歴オタミリオタ介護福祉士が異世界転生して外道鬼畜と言われようと手段選ばず天下と美少女の眼差しを受け続ける退屈じゃない毎日を目指す様です。 作:オラニエ公ジャン・バルジャン
アマル奪還。これはアルトヘイム、ノーロットに留まらず中央大陸に存在する全ての国に伝えられた。弱小国に不相応な難攻不落の城塞都市を落とした猛将が守るそれをその弱小国が取り返すという一種の逆転劇はありとあらゆる方法で各地に広まった。特にアルトヘイムではそのアマル奪還の策を弄した異世界生まれの若い千人長を英雄視する者達も現れた。アルトヘイムに綾瀬昌幸ありと…!
一方のノーロット帝国はアルトヘイム侵攻のための撹乱が未完に終わった事に憤りを感じていた。帝国の官僚、貴族、騎士達は早急な侵攻を開始しようと皇帝に嘆願したが、東方の大陸を統一したセパルコ朝アルサス帝国(東方の大陸の宗教アルサス教を信奉する各国を統一したセパルコ王国の事を指す。陸海軍共に精強であり、ノーロット帝国に対しても互角に戦う大国である。王はアルサス教の守護者にして伝道者であり、アルサス教を不滅にする事を使命として課せられている。)が中央大陸に向け、軍を出したと情報が入り、事実常備艦隊の内二個艦隊が新兵器を搭載し、陸軍の到着を待っていた。アルサス帝国の新兵器はノーロット帝国でも実用化に向けて、研究が進んでいたが闇取引でつい最近手に入れたばかりで、かなりの遅れが生じていた。しかしノーロット帝国が三大陸有数の巨大国家である事は変わらず、その新兵器はノーロット帝国自慢のオリハルコン装備を身につけて精鋭重装歩兵と重騎兵部隊の鎧までは貫徹できない事を彼らは知っており、アルサス帝国も遥か遠い敵地での総力戦をやることにかなりの決断をしたであろう。ノーロットの重装軍は三大陸一なのは知らぬ者は居ないのだ。そしてその重装兵を伴った小規模部隊が今日もアマル威力偵察に出撃していた。そしてそれを守るは黒づくめの三千人の化け物(戦闘狂)であった。
アマル奪還から2ヶ月後…。
ノーロット騎士
『なんなのだ…なんなのだ奴らは…』
返り血まみれになる黒い鎧、血を垂らす剣や斧を振り回し、がむしゃらに突撃する三千人の兵士、そしてその先頭を行く身長180はあろう男は同じくらい血塗れの鎧と長大な矛を持ち、片手を腰に当て馬に跨り駆けていた。その横を固める六人の勇士。四千対三千の勝負だった。それが気がついたら三千の敵が本隊に手を掛ける距離まで近づいて来たのだ。その前に立っていた帝国兵達は悉く尸を晒していた。男は矛を向けた。向けた先には敵将が居た。そしてその瞬間一千の騎兵が雄叫びを上げ槍を構えて突進してきた。当然帝国兵達は槍衾を作り上げたが、槍が上がって全く役に立たないばかりか、既に士気崩壊気味だったことから兵が次から次へと逃げ出してしまっていた。哀れ帝国兵達の戦列は騎兵一千の突撃で砕け散り、将を務めていた騎士とその三千の将との間に道が出来てしまった。
すると三千人将は馬に拍車を入れ猛スピードで駆け出した。敵将は気圧されかけたが、彼もまた帝国騎士としての矜持があった。当然敵将も拍車を入れた。それに自分の得物は騎兵用の長槍であり、相手はそれなりの大きさといえど矛である。斬るのと刺すのでは動作に違いがあり、動作が少ない長槍の方が有利だと思ったのだ。
ノーロット騎士
『死ねぇぇぇぇぇぇ‼︎[アマルの悪魔]め‼︎‼︎』
敵将は槍を刺すため腕を引いた。だが三千人将はそのまま駆けてくる。そして互いが得物の間合いになった。
