因みに今回はガルパピココミック読んでる人ならより楽しめると思います(読んでない方でも楽しめるようになってます)。
あ、この間キズカナ宅のレンジが壊れました。
皆さんは社会科見学と言うものをご存知だろうか?
社会科見学とは
知識や経験を広げるために、個人や団体で工場施設・旧跡等を見学(体験)する行為、または行事のことである。(W○k○調べ)
何でこんなこと聞くのかって?結論から言うとどういう訳かハロハピのメンバーがうちのコンビニでバイト(というより社会科見学)を今やっているのだが…。
「ねえ遼!ポテトはこのくらいでいいかしら?」
「いやどう見てもおかしいだろ!器の大きさに入らないポテトを入れるな!」
「だって量が多い方が幸せでしょ!」
「お前このコンビニ赤字にする気か!?」
「ねーねー良かったらさ、ここではぐみの家のコロッケ一緒に売ってみたら?」
「おいこら。しれっと自分の店の売り物持ってくるな。」
「レーソンと北沢精肉店のコラボレーションならいいかな?」
「ダメに決まってんだろうが!」
「よく来てくれたね子猫ちゃん…ここでの出会いはまさに必然的…」
「おいそこレジでナンパするな!」
何故こうなったのか…。
それを知るために時間を少し遡ろう。
「今日バイトだね~。」
「今日リサさんいないからお前しっかり働けよ?」
「あいあいさ~。」
学校が終わり俺とモカはいつも通りコンビニにバイトに向かい、到着すると各自着替えを終えてレジに向かう。
ここまでは良かった。
しかし…
「あら?遼とモカじゃない!」
何故か
「あ、遼…。やっと来た…。」
奥から既に窶れてる美咲が出てきた。…………うん何があった。
「と…とりあえず落ち着いて聞いてね…?」
今度は松原さんが出てきて俺たちに一連の流れを説明してくれた。
事の発端ははぐみ家のお店の手伝いをしたことから始まったらしい。それでそのまま今度は松原さんのバイト先であるファーストフード店で働き、その次の
「いやおかしいだろ!」
話を聞いた俺はとりあえず店長を探す。店長も店長で何考えてんだ!
「あーそれなんだけど…店長さんも被害者みたいなものなんだよ。」
「え?」
美咲の話によると店長も最初は「それは困りますお客様。」と拒否していたみたいだが、黒服の連中が何かをしでかした為、承諾せざるを得ないことになったとか。いや、それ多分権力の暴力だろ!?と思いながら外を見ると黒服のやつらがグッと親指を立てていた。いやグッじゃないよ。流石権力者、思考が汚い。
「申し訳無いんだけどさ今回だけなんとかあの3人が何かしでかさないように手伝ってもらっていいかな?」
「………こうなったら仕方ないのか…?」
ここから今日の何時もと違う
◆ ◆ ◆ ◆
それからというものの……
「そうだ!このコンビニにゲームコーナーをつけたらどうかしら?そうしたらお客さんももっとくるんじゃないかしら?」
「バカを言うな。そもそもコンビニを魔改造しようと……っておいそこの
とか…
「よく来たね子猫ちゃん、君たちの為なら私はどんな苦労も惜しまない。だから遠慮なく君たちが求めるものを言ってくれたまえ。」
「客引きしてくれるのはありがたいんだがその後の仕事をしてくれ。」
「かのシェイクスピアは言っていた『出会いとは必然、ならば今はそれを楽しむべき』と」
「楽しむならその前にこの苦労をどうにかしてください!」
とか…
「ねえねえ!この肉まんにコロッケを入れてみたらどうかな?」
「おお~コロッケまんか~美味しそ~。」
「そうかもしれんが勝手にメニューを追加するな。」
「あら?どうしたの?」
「こころん!はぐみ、コロッケと肉まんを合わせたメニューを思い付いたんだけど美味しそうじゃない?」
「あらいいじゃない!さっそく作りましょう!」
「いやだから勝手にメニュー増やす「こころ様、はぐみ様、こちらがコロッケまんになります。」おいこら黒服!勝手なことすんじゃねえ!」
こんなことが山ほどありマジでいつもの5倍は疲れたのだ。しかも後処理を俺と美咲の二人でやるはめに。
「美咲ちゃん、遼くん、飲み物持ってきたよ。」
「ありがとう花音さん。」
「恩に着ます。」
松原さんが持ってきてくれたジュースを二人で飲みやっと落ち着くことが出来た。因みにレジの方は今はモカに入ってもらっている。
「ごめんね遼。巻き込んじゃって。」
「まあな…。でも気にすんな。旅は道連れ世は情けって言うからな。」
「ホントこころの行動力って恐ろしいよね…。」
「というか黒服の連中が何でも叶えちゃうのが達が悪いと言うかなんと言うか。」
