どうも皆様!ははっ!
夜南 黒姫にごさいますぅ~!( *˙ω˙*)و
息抜き程度の作品ですが・・・良ければご覧下さい。
ちなみにこの作品は各アニメをぶっ壊す作品(意味深)になります。
それではお進み下さいませ〜
正義のためなら、悪にもなる
・・・???周辺・・・
「サターンα。目標地点へと到達。次の指示を願う。」
とある地に降り立った1人の少年は。顔をフードと、不気味な仮面で隠し、身体全体を黒い服で覆っている。
少年の耳に着いているインカムから、冷静な声が返ってくる。
『サターンαへ。βがそちらへ向かうまで待機。作戦指示は別名あるまで待機。』
「任務了解。」
少年は少し、ため息をつき、仮面を静かに外すと・・・片目を眼帯に隠した女性と間違える美しい顔が、そこにあった。
「・・・慣れないな。この仮面は。
前まで普通に戦いをしていたというのに・・・今となってはゲートを通り、こそこそと・・・俺達はアリか。」
「そうでもないぜぇ?おかげでうぜぇやつから殺せるんだからな。」
・・・いつの間にか、少年の隣には別の少年。顔を鬼の仮面で隠した少年がいた。
「・・・遅かったなグレン。・・・何があった?」
「別に?前の任務が長かっただけだ。」
「そうか。」
骸骨仮面の少年は連絡端末を開くと、場所と年代を確認する。
・・・場所は、地球
「・・・年代は不明。周辺から気配を感じるに例の聖遺物とやらの場所だ。」
「・・・俺達の任務。忘れちゃいねぇだろうな。」
「もちろん。世界を壊すことだ。」
Break the World。それが彼らの使命であり、任務でもある。
「この世界も腐った匂いがするぜぇ・・・死んだ人間の匂い・・・そして戦う気のある・・・刃の匂いだぁぁっ!」
「何もない俺達の世界とは違う。ここは文明に溢れている・・・しかし。存在を認めるのは俺たちだ。」
そう言い、彼は隣の鉄塔から、鉄骨を1本抜き取る
「・・・不要なものは要らない。全て消し去ってやる。」
「おい。ゼロ。向こうから戦闘の匂いだ。」
・・・グレンが何かを感じ取ると同時に、インカムに通信が入る。
『・・・任務が決定した。騎士達よ。これより任務を伝える。』
「・・・遅せぇよ。」
『・・・
「・・・任務了解。それが俺達の使命ならば。」
「同じく了解。俺は殺せればそれで十分だからな。」
歴史の破壊。それが何を意味するか、彼らは痛いほど理解している。
(・・・しかし。こうでもしなければ・・・俺達の命・・・世界は・・・っ!)
骸骨の少年は鉄骨を握る手を強くし・・・やがては鉄骨を砕いてしまう。
「行くのかい?ゼロ」
「・・・行こう。グレン。それが・・・俺たちに与えられた使命だ。騎士の誇りにかけて。いざ!」
「行くぜ。死にたいやつから前に出ろ。」
少年たちは、空を駆け上がると、戦火の上がっている方へと迷いなく直進する。
彼らは・・・世界を。歴史を破壊するために戦う・・・
その名を・・・
―――
「翼先輩!そっちに行きました!」
「任せろっ!はぁぁっ!」
戦火の上がっている場所では。既に争いが始まっていた
片方の気持ち悪い敵は、ノイズと呼ばれる・・・災害指定の生命体だ。
さらにもう片方は。俺達のターゲットになるシンフォギア装者たちだ。・・・全部で6名か。
「なんか減ってねぇか?聞いてた報告と違うぜ。」
(LINK先が不安定だったから少し捻れた世界に来たのか。恐らく報告にあった奴らは死んでるか。生きてるか、だな。)
「ゼロ。まだ行かないのか?」
「まだだ。奴らの力を把握してからにする。」
「うう・・・我慢出来ねぇ・・・」
・・・ダメか。これ以上はこいつの禁断症状が・・・
ピピッ。ピッ。
『なんだ?』
「任務開始のサインを。グレンが限界だ。」