敵将の切断された胴体が空中を舞い、斬り抜いた三千人将が斬り抜いた姿のまま残心を取っていた。
昌幸
『………。他愛も無い。』
将を失い、逃げ惑う帝国兵を惨殺し帰途についた黒襷隊はアマル市内に入ると歓声に包まれた。
王国の英雄。黒き守り神。帝国への断罪者。
こういった二つ名を送られ三千人の猛者は兵舎に帰っていった。フルフェイスのヘルムをつけた昌幸がヘルムを脱ぐとそのままベッドに倒れこんだ。
昌幸
『もうやだ〜!いったい何回来るんだよ…帝国軍って自殺願望者の集まりかよ。無双ゲーやってんじゃないんだぞ!!』
すると部屋のドアをノックする音が聞こえ、昌幸はどうぞと答えると、紅茶とサンドイッチを持ってマリアが部屋に入ってきた。
マリア
『お帰りなさいませ、昌幸様。間食のサンドイッチと紅茶をお持ちしましたわ。』
昌幸
『ありがとうマリアさん。悪いね屋敷の管理も有るのに出て来てもらって。』
マリア
『いえ、屋敷はほかの使用人に任してもどうにかなりますし、それに昌幸様が軍功を挙げ、その時賜った褒美の金銀財宝を屋敷のある地区に投資して整備なさっているお陰で最近は暴漢も出ず、流民もそれぞれ職場や家を持ち平和になりつつあるので、私が抜けるだけの暇はありますわ。』
昌幸
『結局は自分の私利私欲だよ。それはそうとリリィは着いたかな?』
昌幸はリリィの為に作らせている最中の鎧を見やりながらマリアに聞いた。アマル戦後リリィは傷だらけで帰ってきた皆を見て、自分も戦いたいと願い出たのだ。当然、昌幸とマシュ、マリアは反対したが、ヤートン、ガストン、トマス、アッシュが奨励、更にアッシュはリリィに魔導の素質を感じとっていた。それもあり昌幸はリリィを魔法騎士にするべく修行に送り出す決断を出したのだ。送る先は魔導国家ノイシュバンシュタインである。全ての魔導兵と悠久の歴史に語られる魔法使いたちを生み出す魔法の聖地である。そこでリリィは一年半程魔導を学び、その後武人としてゴブリン軍の襲来以降軍籍を一時離れ療養中の赤龍騎士団団長リューネの元に修行に出すことにしたのだ。アリスは大将軍としての仕事があるので無理があり、もう一人の魔法騎士団の聖龍騎士団にはなんのパイプもない為論外であった。そこで療養目的で軍籍を離れたリューネが最適だったのだ。勿論リューネも赤龍騎士団復興の為やるべき事はあったが恩人の頼みと言うこともあるし、リューネは他者に比べ人の個性や長所を引き延ばす才能に長けておりその発見にも定評があったのだ。リューネはリリィを見ただけで魔法の才を見抜いたのですぐに二つ返事を送った。
昌幸
『あの子が18になる頃には立派な騎士になっている事だろう。普通の女の子としての生活はもう望めないだろうな…。』
マリア
『乱世の習いですわね。あっ、そうだ。ご主人様に王宮より召喚状が届いておりましたよ?ここ最近の武勲に対して褒美を与えるとの事でしたよ。』
昌幸
『この時期に王都か…まぁ四キロ圏内に主力軍が分散して駐屯してるし、防壁、魔導障壁の復興は進んでるし、離れても平気か。直ぐにオーランの叔父貴に伝令を送って下さい。王都に一時戻ります。黒襷隊の面々は残しておきますのでってね。』
こうして昌幸、マリア、護衛のためにくっついてきたアッシュの3名はアマルから王都に向かった。片道2日かけて移動した三人は王都について真っ先に王都の屋敷に向かい、着替えて王城アルトヘイム城に向かった。城に着くと、昌幸達はしばらく謁見の間の前にある待機用の部屋に入れられ暫く待たされる事になった。
昌幸
(呼んどいて待たせるってどないやねん…何か変事でも起きたか?)