というか黒服の連中っていつもこころの発言を先回りして叶えちゃうけどなんなのあいつら。お願い叶える速さだけなら某ネコ型ロボットもビックリするレベルだろ。
「それにしてもあいつらをいつも纏めてるってお前なかなか凄いよな…。」
「まあ最初はあたしも巻き込まれてしぶしぶ…って感じだったんだけどね。なんか長く付き合ってると慣れちゃって。」
「わかるなその気持ち。俺も小さい頃は女の子相手に付き合いが難しいとか思ってたことあるがあいつらとは長く付き合ってるとそんなことも感じなくなっちゃうからな。」
「そうなんだ。」
「まあ、今となっては大切な幼なじみ達だからな。ずっと一緒いることは無理かも知れないがどれだけ離れてもきっと俺たちの繋がりは無くならないと思ってる。美咲もそうだろ?」
「まあそうだね。なんだかんだ言ってもハロハピはあたしにとって大切な存在だし。」
「それは良いことだ。」
「遼~。」
美咲と話しているとモカが入ってきて背中に乗っかかってきた。
「あのな、毎回毎回乗るなって……お前レジは?」
「花音さんに任せて来た~。あたしは少し水分補給に~。」
「安心して良いのか心配した方が良いのか…。」
「そういえば、遼と青葉さんって距離近いと言うか……かなり仲良いよね。」
「そりゃあね~この間二人で一夜を明かした仲ですから~。」
「……え?」
モカの言葉を聞いて美咲は固まってしまった。うん、そりゃ固まるわ。だって
「美咲、お前が何を想像してるのかは知らないけど普通にこいつが俺の家に泊まりに来ただけの話だからな?」
「あ…そうだよね。」
「も~遼ったら男女が屋根の下で一緒にいたのにね~。」
「お前は歳を考えろ。後、そう言うことは恋人に言ってろ。」
「……………遼のバカ」
「え?なんて?」
「もういいも~ん」
そう言ってモカはレジに戻って行った。……結局あいつ飲み物飲んでないけど何しに来たんだ?
「遼ってさ結構自分関連だと鈍感だよね。」
「そうなのか?」
「そうだと思うよ?意外なところから思われてるのにそれにも気づいて無いし。」
「え?」
「後さ…聞きたいんだけどさ、遼は青葉さんのことどう思ってるの?」
「どう思ってるって…そりゃ大切な幼なじみだと思ってるよ。」
「………それだけ?」
美咲は俺の目を覗きこむように聞いてくる。
「ああ…。そうだが…。」
「…そっか。ごめんね?変なこと聞いて。」
「いや、大丈夫だ。」
そう言うと二人とも飲み物をその場で飲んだ。
そして…
「美咲ちゃん、遼くん、ちょっといいかな…?」
松原さんが呼びに来た。一体何が…。
「あら?卵が砕けちゃったわね?」
「おい、何があった。」
「あ、聞いてよりーくん!お客さんのためにね、ゆで卵暖めてたんだけど何でか砕けちゃったんだ。」
「きっと卵は恥ずかしさのあまりに思いを留めきれなかったんだろうね。」
「遼~一応あたしは止めたよ~?」
レンジを見ると見事に中で卵が爆発していた。
「お前らな…卵をレンジで暖めるやつがあるか!」
「でもゆで卵食べるなら暖かい方がいいじゃない!」
「いや見ろよこれ!そこの方に書いてるだろ!『卵熱するな』って!」
「なるほど。芸術は爆発とはこのことだったのか…儚い。」
「儚くないからな!?お前ら揃いに揃って何してるんだよ!後モカ、止めてくれたのはいいんだけどちゃんと理由説明したのか?」
「それがね~しようとしたらもう暖めてたんだ~。」
「とりあえずそこの3バカはこっちにこい!コンビニの基礎の基礎から叩き込んでやる!」
とりあえず俺は残りの時間でこの3バカにコンビニで働くためのいろはを教えまくった。……とりあえずマジで卵をレンジでチンして爆発させるのは止めろ。後片付けが面倒だから。その間レジの方はモカと美咲と松原さんがどうにかしてくれたお陰で助かった。
こうしてハロハピによる嵐どころが津波と地震を纏めて呼んだかのようなトンデモ社会科見学は幕を閉じた。帰り際に美咲と松原さんが全力で謝罪してた。
それと余談なのだが黒服により(勝手に)新商品になったコロッケまんが何故か人気ですぐに完売になった。俺も気になったから買って食べたが意外と旨いので地味になんとも言えない気分になったのはここだけの話だ。
えー…ギャグ回に今後の伏線となるかも知れないシーンを置いていくのって僕くらいだよね。
なんとこの作品が日間ランキングで1日だけ98位に乗ることが出来ました!皆さんありがとうございます!そして今後ともよろしくお願いします!
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@kanata_kizuna