『・・・仕方ない。行動開始。殲滅を第一目標に。慎重に行動せよ。』
「了解。騎士の誇りにかけて。」
「行くぜっ!騎士の誇りにぃぃ!」
俺達は開始の合図と共に、ターゲットのいる場所へと飛び降りる。
飛び降り始め数秒後。俺達は大きな衝撃波と共に、大地に足を立たせる。
「何っ!?」
「翼!クリス!そっちは大丈夫なの!?」
「マリアっ!」
・・・む。造園家。仕方ないな。
「グレン。フォーメーション ランス。」
「了解。」
短い会話を交わすと、霧が晴れ・・・彼女たちの姿を捉えることが出来た。
「・・・貴様たちは何者だ。」
「・・・何者と聞かれ、答える輩がいるとでも?それに武道を重んじているのなら、どうすればいいか分かるはずだ。」
「我が名は風鳴 翼!貴様は!」
「・・・ランスロット・・・」
「!?」
「我が名は円卓より頂きし、光栄の名!ゼロ=ランスロット!黒印を纏いし剣を持ち、いざ行かん!」
「俺の名は、円卓より頂きし栄光の名!グレン=ユーウェイン!烈火に染まりし槍を構え!いざ!いざ!」
グレンは俺とは反対に、俺は先程名乗った風鳴翼とやらに狙いを定める。
「ちっ!円卓だが知らねぇが!バラバラになりなっ!」
真紅の少女がそう言うと、腰に大量のミサイルが見える・・・なるほどな。
・・・俺は突撃を止め、その場に停止する
「そこを狙ってたんだ!もらった!」
俺が止まったのを合図に・・・彼女はミサイルを放つ。
・・・が。所詮は子供騙し。
俺はそのまま、大地を蹴ると共に、少し斜め上を剣で振り払う。
その際に出来た斬撃が、空中にばらまかれたミサイルを全て撃ち落とす
「!?嘘だろ!?あれだけの数を一瞬で!?」
「もらった!」
俺はその加速のまま、真紅の少女へと接近し、盾を使った重い一撃を喰らわせる。
「があっ!」
「まだ終わらんよ。」
少女の身体が空中に上がったのを合図に、俺はさらに上へと上げる。
まずは膝で、彼女の背中を押す。次には盾を使い、大幅に上昇・・・そして
「一刀両断。」
そのまま彼女の身体へ剣を当てる。
俺が着地した数秒後。彼女の身体は大きな衝撃と共に、地上へと落ちる。・・・恐らくだが。身体の一部機能は停止しているだろう。
それどころか。至る箇所が動かないはず。・・・これで1人目。
「クリスちゃん!」
「まて立花!助けに行きたいのは分かるが、前を見ろ!気を抜いたら殺られるぞ!」
「・・・っ!」
・・・ほう。動揺から気を戻したか。なかなか骨のある。
「・・・ふむ。攻撃の狙い所は悪くない。しかし、相手が悪かったな。この私には貴様らの攻撃が止まって見える。」
「・・・ランスロットとか言ったな?貴様の狙いはなんだ。」
「・・・狙い。とは?」
「もちろん目的だ。私たちのシンフォギアシステムか・・・あるいは・・・」
「残念ながら、俺はそのどちらにも興味はない。」
そう言い捨てると、俺は再び剣を構える。
・・・む。少し血が着いたか・・・まぁ、仕方あるまい。
「・・・っ!この人・・・強い!」
「行くぞ立花!2人なら勝てるはずだ!」
拳を構えた少女は、そのままギア・・・だろうか。その出力を上げ、加速しながら接近してくる。
もう片方の刀の少女は、炎を剣に宿しながら、滑るようにこちらに向かってくる。なるほど。
「「いけぇぇぇっ!」」
二つの最大火力が、ぶつかる直前。俺は移動した。
それは人でもわかる。僅かな移動・・・しかし。俺にはこの移動があれば十分なのだ。
少し後ろに後退し・・・俺はそのまま剣を構え・・・
「ふんっ!」
そのまま勢いよく、横に一閃させる。
しかし、それによって発生した竜巻が、突撃していた彼女達を襲う。
「「ああああっ!」」
「・・・愚かな。騎士に歯向かおうとするからそうなるのだ。」
・・・これでこちら側は全滅・・・か?