すると謁見の間側の扉が開き、中から如何にもイスラーム風の風体をした男が従者を何人か引き連れ出てきた。昌幸達に気づくとにこやかに会釈し、昌幸達もそれを返した。
昌幸
(まるでアラブの商人だ。そう言えば東側の大陸を統一大国がそれに近いと聞いたな。)
使者
『綾瀬殿、これに。』
昌幸
『ははっ‼︎』
昌幸達は謁見の間に入り、玉座から一直線に伸びる長いレッドカーペットを歩いた。片側に武官、もう片方に文官がずらりと並びそのほとんどが騎士爵や貴族の身分であった。そして異邦人でありながら急速に昇進する昌幸を疎ましく思っていた。一方の昌幸もまた知らんぷりをして歩いた。玉座の先にはフレデリック王と王妃、そしてソフィア王女が鎮座していた。三人は玉座の手前にたどり着くとひざまづいた。
昌幸がひざまづいたのを見た宰相は高らかと声を上げた。
宰相
『これより綾瀬昌幸三千人長の勲章授与を行う。綾瀬殿これへ。』
昌幸
『ははっ!!』
昌幸は立ち上がり、フレデリック王の目の前まで行くとまたその場でひざまづいた。
フレデリック王
『貴公の活躍は聞いている。中々凄まじい戦功ではないか。この調子で頑張ってくれたまえ!』
昌幸
『国王陛下の威光を彼奴等に知らしめたまでにございます。』
フレデリック王
『さて、貴公に渡す褒美なんだが、これを受け取ってもらいたい。』
そう言ってフレデリック王自ら取り出したのは人の身長ほどあろうかという大剣であった。そしてフレデリックはその大剣を引き抜き天に掲げた。
エメラルドで加工された美しい翠の刀身、柄や鍔は金細工で加工され、鍔の中心にブラックオニキスで装飾されていた。
その大剣を見た貴族や諸将たちは驚愕の声を上げ、中にはそのまま腰を抜かす者まで現れた。勿論、昌幸はこの大剣が一体何なのかなどこの時は知る由も無かった。フレデリックに手渡しされ、この大剣をまじまじと見ていた昌幸は得体の知れない力強さを感じた。
フレデリック王
『気に入って貰えただろうか?』
昌幸が答えようとした瞬間それを遮るように一人の大貴族が口を挟んだ。
大貴族
『お、恐れながら陛下にお伺いいたす!その大剣は、その宝剣は初代国王アルトヘイム公の弟君であらせられた暗黒騎士オルファン卿の愛刀、バルムンクではありませんか⁈』
フレデリック王
『左様、バルムンクだ。』
大貴族
『バルムンクは我が国における家宝中の家宝聖遺物に匹敵する品物でございます‼︎それをこの様な所に出せば天罰が下りますぞ!』
騎士
『左様‼︎ましてやそれをこの様な異邦人に‼︎』
宰相
『異邦人であろうと無かろうと、陛下がお決めになった事‼︎それにバルムンクは普通の大剣では無いことは卿らも承知しておろう‼︎』
大貴族
『ホルサス卿もホルサス卿ですぞ!どうも最近この異邦人を贔屓し過ぎではありませぬか!この大剣を持つということは暗黒騎士になるという事‼︎この男にそもそも魔力などあるのですか!』
宰相→ホルサス卿
『宝剣バルムンクの鍔に着いたブラックオニキスはオルファン卿の魔法が込められている。暗黒騎士足るには暗黒魔法を使うに足る魔力そして強い意志を持った物にしかこの大剣を持てぬ様にな。それに違わぬ者が持てば宝剣は鞘から抜けぬばかりか、まるで巨大な鉄塊になった様に重くなり人の力では持てなくなる。然し今綾瀬卿はその大剣をしっかり持っているそして鞘から引き抜いている。これは疑いもない事実では無いか!』
