いつも通りの日常に夕焼けを   作:キズカナ

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やらかしちまったZE←どういうことかわかる人はわかる



二人きりの夜 後編

 

 

 

「おーい、風呂沸いてるから入るか?」 

 

 夕食の片付けが終わり、俺はお風呂を沸かしていた。因みに俺の家は全体的に和風の造りになってるから風呂も火を起こして沸かすタイプだ。その為緊急事態以外は電気代の節約の為に薪をくべて沸かさなきゃいけない。……手間がかかりすぎて泣けるで(謎)。

 

「一緒に~?」

「そんな訳あるか。1人ずつに決まってるだろ。」

「つれないな~。」

「嫌なら俺入るぞ?」

 

 相変わずモカはからかってきたのでいつものやり取りが始まった。するとモカはしぶしぶソファーから降りて自分の着替えを持って風呂場に向かう。とりあえず俺はパソコンを開いてNFOの今の状況でも見ようかな…。

 

「あ、そうそういい忘れてたけど~。」

 

 部屋の扉を開き何かをいってくるモカ。

 

「覗いちゃ駄目だよ~?」

「馬鹿なこと言ってないでさっさと入れ。」

 

 モカのおふざけを受け流し風呂場に返す。そもそも覗きって小学生や中学生じゃあるまいし…。

 

 とりあえずパソコンが起動したのでNFOにログインしてチャットを確認する。するとすぐにある人物からコメントが来た。送り主は『sayo』という人物だ。本命っぽいけど意外と違うこと多いんだよなこういうニックネームって。

 

『こんばんはJOKERさん。』

『こんばんは。』

『早速なんですがこれからミッションに向かいませんか?実は極熱龍ミッションに苦戦してまして…。』

 

『わかりました。装備を整えますので少し待っててください。』

 

 因みにJOKERというのは俺のプレイヤーネームだ。そしてsayoさんとは都合が合うときによくミッションに行くほど仲がいい……と俺は思っている。

 

『準備ができました。行きましょう。』

『はい、よろしくお願いします。』

 

 このあと俺たちは極熱龍ことマグマドラゴンを討伐しにミッションに向かった。ついでに言うとマグマドラゴンはかなり難易度の高いミッションで2人で討伐するというのはかなり骨が折れるものだった。たまたまマグマエリアに対応策出来る氷点下装備を持っていたから良かったものの来れなかったら2人ともアウトだったな。実は俺のプレイヤー仲間が後2人いるんだが今度からこの人たちも呼ぶことにしよう。

 

「ねーねー。遼~?」

 

 クエストがおわると風呂から上がっていたモカが話しかけてきた。

 

「出てたのか?じゃあ俺も入るか。」

「いいお湯だったよ~」

 

 モカにコーヒー牛乳を作ってやり俺はそのまま風呂に入るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ 

 

 

 

 

 

 

「ふう~。遼の作るコーヒー牛乳は美味しいな~。」

 

 あたしは椅子に座りながらコーヒー牛乳を飲んでいた。やっぱりお風呂上がりはコーヒー牛乳だよね~。

 

「………うん~?これって…。」

 

 遼のパソコンの近くにある写真立てをみた。そこには昔のあたしと遼が写っている写真があった。

 

「おお~。懐かし~。」

 

 それはどこかの遊園地で撮った写真だった。あたしの家族と遼の家族で遊びに行った時に撮って貰ったんだよね~。

 

 

 

「このときの遼、お化け屋敷に入ったら凄く泣いて出てきちゃったもんね~。」

 

 

 

 そう、昔の遼は怖がりで泣き虫で…あたしたちの中でも弟みたいな感じだった。お化けとかそういうもの大の苦手だったしね~。それが今ではあんなに成長しちゃうんだから~。人がどうなるかってわからないよね~。

 

 

 

「蘭も今ではツンデレになっちゃうしトモちんも男勝りだし~。みんな変わって行っちゃうんだな~。」

 

 

 

 それでもあたしはそんなみんなが大切だし好き。例えどれだけ変わっても6人で一緒にいたい。でもきっと…みんな結婚とかしてバラバラになっちゃうかも知れない。だとしても…

 

 

 

「あーいい湯だったー…。ってモカ?どうした?」

 

 

 

 あたしが思いに更けていると遼がお風呂から上がってきた為、慌てて写真立てを元の位置に戻した。

 

 

 

