いつも通りの日常に夕焼けを   作:キズカナ

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続きを書いてみました。

今回のイベでモカの新規☆4来ますね。もちろん狙いますよ。なんせ私はモカ&彩推しですからね。


ようこそ羽沢珈琲店へ

 

 

午前8時45分

 

 

 

カランカラン…

 

 

「やっほー。つぐいるー?」

 

「おはようございまーす。」

 

「あ、モカちゃんに遼くん!二人とも早いね。」

 

「ふっふ~。そうでしょ~?」

 

「何でお前がそんなに誇らしげなんだよ。一応営業時間前だからな?」

 

「いいよいいよ。とりあえず今はコーヒーしか出せないけど大丈夫かな?」

 

「おお~流石つぐ太っ腹~。」

 

「ありがとう。お願いするよ。」

 

「うん。じゃあどこか座って待ってて。」

 

少し早いけど俺たちは羽沢珈琲店に来ていた。俺たちが入って来たのを見るとつぐみはそういうと厨房の方に向かいコーヒーの準備に取り掛かった。いや、なに本当。あの子いい子過ぎるでしょ。

 

「さて~。じゃあ戦利品のパンにありつきますかね~。」

 

「……というか良く買ったよなそんなに…。」

 

「そりゃ、モカちゃんはパン大好きですからね~。」

 

そう言いながら買ってきたチョココロネにありつきはじめたので俺も袋からカレーパンを取り出し食べることにした。

毎度の事ながらここのパンは旨いと思う。例えばこのカレーパンなんか外はカリッと仕上がっており、中には時間がたってるであろうにも関わらず冷たくないカレー、そしてパン自体は脂っこくなくカレーは辛すぎずスパイスと甘さの調和がとれている。さらに、このパンには一口目にカレーが味わえないという悲劇もない。まさに神の荒業とも言えよう。

 

「ふう…。」

 

まずは1つ完食し次のパンに手を伸ばす。そのまま焼きそばパンを手に取ったとき…

 

「ふぉうひぃれははー」

 

モカが何かを言ってきた。しかもパンをハムスターの如く口に詰め込んだ状態で。

 

「うん、とりあえずパン飲み込もうか。なに言ってるかさっぱりわからん。」

 

「お待たせしました。こちらコーヒーになります。」

 

「つぐみ、ナイスタイミング。」

 

「ひゅぐあひぃふぁほ~」

 

「だから飲み込んでから言え。」

 

モカはそのままコーヒーを受けとるとそのまますすり口の中の物を飲み込んだ。それを見届けた俺も同じようにコーヒーを啜った。

 

「あちっ」

 

そう言えば俺猫舌だったんだ。とりあえず何事も無かったかのようにコーヒーを静かに置いて冷めるまで待ちますか。

 

「で、何言おうとしてたんだ?」

 

「いや~実はさ~…………あれ?あたし何言おうとしてたんだっけ~?」

 

「………またか。」

 

「いや~ごめんごめん~。」

 

「あはは…。相変わらずだねモカちゃん…。」

 

「でも忘れる位なら大したこと無かったのかな~?」

 

「なんだろうな。そう言われると逆に気になるんだけど。」

 

「言われてみれば確かに。」

 

「じゃあ~二人で当ててみる~?」

 

と言われたので俺とつぐみでモカの考えていたことを当てようと思う。というかモカの考えることと言えばパンか?いや、さすがにそれは単調すぎるか。だとすると…。

 

「もしかして新作パンのこととか?」

 

「うーん…違うかな~。」

 

「そっかー。」

 

「つぐざんねーん。」

 

「うーん…。遼くん何かわかる?」

 

「多分…『この間バイトしてたらひまりが来てからかった時の反応が面白かった』とか?」

 

するとモカは考えるような素振りを見せた後、思い出したかのような顔をした。

 

「おお~。それだよ~。」

 

「まあパンじゃなかったらそんなところかな~と思ってな。」

 

「おお~流石遼~。モカちゃんのことを良くわかってるね~。」

 

「そりゃ何年幼なじみやってると思ってんだ。で、どんな反応だったんだ?」

 

「ああ~…実はさ~」

 

とモカが当時のことについて話始めたところで店のドアが開いた。

 

「つぐやっほー!」

 

噂をすればなんとやら。これから話題にあがろうとしていた人が来たではないか。

 

「あれ?遼くんとモカ?」

 

「おお~ひまりおはよう。」

 

「やほ~。」

 

「二人とも早いね。もう来てたんだ。」

 

「パン買いにいってからそのまま直行したからな。」

 

「そうなんだ。」

 

「そ~そ~。」

 

「まあ俺ら開店前から来てるけどな。ていうかつぐみ、今何時?」

 

「えっと…今9時だけど…。あ、じゃあ私お店の看板変えてくるね。」

 

つぐみはそのまま表に出て店の看板を〈OPEN〉に変更した。今は開店早々でお客さんが少ない時間帯なのでそのままこちらに戻ってきた。

 

「それでね~。あの時は~。」

 

「えっと…本人目の前にいるのにその話進めるんだ?」

 

「良いんじゃない~?だってひーちゃんだし~?」

 

「そう言えば確かに。」

 

「えっ?何?なんの話?私の事?」

 

「あれは一昨日のコンビニのバイト中のことで…」

 

 

 

 

~回想~

 

「しゃーせー」

 

「いらっしゃいませー!」

 

「リサ先輩、こんにちは。」

 

「ひまりじゃーん!今日はスイーツ買いに来たの?」

 

「はい!話題の新作スイーツが出たと聞いたので!」

 

「おー!流石スイーツ女子だね。」

 

「それじゃ会計しまーす。」

 

ピッ…

 

「こちら210カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「300カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「195カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「254カロリーが1点で~合計で959カロリーになりま~す。」

 

「もー!モカー!」

 

 

 

~回想終了~

 

 

 

 

 

 

「ということがありました~。」

 

「ホントあれは流石に酷くない!?」

 

「というかそれで値段の計算大丈夫だったのかよ。」

 

「気になるところそこ!?」

 

「大丈夫~ちゃんとやってたよ~。リサさんが~。」

 

「結局リサ先輩頼りかよ。というかまあひまりは

……御愁傷様でした。」

 

「でもレジ通す度にカロリー計算するのはおかしくない!?リサさんも隣で必死に笑い堪えてたからね!?」

 

「あー…成る程ねー…。」

 

「って遼も納得しないでよ!女の子はそういうことに敏感なんだから!」

 

「おお…ごめん。というか逆にモカって女の子なのに気にしてないよなそういうの。」

 

「そりゃ~ひーちゃんにカロリーを送ってますからね~。」

 

「だからモカーッ!!」

 

「まあまあひまりちゃん…良かったらコーヒー飲む?」

 

「つぐ~……。もう飲む!それとフルーツタルトもお願い!」

 

「おいひまり…カロリーがどうのこうのってのは…。」

 

「今日は忘れる!甘いもの食べて忘れるもん!」

 

「あ、うん。じゃあちょっと待っててね。」

 

そしてつぐみはひまりに出すコーヒーとフルーツタルトをつくるために奥に入って行った。

俺の目の前ではモカが相変わらず何食わぬ顔してパンを頬張ってるし。ひまりは机にひれ伏している。

長年幼なじみやって一緒にいるものの時々女の子という存在がわからなくなってくる。そんなことを考えながらコーヒーを一口啜るのだった。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?相変わらず内容薄くてすみません。書いてると思うんですが、想像を文章にするのって難しいですね。でもやり始めたからにはちゃんとやっていこうと思います。

それではまた次回お会いしましょう。

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