昌幸が魔力に目覚めたのは数週間ほど前であった。その時もアマルで帝国軍と戦闘していたが、乱戦の最中昌幸は孤立し、正しく絶体絶命の窮地に立たされた。昌幸は死の恐怖を感じた。一時は支配されたと言っても過言では無い。だが生への執着が彼に力を与え、昌幸はその場を切り抜けたのだ。昌幸の魔力覚醒はアッシュら黒襷隊首脳部と後見人となっていた宰相ホルサス卿とオーラン将軍のみに伝えられていた。しかし、普通の魔力覚醒ではない事が気掛かりであった。当然この時は昌幸自身もそれを使いこなせてはいない。そこでホルサスはお忍びでアマルに向かい、昌幸に魔力の使い方を手ほどきすると同時にその正体を見極めようとした。結果は強大な魔力に目覚めていたのだ。だが急にそれを全て使いこなすのは困難極まりない事であった。そこでホルサス卿は魔力を封じるラクリマ(魔結晶)を渡し、少しずつコントロールする様にと教えていたのだ。
ホルサス卿
『そこまで卿らが認められないのであれば、今より私と綾瀬卿で手合わせするというのはどうだろうか?』
場はより一層騒ついた。昌幸に至ってはもう何が何だか理解できずにいた。だがフレデリック王はその場を静まらせると、一言やってみよと言ったものだからもう違を唱える者は居ない。
フレデリック王
『綾瀬卿心せよ。アルサス卿はな、我が国にたった一人存在する魔法使いなのだよ。』
アルサス卿は外套を脱ぐと持っている杖の先についた丸い宝石の部分に魔力を込め始め、そこから魔力の穂先を作り、槍にした。
昌幸は大剣バルムンクを構えるとコントロール出来るようになった魔力を解放した。
昌幸の周りに黒い魔力の霧が出来、禍々しい空気が辺りに流れた。
両者の準備が出来た事を確認したフレデリック王は開始の合図を出した。
まず先に動いたのはホルサスであった。ホルサスは魔法をいくつか詠唱すると魔力の光弾をいくつか作りそれを昌幸に放ってきた。対する昌幸はそれらを走りながら避けると今度は黒い魔力で作り上げた光弾飛ばした。光弾を跳躍して避けたホルサスはそのまま槍を突き出しながら昌幸目掛けて飛び降りてきた。昌幸はバルムンクで防ぐとそのまま魔力を放ち昌幸の足元から半径2m程の円を作り、そこから黒い魔力の剣山が出てきた。ホルサスはそれらを避けるべく後ろに退くが昌幸は逃さぬとばかりに大剣で斬り掛けてきた。バルムンクの重い刀身から放たれる一撃は並みの大剣とは大違いであった。ホルサスは一太刀で態勢を崩してしまった。だが追撃を掛ける昌幸を魔法障壁を張ってはじき返してしまった。振り下ろした一撃が全て自分に返ってきた昌幸は当然吹き飛ばされてしまった。そこにホルサスが放った魔弾が多数飛んでくるが昌幸は魔力を鎧に纏わせるた。その瞬間光弾が昌幸を襲った。辺りが煙で包まれた、そしてそこから昌幸が飛び出してきた。昌幸は無傷であった。ホルサスに下から上への斬撃を食らわせ退かせた。退いたホルサスは杖に強大な魔力を集めだした、それと同時に昌幸もありったけの魔力を大剣に込め始めた。トドメの大技である。流石にこれ以上は危険と判断したソフィアが父王に懇願する。
ソフィア
『お父様‼︎もうこれ以上二人を戦わせればどちらかが無事では済まなくなり、この城に穴が穿たれてしまいます‼︎』
フレデリック王
『うむ、双方やめよ。もう十分だ!』
昌幸とアルサスは王名に従いそれぞれ武器を収めた。
フレデリック王
『宰相、今一度問う。綾瀬卿に暗黒騎士たる素質はあるか?』
ホルサス
『はい陛下。綾瀬卿はもう十分力を使いこなしております。…だいぶ無茶をしたようですが。この場にいた諸君全員が証人であろう‼︎我が国の新たな暗黒騎士は綾瀬昌幸である‼︎オルファン卿の武功を超える活躍を期待する励んでくれたまえ。』
昌幸は跪くと感謝の意を述べた。
昌幸
『ははっ!ありがたし‼︎』
そうしたのも束の間広間に伝令が息を切らせて飛び込んできた。そして昌幸の隣まで行くとそこで大急ぎでひざまづき伝令を大声で伝えた!