「ううん~。何でもないよ~?」

「?…ならいいんだが…何か悩みがあるなら言ってくれよ?」

「じゃあその時は相談するね~。」

 

 そういうと遼はドライヤーで髪の毛を乾かしていた。やっぱり私は大好きなんだなあ…。Afterglowのみんなも……遼も…。

 

「モカ、お前も髪乾かせよ。風邪ひくぞ?」

「うん~。じゃあ遼乾かして~。」

「お前女の子なんだから髪くらい自分で乾かせよ…。」

「でも遼乾かすの上手いじゃん?」

「後で髪の毛ボサボサになったとか文句言っても責任とらんぞ?」

 

 そういいながらもあたしの髪を丁寧に扱って乾かしてくれた。ホント口ではめんどくさそうに言うけど何だかんだで面倒見がいいんだよね遼は。

 

 

 

 

 

 あたしは多分…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな遼だから…

 

 

「ほら終わったぞ?」

「あっ…。……おお~。ありがと~。」

「まあ慣れたからな~。」

「…………あのさ遼…。」

 

 あたしが呼び止めると遼はこっちを向いた。

 

「………いつもありがとうね~。」

「?、俺何かしたか?」

「あ~その~…なんか言いたくなっただけ~。」

「……変なやつだな。」

 

 ………言えなかったね。でも今はこれで良かったと思ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今はまだ……このままでいたいと思っているあたしがいたから…。

 

 

「で、モカ?これからどうするよ?」

「ん~…。じゃあゲームする~?」

 

 とりあえず今は…このお泊まり会を精一杯楽しみますか~。

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ 

 

 

 

 

 

「っと…もうこんな時間か。」

 

 

 

 その後俺たちはゲームで遊んでいたのだが楽しい時間はあっという間に過ぎ時間は23時になった。

 

 

 

「ちょっと待ってろ。居間に布団敷いておくからその間に歯磨きとかして寝る準備しとけ。」

「遼はどこで寝るの~?」

「俺は自分の部屋の布団で寝るから。」

「じゃあさ~あたしも遼と一緒に寝たいな~。」

「は?」

 

 いや待って?

 

「モカ?お前何言ってるんだ?」

「うーん…遼と一緒の布団で寝たいって言ったんだよ~?」

 

 …………こいつは一体何を考えてるんだ?

 

「いや、狭いだろ?」

「でもさ~新しい布団出すよりはさ~遼の部屋の布団1つ出した方がいいんじゃない~?」

「あのな…。」

 

 とりあえずその後数分間話した結果、居間に布団を2つ並べることで話が成立した。……まあ1つの布団に2人が入るのは無理があるからな。

 

「さて、布団も敷いたしそろそろ寝るか。」

「わかった~。」

 

 そう言ってモカは布団に入り、俺は電気を消してから布団に入った。

 

「すー…すー…。」

 

 隣からモカの寝息が聞こえてきた。寝るの早いな。とりあえず俺もさっさと寝ないと。明日も学校だし朝夕ご飯も作らなきゃいけないし。

 

「遼~。」

 

 恐らく寝言だろうがモカが俺の名前を呟いた。

 

「これからも一緒にいよ~。ずっと一緒に…。」

 

 そう言うとまた寝息に戻った。

 

「ずっと一緒にか…。」

 

 そして次の瞬間、背中に何かあたったような感覚に襲われて後ろを振り向いた。するとさっきまで隣の布団にいたモカがこっちに来て抱きついているのだ。その為意識はしてないが見事に女の子特有のあれが背中に当たっている。…………マジやばくね?

 

「モカ…お前起きてるだろ。」

「すーすー…遼ー…。」

「いや、寝てるのかよ。」

 

 だとするとどんだけ寝相悪いんだこいつは。

 

「遼~…。」

「………もう知らん。」

 

 そのまま俺も夢の中に落ちていった。とりあえず明日も早いからな。ここは余計なことは考えないことにしよう。しっかり寝ないと今日の疲れがとれないからな。

 

「大好き…。ずっと一緒にいようね~。」

 

 眠りに落ちる前に何か聞こえた気がしたがよく聞こえなかった。

 

 

 

 

 

 

 因みになんだがその夜、夢にモカが出てきてなんかよくわからん夢見てしまったのはここだけの話。一応断っておくが決してやましい夢ではなかったからな!………多分。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、これにてお泊まり編終了です!
雑とか言わないで!これでも結構シチュエーション悩んだんだから!
それはそうとGW…バイトだらけで全く休んでる暇が無い…。

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