「翼!?・・・ぐっ!」
「おらおら!よそ見すんなよ!オラァ!」
・・・あの
「おいおい!サボるんじゃねぇぞ!」
「サボってない。むしろ手伝ってると言ってくれ。」
「・・・そうかよ。」
しかし、あのバカもそれなりに強い。
よそ見をしながらも、3人を同時に相手するあたり、物凄い感と、神経の持ち主だと言える。
騎士の称号を与えるには・・・納得の実力だ。
「・・・ランスロット・・・まだこちらは・・・終わってないぞ」
「何?」
俺は声のする方を振り向く。そこにはシンフォギア装者が姿を変えて立っていた・・・なるほど。
「ロールアウト済みのイグナイト・・・だったか。もう使いこなせていたのか。」
「・・・魔剣とシンフォギアの力!受けてみろぉぉぉ!」
「・・・それは出来ないな。」
俺は飛んできた、拳少女の拳を数秒でへし折ると、そのままグレンへと受け流す
「よっ。」
「ぐっ!」
・・・飛んでった先には、グレンではなく鎌少女がいたようで・・・馬鹿だな。
「・・・哀れだな。それだけの力を持ちながら我らを倒せんとは。」
「・・・くっ!今までの敵とは違う!」
「圧倒的に強すぎるデス!」
「・・・あたりめぇよぉ!テメェらとは!次元が違うんだよォ!その証拠を見せてやるぅ!」
そう言うと。グレンは槍を自身の腹に突き刺し、その姿を変えていく
「愚ァァァァ!」
「・・・ふん。グレンよ。好きにするといい」
俺は巻き添えは喰らいたくないので。近くの高いビルへと場所を変える。
「我ァァァァ!」
「っ!切歌!調!皆を頼むわ!私は時間を稼ぐから!」
「マリア!無茶デスよ!」
「切ちゃん!みんなのためなの!急いで!」
・・・む。あの二人が他の装者を回収してるか・・・不味いな。
あのまま逃げられては俺だけでは追いかけることは出来ない。
「・・・不服だが。ここは俺達の負けだな。」
そう言うと、俺はグレンの肩に薬を刺す。
「時間か?」
「タイムアップだ。目標には逃げられたし・・・どうするんだ。」
「けっ。知らねぇよ。」
「・・・」
俺は腰から、転移門を召喚すると、その中へと入る。
「待って!あなた達は一体!」
「・・・俺達は鬼だ。神をも喰らう鬼だ!」
俺はそう言い、その場を去っていく・・・
マリアの瞳を見た時。なにか懐かしくかんじるものがあったが・・・俺は見向きもせず。ただ、無言でかえっていった
「・・・あの子は・・・一体。」
―――
王の間・・・
「つまりランスロット。貴様がいながら失敗したと。」
「・・・申し訳ございません。」
「・・・まさかラーちゃんが!?私びっくりだわァ」
「ふん。お前ほどの男を負かしたもの。気になるよな」
・・・円卓の席では。騎士達が話をしていた。
「・・・罰は何なりと。覚悟は出来ておりますので。」
「よい。しかし、お前には引き続き聖遺物の破壊をしろ。よいな。」
「御意。」
・・・俺は胸に拳を置きながら・・・目の前の存在。シリウス=アーサーを見上げる・・・
俺達の戦いは・・・終わらない。
・・・なんだろう。このアウェー感。
まず、こんなものを息抜きで書いたのが間違いのような気がする・・・まぁ。気にしないけど。
ちなみにこの作品のオリキャラたちは原作キャラたちの敵に回ります。(その方が面白そう。)
それではお読み頂き、ありがとうございました!