伝令
『恐れながら申し上げます‼︎ハザムス、メノス両王国が我が国に宣戦を布告‼︎両国共に4万の軍を発し、アルトヘムに向かい進軍中にございます‼︎』
大貴族
『なんと⁉︎四万だと⁉︎連中のほぼ全ての戦力を投入してまで我が国を目指しているのか‼︎』
ホルサス
『合計8万、すでに我が軍は同数の兵をアマル防衛の為分散配置したばかりで動ける兵は六万、三万ずつを大将軍クブルスと聖龍騎士団団長アーシェ様が率いておられますが、いかんせん数は不足していますな。』
伝令
『両将軍共に二国の国境は守りに適した地、数の劣勢を地の利で補い最後の一兵になるまで戦い、敵の侵攻を食い止める所存との事です‼︎』
フレデリック王
『宰相、援軍を送るべきでは無いか?』
ホルサス
『御意、しかし我が軍は先も申した通り分散配置が仇となり直ぐには動けません。幸いにもノーロット帝国が東のセパルコ王国の侵略を受け、アマル再攻撃どころでは無い為幾分のは兵は動かせますが、今必要なのはすぐに動かせる兵です。そのあてが無ければ…。』
とホルサスは言いかけたが、目の前の新しい暗黒騎士がいたではないかと思い、王に進言した。
アルサス
『陛下、綾瀬卿の麾下三千を先ず比較的先に会敵する大将軍クブルスの元に援軍として派遣いたしましょう。通常の三千隊ではなく、綾瀬卿の軍は今や英雄部隊、兵の士気も上がりますし、クブルス殿に精鋭遊撃部隊という手札を与えてやることは大きな意味を持ちます。必ずや貢献するでしょう。』
フレデリック王
『……ウム、綾瀬卿。』
昌幸
『はっ。』
フレデリック王
『頼めるか…?』
昌幸
『……………。』
昌幸はソフィアの顔を見た。そしてソフィアも昌幸を力強く見つめた。昌幸は口元に微笑を浮かべると、王国の問いに答えた。
昌幸
『黒襷隊が集結するまで最短4日、クブルス老のおられるハザムス国境まで1日、5日の行程ですな。そして恐らく会敵は4日後、我が隊は1日遅れの到着になります。然し、我が隊は速さを重視しております。必ずや戦には間に合わせ、敵国を打ち砕き、入城を果たして見せましょうぞ‼︎』
フレデリック
『防ぐではなく、滅ぼすと申すか。大きくでたな。だが卿らしいな。』
ホルサス
『援軍が到着するまで君が着いてから3日は掛かるだろう。その間持ち堪えるのだ。』
昌幸
『それでは出陣いたします‼︎』
フレデリック
『綾瀬卿に女神の祝福があらん事を‼︎女神ソフィエルよ!かの者たちを守り給えかし‼︎』
特別遊撃三千人隊黒襷隊出陣す…昌幸の戦いは始まったばかり…。そしてこの時の昌幸達は知る由もないがこの中央大陸に存在する他の国々も各々兵を挙げていた。いま正しく中央大陸は戦火に包まれようとしていた。