皆さんはじめまして。キズナカナタです。
色んな人の作品を読み続けた結果私もやってみたいと思いこの作品を書きはじめました。
駄文かもしれませんが最後まで読んでくださると嬉しいです。
それではどうぞごゆっくりとお楽しみください。
これが俺の“いつも通り”
10年前
俺はこの街に引っ越してきた。
そしてそこで1人の少女と出会った。
「おーい。君1人でどうしたの~?」
1人で川の側で石を投げていると何気なく話しかけて来た。
「別に…何でもない…。ちょっと嫌な事があっただけだよ。」
「そーなんだ~。」
少女はそう言うと袋からパンを取り出して食べ始めた。
「・・・・・・・何それ」
「チョココロネだよ~。君も食べる~?」
「でも僕何も返せるもの持ってないけど…」
「別にいいよ~。それにほら~、モカちゃんは嫌なことあったならさ~パン食べてるんだ~。そしたら嫌な事なんて忘れちゃってるし~?」
「君も何か嫌なことあったの?」
「いやないよ~?」
「ないんだ。」
「まあ~それより今なら半分あげるけど食べないの~。食べないならモカちゃんが食べちゃうよ~?」
「・・・・ありがと」
そう言うと少年は少女からパンを貰い食べ始めた。
「・・・・おいしい」
「でしょ~?モカちゃん一押しのパンなんだ~。」
「そうなの?」
「もし良ければそのお店を今度教えてあげましょ~。」
「いいの?」
「もち~。」
「なんか…ありがとう。」
少年はそれだけ言うとチョココロネにひたすらがっつき、気付いた時にはもう食べ終わっていた。
「おお~。いい食べっぷりだね~。モカちゃん気に入ったかな~。」
「うん…。おいしかったから…。」
「あ、そーそー。君の名前聞いてなかったね~。聞いていい~?」
「僕は常乃遼。君の名前は?」
「モカちゃんは~青葉モカっていうんだ~。」
「あのさモカちゃん…何で僕に話かけたの?」
「何でだろうね~。なんか石をひたすら投げてたから気になっちゃって~。」
「それだけ?」
「うん。それだけ~。」
「・・・・なんか・・変わってるね。」
「そーかな~?」
「…………後さ…もし良かったら…」
「僕と友達になってくれないかな?」
───────────────────────
「・・・・・・・・・・・遅い」
ただいま俺はとある行きつけのパン屋の前で人を待っている。その人とはここに良くパンを買いに来ているのだが……。
「あー。もう約束時間15分過ぎてんじゃん…。」
そう、その相手がこないのだ。本来なら開店の7時30分に合流してパンを買う予定なんだが時刻は既に7時45分を迎えていた。まあ、あいつのことだし大方寝坊ってところだろうな…と思いスマホで連絡を入れた。
『しもしも~?』
「じゃないでしょうが。約束の時間とっくに過ぎてるんですけど?」
『ごめんね~。夢の中でパンに包まれてたからその続きを見たくてつい二度寝に~。』
「はあ~。夢の中までパンまみれかい…。とにかく、早くしないと焼きたてのチョココロネは俺が貰っちゃうけど?」
『大丈夫~。今家出たから5分でそっちにつくよ~。』
「わかった。無いとは思うが来なかったらチョココロネは俺のものだ。」
『あいあいさ~。』
ピッ…
「やれやれ…」
予想通りだった。というかパンに包まれる夢って逆に少し気になったのは伏せておこう。さて、あいつが来るまで5分はかかるらしいからしばらくスマホゲーでもしてようかな…。
「おまたせ~。」
「……早くね?」
なんと、その人は3分もかからないうちに到着したのだ。
いや、あいつの家からここまで5分はあるはずだし、普段のあいつからはこんなに早くこれるとは………いや、あいつはパンの為なら高速移動出来るんじゃないか?と思うほどのパン魔神だから逆に考えれてしまう自分がいた。
「いや~。ごめんね~。まだチョココロネはある~?」
「いや、1つ聞いていい?」
「何~?」
「どうやってここまで来た?」
「走ってきた~。」
「その割には余裕そうだな?」
「そりゃ~モカちゃんパワーですよ~。」
「それはそうとしてとりあえずもう店行くぞ?まだ大丈夫だと思うけどチョココロネが…」
「レッツゴ~」
というとあっという間に少女こと〈青葉モカ〉はパン屋に入って行った………って…
「俺を置いていくなよ…」
モカの後を追い俺もパン屋に入って行った。
◆ ◆ ◆
「…さて、こんなものか。」
俺は色々と見て回った結果お盆に焼きそばパンとカレーパン、チョココロネを置き会計に向かう。
「お会計お願いしまーす。あ、支払いは
まあ
「お待たせしました。焼きそばパンとチョココロネで360円になります。」
「了解。じゃあこれで。」
「はい。400円お預かりして…40円のお返しになります。こちらポイントが貯まったので次回出してくださるとお好きなパンと引き換えが可能だよ。」
「あ、はい。」
「ハハッ…そんなにかしこまらなくても良いんじゃない?あたし達年近いんだし。」
「いやまあ…元からこういう性格だから店員さん敬語相手だとなんか…」
「まああたしはお店の手伝いだからね。でもそういう真面目な所良いと思うよ?」
「そんなもんかね…」
今俺と話しているのは山吹紗綾さん。このパン屋の看板娘という所だろう。そんなことを話している間にもパンを袋詰め終わっていた。流石手際がいい。
「はい、お待たせしました。」
「ありがとう」
「それじゃ、またのご来店をお待ちしております。」
パンを受けとると俺は店を出てモカが待っている所に向かった。というかモカは店の出入口付近でさっき買ったパンを食べていた。
「お待たせ。」
「遅かったね~。」
「そこは勘弁してくれ。」
「何かさーやと話してたみたいだったけど何話してたの~?」
「あれか?まあただの社交辞令みたいなものだけど?」
「ふーん…まあいいや~。それよりはやくつぐの所行くよ~。そろそろ開店準備もしてる頃だろうし~。」
「おいモカ、お前少しは遠慮しなさいよ。」
「ほらほら、レッツゴー」
「レッツゴーじゃなくて……だから俺をおいて先に行くなって!」
そうして俺はモカの後を追い、幼なじみ達の元へと向かっていった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
もし評価が多ければ続くかもしれません。その時はこんな感じでのんびりとやっていこうと思いますので長い目で見守って頂けると幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。