。

 

 

 

 

 

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レム・クドリャフツェフ 17歳 女 レベル:15

天職:精霊使い

筋力:750

体力:850

耐性:600

敏捷:750

魔力:7650

魔耐:7780

技能:精霊[+精霊擁護][+精霊大結界]・精霊解放・精霊の目・全属性適性・全属性耐性・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+身体強化]・高速魔力回復・鎖鉄球術・言語理解

 

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魔力と魔耐が異常に高く今まで見たことがない数値になっており、それだけではなく天職‘’精霊使い‘’というのも気になった。自分が知る限りでは精霊使いという天職など聞いたことも、見たこともないのだ。

 

「レム様、これは…一体?」

 

そう尋ねるニアに、レムはゆっくりと口を開いた。

 

「あの日…スバル君達が奈落に落ちたあの日の夜、私は泣き崩れてそのまま寝てしまい…夢を見たのです。」

 

「夢ですか?」

 

ニアの言葉に静かに頷くレムは、思い返しながらその日の見た夢について口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ白な空間の中、レムは立っており、その目の前には白く輝く球体が佇んでいた

 

 

 

 

‘’この力を神に悟られてはいけません……‘’

 

 

 

 

どこからともなく女性の声が聞こえてきた。レムにはこの声に聞き覚えがあった。トータスに飛ばされる際にどこからともなく聞こえてきた女性の声と似ていたのだ。

 

 

そして、白く輝く球体はレムのに近づき、ゆっくりと身体の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目を覚ました時には、朝になっていました。そして、何気なしにステータスプレートを開いてみたら…」

 

「こうなっていた。というわけですね。」

 

ニアの言葉にコックと頷くレム

 

「あの球体が何者で、どういう意図で私にこのような力が授かった分かりません。ですが、この力は…スバル君達を、いえ…大切な人を守るために授けられた力なんだと私は思うのです。」

 

「そう…ですか。」

 

ニアは少し考えた後、不安げな様子でレムに尋ねた。

 

「それにしてもよろしかったのですか…私にこのような大事な話しをして。」

 

レムの話しの中では、‘’神に悟られるな‘’と語られていた。自分の知る限りでは神と言えば聖教教会の唯一の神、エヒトしか知らない。実在しているエヒトに知られてはいけない意味なのか、はたまた、聖教教会に知られてはいけない、という意味なのか定かではないが、自分も信仰している一人に過ぎない。故に信者の一人にこんな大事な事を話して良いのか、疑問に感じたのだ。

その疑問を感じ取ったのかレムは微笑みながら口にした。

 

「ニアさん、私は信じているのです。あなたが周囲の方々にこの事を話さないという事を…一人の友人として信じていますから。」

 

「レム様…………それは私もです! スバル様達が生きていらっしゃるという事…そして、必ずやお救い出来るという事を…一人の友として信じております!」

 

レムの言葉に心の奥底から熱くなるように感じた。本当は一人で迷宮に挑まれるレムを止めるべきと少なからず考えはあった。だが、周囲に秘密の異常なステータスを見せられ、友人として絶対的な信頼を置かれた今、自分がする事は‘’レム止めることではなく、友人として後押しする事に‘’と考えを改めたのだった。

二人の友情が改めて確かなものだと再確認出来た時…

 

 

 

ドンドンドンドン

 

 

 

いきなり激しく部屋のドアを叩く音がした。ニアは素早くステータスプレートをレムに返し、もしものことを考え「危なくなったら、あの窓から逃げてください。」と告げて使い慣れている細身の剣を持ってドアに向かった。

 

「はい、どなた?」

 

ゆっくりドアを開けて訪問者の顔を確認しようとした時、いきなり訪問者にドアを勢い良く開けられて部屋に入って来た。

 

「レムっち!」

 

「レム!」

 

「奈々さん、妙子さん!?」

 

入って来たのは宮崎奈々と菅原妙子だった。二人はニアにも目もくれずレムの所に向かった。

 

「レムっち大丈夫!? ケガは?」

 

「…その様子だと大丈夫そうね。」

 

奈々が少し涙目で心配する中、妙子はレムの左手を見てケガが無い事を確認し奈々より先に落ち着きを取り戻した。

 

「お二人はどうして、ここだと?」

 

「佐助っちが教えてくれたの。『ここにいるんじゃないかな?』って」

 

「それと、私達がいない間に起こったことも…もう、びっくりしたわよ。戻ってくると部屋はめちゃくちゃだし、レムはケガしているって聞くし、心配したのよ。」

 

「そうだったのですね……ごめんなさい、心配をかけてしまって…」

 

レムは謝るも、二人はまだぎこちない顔をしており、不安げな声で妙子が口を開いた。

 

「それでね…レム。あなたは、クラスメイトの縁を切ったのよね? それってつまり…私達のことも…」

 

佐助から大まかな事情を聞き、クラスメイトと決別した事を聞かされた二人は「自分達も見捨てられたのかな…」と不安で一杯だった。勇気を持って妙子はそのことを聞き出そうとした時、レムはゆっくり首ほ振って否定した。

 

「妙子さん、奈々さん。確かには私はクラスメイトの縁を切ったつもりですが、あなた達二人…いえ、優花さんを含めた三人の縁を切ったつもりはありません。だってそうじゃないですか…‘’スバル君達は生きている‘’…そう言って信じてくれてる方を簡単に見限る事など、私には出来ません。」

 

「レム…!」

 

「レムっち!」

 

その言葉を聞いて二人は安心するかのように笑顔を見せた。そして、レムも笑顔を見せながら、

 

「こんな暴力的な私ですが…これからもよろしくお願いします。」

 

そう卑下するかのように言うレムに対して妙子と奈々は苦笑いを浮かべた。

 

「もう、レムが暴力的だなんて思ったことないわよ。」

 

「私も! というか、こっちは真剣に取り組んでいるのに檜山か近藤か知らないけど、あんな事言われたら私だってキレて暴れているよ!!」

 

そう言って奈々はふくれた顔でぷんすか怒っており、その顔がツボに入ったのかレムは手で笑いをこらえていた。つられた妙子も笑いをこみ上げてくるのを抑えており、「あ~何で笑うの!!」と奈々は不満げに言った。

三人に楽しげなムードが流れる中、ニアは微笑ましい様子でこれを見ていた。「レム様が孤独ではなく、心の支えとなる方いて良かった」と思いつつ、ニアは三人が落ち着くまで見守り続けたのだった。




ありふれ噂話


当麻「どうも、当麻です。今日は華やかゲストをお二人呼びたいと思います。お二方、どうぞ。」


レム「こんにちは、レムです。よろしくお願いしますね。」

ニア「こんにちは、ニアと申します。この度は私のような者を招きいただいてありが……」

レム「もう、ニアさん、そんなに改まなくても大丈夫ですよ。気を緩めてリラックスしてください。」

ニア「ですがレム様、当麻様、私のような者が出て良かったのでしょうか? 何か場違いなような…」

当麻「そんなことないですよ。このコーナーは誰が出ても良いようになっていますので。」

レム「ニアさん、あまり卑下にならず前向きに行きましょう!」


ニア「当麻様、レム様……わかりました。改めて、よろしくお願いします!」

当麻「よし、それじゃあ打ち合わせ通りにレムさん、お願いします。」


レム「はい、ありふれ噂話………………………」














レム「実はニアさんと仲良くなれたのは、私が作るロシアの朝食の仕込みを手伝ってくれたことがきっかけなんですよ。」











当麻「そういえば飛ばされて一週間の時、朝食がロシア料理だったね。美味しかったな…何て言う料理だっけ?」

レム「はい、ブリヌイ(ロシアのクレープ)とボルシチを用意させていただきました。これから王宮の人達にお世話になると思いまして…そのお礼とあと、私の国の食文化を知ってもらうため作ったのです。」

当麻「へぇー、そんな意味があったんですね。」

ニア「実は私、レム様がこのような事をする事を知らなくて……」

当麻「えっ、そうなのですか!?」

ニア「はい、これを知ったのは確か……皆さんが来られて、一週間になる前の前日の夜でしたね。私が王宮の見回りをしていたら、真夜中なのに厨房に灯りがともっていて、覗いたらレム様がいて本当に驚きました。」

レム「本当はもっと早く取り掛かっていたのですが、ロシアのスープ、ボルシチが上手くいかなくて…何せ見慣れない食材が多数ありましたからね。味を近づけるために試行錯誤を繰り返していたらあんな時間になっていたんですよ…本当にあの時はありがとうございました。ニアさんが来て的確な食材のアドバイスがなければボルシチは完成しなかったと思います。」

ニア「いえいえ、私もお手伝い中にレム様の国の文化の話しが出来て楽しかったです。また、色々聞かせてください。」

レム「はい、喜んで!」


当麻「さて、本編の友情の裏側を知る噂話しでした。ちなみに、王宮の料理長はレムさんのボルシチを大変気に入り、料理の腕前も見込んで何回かスカウトに来たみたいですよ。」

ニア「当麻様、そろそろお時間が…」

当麻「あっ、みたいですね…それじゃあ今日はこの辺で。」

レム「次回もお楽しみください。」

ニア「………ペコリ←(頭を深く下げた。)」









いかがだったでしょうか?
ニア登場とレムのステータスの回でした。彼女をここまで登場させる二次創作は無いと思いますよ。本編で彼女は優花の心を動かす重要な立ち位置で、雫との友情もありもっと絡みがあっても良かったと思います。故に彼女の最後の結末は、あっさりとして自分的には釈然としない感じでした。なので、彼女の運命を変えたいと思います。
小説を作るにあたって‘’ニアは生かそう‘’という当初の段階はありましたので、今後ちょくちょく出す予定、雫との絡みも増やしていきます。
レムのステータスは案の定、ハジメ達に劣らない化け物クラスとなりました。初期段階でレムの天職は決まっており、あとスバルとの天職の関係も大方決まっておりました。天職や技能についてはまた本編で解説したいと思います。


さて、次回のお話しは。レムは旅立ち、そして、あの二人も何か決意するみたいです。

感想は、いつでもお待ちしております。

次回、お会いしましょう。では、また………
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